リリカルマジカル頑張ります?(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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特に書くことないので、本編どうぞ!


第二話

九月、この季節と言えば熱い、その一言に限るだろう、そしてもう一つ学校の始まる季節だ。 夏季休暇と言うことで、長い休みも終わり、学校が再度始まる。 学校が始まるということで、楽しみに思うものもいれば、だるく思うものもいる、俺はその後者だ。 長々語ったが、なにが言いたいかと言うと

 

「学校だるい」

 

「クー?」

 

「クレナイ、そんなこと言ってはいけませんよ?」

 

「せやでー、私なんて学校通えないんやで?」

 

「休学中だから、お前は届け出だせばいつでも通えるだろ。 通わせないが」

 

はやては身体強化系の魔法を使って歩けるようにはなったが、いまだ不安定で急に倒れたりするので危なっかしいのだ。 まぁ、本人に言わせれば、歩けるようになったということで、大変うれしいらしいが

 

「それじゃあ、行ってらっしゃーい」

 

「行ってらっしゃい、クレナイ、アリシア」

 

「行ってきまーす!」

 

「行ってきます、って引っ張るなアリシア」

 

そんな風に騒がしく、アリシアに引っ張られながら自宅を後にした

 

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「あ! マー君、アリシアちゃん、おはよう!」

 

「はよーっす、なのは、アリサ、すずか」

 

「おはよう!」

 

「暑苦しいわねアンタたち」

 

「アリサちゃん、顔に羨ましいって書いてあるよ? おはようコウ君、アリサちゃん」

 

バスに乗り込みいつもの指定席、バスの一番後ろで、なのはの隣だ。 その俺の右隣にはアリシア、なのはの隣、つまり俺と逆側の隣が、アリサ、すずかの順だ。 他の人たちからすればハーレムだが、なのはとアリシアが視線で牽制し合っているため、俺にとってはひたすらめんどくさい。 たまにここにアリサが参加して大変なことになるのだが割愛。 そのアリサだが、すずかに弄られて、というかなのはが言うには、本音を言われているらしい

 

「あー、バスの中は涼しいなぁ」

 

「アンタの場合は、魔法使えば一発じゃない」

 

「おいそれと使っていいもんじゃないだろ」

 

「そうだね」

 

アリサとすずかは念話を使えないので、小声で話している。 幸い周りに人がいないので、誰かに聞かれる心配はない。 あれからというもの、何かにつけて夏休み、この二人は遊びに来ていた。 まぁ、魔法の訓練、と言うことで来ていたのだが。 二人は、よっぽどなことがない限り使わないと、約束してくれているので、デバイスは預けてある。 アリシアは元々、魔法を知っている世界から来ているし、そういうこと関連ならと言うことで預けてある

 

「二人もリニスさんの教えに、ついて行ってたもんね」

 

「まぁ、お稽古事の延長みたいな感じよね」

 

「うん」

 

「魔法基礎をお稽古事の延長とは、お嬢様たちには恐れ入る」

 

「もっと褒めなさい」

 

事実、普通のデバイスとは違うし、手探りなのだが、二人はもう基礎関係は終了しているので、本当に優秀だ、と言うのはリニスさんの言葉だ。 まぁ、なのはの域には達していないので、リニスさん的にはほっとしていた。 それに関しては、あいつがおかしいだけだと言っておいたが

 

「む、今誰かに悪口言われたような気がする」

 

「俺の方向いて言うな、知らんぞ」

 

おまけに勘も鋭くなってきている。 俺の見立てでは、下手したらヴォルケンリッター達がカートリッジシステムを使わなかったら、実力拮抗か、少し下だろうと踏んでいる

 

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「フェイト・テスタロッサです、よろしくお願いします」

 

始業式が終わり、教室につき、簡単な連絡をしたら、転校生の紹介になったのだが、こういうわけだ。 近々転校するのは知っていたが、まさか始業式の日だとは知らなかったから驚いてはいるが、正直言って周りのテンションの高さに引いている。 美少女なのはわかるが、テンション上がりすぎだろう、しかもクラス全員だ。 先生がなだめ、一時的に静かになったのだが、帰りになると質問攻めにされていた。 まぁアリサが静めたから問題ないだろ、何故か俺に助けを求めるような顔をしていたが、クラスでの俺の影響力はそんなにない、なのでアリサに任したのだが

