リリカルマジカル頑張ります?(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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ああ休日って素晴らしい、そう思いながらの投稿

さて本編どうぞ


第十四話

「来たみたいだな」

 

大きな魔力を感じ、そう呟く。 だがその一団とは違い、異質な魔力を感じた

 

「この感じ、望まれない客も来たみたいだな」

 

「えぇ、魔力の照合結果、該当者は一人、ギルティメッシュさです」

 

「まぁとりあえずプレシアさん、あの人形と暴走止めてくれません?」

 

「出来るわけないでしょう?」

 

「はい?」

 

まさかの一言に、俺は絶句。いや、暴走してるのはわかるが、止める手段くらいはあるだろう

 

「臨界点超えて稼働させてるんだし、人形は暴走する魔力をもとに、勝手に起動したんだもの」

 

何ともまぁ酷い、どうしようこれ

 

「どちらにしろすべてが遅いのよ、もう、ね」

 

そう言いながらジュエルシードを暴走させていた

 

「何やってんのアンタは!?」

 

「見てわかるでしょう?ジュエルシードを暴走させてるのよ、これで少し違うものになってしまったけど、私の筋書き通り」

 

「この期に及んで、あったまきた!!」

 

『なのは!!』

 

『マ、マー君!?どうしたの、というより大声で頭響くよ!』

 

『フェイトとアルフは近くにいるか!!』

 

『話を聞いて! みんなと一緒にいるから、いるけど』

 

『あとでいくらでも謝ってやる、今はあたまきたからそっちをどうにかしてからだ!!』

 

なのはたちが一緒にいるのは都合がいい、あとは招かれざる客と暴走してる魔力炉を破壊できるだけの威力と

 

「ライトニング!!」

 

「いけます、マスター!!」

 

「何をするつもり!?」

 

「うっせぇこのババア! 娘の前で詫びろ!!」

 

俺に魔力収束、なんてレアスキルはないが、周りの魔力を集めるという魔力収束を疑似的に再現したものを使い、自分の魔力をほとんど使わずに、かなりデカいスピアシューター、いや、サンダーランスと呼ぶことにしよう、作り出す

 

「ちょ!?」

 

「ぶちぬけぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

それぞれ三方向に撃ちだす

 

「ふぅ、すっきり」

 

『マー君!なんかすごいもの飛んできたんだけど!?』

 

『あ、それ俺が飛ばした奴。 その穴通ってくれば、俺のところこれるよ』

 

『あとでO☆HA☆NA☆SI☆ね』

 

『・・・・・・』

 

やはり人間激情に身を任せるものではなかった、とりあえず暴走した魔力炉の反応はしなくなった

 

「・・・・・・」

 

プレシアさんはポカンとして固まっているが丁度いい、ヒールをかけてみるが病気そのものには効果がないらしい。ならば、不治の病とか呪いと同意じゃないか、という短絡的発想からセイクリッドブレイクスペルをかけてみると

 

「なんで治った?」

 

不治の病が本当に呪い扱いになったのかは謎だが、ヒールをかけてみるとなぜか血色がよくなっていく

 

『エリス様ー!!』

 

『ど、どうしたんですかいきなり!?』

 

ここは原作の専門家、女神エリス様に意見を聞いてみたいと思います

 

『プレシアの不治の病が、セイクリッドブレイクスペルで治ったんですが?』

 

『はい?』

 

『見て貰えばわかると思いますよ?』

 

『えーっと......うそ』

 

どうやら確認したようだ、そんなわけで改めて意見を聞く

 

『それでどういう原理なんでしょう?』

 

『す、すみません。 私にも理解が追い付きません、セイクリッドブレイクスペルの効果は知ってますよね?』

 

『呪いとか魔法を解除するものですよね?』

 

『はい、ですので基本的にはそういう効果なんですが......魔法体系が違うので、そこで効果が変わったくらいしか可能性が......』

 

『まぁいいや、治るなら治るでいいのか?』

 

「マー君!!」

 

ちょうど念話を切ったところで、なのはたちが着たようだ

 

「母さん!」

 

「フェイト、そんなに急がなくても......」

 

「プレシア? どうしたんですかプレシア!?」

 

一気に騒がしくなった

 

「まったく君は、いきなり飛び出したから、なのはが大変だったんだぞ?」

 

「迷惑かけたクロノ」

 

「それで状況を説明してほしいんだが」

 

「見ての通り」

 

俺はなのはに揺らされながらクロノとはなし、リニスさんはプレシアさんを軽く揺らしているが反応なし、そんな母親の様子におろおろしているフェイトに、そのフェイトを心配そうにしてるアルフ、そしてようやくついたユーノ、カオスだ。だが

 

「くっ!!」

 

角度変更型を急いで展開し、飛んできていた剣の射線をそらす

 

「え?」

 

「やれやれ、最後になると思って待っていれば、いきなり何かが飛んでくるとはなぁ」

 

「やっぱお前か」

 

上からゆっくり降りてきたのは、金色の鎧を身にまとったギルティメッシュ、いや

 

「ギルティメッシュ、いや、英雄王ギルガメッシュ!!」

 

「ふん、貴様はわかっていたようだな雑種!」

 

いくつも剣を射出してくる英雄王、急いで展開したため三重ぐらいにしか展開できていないが、しばらくは持ちそうだ

 

「クロノ、俺以外全員転送してくれ」

 

「何を言ってるんだ!あんなのを君一人で相手する気か!?」

 

「まぁ別件の仕事だ」

 

「無理だ! 君だって彼の魔力量は知ってるはずだ!」

 

「ええい、めんどくさい! テレポート!!」

 

