ただいま峰田で奮闘中。   作:とろろ~

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いつも誤字脱字の確認、本当にありがとうございます。助かっております。また絶対あると思います。
本当にすいません!今後ともよろしくお願いします!


『雄英体育祭』がもう少しで始まります。


30話

よし、今度の体育祭頑張るぜ!

 

「は?お前、体育祭頑張るつもりなの?」

 

スカウトが見てるんだから頑張るよ。駄目なん?

 

「いや~、別に良いんだけどさ。仮免試験の時に苦労すんぜ~」

 

・・・仮免って何?

 

本当に何それ?原作に出てくんの?期末試験までしか知らないからなぁ。あの後で何かあるんか?

 

「ん?緊急時においてのみヒーロー活動していい免許。本格的にヒーローとして動くには免許が必要だろ。それの前段階だな。高2での取得を目指して勉強やら演習とかするけど、雄英も2年のときにやるはずだぜ。」

 

はあ、なるほど。で、なんで頑張っちゃ駄目なん?

 

「頑張りすぎると対策されるぞ。1年かけて研究される。仮免試験では必ず戦闘でのテストがあるからよ。」

 

なんですと?

 

「まあ、俺が受けた時は雄英生だけ狙い撃ちされてなぁ。フルボッコだ。」

 

はぁーー!?マジですか!?えっじゃあ、雄英の先輩達ってどうやって切り抜けてんの?

 

「更に向こうへ!Plus!Ultra!」

 

つまりは実力かぁ・・・怖い・・・あれ?雄英が狙われるとか何でそんなこと知ってるの?。・・・あっ、狙った側か。

 

「おいおい、失礼だな。狙われた側だよ。俺は。」

 

・・・峰田父上がまさかの雄英卒業者だった件。もう何を信じていいか分からない。こんな女好きが雄英卒とか。

 

「お前が言うのか?」

 

・・・・え?

 

峰田父上は携帯を操作すると、いつかのピンク髪の女の子を助けた日の写真を見せてきた。

 

・・・・申し訳御座いませんでした。

 

土下座したのは久々です。

 

 

とまあ、これが先日の家での会話でした。

 

どうも、こんにちは。峰田実になった青年Aです。現在は放課後。朝は相澤先生から『雄英体育祭』の話を告げられ、クラスで「「「クソ学校っぽいの来たぁぁ!!」」」とか、はしゃいでました。

 

自分もね、何だかんだで2週間ちょっとですからね。楽しみにしてたのですが先日、峰田父上から聞かされた話でヤル気が削がれました。

 

それを轟とトランプしながら話したんですが

 

「蹴散らせばいいだろ。」

 

とのこと。・・・そりゃねぇパワーある人はね、それで良いですよ。自分の場合、対策されたらアウトですよ。

 

とにかく、そういうわけだら体育祭では上位に行く気はねぇからな。自分は技巧派なの。仮免で戦闘があるからには手の内を見せたくないんだよ。轟みたいな圧倒的にパワーあるやつは見られても対策しようが無いから良いけど、自分みたいな技巧派はバレたら対策がとられやすいんだよ。

 

「バレてもお前なら仮免試験くらい通るだろ。」

 

えぇぇ、何その信頼やだー。・・・・あっ、そうだ。ここは、誰かさんに任せよう。

 

自分は、ヴィランを退けたAクラスを見に来たヤジ馬と爆豪とのやり取りを心配そうに見ている緑谷を指差し言った。

 

自分なんかより緑谷と戦った方が苦戦すると思うぞ。

 

・・・・スマン緑谷。だがこれで色々修正出来るはず。

 

原作なら轟とトランプとか峰田はしてないはずだからね。もうね、毎日トランプでの勝負がめんどかったのよ。これで轟の興味が自分から緑谷に変わってくれたら・・・

 

「そうか。それより早く見せろ。俺はスリーカードだ。」

 

そう願って緑谷の名前を出したのだが無駄だったよ。もう自分に勝つことしか見えてないのだろうか?

