リリカルマジカル頑張ります?(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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これから山場ですね、今週も夜勤なので更新の方は悪しからず。 うまくいけば今週で終わるかな?

本編どうぞ!


第十四話

地上本部公開意見陳述会、ようはお偉方が集まって、意見交換しましょうね。 っという会に俺達六課もお呼ばれしている。 正直言ってこういう場にいるなら、ヴィヴィオのそばに居たいのだが。 朝からどうにも嫌な予感するし、いざとなったらテレポートがあるので、今回は泣く泣くついてきたのだが

 

「お前は相変わらずだな」

 

「おや? ゼストさんじゃないですか」

 

地上本部のエース、ゼストさんが直々に声を掛けてくるなんて珍しい。 目の前の新人たちも固まってるし

 

「お前は......まぁいい、どうしたんだそんなにそわそわして」

 

「娘を置いてきた罪悪感が」

 

「冗談も休み休み言え」

 

「それが本当なんですよゼストさん」

 

「そうですよ」

 

「お兄ちゃん!?」

 

「お母さん」

 

おおぅ、なぜか集まってほしくない人たちが来たぞぅ!丁度いいので逃げようとするのだが

 

「あら、どこに行こうとしてるの?」

 

「あはは、メガーヌさんじゃないですか......HA☆NA☆SE」

 

「諦めなマリオ、お前には話があるからな」

 

「くっそー!どうせお前はティアナに関してだろうが!愚痴とか文句ならこの間の飲み会で聞いたわ!!」

 

肩に手を置いていい笑顔で言ってくるが、その話は聞き飽きた

 

「お前ら、そういう関係ない話は後にしろ。 お前に聞きたいことがある」

 

相変わらず真面目なゼストさん、それはそうと真面目な話があるようだ。 こうなっては逃げるわけにもいかず、話を聞くことにする

 

「なんですか?」

 

「今日のこの場所のことだ、警備は他の部隊に任せたとはいえ完璧だ、だがお前はどう思う、マリオ」

 

「だからその名前で呼ばないでくださいとあれほど......まぁいいや、確かに軽く見て回った感じ警備は完璧ですね、でも」

 

「やはりか......お前の勘はよく当たるからな」

 

「まーだあの時のこと言ってんですか? まぁ当たるのは否定しませんけど」

 

俺には原作の記憶があるが、もはや時間とともに風化してきていて、ほとんどないに等しい。 だが、この世界に居たら勘が鋭くなり、そういうことに関しては敏感になっていた

 

「どういうこと?」

 

「まぁ、昔色々あったんだ。 やっぱどうにも嫌な予感がす」

 

直後爆発音がする

 

「ゼストさん」

 

「管制室、なにがあった!管制室!」

 

「フェイト、なのは! はやてに何かあったらまずい、はやてのとこに行け! フォワード陣は」

 

「私が行くわ」

 

「お願いします。 フォワード陣はギンガと合流してクイントさんの指示に従え!」

 

「了解!」

 

「わかったけどマー君は?」

 

「俺はどうにも嫌な予感が止まらん、ヴィヴィオのところに行く」

 

「ヴィヴィオをお願い、クレナイ」

 

「まかしとけ。 ユーリ!」

 

「はい!」

 

「「ユニゾン、イン!」」

 

「テレポート!」

 

一瞬で六課の隊舎に移動したが、大量のガジェットに囲まれ、所々焼け始めたいた

 

『ディアーチェ達は!?』

 

「あいつ等なら大丈夫だろ、そんなことよりガジェットを一掃する! ライトニング、ナハト!」

 

「「セットアップ」」

 

デバイスのリミッターと任意で解除できるリミッターをすべて解除し、ローリングバスターライフルでガジェットの半数を殲滅する。 残ったのは誘導弾と射撃で殲滅する

 

『シュテル、レヴィ、ディアーチェ!返事しろ!!』

 

『主ですね、今ヴィヴィオの部屋にいます』

 

『シュテルか、すぐに向かう!!』

 

ヴィヴィオの部屋、つまりなのはとフェイトの部屋に向かうと、傷だらけのシュテルがいた

 

「シュテル!」

 

「すみません、主。 少し油断していました」

 

「馬鹿野郎!!そんなんはどうでもいい、傷は浅いみたいだな。 ヒール!」

 

「パパー!!」

 

「ヴィヴィオも無事か、よかった.......」

 

シュテルとヴィヴィオを抱きしめながら、シュテルにヒールを掛ける。 俺からの言葉もあり、ヴィヴィオをシュテルが見ていたのだが、いきなり六課に大量のガジェットが転送され、瞬く間に火の海になった。 非戦戦闘員の避難が完了してから、ガジェットの掃討にレヴィとディアーチェがおこなったようだが、途中から戦闘機人が乱入、数によって段々と追い込まれてきたところに俺が来たようだ

