リリカルマジカル頑張ります?(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

43 / 65
本日四本目ー 本編どうぞ!


第十八話

目が覚めるとry

 

「略されたぞおい、てか紫色とか悪趣味」

 

闇の書の書の闇から出てきたはずなのだが、バリアジャケットや騎士甲冑はおろか、何故か普段着で浮いていた。 そもそも魔法発動してすらいないのだが

 

「マスター」

 

「ああ、うん、いつまでもこうじゃいけないよな、ライトニング、ナハト、セットアップ」

 

「「セットアップ」」

 

騎士甲冑はそのままに、ナハトを始めてセットアップした時の配色に戻し、左手にはランスフォームのライトニングを

 

「てか、ライトニング、エピオンからモード変更引っ張ったのか?」

 

「はい」

 

「それで主、これから闇の書の闇と戦闘をするなら、私たちの修復より、戦闘にリソースを回すことを進言します」

 

「まぁそうだけど、ユーリ、出てこれるか?」

 

「はい、紫天の書の方から出れると思います」

 

「紫天の書」

 

どこから来たのかわからないが、いつの間に手に、紫天の書が来ていた

 

「管理者権限、ユーリ・エーベルヴァイン」

 

「出れたみたいです、それでなんでしょうかクレナイさん?」

 

「いや、ユーリ出れるなら、マテリアルたちも出れるんじゃないかと?」

 

「出れるには出れますが、余計な争いを生むだけかと」

 

「そう言えばお前たちのこと、言ってなかったな」

 

思い出した途端青い顔をする、はやてがとっくの昔に出てるのだ、俺が何かやるとは知っていても、すぐに済むと考えていた可能性がある、しかもだ、あの中で、時間の進みがどのくらい差があるのかわからない、やばい気がする

 

「何とかならない?」

 

「それならユニゾンすればいいんじゃないのー?」

 

「ユニゾン? 出来るのか?」

 

「元よりプログラムはつけ加えた、今の修復率でも十分できる」

 

「じゃあそれで、管理者権限、マテリアル。 マテリアルD、ディアーチェ、マテリアルL、レヴィ、マテリアルS、シュテル」

 

「ふむ、やはり体の具合がいまいちだのう」

 

「僕、参上!」

 

「参りました」

 

「ディアーチェ、シュテル、レヴィー!」

 

泣きつくユーリ、他のプログラムと違って、ユーリは一人で寂しかったのだろうが、生憎そんな時間はない。 外からクロノらしき声が聞こえるし

 

「ほれユーリ、感動の再開は後、今はユニゾンだ」

 

「ぐすっ、はい!」

 

「それではやるか、シュテル、レヴィ!」

 

「りょうかーい!」

 

「はい、王」

 

「モードトリニティ!」

 

「おお!」

 

光ったと思ったら ディアーチェの羽が、黒赤青とカラフルになっていた。 見た目の派手さだけではなく、魔力も上がっているようで、測定しなくてもわかるがSくらいじゃね?

 

「ぬぅ、やはり本調子じゃない故、魔力もいまいちだな」

 

「ですよねー」

 

「行くぞ主殿」

 

「私もです、クレナイさん」

 

「はいよ、ユニゾンイン!」

 

ユニゾンした結果は成功で、見ると髪の色が少し灰色になり、後ろに翼が生えていた

 

「楽だなこれ、制御は任せればいいし、ユーリは飛行の制御よろしくな」

 

『はい!』

 

中から声が響いてくる感覚があるが、これもまぁ慣れるだろう

 

「さてこの邪魔な紫色の破るか、ディアボリックエミッション!」

 

ようやく晴れたそこには

 

「マー君!?」

 

「クレナイ!」

 

「クー!」

 

といろんな人が集まってくる、のだが

 

「とりあえず説明は後、状況は」

 

「色々と言いたいことがあるのだが、飲み込んでおこう。 状況はきわめて簡潔に、アレを何とかしたい」

 

そう言って、クロノの指さした方向には、黒い球体があった

 

「何アレ?」

 

『ふむ、解析の結果、闇の書の闇、その残りかすみたいなものですね』

 

「ほーん」

 

「? 君は誰かと会話しているのか? その、見えない人とでも」

 

「その可哀そうな人を見る目はやめろ、まぁ、お察しの通り、今ユニゾン中だからな」

 

「「はぁ!?」」

 

おお、全員驚いてる、驚いてる

 

「そこらへんも説明後だ。 んで、あれは闇の書の闇の残りかすだそうだ」

 

「え、えらく、かすかすなものになったんやな......」

 

「まぁそうでしょ、試しに攻撃してみるか。 ユーリ」

 

『エグザミアは正常に稼働してます、どうぞ!』

 

「紫天の書.....咎人達に、滅びの光を。 星よ集え、全てを撃ち抜く光となれ。 貫け、閃光! スターライトブレイカー!」

 

