原作通りにならない僕アカ   作:オリオリ

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第四話 何気ない日常

「今日はいい天気だ」

 サンサンと照り付ける太陽に、初夏の若々しい緑の香り。

 美味しい朝食を食べて、栄養もしっかりと摂った。

 二時間くらい眠れて、意識もすっきりしている。

 

 今日はどこをパトロールしようか。

「もう何度言ったかもわからないんだが……アンタはいい加減休むと言う事を覚えろ! このヒーロー馬鹿!!」

「ぐはっ!?」

 声が聞こえたと同時に頭に凄まじい痛みが走った。

 こ、この最近慣れ始めてきた鈍痛と声は……!

 

「し、神綺君……毎度毎度ッ……非常に痛いのだが……ッ!!」

 視線を向ければ、いつもの白いワイシャツに黒のパンツ、白衣と言ったヒーローコスチュームに見えないコスチュームを着た彼女がいた。

 

 彼女は私の抗議など全く気にせずに、ぎろりと鋭い視線で私を睨んできた。

 マッスルフォームである私の胸に届くかどうかと言うくらいの身長だと言うのに、凄まじい威圧感だ。

「……今度はどれだけ休みなしで働いた?」

「……あー……」

 

 物理的な圧力すらも伴いそうな視線から逃げるよう目を逸らす。

 するとそれを阻止するかのように、細く白い手が私の顎を掴んで、目を合わせるように動かされた。

 

 じっと私を見る目には小さな魔法陣が浮かんでいる……これは逃げられない、いつものパターンだ……

 観察が終わったのか、顎を掴んでる手に力が強くなっていくのを感じ、冷や汗が流れる。

「身体を見た所、最後に会ってからずっと休んでないな? 画風で誤魔化してるみたいだけど目にクマが浮いてる。夜も動き回って寝てないのかアンタは……!!」

 

 言葉がきつくなり、顎を掴んでいた手が頬へと移り、思いっきり引っ張られる。

 ……凄く痛いんだが……何気に個性で浮いてるし、筋力も絶対強化してるね……

 しかも目線が同じくらいになっている……なんだか落ち着かない……

 

「し、神綺君……ほ、頬が千切れてしまいそうなんだが……」

 私の言葉に彼女はにっこりを笑みを浮かべた。

 ……目は全く笑ってなくて、非常に怖い。

 どこか師匠を彷彿とさせる笑みだ。

 

「気にするな、千切れても私が治してやるからな。そろそろ堪忍袋の緒が切れそうなんだが……まだ私の言う事を聞くつもりはないのか?」

「そ、それは勘弁願いたい……で、できるだけ善処する」

 私がそういうと、頬を引っ張る力が強くなった。

 千切れる! 千切られてしまう!?

 

「それは前も聞いた。確約しろ」

「わ、わかった!! 約束する!! これから絶対に休息日を作る!」

 笑っていない目に殺気が宿り始めるのを感じて、急いでそう告げた。

 

「最低でも週一で休め」

「それは多すぎ……いや、わかった! わかったから!!」

 頬を掴んでいない方の手から紫電が走り始めたのを見て、すぐさま降参する。

 ……何故か彼女の言う事にはあまり逆らえない……なぜだ……?

 

「……はぁ……オールマイトはもう少し肩の力抜きなさいよ」

 神綺君はため息をつくと、近くのソファへとふよふよと移動していき、そのまま落ちる様に腰かけた。

 私の呼び方がようやく元に戻ったのを聞き取って、小さくため息をついた。

 

 神綺君は怒ると言葉遣いがかなり荒くなる。

 手が出てきたらもう猶予は全くない。

 それがわかるほど怒られていると言うのは情けない限りだが……

 

「……神綺君の言い分もわかるのだが……」

「ヒーロー飽和社会で、絶対にオールマイトが必要なんてことは早々ないわ。周辺地域には私の使い魔を飛ばしておく。何かあれば教えてあげるし、ついでに転送してあげるわ。だから今日は休みなさい」