 

「レヴィやディアーチェは?」

 

「どこかで戦闘しているものと思われます、どうしますか主」

 

「お前らや、ヴィヴィオ、そしてこの隊舎をこんなにしてくれた落とし前、つけさせてもらう!!」

 

気配を感じ、後ろに砲撃をするが、どうやら致命傷は与えられなかったらしく、気配は遠ざかっていく

 

「お見事」

 

「行くぞシュテル、どちらにしろここに固まってるのは危険だ」

 

「はい」

 

ヴィヴィオを抱いたまま飛行魔法で外に出る、シュテルと背中合わせで周囲を警戒するが、ガジェットばかりで戦闘機人が出てくる気配がない

 

「主殿!!」

 

「くれない!」

 

どうやらレヴィとディアーチェも逃げられたようで、合流してきた。 揃ったのはいいが、敵の数が分からない以上油断はできない

 

「ユニゾンするぞ、数を減らすのは危険だが埒が明かない」

 

「了解だ、主殿。 モードトリニティ」

 

「「ユニゾン、イン」」

 

ヴィヴィオをしっかり抱きかかえながら、周囲を警戒する。 フォートレスを展開して、警戒していると突如フォートレスからアラートが鳴り響く

 

『くれない、後ろ!』

 

「わかってる!」

 

後ろから来た後は、死角を取るように攻撃してくるが

 

「なかなかいいコンビネーションだが、それだけじゃな!!」

 

「リンク完了、ブラッディーダガー」

 

死角がないように全面に展開し、一斉射。 何人かは動きを止めたようで、その隙に一人に近づき

 

「ペインバインド! 後これもくらっと、け!!」

 

痛がってまともに防御できないであろう頭に、手加減一切なしの踵落としをお見舞いする。 地面に大きなクレーターができ、ピクリとも動かない。 どうやらうまくいったみたいだ、その動かない上に、チェーンバインドをし、動きを封じておく

 

「妹を、よくも!」

 

「てめえらが言えたことか!!」

 

この状況で真正面から向かってくる、戦闘機人の一人、俺はそれを槍を投げ対応する

 

「そんなもん!」

 

「ばか、それは囮だ!」

 

どうやらこっちの動きを見ている奴がいるようだが、そう言っている時にはもう遅い

 

「らぁ!!」

 

チェーンバインドを引っ張り槍を戻そうとする、そうすると当然バインドは巻きついてくるわけで

 

「くっそ、こんなもの!」

 

「ふっ!!」

 

他の奴らの追撃を振り切り、槍で戦闘機人を地面に向かって打つ。 これまた大きなクレーターができたが、それで手を緩めず最大速度で突きを放つ。 もちろんとんがった部分ではなく、石突きでだ

 

「こんのー!!」

 

「はぁ!!」

 

さらに向かってくる最後の二人、両方から挟撃を掛けようとしているようだが

 

「甘い!!」

 

モードブレードにし、バリアジャケットをパージ。 早くなったスピードを使い、魔力刀を首筋にあて

 

「レヴィ!」

 

『それ!!』

 

レヴィの手加減なしの電気変換を使い、気絶させ、片方には踵落としをしたが防がれる。 まぁそんなのも織り込み済みだけどな。 そのまま加速し、チャージしておいた砲撃で、撃墜する

 

「ナハト」

 

「ファイア」

 

「ヴィヴィオ大丈夫か?」

 

「う、うんー? 一応?」

 

何とも疑問形なようだが、平気なようだ。 少し頭がフラフラしてるが

 

『ユーリ、ユニゾンアウトしたら魄翼、全力展開だ、いいな?』

 

『へ? クレナイ?』

 

「ユニゾン、アウト」

 

ユニゾンを解除すると、俺の胸からは剣が生えていた

 

「ふん、油断したな」

 

「油断? ゴホッ、馬鹿じゃねえのか?」

 

剣を掴み、俺から抜けないようにする。 油断ではなくこれは作戦、ユーリは見ると全力で魄翼を展開しているようだ。 ヴィヴィオもあの中にいるなら安心だし。 俺はためらいなく、セットアップ時点からチャージしていた魔法を開放する

 

「ナハト」

 

「ファイア」

 

ディアボリックエミッション、どうやら剣が消えたところを見ると、退却したようだ

 

「よかった......ヴィヴィオ、まも、れ、て......」

 

俺はそこで意識を失った

 

 




さて、ここが終わってしまうと後はゆりかご編ですが

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