リリカルマジカル頑張ります?(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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今日二本目ー、話進めなければ(使命感

本編どうぞ!


第五話

あの後エリオとキャロの訓練を練り直し、毎日疲れてる新人四人が目撃されてるだとか。 訓練も順調に進んでいるようでなにより。 俺は今機動六課を離れ、部隊長であるはやてと、その補佐であるアインス、ツヴァイ、それと本局の用のあるフェイトと共に車に乗っていた

 

「俺は専属の運転手かなんか?」

 

「気にしない気にしない」

 

「ごめんねクレナイ」

 

「いや、気にすんなフェイト。 どうせどっかの誰かさんがやらない報告書チェックだけだから」

 

「誰やろうなー?」

 

「主......」

 

「はやてちゃん......」

 

リイン姉妹がはやてに白い目を向けているが、当の本人はどこ吹く風、口笛を吹きながら外を見ていた。 この二人は一番の被害者だもんなぁ、ディアーチェは自分の仕事こなして手が回ったら見たいな感じだし、俺ははやてから直接仕事回されるし、他の部署の手伝いなんかもするしで忙しいのだ。目的地に着き車を降りる御一行、どうもどっちも用事はしばらくかかるらしいので、俺は変態技術者共にこの間のデータを提出しに行った。 どうも変態共は喜んでいたが、俺には関係ない、というより関わるとろくなことがないのだ。 そんなに長居した覚えはないのだが、時計を見ると思っていたよりも時間がたっていて、車に戻るが誰もいないようだった。 しばらくするとフェイトが駆け足気味に戻って来る

 

「ごめん、待ったよね?」

 

「いや、ぜんぜん。 俺も俺でデータの提出行ってたから」

 

「はやては?」

 

「まだ」

 

立っているのもどれだけ待つかわからないので、先に車に乗り込むことにしはやてを待つ。たわいない雑談をしながら数分、どうやらはやてたちも用事が終わったらしく、車に乗り込む

 

「予定よりずっと早いな、これなら昼飯はエリオたちと食うことができそうだな」

 

「まー君てフェイトちゃんに過保護いう割には、自分もやと思うんやけど」

 

「俺の場合ちょこちょこ会ってたって言っても、ここ最近は仕事忙しすぎてほとんどあってなかったからな、その反動だろ」

 

「わ、私だってこの頃忙しかったよ?」

 

「エリオとキャロは、フェイトさんはよくきてくれましたって言ってたぞ?」

 

そう言ってバックミラーを覗くと、うって顔のフェイトがいた。 その隣に乗っているアインスは苦笑していたが

 

「でもお前たちは本当に仲が良いな」

 

「まぁ、弟妹みたいなもんだしな。 よく懐いてくれてるし」

 

「でもデバイスプレゼントはやりすぎだと思うのです」

 

「あんなもん護身用だ、二人には渡す時にむやみに使うんじゃないって言ってあるしな」

 

「やっぱ過保護や」

 

呆れた声を出すが、そんなのは知らん。 そんな時はやての方に通信が来る

 

「どうしたんや?」

 

「八神指令、貨物列車で護送中のロストロギアが、ガジェットに奪取されそうになっているとの報告が」

 

それを聞いた瞬間、車内に緊張が走る

 

「それで状況は?」

 

「さっき言った通り貨物列車が襲われているようで」

 

「貨物列車は、無人?」

 

「はい、ですが進路上に急カーブがありまして.......」

 

「ライトニングに情報送ってくれ」

 

「了解!」

 

そう言ってライトニングに送られてくる情報を見る。 どうやらチェックは入らなかったようだが、積み荷の中に不明なものがあり、レリックの可能性が高かった

 

「ディアーチェ指令代理より、スターズ及びライトニング分隊に出撃命令を出しました」

 

「人員は?」

 

「スターズは00、01、03、04。 ライトニングは01、03、04です」

 

「となると出たのは、なのは、シュテル、アリシア、新人達か」

 

「そうなると戦力的には十分やな」

 

「っ!現場より離れたところにアンノウン、解析したところ、ガジェットの大群です!」

 

「数は?」

 

「約五十機!」

 

「多いな、でもレリックの確保もあるしな」

 

「フェイトちゃん、行ってもらってええ?」

 

