やはり私と彼の出会いは間違っている。   作:赤薔薇ミニネコ

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第18話です。


第十八話 大規模ギルドと出会う

 私は、ユキノンとガハマちゃんと一緒にクエストやレベル上げをしながら遊んでいた。ユキノンは相変わらず猫の話とパンさんの話をひたすら力説していた。ガハマちゃんはユキノンの話に相槌をしている。

 

ユキノン)それにしてもなかなか【あやつる】が成功しないわね、レベルが足りないのかしら

タタミックス)そうだね、レベルとステータスも影響があるからカリスマを上げる装備があるといいかもしれないね、ガハマちゃんも詩人はカリスマが影響あるから見ておくといいかも?

ガハマ)おお~なるほど!それなら今度、ユキノン一緒に競売に見に行こうね~

ユキノン)そうね、今度一緒にチェックしに行きましょう

ガハマ)それじゃユキノンまかせて、カリスマと攻撃力のあがる歌使うよ~!

ユキノン)助かるわ、今日は絶対あのトラを操ってペットにしてみせるわ

 

 ユキノンはトラのモンスターを魔獣使いのスキル【あやつる】で必死に操ろうとしていたのだが全然成功できないでいた。

 

タタミックス)最初はレベルの低い兎のモンスターとかでいいんじゃないかな?

ユキノン)それではだめよ!私はこのためにジョブを魔獣使いにしたのにそれでは意味がないわ!今度ギルド資金を使って装備を揃えさせてもらうわ

(えっ…猫科のモンスターじゃないと嫌なのかな……?)

ガハマ)ユキノン諦めないでがんばろう~!

タタミックス)そっそうだね!レベルが上がれば操れるようになるだろうし、がんばろう!

 

 しばらくレベル上げをして、ユキノンも目標だったトラを操りひたすら愛でていた。

ガハマちゃんは支援ジョブなので、盗賊の攻撃力の低い私でも歌の効果で普通の前衛の火力をだせてサクサクレベル上げができた、あらためて、詩人の凄さを実感した。

 

タタミックス)それじゃ今日はだいぶレベルも上がったことだし、そろそろ解散しよっか

ガハマ)りょうかい~!

ユキノン)わかったわ

 

 私はレベル上げの後、町に戻りしばらくしてぶらぶらしていたのだが、そこで以前HRM戦でお世話になった、八幡の知り合いのプレイヤーに出会った。

 

ヒメヒメ)『ハロハロ~!久しぶりだね』

タタミックス)『お久しぶりです、ヒメヒメさん以前のHRM戦のとき助っ人ありがとうございます、ギルドメンバーもすごい喜んでました』

ヒメヒメ)『全然きにしないでよ~、昔からの知り合いだし、タタミ君とハチマン君のいるギルドだしね、いつでも協力しちゃうよ!タタ×ハチ最高~!』

(タタ×ハチってなんだろ……?)

タタミックス)『ヒメヒメさんギルドリーダーもやってるんですね、しかもすごい人数いるとか聞きましたけど』

ヒメヒメ)『人数はどうだろう?いま100人くらいだったかな…?』

(私達のギルドで8人…100人ってすごいな、10倍以上か……)

タタミックス)『また、なにかあったら私も手伝いたいので気軽に声かけてください~』

ヒメヒメ)『了解~!それじゃまたね~!』

 

 

~~ギルドハウス~~

 

 私はギルドで今日あった出来事など八幡と話をしていた。

 

タタミックス)ユキノンとガハマちゃんレベル結構あがったよ詩人の支援ってほんとすごいね~、それと今日ヒメヒメさんと会ったよ~なんかギルド人数100人とかいるらしいよ、すごいね

ハチマン)ヒメヒメさんは初期からやってる人だしな、変な勧誘とかされなかったか?

タタミックス)ギルドの勧誘とか?なにもされなかったよ、そういえばなんかタタ×ハチ最高とか言ってたけど…?

ハチマン)それならよかった、ヒメヒメさんのギルドは全員男キャラのプレイヤーばっかりなんだがな…ちょっと変な布教活動が多くてな……、昔ギルドを立ち上げる前にすこしヒメヒメさんの「HM」ギルドにタタミさんと仮で入ったことがあったんだが、2人組で好きなポーズをとるとか謎のギルドイベントが多かったな…ギルド会話も悍ましかった……

タタミックス)それはなんだろうね…でもうちもなんかギルドイベントやりたいね

ハチマン)そうだな、人数も増えたしやってみてもいいかもしれないな

 

 しばらくしてギルドメンバーのシズカさんがログインしてきた、なにか私達に話があるようだった。

 

シズカ)こんばんは

みんな)「「「こんばんは」」」

シズカ)ちょうど部活のメンバーもいるみたいだな、ここでの報告で悪いんだが今度部活の合宿をかねて千葉村に行くことになったから、詳しい日程は後日言うから各自そのつもりで

ハチマン)まじ…か……

ユキノン)わかりました

ガハマ)わかりました~!

タタミックス)了解しました~

 

 私は、合宿に行きたがらない八幡をひっぱって、集合場所の駅まで行き、平塚先生が運転する車で千葉村へ向かうことになった。

 

「比企谷は助手席だからな!」

「うい…」

(八幡の隣がよかったな…私が頑張って連れてきたのに、先生ちょっと意地悪だな……)

 

 車の中での私達は主にゲームの事や、部活動のことで、わいわい話しながら退屈せずに目的地まで行くことができた。現地に着いた私達は、三浦さん達のグループの人と合流した。先生からの指示で小学生たちのサポートスタッフとして働くことになった。

 

 

 




読んでくれてありがとうございます。サキサキの話はカットしましたすいません。

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