リリカルマジカル頑張ります?(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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やー、仕事で手首痛めた。 タイピングしてると微妙に痛い。 まぁそこまで問題でもないのでいいんですが

本編どうぞ!


第六話

「変ね」

 

「変だね」

 

「「「?」」」

 

「・・・・・・」

 

お昼休み、アリサの呟きにすずかも同意した。 言われた俺たちは、なのはとテスタロッサ姉妹は首を傾げ、俺は無言を貫く。 現状が変と周りに聞けば、十人中十人が変というだろう。 なのはたちの姿に痺れを切らしたのか、アリサが怒りながら口を開く

 

「どう見たって変でしょうが! なんでそんな、介護される人みたいになってるのよ!魔狸男!!」

 

「俺かよ、そしてレモンを俺に投げるな」

 

俺にな。 何故、怒りの矛先が俺に向けられるのか疑問だが、レモンを投げるな。 前にも投げられたけどさ。 ちなみに全く関係ない話だが、レモンは額に張り付いていた

 

「介護ってアリサ、そんなぼけ老人じゃないよクーは」

 

そう言って、俺の額に張り付いたレモンをアリサに返しながら、アリシアが答えた

 

「いらないわよ!? ならあんた達、今日の朝から今までの行動を思い出してみなさい!」

 

「今日の朝から今までを?」

 

「普通に登校して、授業を受けて、今お昼食べてるよね」

 

「お前らは、今のこの状態が普通と申すか?」

 

今の現状、なのはたちは、自分の弁当そっちのけで、俺に食べさせようとしていた。 ちなみに箸は最初に取り上げられていた

 

「マー君がいけないと思う」

 

「クレナイのせい」

 

「クーがいけないと思うよ」

 

三人からジト目いただきましたー、なぜこうなっているかというと、昨日の件が尾を引いてるからです。 まぁ、それが分っているからこそ何も言わなかったわけだが、アリサが言ってくれて助かった

 

「えっと、コウ君が何かしたの?」

 

「ストップ! なにも、モガっ!?」

 

「はーい、アンタは黙ってなさい。 それで何があったの?」

 

俺が止めようとすると、アリサは俺の弁当から唐揚げをつまみ、俺の口にねじ込んできた。 自分の箸でな!アリサは話を聞くことを優先して、そこまで気が回っていなかったらしい。 すずかも、それに気が付いていたのか、俺の弁当から厚焼き玉子を箸でつまみ、口に押し込んできた。 少し恥ずかしそうだが、何故かやり切った感が出てるすずか。 なので、口が一杯の俺は、止めることはかなわず、昨日俺が何をしたのか、伝わってしまった

 

「「・・・・・・」」

 

無言で俺を見るアリサとすずか、うん、怖いんですけど! 何も言わないで無言で見てくるとか、恐怖でしかない。 とりあえず現状このまま、というわけにもいかず、俺は恐る恐る話しかけることにした

 

「あの、アリサ様、すずか様?」

 

「こ」

 

「こ?」

 

「この馬鹿ちんがー!!」

 

「いきなり掴みかかって来るなよ!?」

 

先に動いたのはアリサで、俺に掴みかかってきた。 とっさのことで、何とか踏みとどまり、弁当とかが落ちることはなかった。 まだ食い途中ですからね

 

「今回の件で私とすずかは、力になれないかもしれないけど、相談くらいしなさいよ! はやてのことでしょ!」

 

「いやあの、まだ不確定の情報が多く手ですね? もう少し情報が集まった段階で、お二人にもお話しようと......」

 

目の前で話している少女よりも、奥に控えてる女子の方が、かなり怖いんですが、なので俺の言葉もだんだんしりすぼみになっていく

 

「そ・れ・で・も・よ!」

 

「はい......」

 

「すずか、交代よ」

 

「うん」

 

アリサがすずかに声をかけると、今度はすずかが俺の前で話始める

 

「って言っても、私の言いたいことは、アリサちゃんが言ってくれたから、一つだけね、出来るだけ無理はしないでね」

 

「・・・・・・前向きに検討させていただきます」

 

すずかの優しさなのか言葉を選んでくれるが、絶対とは言えないのでそう答えておく。 流石のすずかも、笑顔が一瞬ひくついたが、何も言ってこなかった。 理解があって大変助かります

 

「ん」

 

「はて? どういうことですかなこれは?」

 

何故か、アリサがそっぽを向きながら、ウインナーを刺したフォークを向けてきた。 流石の意味不明な行動に俺は、そんな風に聞く。 てか待て、そのフォークって確か、なのはが持ってた俺の弁当についてたフォークじゃないか?

