リリカルマジカル頑張ります?(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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特に語ることないので、本編どうぞ!


第六話

温泉旅行から帰ってくると、リニスさんの鬼のしごきが始まった。 もちろん対象は俺ではなく、なのはだ。 ユーノに教えて貰っていたとはいえ、いまだつたない部分が多いなのは、まぁリニスさんなら徹底的に鍛えます、はい。 俺はある程度完成してからリニスさんと出会ったからいいが、なのははそんなことはなく、授業中マルチタスクを使い、訓練。 放課後に訓練、帰ったら自主訓練と、忙しい人もびっくりなほど、訓練していた。 リニスさんもリニスさんで、なのはの成長速度に目を見張るものがあるのか、毎日楽しそうに訓練メニューを組み上げていた。 もちろん無理がない程度で、だが。 おれ? 俺は横で自分の魔法の仕上げ等をしていた、たまに模擬戦とかリニスさんに頼まれてやるけど、結果は俺の全勝、なのははとても悔しがっていた。 そんな日が数日も続けば、当然周りの奴らも怪しんでくる、アリサとすずかだ。 授業はちゃんと受けているとはいえ、なんかぼーっとしている、アリサとすずかが出した結論だ。 それでなのはに詰め寄ったが喋るわけがなく、俺が止めなければアリサとなのはは喧嘩寸前までの状態だった。 そして現在

 

「それで、アンタはなんか知ってるわけ?」

 

「・・・・・・」

 

アリサとすずかに聞かれている

 

「なんで僕に聞くのさ?」

 

「あんたもぼーっとしてるから」

 

「・・・・・・」

 

すずかも頷いている。 まぁ俺も同じようなことしてるし、ばれても当たり前か

 

「まぁ、ですよねー」

 

「それで、なにしてるのよ?」

 

「なのはが言わないのに俺が言うとでも?」

 

「思ってないわよ、でも、私もすずかも心配してることはわかってるんでしょう?」

 

「そらね」

 

「でも、話してくれないんだよね」

 

「まぁことがことだけにね、二人を巻き込むことになるかもしれないし」

 

「危険なことしてるの?」

 

心配そうに見てくるすずかに言葉を濁しておく

 

「どうだろうねぇ」

 

「ふざけないで!!」

 

「別にふざけてはない、どっちにしても話すわけにはいかない。 なのはが話すなら別に話してもいいけど」

 

「「・・・・・・」」

 

二人ともそれっきり黙ってしまう。アリサは自分のふがいなく思っているのか、にスカートのすそを握りしめ、すずかは俯いてるし、前髪で表情は見えない。 なんか俺が悪いことしたみたいなんだが

 

「別に二人が頼りないとかそんなんじゃない、俺自身は話してもいいと思ってるけどな、二人とは短い付き合いだけど、信頼できるし。 なのはも同じだとは思う、だからさなのはが話すまで待っててくれないか? たぶんてか、絶対話すと思うからさ」

 

つい頭を撫でてしまったが、びっくりしたようだが振り払われるようなことはなかった。 とりあえずしばらく撫でていたのだが

 

「・・・・・・いつまで撫でてるのよ」

 

「いや、いつまで撫でてればいいのかわからなかったもんで」

 

「私はもう少しお願いしたいかな、気持ちいいから」

 

「あいあい」

 

アリサも特に何も言われないので、撫で続けていたのだが

 

「あー!!」

 

後ろから聞き覚えのある声がして、振り向いてみるとなのはが頬を膨らましながら、こっちにというか、俺に向かって来ていた

 

「どうしたよなのは?」

 

「なんでアリサちゃんとすずかちゃんだけ!」

 

「意味が分からん」

 

どうやらこのお姫様は、アリサとすずかを撫でていたのが気に入らないらしい、女心はようわからん。 仕方ないので、なのはを撫でようとするとアリサが前に出てきた

 

「なのは」

 

「あ、アリサちゃん......」

 

さっきのこともあり気まずいのだろうが、アリサはお構いなしに話を進めていく

 

「さっきはごめんなさい」

 

「え? そ、そんな、アリサちゃんは心配してくれただけだし」

 

「でもアンタに言うように強要したでしょ? だからごめんなさい、それといつでもいいからちゃんと話して」

 

「私からもお願いねなのはちゃん?」

 

「すずかちゃん、アリサちゃん......うん! 絶対、絶対に話すから!」

 