「いやいやいや、ちょっと待て!!」

 

「なんだよ」

 

スターライトブレイカーの着弾を確認しながら、クロノに返事をする。 ふーむ

 

『効果なし、ですね』

 

『やっぱり、威力とか関係なしにあれが晴れないとダメか』

 

「何で君が、アレを撃てたんだ!」

 

「これのおかげ」

 

「なんだそれは!!」

 

「紫天の書」

 

「あーーー!!」

 

ついにクロノが壊れたらしい、とりあえず、掴みかかって来るクロノには、障壁を貼り、無視しとく

 

「お、お前は一体何になったんだ?」

 

若干引きながらシグナムが聞いてきたが、なにになったか

 

「別に変らないだろ、助けたいもんを助けた、ただそれだけ」

 

「紅らしいけど、今の状態じゃねぇ」

 

「見た目もそうだけど、雰囲気もガラッと変わってるよ?」

 

「ユニゾンの影響」

 

「いやいやいや!私もユニゾンしてるけど、そこまで変わってないで?」

 

「数が違うんだよ、四人だぞ四人」

 

「・・・・・・大丈夫なのか? 事故とかは?」

 

「あぁ、うん、普通にお前が心配してくれるのは嬉しいわ、ザフィーラ。 他の奴らだと引いてたり、呆れてるからな。 事故については心配ない」

 

「そうか」

 

ザフィーラとの話がひと段落着くと、今度はアースラからで、モニターにリンディさんが映し出される

 

『ちょっといいかしら、クレナイ君』

 

「あぁ、はい、なんですか?」

 

『貴方の魔力なんだけど』

 

「あぁ、どうせ測定不能なんでしょ?」

 

『・・・・・・わかっていたのね』

 

「原因は知ってますので、それについても話はあと。 今はアレでしょ? てかクロノが喚いてうるさいんで、いい加減正気に戻してくれません?」

 

『原因は貴方なんだけど、はぁ......説明は後でしてもらいます』

 

そう言ってモニターが切れる、そしてクロノを除いた、全員に向き直る

 

「さてと、それじゃあ作戦会議を始めようか」

 

「え? でも、あの球体から何か出てきてるよ?」

 

見ると、覚醒が近いのか、触手なようなものが出てきていた

 

「あー問題ない。 ライトニング、魔力いくら使っても構わん、殲滅しろ」

 

「了解です、紫天の書リンク、ブラッディダガー」

 

後ろに展開される赤い短剣、次々に射出されては、展開を繰り返される

 

「うわぁ......」

 

「地味に傷つくからな、ユーノ。 さて、残りかすだから、殲滅しても構わないが、再生能力が厄介だ、それにあの質量を、チリ一つ残さず殲滅になると、周辺の被害が計り知れない」

 

「はい!」

 

「はい、アリシア」

 

「クー一人でいいと思います!」

 

「それでもいいなら俺一人、じゃないなら五人で殲滅するけど」

 

一人と言ったら、中の四人からブーイングが来たので、慌てて訂正する

 

「ううん、私も参加する、これは私の責任でもあるし」

 

「主」

 

「はやて」

 

「はやてちゃん」

 

「・・・・・」

 

多分リインフォースもそう言っているのだろう、はやての目からは確かな意思を感じる

 

「別に止めはしないし、そもそも、人数が多ければ多いほど、辺りの被害も減らせるし」

 

「えっと、どういうことよ?」

 

「俺が広範囲にわたって障壁張れば、被害少なくできるし」

 

「でも、そんなことしたら魔力は?」

 

「今無限に近いから問題なし」

 

「私もやるよ! ここでマー君やはやてちゃんに任せるなんて無責任だもん!」

 

「いや、私もやらないなんて言ってないけどね?でも周辺被害減らせても、クーがサポート周ったら、殲滅できないんじゃないの?」

 

「まぁ、今の俺加減効かないし、攻撃よりはサポートの方がいいと思う。 それにとっておきのがいるじゃない上に」

 

「うえ?」

 

みんなが上を見るが、そこには夜空と雲しかない

 

「エイミィさん、さっきちらと話に出てたアルカンシェル、宇宙上で撃てるでしょ?」

 

『もちろん!管理局の技術、舐めないでよね!』

 

「ということらしい」

 

「でもあんな大きいもの、転送なんかできないよ?」

 

「そこは小さくすればいい。 リンカーコアを衛星軌道上に転送すればいい」

 

「そのために私は、リンカーコアを探せばいいのね?」

 

シャマルさんの言葉に頷く、やることは決まった

 

「マスター、どうやらナイスタイミングのようです」

 

「じゃあ、作戦開始ってことで」

 

それぞれ返事をし、各々の作業に取り掛かり始める 

 




おかしいな、この話で戦闘も終わるはずだったのに...... そんなわけでもう少しお付き合いください

感想評価お待ちしてます

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。