 

「何言ってんだか......」

 

なんて呆れられていた、解せぬ。 そんなこんなで帰り道、結局質問は、すぐに打ち切られることになった、理由など要約すると、はよ帰れと担任が言ってきたからだ。 そんなわけで、今はバスの中なのだが

 

「フェイト、お疲れ様」

 

「ありがとうアリシア、なのはもクレナイも酷いよ......」

 

「にゃはは......ごめんねフェイトちゃん」

 

「まぁ諦めろ、転校生は珍しがられるものだ。 アリシアも最初はあんなんだったし、そのうち落ち着くだろ」

 

「あー、私もあんな感じだったんだね」

 

数か月前のことを思い出しているのか、アリシアは苦笑していた。 アリシアも転校したてはあんなものだった、今は落ち着いているが、まぁ、本人もおしゃべり大好きみたいだし、そういうのもあってすぐに落ち着いた

 

「うぅ........次は助けてね?」

 

「まぁ出来たらな」

 

涙目で上目遣いって反則だと思うんですが

 

「そういえばフェイトちゃん、住むところはどうするの? まだ戸籍とかは出来てないんだよね?」

 

「あ、それなんだけど、えっと、クレナイお世話になるね」

 

照れながら言うのも反則です、そしてなのは、目に光がないぞ、そんな目で俺を見られても、どうしようもないぞ、言いたいことがあるならプレシアさんに言え

 

「へー、そうなんだ」

 

「でも手狭じゃないかな?」

 

おお、アリシアこの空気を変えてくれるか! これ幸いと、アリシアの話題に乗る

 

「まぁ、そうだけど、アリシアとフェイトが一緒に寝ればいいんじゃないか?」

 

「私今リニスと寝てるし......」

 

「なら......俺の部屋か?」

 

「え、えぇ!?」

 

気温が一気に下がった、殺気も感じる、これはアレですわ、選択肢間違った、フェイトは顔を真っ赤にして、ワタワタしているので気が付いていないみたいだが、アリシアとなのはから感じるプレッシャーが色々やばい、今だって冷や汗出てるし

 

「へー、フェイトちゃんと一緒に寝るんだ」

 

「ふふふ、まさかクーが妹に手を出すなんて」

 

「待て待て待て!! お前らは、なにか勘違いをしている。 俺は、アルフもこっちに来てるんだろうから、アルフと一緒に、俺の部屋で寝ればいいんじゃないかと提案しただけだ、もちろん俺は別室だ!」

 

「そうなの......」

 

なぜかフェイトが落ち込みだしたぞ!? だがそれに構っている暇はない、アリシアとなのはのフォローをしなければ俺が死ぬ。 実際殺気などはなくなったが、微妙にプレッシャーが残っているのだ

 

「なんだよ信じられないのか?」

 

「マー君のお家、そんなに手狭だったっけ?」

 

「あれ? なのはに言ってないの? はやての親戚たちが来てること?」

 

アリシアの方のプレッシャーが霧散したと思ったら、爆弾発言してきやがった! 親戚だが、お分かりの通りヴォルケンリッター達のことだ。 再びなのはのプレッシャーが高まっていく。 フェイトもフェイトで気が付いたのか、少し震えていた。 それに気が付いたアリシアは、フェイトの方についてるようで、俺の助けに入ってくれる様子はない。 薄情ものめ! さっきは、お前もなのは側だったというのに!

 

「マー君、詳しく聞かせてもらっていいかな?」

 

「まぁ、そこらへんは、今日家についたら話そうと思ってたから」

 

「よろしくね、それとは別件でO☆HA☆NA☆SI☆しよっか」

 

「お、俺には特に話すことはないぞ!」

 

「私にはあるの」

 

語尾に音符が付きそうなくらいいい笑顔だが、俺には見えるぞ、目が笑ってない!

 

 

 

 




なのはにヤンデレみたいになってるが気にしない、この程度でヤンデレって言っていいのかはわからないけど、そのうち全員なるんじゃね、みたいな適当な未来予告

冗談はさておき、感想評価お待ちしてます!

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