 そう言って彼女は魔法陣から本を取り出して読み始めた。

 

「……仕方ないか」

 個性を解除して、トゥルーフォームになってソファに座る。

 テレビを適当に眺めて、ふと隣に座る神綺君へと視線を向けた。

 

 腰まで届きそうな長い金髪は、傍目から見てもさらさらとしている。

 特に縛ったりもすることなく、神綺君が動くたびに流れるようにして落ちる。

 

 理知的な青く綺麗な瞳は、時に力強さを、時に優しさを、彼女の感情を鮮やかに映し出す。

 顔も非常に整っており、男性に人気も出るだろう……んん??

 

 何か胸の奥がざわざわするような……?

 思わず胸を押さえて首を傾げるが、そのまま観察を続ける

 

 私はよく画風が違うと言われるが、彼女もまた別の方向で画風が違うと思う。

 それくらい、彼女は美しく見える。

 

 肌も白く、全体的に細いが、数か月前のやり取りで何気に力が強い事もわかっている。

 強化の魔法でも使っていたのだろうと思うが、それでも私が本気で対応しなければいけないくらいだった。

 

 どう見ても高校生くらいの少女にしか見えない。

 制服を着れば、例え本当の年齢を言われても信じられないだろう。

 

 

「…………そんなに見詰められると穴があきそうなんだけど」

「む、不躾だった。すまない」

 苦笑しながら私の方を見た神綺君に謝る。

 確かに女性をじっと観察するのは失礼だったな。

 

「まぁいいけど……何かあった?」

「いや、神綺君は美少女だねと思っていたのだ」

「……もう少女って言われるような年でもないんだけどね」

 神綺君ははきょとんと眼を丸くして、次いで苦笑した。

 

「美、と言う所は否定しないのだね」

 私がそういうと、彼女は可笑しそうに笑った。

「まぁね。自分で言うのも変だけど、私は私の容姿を客観的に見ることができるから、私も美人だなぁって思う事が……って、これじゃナルシストみたいだけどね」

 

 自分を客観的に見れるとはどういうことだろうか?

 彼女の言葉に首を傾げてると、また可笑しそうに笑われた。

 

「気にしなくていいわ。理由は……そうね、まぁ、秘密なのよ」

 そう言って楽しそうに笑う神綺君を見て、思わず私の口にも笑みが浮かぶ。

「なんだいそれは。教えてくれないか?」

「だぁめ。女は秘密を着飾って美しくなるっていうらしいから」

 クスクス笑う神綺君に胸の奥が熱くなる。

 

 神綺君といると、こうして胸が熱くなる時がある。

 一体何なのだろうか。

 ナイトアイや直正君に聞いても、何故かにやにやと笑われる。

 そういえば、携帯で連絡とるようになったのも彼らの所為だったな。

 

 そのおかげで 今では神綺君も友人と呼べるほどの仲になった。

 この数カ月で親友と言ってもいいくらいに遠慮もなくなった。

 

 電話で連絡を取っている内に、徐々に敬語が無くなり、色々と話せるようになった。

 時々ちゃんと休んでいるかと聞かれて、私はそんなに軟じゃないさと返していたら、ある日突然拠点に現れて強制的に寝かしつけられた。

 思えばあの時から神綺君は完全に遠慮しなくなった。

 

 心配されていると言う事はよくわかる。

 だからか、彼女の言う事に逆らう気が起きず、こうして従ってしまう。

 これも言うと直正君たちはニヤニヤとするんだが……本当になぜなんだ?

