リリカルマジカル頑張ります?(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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やー、昨日は謎のやる気が出なくて、全く書けなかった。 さて話は変わりますが、バーサスはやっぱりクソゲみたいですね、アマゾンでの値段が酷い。 そしてペイル欲しいけど、周りにやってる人がいないのに買ってもなー、というジレンマ

本編どうぞ!


第十話

前回の試験は、再試験にしたのでそれを消化したティアナたちは、より一層訓練に励むようになっていた。 いや、励まされていたか? シュテルは有言実行、とばかりに今までの訓練を見直し、徹底的にティアナを鍛え直していた。 そのかいあってか、短期間にもかかわらずティアナはレベルアップを果たした。 よきかなよきかな。 訓練を見ていたヴァイスと、通信で連絡を取り合っているティーダから苦情が来たが、そんなのは些末なことだ。 そんなことがありながらも、六課は今日も通常通りに運営中、のはずなんだがなぁ......

 

「私も休む!」

 

「私も休まないと!」

 

「私が休まないと、下のみんなが休みずらいやろ?」

 

目の前には、ド阿呆共がふざけたことを言っていた。 上から、アリシア、なのは、はやてだ。 何故こんなことになっているかというと、俺が休みだからだ。 一応この部隊では、俺ははやての下、つまり副隊長クラスの権限を持っているのだが、普段いろいろな部署の手伝いや休んでいる姿を見たことがない、そんなわけで局員から休んでくれと直々に苦情が来たのだ。 このくらい陸に比べれば全然なのだが、俺が休まないと下も休めないし、何より心配させるのもあれなので、休むことにしたのだ。 なのだが、どっから情報を得たのか、こいつらは仕事があるにもかかわらず、休もうとしているのだ

 

「お待たせしました、マリオさん!」

 

「お待たせしました!」

 

入口でバカなことをやっていると、エリオたちも来たようだ。 なので、奥の手を使わせてもらう

 

「ヴィータ、ディアーチェ、頼んだ。 それで? アリシアさんは仕事ほっぽり出してどこ行くのかな? エリオとキャロはちゃんと仕事してるのに」

 

「うっ......」

 

フォワード陣は休みなので、遠慮なく引き合いに出す。 アリシアは恨みがましい顔をしながら、渋々納得したようだ。 なのは? ヴィータにアイゼンで殴られて運ばれていった。 軽くだし、なにより古代ベルカの騎士だ、調節くらいお手の物だろう。 それにしてはすごい音がしていたが。 はやても同様で、殴ったのはアインスだが。 アイツもストレス溜まってるんだろうな、今度適度に発散させてやろう。 そんなわけで残ったのは、俺とエリオとキャロ、それにフェイトとアリシアだ

 

「それじゃあ、エリオ、キャロ、気を付けてね」

 

「はい!」

 

「何かあったら、ちゃんとクーに連絡入れるんだよ? 私やフェイトでもいいけど」

 

「わかりました!」

 

いい返事だ。 さて、いつまでも入口にいるわけにもいかないので、エリオとキャロに声を掛けることにする

 

「それじゃあそろそろ行くぞ」

 

「「はい!」」

 

「フェイトとアリシアも、行ってくるわ」

 

「うん、気を付けてね」

 

「私の分まで休日楽しんできてね」

 

アリシアから重いことを言われたが無視、俺は自分の車が止まっているとこに向かって歩き出す

 

「いいなぁ......」

 

「どうしたキャロ?」

 

俺とフェイトとアリシアを見ながら何かを呟いたようだ

 

「え、あの。 なんか今のフェイトさんやアリシアさん、マリオさんのやり取り見てて、結婚とかしたらこんな風な生活になるのかなって」

 

「あ、僕もわかるかも」

 

「だよね!」

 

なんか二人で盛り上がっているところ悪いが、流石に絶句だ。 その歳でなぜ結婚の話が出てくるんだ、それに俺たちは悪い例だ。 急いで修正するとしよう、エリオやキャロが俺みたいになったら困るどころか死ねる

 

「ご、誤解があるようだから言っておくぞ。 まず俺とフェイトたちは結婚してない。 それに俺は悪い例だからな? あまり参考にしないでくれよ、お願いだから」

 

「どうしてですか? マリオさんと喋ってるフェイトさんやアリシアさん達幸せそうですよ?」

 

その純真な目が痛い! 確かにそうなのだろうが、世間一般的にはNGなのだ。 とりあえずそこらへんを説明する。 したのだが

 