「了解!」

 

「なら止める」

 

車を急いで近くの駐車場に止め、フェイトを下ろす

 

「フェイトちゃんの任務はガジェットの破壊、その後もしレリックを確保できて無いようやったら、合流して封印、確保や」

 

「了解! ライトニング00、行きます!」

 

セットアップし高速で飛び去って行くフェイト

 

「綺麗だなぁ」

 

「せやねー」

 

「まぁそう思ってるのは良いけど、事後承諾だからな、報告書増えるわ」

 

「任せたでアインス!」

 

「たまには主がやってください!」

 

車に乗り込み、そのまま六課に帰ることにした。 ちなみにアインスの言葉をはやては、聞こえないふりをしていた

 

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「はい、クーこれ報告書」

 

「報告書ですクレナイ」

 

「そこに置いといてくれ」

 

レリックを無事に確保したその日の夜、部隊長室は戦場とかしていた。 上えの報告書、被害の集計など、今日は寝れないかもしれないな

 

「大変そうだねー、なんか手伝う?」

 

「いや、お前ら今日出撃したし、気を遣わなくても大丈夫だぞ?」

 

今はやてとディアーチェは交代なので、少し遅い夜ご飯を食べている。さっきまではリイン姉妹、俺は最後なのだ

 

「ですが」

 

「特にシュテルは明日教導もあるだろ?」

 

「むぅ、わかりました。 それでは失礼しますねクレナイ」

 

「体壊さないでねクー、お休み」

 

部隊長室を出ていくアリシアとシュテル、するとそれまで黙っていたアインスが話しかけてきた

 

「よかったのか断って?」

 

「まぁ、いいでしょ、見えなくても戦闘の疲れはあるでしょうし、休ませないとな」

 

「まぁそれもそうだな」

 

「でも忙しいですぅ~」

 

ツヴァイが情けない声で言うが、仕方ないのだ、報告書なんてこんなもの。 一つの山が終わり、次の山に手を出す

 

「にしても遅いな」

 

「はやてちゃんたち確かに遅いですね」

 

「王がいるのだから逃げた、ということはないだろうが」

 

「すまぬ、遅くなった」

 

噂をすればなんとやら、ディアーチェが帰ってきたようだが、何故かはやては引きずられていた

 

「どうしたそれ?」

 

「そ、それ扱いは酷いで、いたた......」

 

「ふん、貴様の自業自得だ! まず部屋から出た段階で、我から逃げようとしてな、次は食堂でだな、注文して見回すと逃げようとしておったのだ、最後は食器返却の時でな、またも逃げようとしておったからな、フォートレスを飛ばし殴ったのだ」

 

「どんだけ逃げようとしてんだよ」

 

そんな短時間で三回とか、逆にディアーチェをほめてやりたいくらいだ。 それで当の本人はというと

 

「いやー、だってこの数の書類やん? やるのは構わないんけど、少しでも時間使って減らしてもらおうかなーって」

 

「だから貴様は、食べるのがいつもより遅かったのか」

 

最早呆れた様子のディアーチェ、まぁ呆れられても仕方ないけどな

 

「主、これは主の分ですので」

 

「頑張ってくださいね、はやてちゃん!」

 

はやての机にはすでに大量の報告書があるが、さらにそこに二山追加された。 いい笑顔だなぁリイン姉妹。 その怖さに何も言えないのか、はやては黙って自分の机に追加された二山を見ていた。 そして俺を見るが

 

「今の聞いて俺が力になると思ってるのか? それに俺はこの山を先に何とかしないとな」

 

そう言って自分の机を指す。 はやてほどではないが、俺の机の上も山がいくつか形成されてる。 ハッキシ言って、手伝っている時間はない。 ディアーチェを見るはやてだが、すでにディアーチェは、自分の席について仕事を始めたいた

 

「味方がいない!?」

 

「「「「自業自得だ(です)」」」」

 

その場に膝をつくはやて。 なぜかその背中が、すすけて見えたのは多分気のせいだろう

 

「はぁ......仕方ないから早く終わったら手伝ってやる、仕事始めてくれはやて」

 

顔を上げびっくりしたようだが、徐々にうれしそうな顔になるはやて。 おれもつくづく甘い、そう思いながらやっているスピードをあげることにした

 




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