リリカルマジカル頑張ります?(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
今回はまぁA`sと言うより導入みたいなものですが
それでは本編どうぞ!
第一話
六月四日、それは起こってしまう。 いや、予定調和と言うべきか。 はやての誕生会をし、みんなが寝静まった深夜、急激に魔力が上がるのを感じた。 魔力を探知してみると、はやての部屋、と言うことはだ
「夜天の書、いや、闇の書の覚醒か」
急いではやての部屋に向かう、非常時なのでノックしている暇はない、ドアを開けると、宙に浮く闇の書、そして、それを呆然と見るはやて
「はやて! 何があった?」
「なんか目が覚めたと思ったら、あの本が突然宙に浮いてな?」
「ライトニング!」
「闇の書が起動状態に入りました」
「と言うことは」
「はい、始まります」
それにはやては首をかしげていたが、俺とライトニングはわかっていた、闇の書が起動するということは、二期が始まるということ
「ライトニングはそのまま解析を開始してくれ、はやて」
一応はやてのそばにより、手を握る。 すると驚いた顔をしたが、俺が手を握ったとわかったのだろう、いつものような柔らかい笑顔になる。 その間に闇の書が鎖を破壊し、中が見れるようになる、が中は空白で、文字が浮かび上がったと思ったら、閃光に包まれる
「うわっ!?」
「眩し!?」
思わず目を閉じ、光が収まるのを待つ。 ようやく光が収まると、そこに四人の人がいた
「闇の書の起動を確認」
「我らヴォルケンリッター、主の剣となり」
「その英知を主の手に」
「何なりとお申し付けください」
「「・・・・・・」」
流石に俺たち二人は絶句。 いやまぁ、確かに来るとは思ってたけどさ、薄着ですね皆さん、六月とはいえ、その恰好は寒くないですか?
「「「「「「・・・・・・」」」」」」
頭を下げたまま何も言わない四人と、黙り込む俺達。 いつまでもこのままじゃ仕方ない、そう思いはやてに耳打ちする
「はやて、このままだんまりはまずいだろ」
「はっ! せやね、えっと、みんなの名前、聞いてもええ?」
「烈火の将、シグナム。 その愛刀、レヴァンティン」
「鉄槌の騎士、ヴィータ。 鉄伯爵、グラーフアイゼン」
「湖の騎士、シャマル。 風のリング、クラールヴィント」
「盾の守護獣、ザフィーラ」
ザフィーラだけ短い、まぁデバイス使ってないみたいだから、仕方ないけど。 自己紹介が終わったにもかかわらず、頭を下げたままのヴォルケンリッターに、困っているのかこっちに顔を向けるはやて。 顔を向けられても困る
「いや、こういうのって主に忠誠誓ってるし、お前が話したいとおりに話せばいいんじゃないか?」
「そういうものなん?」
「知らんけど、そういうものなんじゃないの?」
「せやなぁ......とりあえずみんな、頭あげて欲しいんやけど、これじゃあ話もできないしな?」
渋々と言った感じで、頭をあげるヴォルケンリッター、俺を睨むのはやめろ
「えーっとな、魔法のことに関しては、こっちのまー君や、知り合いの使い魔さんに教えて貰ってるから問題ないんやけど、そもそも、英知ってなんなん?」
「はやて、説明しただろ......」
「だって、まー君の説明、夜天の書や闇の書って、使い分けてて、わかりにくいんやもん」
「ま、待ってください主」
「ほぇ? なんなん、シグナム」
「夜天の書? なんですかそれは、これは闇の書です」
「え、だってまー君が」
「どういうことだ貴様!」
「いきなり斬りかかって来るなよ、ここ家の中だぞ」
夜天の書、いや、闇の書のことを知っているということは、危険人物と判断し斬りかかってきたのだろうが、すぐにエピオンを起動し、刀で切り結ぶ
「何故闇の書のことを知っている! そして夜天の書とは何だ!!」
「一気に質問しないでくれ、ちゃんと答えるから」
「シグナム! それにみんなも、この人に手を出したら許さへんで!」
それぞれもデバイスを手に、臨戦態勢に入っていたのだが、はやてのその一言で怯む
「で、ですが主!」
「ですがも何もない! この人は私の大切な、大切な......とりあえず、友達で! 大切な友達や、その人を気付つけるのは許さへんで!」