どうやら仲直り出来たようで、よかったよかった。 俺は気配を消して、教室から出ていたので問題なし

 

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「っ」

 

「来たようですね」

 

『場所の補足完了しました』

 

「それじゃあ行きましょうか」

 

「はい」

 

ジュエルシードの発動を感じ、リニスさんと家から出てきたのはよかったが、現場につくころにはすでになのはとフェイトが封印を始めていた。 ユーノとアルフの姿が見えないが、どこか別のところで戦っているようだ。 あとは

 

「あそこに黒焦げになって倒れてる人がいますが、いいんですか?」

 

「あー、あの馬鹿ね、あれは放っておいていいですよ?」

 

どうせ突っ込んで黒焦げになっただけだろうし、なんてアホなことを考えていて、なのはたちの方を見てなかったのがいけなあった

 

「まずい!」

 

「なんだこの魔力は」

 

『マスター! 小規模ですが次元震が起き始めています、早急にジュエルシードの封印を!』

 

「くそ! ライトニング、セットアップ!」

 

『セットアップ』

 

セットアップしてジュエルシードのところまで来たのはいいが、漏れ出している魔力のせいで、近寄るのも一苦労だ

 

「ライトニング、いい方法ないか」

 

『近づくのはいくらでも、マスターの魔力や障壁なら耐えられますが、封印の方は』

 

「やっぱりか」

 

「封印なら私が! ですが時間が」

 

「ならあれを抑え込む!!」

 

障壁を展開し一気にジュエルシードに接近をする

 

「マー、君?」

 

「クレ、ナイ?」

 

二人とも気絶から目が醒めたようだが、気にしていられない。右手に魔力を思いっきり込めて、ジュエルシードを握る。 どうも出力が違い過ぎるらしく、手が焼けるような感覚がするが、気合で耐える

 

「それはあたしたちのだぁぁぁぁ!!」

 

「くっそ!この駄犬!!」

 

こんな時に蹴りを放ってくるアルフ、そちらに魔力や集中力を割かなければいかないため、手の焼ける感覚が強くなる

 

「アルフ!時と場所をわきまえなさい!!」

 

「ぐっ!!」

 

どうやらリニスさんが攻撃してくれたみたいで、吹っ飛ばされるアルフ、フェイトが受け取ったようだ

 

「封印!!」

 

リニスさんの術式が完成したようで、まばゆい閃光に包まれていたジュエルシードはその輝きを失い始め、やがてようやく光らなくなった

 

「っぁー......」

 

思わず息を吐いてしまう、魔力を使いすぎたため、たってるのもきつい状態だ

 

「お疲れ、ライトニング」

 

『マスターもお疲れ様でした』

 

「リニスさんもお疲れ様」

 

「クレナイもです、手は大丈夫ですか?」

 

「まぁ、いつもので直すから大丈夫」

 

お互いのねぎらいも終わり、一応警戒していたフェイトたちの方を振り返る

 

「そんで、これどうするよ?」

 

「「・・・・・・」」

 

無言でジュエルシードを見つめるフェイトとアルフ、欲しいですよねそりゃあ。 たいしてこちらは

 

「マー君!」

 

抱き着いてくるなのは。一応立てるようにはなったみたいだけど、フラフラだ。 リニスさんはもとより、フェイトたちに手は出さないだろうし、ここは

 

「すまんユーノ」

 

「ううん、それが最善だと思う」

 

一応ユーノに謝ってフェイトたちにジュエルシードを投げる、こんな状態じゃ戦えないしな。 よっぽど疲れたのか、なのはは俺に抱き着いて眠ってるし

 

「というわけで、それやるから帰ってくれ」

 

「・・・・・・わかった」

 

一応警戒はしているようだが、こちらを一瞥して去っていく

 

「とりあえず今回もお疲れさん......ヒール」

 

なのはを一撫でし、自分の治療に取り掛かる

 

「にしても悪いなユーノ」

 

「ううん、確かにジュエルシードも大切だけど、なのはやクレナイの方が大事だから」

 

「確かにそうなのですがクレナイ、今回は無茶しすぎですよ?」

 

少しリニスさんからお小言をいただきながら、なのはが起きるのを待っていた

 




何か割と書けたな
さて置き、時系列バラバラすぎる、まぁいいか

それでは感想評価お待ちしてます!

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