 

「ん!」

 

「ふふ、アリサちゃんが食べさせてくれるみたいだよ?はい、あーん」

 

そう言って、俺の弁当に入っていた箸を使い、ご飯を口元にまで持ってこられる。 なのはたちは休み時間が少ないことに気が付いたのか、急いで弁当を食べていた。 片や頬を少し赤く染めながら、こちらをうかがう少女、片や笑顔でご飯を口元に寄せる少女、逃げ道は......あ、はい、ないみたいっすね、周りのヤロー共が、早く食べろみたいな目で、こっち見てるし。 まぁ、気持ちは嬉しいんだが、なんだかなー、人がいないとこなら、そういうのも違うか、なんて考えながら、なされるがまま食べ進める。 空青いなー

 

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結局昼休みの後、三人にアリサとすずかが加わり、手厚く看護され、男子には羨望と恨みがましい視線を受け、女子はなぜか羨ましそうに見ていたのが印象的だった。 帰りも手厚い看護、おもに車で送迎しようとしていたのを丁重に断り、夕食の買い物に来ていた。 念話ではやてたちと連絡を取り、それをもとに買い物をしていく。 今日の夕飯は、和食ということで、それに準ずる材料を買いそろえていく、のだが

 

「ええぃ! いい加減にしろ!」

 

「にゃ!?」

 

「あう!」

 

「いた!?」

 

人の周りをちょろちょろし、あまつさえ野菜と適当にいれていた、三人に鉄拳制裁を加えた。 三人は恨みがましい視線をこちらに向けているが、そんなことはお構いなしに、俺は買い物を続ける

 

「まったく、学校は百歩譲ってやったが、帰りは譲らん。 後野菜は勝手に入れるな、こういうのは吟味が大切なんだ」

 

とりあえず、こいつらが入れていた、野菜を全部売り場に戻し、再び野菜などを選び始める

 

「でも、昨日の今日なんだし、安静に」

 

「しつこいぞフェイト、大体安静にもクソも、今日の朝鍛錬普通にやってただろうが」

 

「うっ!」

 

「でもさ、今日はいつもよりメニュー減らしてたでしょ?」

 

「当たり前だ、いつもの通りやったら、リンカーコア治り遅くなるし、下手したらおじゃんになる可能性がある。 だからシャマルさんと相談して、無理のない範囲で、魔法の制御とかやってたんだ」

 

野菜の吟味中なので一瞬だけアリシアに視線を向ける

 

「そ、それにそれに、今日お兄ちゃんが言ってたよ! 動きが精彩さが欠けてるって」

 

「それも当たり前だっての、リンカーコアは思った以上に、体の各所に影響が出る、今だって体が重いしな」

 

「だから私たちが代わりに」

 

と野菜を入れようとするなのはの手を掴んで止める

 

「勝手に、いれんな」

 

「・・・・・・はい」

 

俺の怒気になのはは大人しく野菜を売り場に戻す、そんな三人の様子に俺は、隠れてため息をつくのだった

 

「お前らの気持ちは嬉しいが、いつも通りに接してくれ。 別に病人てわけでもないし、そりゃあいつもに比べれば、本調子じゃないが普通に生活おくれるぐらいには回復してる」

 

「で、でも......」

 

それでもなお引き下がらないフェイト、他の二人は頬を膨らましたり、しょうがないみたいな顔で見ているのに、フェイトだけは引き下がらなかった

 

「大丈夫だフェイト、俺は大丈夫。 心配してくれてありがとな」

 

「・・・・・・」

 

ゆっくり頭を撫でてやると、それ以上何か言ってくることはなかった。 多分フェイトもわかってるんだろう、俺は意見を曲げないって。 その通りだ、お前らみたく俺も頑固者だからな、意見は曲げんぞ

 

「さて買い物の続きを......フェイト」

 

「もうちょっと」

 

買い物の続きをしようと、フェイトの頭を撫でるのをやめようとしたのだが、何故か腕を掴まれ、もっと撫でるように言われてしまう

 

「はいはい、お姫様の言う通りに」

 

不機嫌そうな顔、撫でないと終わらないと思い、撫でたのだが、今度は別の場所から不満が上がる

 

「フェイトちゃんばっかりずるい! 私も!」

 

「そうだそうだー、私にもなでなでを要求する!」

 

言わなくてもわかるようになのはとアリシアだ、それをなだめるのに時間を要し、夕食が遅れたのは言うまでもない

 

 

 




アレ二期になってから、エリス様でてないような気がする、次かその次には出すけど

まl、感想評価お待ちしてます

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