 

「オールマイト」

「なんだい?」

 思考に耽っていたら、名を呼ばれたので声がした方に顔を向けると、神綺君が冷蔵庫を漁っていた。

「食材は色々あるみたいだけど、何か食べたいものはある?」

「これと言ったリクエストはないな。君が作る料理はどれも美味い」

 

 そういえば、こうして食事を作ってくれるようになったのはいつからだったか。

 気が付けば、彼女が来る日は必ず食事を作ってくれるようになっていた。

 

 神綺君の料理はどれも一級品で美味しいから、私としては嬉しいのだが……なんだか申し訳なくなってきた。

「それが一番困るのだけどね……なら、野菜たっぷりのクリームシチューにしようかな。野菜の傷み具合から見て、食事もおろそかにしてるみたいだし」

「……HAHAHA、言われるほどではないと思うぞ!」

 呆れたような目で言われて、思わず乾いた笑いで反論する。

 

「へぇ……今日の朝食は?」

「………………ジャムパンとコーヒー」

 私の言葉に彼女の視線がジトッとしたものに変わる。

 

「昨日は?」

「……朝にチョコパンとコーヒー、昼にメロンパンとコーヒー、夜にアンパンとコーヒー」

「全部菓子パンとコーヒーだけじゃないの」

「ぬぐぅ」

 完全にジト目で思いっきりため息を吐かれた。

 違うんだ、最近菓子パンにハマってしまってだな。

 

 心の中で反論するが、最近まともに食事をした覚えがないので口を閉じる。

「食事が楽しめるようになって嬉しいのはわかるけど、バランスよく食べないとだめよ。平和の象徴が不養生で倒れるとか笑えないから」

「……すまない」

 完全にお見通しだった。

 体が治ってからの私はそれはもう色々と食べた。

 自分で色々つくりもしたし、食べにも行った。

 

 だが最近はあんまり手の込んだものは活動の邪魔になってしまうので、どうしても片手ですぐ食べれるものにしてしまうのだ。

 

 ……結果、こうして怒られるわけだが。

「食事の時間くらいちゃんと取りなさい」

「……はい」

 思わず正座して頷いてしまったのは、いつもの事だからではない……はずだ。

 クリームシチューは非常に美味だった。

 

 

 

 神綺君と最後に会ってから数日後、私は携帯を片手に立ちつくしていた。

 ヴィランを捕まえて、警察に引き渡したら直正君に、神綺君にちゃんと連絡するように言われてしまった。

 前回から一週間も経ってないんだが……そんなことを思いながらも神綺君と話をするのは楽しいので、とりあえず言われたように電話をした。

 

「君が弟子をとった!?」

『えぇ、緑谷出久君っていう子なんだけど、あの子凄いわよ』

 聞こえてくる声はすごく楽し気だ。

「君が言うほどなのかい?」

 神綺君が凄いと言うくらいの個性を持った弟子なのだろうか。

 

『無個性の子なんだけどね でも、心が凄く強いの。まだ小学生なんだけど、私が課したギリギリのノルマを死に物狂いでクリアするの。オールマイトみたいに笑って人を助けるヒーローになるんだって。貴方みたいな自分の体も大事にしないヒーロー馬鹿になったら困るけど、そこは私がうまく導いてあげればいいしね』

「無個性なのか!? それと、ヒーロー馬鹿は酷くないかい?」

 その少年は凄く運に恵まれたな。

 

『事実でしょ。私の思うヒーローになる条件は諦めない事、個性のあるなしなんて関係ないわ。ただ……心を試すために、ちょーっと意地悪しすぎた気がするけど、それでも彼はヒーローになるって私に宣言したわ。だから私も手伝ってあげることにしたの』

 

「意地悪と言うのが凄く気になるが……神綺君が認めたのだ、きっとすごいヒーローになるだろうな」

 少し先代との事を思い出したよ。

『もしかしたら貴方よりもすごいヒーローになるかもよ? 意地悪した後、彼の心はもっと強くなったし』

「本当にその少年は大丈夫なのかい!?」

 神綺君が心を試すときに手加減する様子が全く浮かばないのだが!?