クロノ、リニス、プレシア、アリシア(ポットごと)をテレポートする、こうしている間にも、障壁が割られていてあと一枚だ

 

「マー君! ちゃんと、ちゃんと帰ってきてね!」

 

「あの私も、色々と言いたいことがあるので、帰ってきてくださいね」

 

問答無用でテレポートすることがわかってるのだろう、なのははそう声をかけてくる。 フェイトはそでを掴んで心配そうに言ってくる

 

「へいへい、テレポート!」

 

なのは、フェイト、アルフ、ユーノをテレポートすると、ちょうど最後の障壁が破られた

 

「さて、仲間へのお別れは済んだようだな」

 

「待ってくれるとはずいぶんお優しいことですね英雄王」

 

割れると同時にバックステップをすると、鼻先を剣がかすめたが、避けることができた

 

「雑種が、べらべらべらべらとその口を閉じよ」

 

高速で剣を射出してくるが、見えない速さではなく、モードブレードで弾く

 

「スピアシューター」

 

スピアシューターを使い、英雄王の立っている足元に着弾させ、砂埃を起こす

 

「ちぃ!」

 

英雄王は急いで振り払うが、一瞬あれば十分で

 

「流石だな慢心王」

 

「貴様それは!!」

 

俺が突き刺している短剣、それを見て驚く英雄王、それはそうだろう、この短剣を持っていること自体がおかしいのだ。 ルールブレイカー、裏切りの魔女、メディアの宝具だ。

 

「じゃあな、英雄王」

 

「おのれ!」

 

手を伸ばすが、もう体の所有権すらないのか顔をゆがめるだけだった。 何か言いたいようだったが言葉にならず、ギルガメッシュの中から、何かが消えるような感覚がして、それも霧散する

 

『エリス様』

 

『お待ちしてますね』

 

念話を入れ、テレポートしようとギルガメッシュに近づくが

 

「・・・・・・ぐふっ」

 

腹が痛い、そう思い腹を見ると、剣が何本か生えていた。 おかしいな、俺はそんな物騒じゃないんだが。 そう思い後ろを見てみると、黒い靄が立っていた、腕を組んでだ。 その様は、まるで

 

「英雄、王」

 

そいつの口元が吊り上がる、どうやらあっているようだった

 

「そのまま成仏しろよ」

 

痛みに顔をしかめながら、剣を抜く。 本当は剣を抜いたりすると、出血量が増えるからいけないのだが、こんなんで戦闘は邪魔だ。 ヒールで表面だけ直し、ライトニングを構える

 

「ライトニング、モード刀」

 

『エリス様、あれをお願いします』

 

『目を閉じてください』

 

『はいはい』

 

敵の前で目を閉じるのはまずいが、言われた通り目を閉じる。 まぁ思った通り剣が射出されたようだが、感覚を研ぎ澄ませ避ける。 本当に危険なものだけ避けているので、やはり数本は当たる。 かすり傷程度だが蓄積は危険だ

 

『エリス様』

 

『すみません時間がかかってしまいましたが、これで大丈夫です。 デメリットはないですが、慣れない力なので気を付けてくださいね』

 

「了解です」

 

目を開けると、世界は変わっていた。 俺がエリス様に言って、もう一つ用意してもらっていた力、直死の魔眼。 雰囲気が変わったのが分かったのだろう、剣の射出本数が増える

 

「あぁ、吐き気がする」

 

慣れない力だ、そのせいなのはわかってるが、イライラする。 だから

 

「早く終わらせる」

 

足元の死の点を突き、俺と靄の足場を崩す、顔がゆがみそのまま落ちて行く靄、俺は崩れた足場を飛び靄を目指す、大丈夫、あいつの死の線や点は見えている。 なら殺せる。 射出されて剣を足場に、縦横無尽に飛び回り、剣を避けながら靄に近づく、近づくのだが。 靄がにやりと笑う。 その瞬間体が引っ張られる。 体を見ると鎖が絡まっている、そして止まったことで全方位、死角がないくらい剣がセットされている。 腕を上げ、ニヤニヤしている、その表情、余裕が気に入らない!!

 

「っ!!」

 

手を振り下ろすと同時に射出される剣の数々、俺はライトニングを一瞬でモードブレードにして魔力刃を短くし、鎖を粉々に切る、この全方位攻撃をすべて防ぐのは無理で、しかも宝具の質も高いものだろうから、障壁も紙くず同然、なら致命傷になるものだけは防ぎ、あとは犠牲にする

 

「ぐぅ!」

 

左腕を犠牲にし心臓と頭を守り、スピアシューターを全方位に撃ちだし、勢いを殺し、角度変更型でさらに勢いを殺す。 足にも何本か刺さってしまったが、仕方ない、スピードは少し落ちるけど。 腰を落とし足場から一気に跳躍、靄と一気に距離を詰める。靄も流石に予想外だったのか、一瞬間はあったがすぐに剣を射出し始める。 そして一瞬の間に俺は、用意できるだけのスピアシューターを用意できるだけしておいた

 

「うおおおおおおおお!!!!」

 

脇腹を剣がかすめる、頬をかすめ血が出る、心臓に迫った剣をはじく

 

「あああああああああああああ!!!!」

 

靄と距離を詰め、刀を靄に突き立てる。 その瞬間靄が霧散した

 

「あー、辛いわこれ」

 

瞳を閉じる

 

「テレポート」

 




またも3000オーバー、まぁ良いんだけどさ、あまり多くなると読むの疲れると思うんだけどね

そしてなぜか、書いたやつが消えてこの話自体パーになることだった。 自動保存は偉大

では感想評価お待ちしてます

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