「つまり、普通の人ができないようなことをマリオさんはやってるんですね!やっぱりすごいです!」

 

何故かさらに尊敬を集めてしまう。 これはアレか? 長いこと俺たちと一緒にいたことで、毒されたということだろうか。 そういう話に敏感な、女性であるキャロでさえ尊敬されるし。 とりあえずアレだ、こいつらがもう少し大きくなってから、もう一度話をするとしよう。 そのときはアレだ、ちゃんと常識とか理解してくれるはずだ

 

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あの後、エリオとキャロを適当なところで降ろし、俺は目的もなく公園を歩いていた。 この頃ゆっくり休む、なんてことはなかったし、休んでいたとしても追加の仕事や、寝てるだけだったので新鮮なのだが、一人だと時間を持て余す。 エリオやキャロなんかは、俺と一緒に周りたかったようだが、余り保護者がいるのもどうだろうか、そう思って断ったのだが、やはりエリオとキャロについていた方がよかったかもしれない。 あまりにも暇なので、携帯を取り出しあるところにかける

 

「しもしも?」

 

「ぶっ飛ばすわよアンタ、久しぶりにかけてきたと思ったら......」

 

電話口に呆れた声

 

「悪かったよアリサ」

 

「ん、よろしい」

 

満足そうに言うのはアリサバニングス、俺たちの幼馴染だ

 

「そっちはどうよ?」

 

「相変わらずよ、そっちは?」

 

「こっちは前より暇になったかな」

 

「ムッ、ならもっと電話してくれてもいいんじゃないかしら」

 

「暇になったって言っても、前よりはだよ。 今は新設の部隊に配属されてな、そこで雑用だよ」

 

少しむっとした声、寂しいのだろうか? それを言ったら、怒るので言わないが。 ただでさえこの電話は特殊な作りで、通話するのが面倒なのだ。 こっちの近況をあらかた説明し終える

 

「ふーん、はやてが部隊をね」

 

「あのタヌキがだぞ、びっくりだよなぁ」

 

「なのはたちもいるんでしょ? 色々大変そうねアンタも」

 

「お前をストッパーとして呼ぼうか、真面目に考えてる」

 

「あら、別にいいわよ」

 

くすくす笑って言うアリサ。 コイツは一応親の会社を継いだのだが、まだまだオヤジさんは現役で、アリサが大学に行っているということもあり、今だにオヤジさんが会社を切り盛りしてる。 アリサ乗り気だが、オヤジさんは会社を継ぐかつがないかは、割とどっちでもいいらしい。 娘が幸せなら、ということだ。 

 

「そうだ、パパが会いたがってたわよ?」

 

「マジかよ...... ちょこちょこアリサには会ってるからいいかなぁー、なんて思ってたのに」

 

「早く孫の顔が見たい、なんて言ってるわよ」

 

「うぐっ」

 

くすくすと笑いながら言うアリサ、またそういうコメントしずらいことを、オヤジさんもオヤジさんだよ。 最初は渋ってたのに、いつの間にかアリサに説得されて

 

「娘を頼む」 

 

なんて言い出してたんだから。 ある意味やばかったよ、色々な意味。 そんな風に雑談していると、エリオたちから通信が入ったようだ

 

「すまんアリサ、少し待っててくれ。 仕事の方から連絡が来た」

 

「いつもそうじゃない、まぁいいわ。 わかった」

 

ホーンと理解があって助かりますわー

 

「エリオ、キャロ、どうした?」

 

「すみません、本当は連絡しないで、処理できればよかったんですけど、僕たちではどうにも......」

 

「気にするな、状況は?」

 

「はい、女の子が一人倒れてたんですけど、その、女の子につながれてる鎖にレリックが......」

 

「いや、それは報告してくれて正解だ。 そこならすぐ近くだ、すぐ行くから周囲警戒頼むぞ」

 

「「はい!!」」

 

ベンチから立ち上がり、バレないように加速の魔法をかける

 

「アリサすまんな、緊急で仕事だ」

 

「まぁそんな気はしてたわよ、今度埋め合わせしなさいよ?」

 

「はいよ。 すずかにもよろしく言っといてくれ」

 

「わかったわ、気をつけなさいよ?」

 

「誰に言ってんだかよ」

 

苦笑して電話を切り、俺はエリオとキャロがいる現場に急ぐ




割とすらすらかけた、さぁ、次の話でこの物語のキーパーソンが登場だ! 呼ばせ方どうしようかな

とりあえず、感想評価お待ちしてます

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