 

『大丈夫だったから、弟子にしたのよ。…………ちょっと危なかったかもしれないけど』

「最後にさらっと聞き流せないこと言ったね!?」

『何言ってるのかわからないわね』

 白を切る神綺君に思わずため息が出る。

 

『……あそこまで直向きに頑張ってる姿は、私からしたら少し眩しすぎるけどね……』

「……神綺君?」

 少し力のない声に、何故か胸の奥がざわついた。

 

『いけない、もうこんな時間ね。次の準備があるから、今日はもう切るわね』

「あぁ……神綺君」

『なに?』

 

 何かを言わなければいけない。

 そんな思いに駆られて、何も考えずに言葉が口に出た。

「私はずっと君の味方だ」

『……ぷっ、なにそれ。いきなりどうしたの?』

 クスクスと笑う声に、顔が熱くなるのを感じた。

 

「いやなに! なんとなく言いたくなっただけさ! HAHAHAHA!」

『変な人……でも、まぁ……ありがと……』

「お、おう」

 なんだろうか……何故か心にグッときた。

『それじゃあまたね、おやすみ』

「あぁ、おやすみ」

 

 プツッ、と言う音と共に途切れた携帯を見る。

 何故か胸の奥が熱いし、顔も熱を持っているようだ。

「……私は風邪でも引いたのだろうか?」

 吹き付ける夜風が凄く気持ちよかった。

 

 

 

 

 神綺君に言われて作った休養日。

 あまりにも暇だったので、神綺君が育てている弟子を見に行くことにした。

 地図アプリを使って、神綺君が弟子の修行場として使っているという海岸まで来た。

 

「ふむ……確かこのあたりだったと思うが……」

 夕焼けに染まった海岸を見渡すと、端の方に二つの動く影が見えた。

 ……というか、一つは影そのものだった。

「神綺君の魔法か」

 

 もう対人戦闘訓練までしているのか。

 入れ込みようが半端ではないな。

 今回はトゥルーフォームで来ているので、誰かに話しかけられることもないだろう。

 

 歩み寄れば、階段に座って少年の様子を見ている神綺君がいた。

「やぁ、神綺君」

「……オールマイト? もしかして、私の弟子の様子でも見に来た?」

 神綺君は私の姿を見ると目を丸くした。

 

「その通り。それで、彼がそうなんだろう?」

 

 目をやれば、影の攻撃を受け流し、そのまま相手をつかみ取って投げていた。

 投げられた影は、空中で身体をひねって体勢を整え、少年へと攻撃を加える。

 どちらも動きが似通っている……?

 いや、あれは同じ動きではないか?

 

「どう? 見た感じ」

「影も少年も良い動きだ。力で抑えるではなく、技術で受け流し利用する。合気を交えた総合格闘技か」

「ただのごちゃまぜ流派だけどね。あそこまで混ぜ込んだらもう我流みたいなものかしら? 合気柔術、空手、中国拳法、ムエタイと色々と仕込んだのは私だけど、それを纏めてうまく形にしたのはあの子。すごいでしょ?」

 得意げに笑う神綺君に頷く。

 

「それだけの武術をあの短期間で教え込むとは……彼の才能は相当なものだね」

「…………まぁ、そうかもね。彼自身は天才じゃないけど、言葉を借りるなら努力する才能があるのよ」

 ドゴンッと言う音と共に、彼と影の拳がぶつかり合い砂浜の一部がはじけ飛び、一方がよろけた。

 

「まだまだああああ!!」

 どうやら押し負けたのは彼の方だったようだ。

 動きも大分鈍くなっているが、それでもあきらめずに影へと挑んでいる。

 がむしゃらにひたむきに挑戦する姿に、昔の自分を思い出した。

 無個性でもヴィランを抑制する正義の柱となる、と決めて走り続けたあの日の私がそこにいるのを幻視した。

 

