ラブライブ!side “M” お兄ちゃんは魔法使い 作:真仁
ネタにも大分偏りがあるのはご勘弁を
「おーい、起きろー!」
朝の陽射しが差し込む部屋で1人の青年が寝ている少女を起こしている
「早く起きろ!遅刻しちまうぞ!」
「う〜ん・・・」
少女は布団の中でモゾモゾ動きながら一向に起きる気配は無い。しびれを切らした青年は
「はぁ・・・、仕方ない。こうなりゃ奥の手で・・・」
そう言うと青年は右手の人差し指を布団からはみ出ている少女の足の裏にそっと当てる
「痺れるヤツ、頼みます!」
そう言った瞬間人差し指が一瞬光ったかと思うとビビッという音が鳴る
「⁉︎ッギャッ⁉︎」
ドスンッ!
短い悲鳴と共に少女が飛び起きるがそのまま勢い余ってベッドから落ちてしまう。
「痛ったーい!もう!起こすんだったらもっと優しく起こしてよー!」
「何言ってんだ。優しく起こして起きなかったのは何処のどいつだよ。そんなことより時間、大丈夫なのか?」
「え?・・・アーッ!もうこんな時間⁉︎遅刻しちゃうよー!」
少女は慌てて学校の支度を始める。そんな少女をやれやれといった様子で見ながらも青年は慣れた手つきで支度を手伝う
「ノートは?」
「持った!」
「筆箱は?」
「入れた!」
「朝飯は?」
「食べてるヒマないよー!」
「はぁ・・・鞄の中にラ○チパック入れといたから時間を見つけて食べるんだな」
「ありがとう!お兄ちゃん!行ってきまーす!」
バタバタしながらも支度を整えた少女は階段をドタドタと駆け下りて学校へ行った。その様子を見届けた青年はゆっくりと階段を降りる。一階に来ると少女の母親が朝食の準備をしていた
「おはよう束くん。いつもごめんなさいね。あの子ったら毎日毎日遅刻ギリギリまで寝ていて・・・ホント誰に似たのか」
「平気ッスよ。もう日課みたいなもんだし」
そう言いつつ青年・・・束(つかさ)は席に着いて朝食を食べ始める。
「そうそう、束くん。お母さんから手紙が届いてたわよ」
「母さんから?」
朝食を手短に済ますと束は手紙を受け取り自室に行く。
「母さんから手紙なんて何年振りだろ」
束の母親は数年前から世界中を旅しており束はもう長い事会っていない。時折こうして手紙が送られては来るがそれも絶えて久しかった。自室のベッドに腰をかけると束は手紙の封を開け手紙を読み始める。
前略、息子の束へ
お母さんが仕事の都合で海外に出てもう数年が経ちますが元気にしていますか?今は高校時代の先輩である高坂先輩の家に居候させて貰ってるけど迷惑をかけてませんか?毎朝寝坊して娘さん達に起こして貰ったりしてないか心配です。
束「うん、まるっきり反対だね」
お母さんはまだ日本に帰れそうにないのでくれぐれも高坂先輩やその家族に迷惑をかけないように気をつけて下さい。
次にあなたは「このくだりもう何回も手紙に書いてあるからそこは大丈夫だよ」と言う。
束「このくだりもう何回も手紙に書いてあるからそこは大丈夫だよ・・・
ハッ⁉︎・・・ってどこの奇妙な一族だよ!」
話は変わりますが高坂先輩の家のあるその音ノ木坂は私にとってもとても思い出深い大切な場所です。高坂先輩のお店は勿論の事私が青春を過ごした音ノ木坂学院やその他地域への貢献も忘れないように。それともう一つ、あなたに伝えたい事があります。束・・・古典部に入りなさい!
束「だから番組が違うって!」
冗談はさておき、伝えたい事があるのは本当です。それはあなたの使える“魔法”についてです・・・。
とりあえず入りの部分だけ上げてみました。
プロローグその2もおそらくすぐ上げられるかと(上げたいなぁ)
こんな感じの作品が嫌いじゃない人がいてくれると嬉しいです