「「「「・・・・・・」」」」
その一言に渋々武器をおさめるヴォルケンリッター、まぁこんなのじゃ納得はしないだろうな
「とりあえず下に行こう、事情を説明する。 後、扉の後ろにいる二人も一緒に下行くぞ」
「ばれてましたか」
「流石にクーにはかなわないなー」
ヴォルケンリッターたちは驚いていたが、それを無視し、はやてを連れて下に降り、概要を話した
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「そんなバカなことが......では、私たちがしていたことは」
「まぁこれが現実、それとシャマル、どうだ」
「・・・・・・貴方とリニスさん、それとライトニングの推察通り、はやてちゃんの足が麻痺しているのは、闇の書からの浸食よ」
「こっちもこっちで予想通りか......」
はやてに魔法を教えて、基礎的な部分を学ばせているとはいえ、よくなったり、現状に戻ったりを繰り返している足。 やはり闇の書の浸食のようだ
「闇の書が起動したとなると、ライトニング、これからはやてがどうなるか簡潔に述べろ」
「解析中ですが、どうあがいても死亡されると思われます」
「クー、どうにかならないの?」
アリシアが空気に耐えられないのか、不安そうに聞いてくる
「助けるに決まってるだろ、何をいまさら」
「クー?」
「ライトニング、解析はどうなってる?」
「正直言ってはかどっていません、上辺だけでも関係ないデータが散乱してますし、破損しているデータもあります。 しかも夜天の書の時のデータも探せって言われてますからね、むちゃくちゃです」
「優秀なデバイスなんだろ? そのくらいできなくちゃな」
「簡単に言ってくれますね、もちろんやりますけど」
「クレナイ、顔が悪くなってますよ」
リニスさんが呆れたように言うが、こんなものいつものじゃれ合いに過ぎない、それにコイツはやると言ったことは、必ず実行するやつだ
「それとマスター、もう一つお知らせが」
「なんだ?」
「アクセスできない情報があります」
「どういうことだ? 管理者権限とかか?」
「まだその段階ではありません、闇の書の機能を開放するのは、蒐集する必要があるんです」
「機能解放のために蒐集ね」
「どうするつもりだ? 我らとて、主に危険が及ぶとわかっていながら蒐集はしないぞ?」
「蒐集しなくても、はやては闇の書の浸食を受ける、現に今がそうだろうザフィーラ。 蒐集に関してはライトニングしだいだ」
「少なくとも数か月は今の情報の取捨選択、解析にはかかります」
「ならそれからだろう、はやていいか?」
「本当は反対や、私のせいで他の人に迷惑はかけたくない......でも、まー君は違うんやろ?」
「まぁお前に反対されてもやるぞ? 最終的にばれるけどな、悪いがお前にばっかり負担が行くし。 ・・・・・・替わってやれるなら代わってやりたいけど」
「ううん、その気持ちだけで十分や、ありがとうまー君。 だからみんなもまー君に協力してあげて?」
ヴォルケンリッター達にお願いするはやて、その様子を見て困惑するヴォルケンリッター達。 まぁ軽く情報見たからな、過去のこいつらの扱いもわかっているつもりだ。 それはやても同様のはずなのだが、はやては普通だ、それがなぜかわからないんだろう
「あなたたちは知っているはずだ、私たちが過去に、どういう扱いを受けていたのか、それなのになぜ」
「なぜ、何故か......それは俺が答えることじゃない」
はやての方を向き、はやてのことをじっと見る。 最初から自分で言うつもりだったのだろう、胸を叩いて頷いていた
「そんなこと決まってるやろ? 過去のみんながどうかなんて関係ない、私は今のみんなの主や。確かに過去に悪いことやってきてるのはわかっとる、でも、今のみんなは私の騎士たちで、私の家族や」
なんかちょっと最後話が微妙に、とりあえず言いたいことは家族だからということで。ちょっと時間は飛ぶけどA`s本格的に始まります
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