リリカルマジカル頑張ります?(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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クッソ寝落ちした

本編どうぞ!

追記:エピローグとプロローグ間違えてるって...... 指摘あったので直しました


第二十話 エピローグⅣ

休日、この頃忙しかったので、ゆっくりしたかったのだが、ゆっくりでできるはずもなく、海鳴り公園に来ていた

 

「「フェイト!」」

 

「フェイトちゃん!」

 

「感動の再開?」

 

「君は行かなくてよかったのか?」

 

「流石にあの中に突っ込む勇気はない」

 

「ははは......」

 

俺たちの視線の先には、泣きながら抱き着いている姉妹とその使い魔たち、そして友達がいた。 フェイトの裁判があるため、しばらくは会えないそうで、そのためにクロノが、このような機会を設けたようだった

 

「お前らは行かんの?」

 

「さっきアンタが言ったように、私たちもあの中に突っ込む勇気はないわ」

 

「なのはちゃんも、あとでちゃんと紹介してくれるって言ってたし、呼びに来るまで待ってればいいんじゃないかな」

 

アリサとすずかだ。 数日前に俺がなのはとアリサからO☆HA☆NA☆SI☆された日、フェイトにいつか合わせる約束をしていたのだが、それがこんなに早くなろうとは

 

「うーん、ええ話しやなー」

 

「・・・・・・」

 

クロノが俺のことを無言で睨んでいた、原因は言わなくてもわかると思うが、はやてだ。 アリサたちと同じように、俺が魔法を使っているところを見られた、と言う体にしてるので、クロノからしたら、はやては魔法も知らない一般人と言うことになる

 

「ねぇ、友達っていう割に、フェイトだっけ? なのはのこと怖がってない?」

 

「・・・・・・」

 

鋭いな、遠目だからわかりにくいが、フェイトは最初なのはのことを見た瞬間、ビクッと肩が跳ねたりしていた

 

「私にもそう見えるんだけど......」

 

「なんか理由知らへんの、まー君?」

 

「知ってるっちゃ知ってるけど、深い事情がある、そこらへんは、なのはに聞いてくれ、俺も微妙に苦い思い出があるからな」

 

よっぽど俺の顔が苦い顔をしていたのか、アリサたちはそれ以上聞いてくることはなかった。 それどころか、逆に心配されたり、慰められたりしたくらいだ、勘が鋭いというか、なんというか

 

「おーい、マー君! アリサちゃん、すずかちゃん、はやてちゃーん!」

 

「お呼びみたいだな、行ってくるといい」

 

「そうさせてもらうわ、はやて一応車いす押してく」

 

「ん、よろしくな」

 

ブンブン手を振ってるなのはに、はやての車いすを押しながら近づく

 

「よ、フェイト」

 

「クレナイ......うん」

 

何だろうか、微妙に甘酸っぱい空気なんだが、フェイトなんか俺の顔見て顔赤くしてるし、しかも俯いちゃったし。 それを見て、他の女子が睨んでるんですが! どういう状況なんでしょう

 

「アンタ......」

 

「コウ君、これは流石に見逃せないかな」

 

「マー君、フェイトちゃんに何かしたの?」

 

「まー君、ほんまに.......」

 

「クー?」

 

「クレナイ、ご愁傷様です」

 

「なんで俺が何かした風になるんだよ!フェイトも何か言ってやってくれ!」

 

「え、あ、うん! 別にクレナイが何かしたわけじゃないよ? 安心して!」

 

フェイトがそういう風に言うと、まぁそういうなら、みたいな空気が広がってるが、本当に俺は何もやっていない。 思い当たる節はないのだ、いや、あってもそれはそれで大変だが

 

「えっと、彼女たちは?」

 

「あ! 紹介してなかったよね、この二人がアリサバニングスちゃん、こっちが月村すずかちゃん、それでこの車いすの子が、八神はやてちゃん」

 

「よろしくね、フェイトテスタロッサ、でいいのよね?」

 

「よろしく、私のことはすずかでいいから、私もフェイトちゃんて呼ぶから」

 

「私は八神はやて、よろしくなー」

 

「えっと、なのはの友達で、フェイトテスタロッサって言います、私のことは、フェイトでいいから。 そうすればアリシアと間違うことないだろうし」

 

自己紹介をしていく女子たち、ホント話が進んで何よりですわ

 

「騒がしいって思ってますか?」

 

「いえ? いいんじゃないですか、しばらく会えないんですからこれでも」

 

なんて言って目の前のおしゃべりを見守る、リニスさんも同様のようだ。 なぜかフェイトがビクッとしてたり、なのはが慌てているが

 

「マー君、助けてー!」

 

「およびですよクレナイ」

 

なのはが泣きついてきて、リニスさんが俺をからかっていた。 俺はめんどくさいながらも、リニスさんを無視して話に加わる

 

「そんで、なにさ?」

 

「えっと、アリサがね、フェイトになのはと話す時ちょっと怖がってない? って理由聞いたら、フェイトが突然フリーズしちゃってね」

 

そう言って、アリシアが背伸びしてフェイトを撫でているのだが、フェイトは反応がない。 それでもう頭が痛くなってきたのだが、続きを促す

 

「それで?」

 

「えっと、なのはちゃんになにしたのか、アリサちゃんが問い詰めてるんだけど」

 

「なかなか口を割らないの」

 

「わ、私は全力で勝負しただけだもん!」

 

「だから内容を教えなさいって言ってるの!!」

 

俺を挟んでヒートアップする二人、俺を間に入れるなよ。 そんなことを思いながら、はやてに助けを求めるが、首を振っていた。 はいはい、どうせ俺が収束するしかないんですよねー

 

「どうどう、アリサ落ち着け。 なのはもな」

 