 

はい、自分の勝ち。フルハウス。

 

「・・・なんで勝てねぇ。」

 

今日も勝った。・・・・あ、これが駄目なのか。でもなぁ、わざと負けるのも嫌なんだよね。轟よ、俺に勝ってくれ。

 

そう思った放課後だった。

 

 

あれから約2週間。明日は『雄英体育祭』。

 

この2週間で色々あった。印象的だったのは再度行った『救助訓練』でしょうか。

 

「今日は、この前行えなかった『救助訓練』ですわね。頑張りましょう、峰田さん。」

 

おう。八百万もな。

 

この『救助訓練』は『USJ事件』で行えなかったことをするらしい。自分のようなパワー無しの個性が役に立つ訓練である。

 

だが訓練途中で、マスクを着けた筋骨粒々でトゲトゲしい肩パットをしたヴィランの襲撃に会いました。

そいつは、Aクラスで最強である轟を荷物のように持ちながら現れたのです。

 

「クラスで1番のが!マジかよ!?」

「そんな・・・・」

「早く先生に連絡を!そして避難するんだ!」

 

ゆっくりと歩てくるヴィランの姿は、強者であることが窺えた。

 

「逃がしゃしないさ。全員まとめて死にな!!」

 

ヴィランは足を振り上げ地面を蹴りつけると、その場に円を描くように数十メートル分のコンクリートが剥がれ飛んだ。

 

ただ自分は気がつきました。・・・声で。そして自分は

 

あれってオールぅぅうわああぁぁぁぁ!?

 

「峰田くーーん!!??」

 

オールマイトじゃない?と言おうとしたのですが、オールマイトと思われるヴィランと目が合った瞬間、ヴィランが自分に向け、拳を放った。その拳は、えげつない風圧を生み出し、自分は・・・ぶっ飛びました。

 

・・・酷くない?

 

ぶっ飛んだ先から何とか帰ってきたら、爆豪がヴィランを爆殺しようとしてました。ならばと思い、ヴィランが飛ばされる先を予想し、自分は『もぎもぎ』を大量に投げた。

 

「死ねえぇぇぇ!!!」

 

爆豪の攻撃は見事にヴィランを捉え、ヴィランは飛んだ。そして先にある『もぎもぎ』付きの壁に激突。ヴィランは動けなくなった。

 

「これは峰田くんの!あっ、峰田くん!無事だったんだね!!」

 

指の怪我をしている緑谷が嬉しそうに此方へ来た。

 

おっす。皆無事でなによりだ。

 

 

決着はついた。

その後、動けないヴィランにとどめを刺そうと爆豪が近づくとヴィランは首だけ動かし、なんとかマスクを取って

 

「わた、わた・・私が来てたーー!!」

 

と、言ってオールマイトが・・・。何やら今日のコレはサプライズとか言っております。だが、それを不満そうに聞き、無言のプレッシャーを放つ生徒達に耐えきれなかったようで

 

「なんか・・・すいませんでした。」

 

「「「やり過ぎなんだよ!!オールマイト!!!」」」

 

最後は、ぐだぐだだったが無事に『救助訓練』が終わって良かったです。

 

 

え?訓練中の八百万ですか?ええ、もう本当に

 

「ご立派。」

 

でしたよ。うん。彼女は素晴らしいモノを持ってますね。心も・・・カラダもね。将来が楽しみです。

 

・・・おっと、何故かヨダレが。

 




「クズかよ!!」
なんて言わないであげてください。
あの近さで八百万のアレを見てしまったら・・・しょうがないと私は思います。

今回はネタ元は13巻の同梱アニメDVD『救え!救助 訓練!』です。いや~本当に面白いんですよ。是非とも見て欲しい回です。

次回、『雄英体育祭』本番。
さて、どこまで進めようかな。

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