「……昔の私を見ているようだ」

「随分高評価ね」

「身体能力も悪くない、技術はまだ粗削りだが小学生であることを考えると驚愕物だよ」

「彼の努力の結晶ね。体には常に負荷をかけて効率的に身体を鍛えてるし、技術においてはスペシャリストがいたからね。技術指導の時間はかなりのものよ。今の彼に勝てる人は、中学生も含めてそう多くないと思うわ」

 

 神綺君の言葉を聞きながら、顎に手を当てながら考える。

 神綺君の言葉通りなら、このまま効率よく鍛えて行けば、素の身体能力ならワン・フォー・オールを継ぐ前の全盛期の私を超えるかもしれない。

 そんな彼にワン・フォー・オールを渡したらどうなるか……。

 

 見た所、個性がない分より技術を鍛える方針の様だ。

 それならワン・フォー・オールを渡しても、その技術をうまく使う事もできるだろう。

 神綺君曰く、彼は決してあきらめない強靭な心を持っているらしい。

 

 平和の象徴として……候補の一人になり得るな。

 しかし、彼は神綺君の弟子。

 何も説明せずに、彼を後継者とするわけにもいかないだろう。

 

 ……今はまだ様子見だな。

 ナイトアイも後継者候補を探すと言っていたが、まだ連絡はない。

 私の怪我も完治しているから、まだまだ時間はたくさんある。

 

「けど……私でいいのかな」

「うん?」

 考え事をしていたら、どこか弱ったような声が聞こえた。

「私はさ、強い個性をもって生まれてきたから、イズくんの様に挑戦したことがないんだ。言ってしまえば私は個性特化型だからね。私よりもずっといい師匠がいるんじゃないかって思うの」

 技術指導すらも個性任せだからね、と弱々しい笑みを浮かべる神綺君に内心で驚く。

 

 正直、個性特化型とは言え君は素でも強いと思うのだが。

 そんなことを思ったが、初めてしっかりと聞く彼女の弱音を黙って聞く。

「オールマイトは戦闘経験も豊富だし、あぁ言った武術に関しても自分の経験を教えられるでしょ? その言葉にはちゃんと重みがある……けど私の言葉にはそれがない。だから彼の師匠でいてもいいのかって思うことがあるの」

 はぁ、とため息をつく神綺君に私は思ったことを言う。

 

「君は弟子の事をすごく大事に思っているじゃないか」

「え?」

 きょとんとした顔で私を見上げる神綺君に笑ってやる。

「だから彼は君の教えを忠実に守っているのさ。そうして弟子の事を大切に思ってくれる師匠だからこそ、文句なんてでないのだろう。事実そうして彼は強くなった。そしてこれからも彼は強くなる。それでも不安に思うなら聞いてみればいいさ」

 にっこりと笑って親指を立てた私を見て、神綺君は呆れたように笑う。

「ふふふ、聞けるわけないでしょ。あの子ならどういうかわかるもの」

 

「ならば、神綺君も彼を信じるのだ」

「……良い弟子は師を育てるってやつかしら」

「そういうものだ」

 私はまだ弟子を持ったことないからわからないがな!

 

 最後の最後で情けない事を思いつつも、地平線へと落ちようとしている夕日を見る。

 修行もそろそろお開きだろう。

 

「……愚痴……聞いてくれてありがと」

「何か言ったかい?」

「なんでもないわよ」

 べっと舌を出して笑う彼女は、どこか子供の様だった。

 

 

 




信じられるか……これでこいつら付き合ってないし、自分の気持ちも自覚してないんだぜ……(砂糖吐き)

思うがままに書いてたらこうなった。
けど、恋愛タグも入っているから別にいいよね……?

それと主人公のTSに関しての気持ちを少し説明。
あるアンケートで来世は男→女、女→男になりたいという方が結構居たので、この主人公は来世で女になってみたいと思っていたタイプの人間です。
なので、女であることに葛藤などはあまりなかったタイプですが、未だに男性に恋したことはありません。
初々しい三十路と四十路……ありじゃない?

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