「「マー君(クレナイ)は黙ってて!」」

 

「おし、わかった! なのは覚悟しとけよ、お前がやったこと、録画してある映像をこいつらに見せよう! アリサはデバイス没収だ」

 

流石にキレた、助け求められたから来てみれば、これだ。 アリサの方は謝ったから許すけど、なのはの方は謝っても許さん。 そんなわけで、ライトニングで記録していた、俺の模擬戦の映像と、フェイト戦の映像を見せておいた

 

「「「「「なのは(ちゃん......」」」」」

 

リニスさんとフェイトを除く、少女たちが一斉になのはに白い目を向ける

 

「にゃっ!? わ、私は悪くないもん......」

 

ちょっといじめが過ぎたらしく、マジ泣き寸前だ。 流石にバツが悪いので、急いであやす

 

「なのは悪かったって、大丈夫、大丈夫、なのはがああして頑張ってくれたから、今こうやって、フェイトとみんなが友達になれてるんだろ?」

 

「私のおかげ?」

 

「そうそう、だから胸を張れって」

 

「うん!」

 

あやすために抱き寄せて、頭を撫でていたのだが、終わって周りを見回すと、ジト目が飛んできていた

 

「・・・・・・なんだよ」

 

「「「「「別にー」」」」」

 

なんだよその顔、かなりムカつくんだが

 

------------------------------

 

「えっと、あの、ごめんね、私のせいで......」

 

「別にフェイトのせいじゃないだろ」

 

「そうだよ!」

 

さっきフリーズしたことを気にしているのか、フェイトがいきなり謝って来る。 ちなみにアリサたちは、少し離れたところでこっちを見ている。 フェイトがそうお願いしたのだ

 

「それで? どうした?」

 

「あの、お礼を言いたくて、二人に」

 

「お礼?」

 

「うん」

 

俺となのはは思わず顔を見合わせる、お礼を言われるようなことをしただろうか、無駄に俺となのはは意思疎通をしていた

 

「別に俺たちは、なぁ?」

 

「うん、お礼を言われるようなことは」

 

「ううん、してくれた。 なのはは私に真正面からぶつかって、友達になってくれた。 あの最後のは、ね......」

 

苦笑しているフェイトだが、もっと言ってやった方がいいと思う、コイツには特に、たまに加減効かなくなるから

 

「うにゃ......」

 

それを聞いて露骨に落ち込むなのは、今はいい場面なので慰めないぞ

 

「それにクレナイは、母さんやアリシアを救ってくれた」

 

「それに関しては割と、行き当たりばったりあったしなー、素直にお礼言われるのはちょっとな」

 

本当に賭けに買ったみたいなものなのだ、そう思て苦笑していたのだが

 

「ううん、私は感謝してるから」

 

「そうか」

 

「うん、ホントは二人にもっと言いたいことあるんだけど、でも、でも、今の時間じゃ伝えきれないから、だから、ありがとう」

 

嬉し泣き、なのだろう、笑いながらフェイトは泣いていた、いい表情するようになったじゃないか、最初は険しい表情だったのに、今じゃこんな笑顔だ

 

「フェイト、ちゃん......」

 

隣りのなのはも泣いていた、その様子に思わず苦笑する、コイツもそう言えば涙もろかったよな

 

「すまない、いいところだがそろそろ時間だ」

 

「「「「「フェイトー!!」」」」」

 

思わずと言う感じで、アリサ、すずか、アリシア、はやてはちょっと無理だが、リニスは抱き着いていた。 感極まったようだ、クロノやユーノの方を向いても目をそらされる。 くそ、この空気で行けってか、あとでおぼえてろよ

 

「ほらお前ら、時間は時間だ。 それにいいのか、別れがそんな泣き顔で」

 

そう言って、家から持ってきたカメラを向ける

 

「なっ! アンタ、いいわけないでしょう!」

 

最初に気が付いたのは、アリサだったようで、涙を拭きながらこっちを向く

 

「せやな、今生の分かれってわけでもないんやし、笑顔で行こか」

 

次に続いたのは、目元の涙をぬぐいながら、こちらに笑顔を向けるはやて」

 

「うん、そうだね」

 

続いてはすずか

 

「そうですね、皆さん、笑顔ですよ」

 

「そうだよね! クー!いつでもいいよ!」

 

着々と笑顔を見せる面々だが

 

「ほらなのは」

 

「うん!」

 

「別れる方に慰められてちゃ、世話ないな」

 

「そういう君も入ってこい、ほら」

 

「うお!?」

 

いきなりクロノに背中を押され、つんのめりそうになりながら、みんなの中に入っていく。 みんなが驚いて寄ってくる中、シャッターを切る音がした

 

------------------------------

 

「フェイト! これ受け取れ!」

 

そう言って投げて渡したのは、前まで使っていたネックレスだ

 

「いいわね! 私はこれよ!」

 

「それじゃあ、私はこれ!」

 

「私も!」

 

「私たちも!」

 

「アリシア、私たちはいいような気がするんですが......」

 

俺が渡したのを皮切りに、アリサ、すずか、はやて、アリシアの順番で渡していく、そして最後は

 

「じゃあ、私はこれ」

 

髪留めをほどき、それを渡すなのは。 こうしてみると、髪下ろしたなのはって桃子さんに本当に似てる

 

「じゃあ、私も」

 

フェイトも自分の髪留めを外し、なのはに渡す。 少し泣いているようだが、転送の光に包まれ消える

 

「さて、帰りますか」

 

こうしてジュエルシードが絡む事件は終わりを迎えた

 

 




前書きでも言った通り、寝落ちした。 本当は昨日で無印終わってたんだがなー、まぁ仕方ない

そんなわけで、無印終了で、これからはA`s編になります

それでは感想評価お待ちしてます

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