やっと書けた。
次回か次次回の戦闘訓練のための準備回です。
以前、設定のみ書いていた矢吹姉が出てきます。
というわけで今日は散々だったよ。
「そうだったんだ。始業式に来ないから何でだろう?って思ってたけど、いきなり除籍処分になりそうだったなんて。やっぱり雄英って凄いところだね。」
だよなー。そっちの方は何かなかったのか?
「特にないよ。始業式が終わって教室に帰ってきたら学校の説明とクラスでの自己紹介。あとは明日からの授業こととか・・・あとは校内を先生が案内してくれたりとかだね。」
くぅ!普通で羨ましい!
今は学校からの帰り道。高校生活の初日から一緒に帰ってるのは当然ながら『矢吹スギル』です。
あれ?何故に当然?ここは話の流れ的に緑谷になりそうなのだが。と思った人もいるだろう。
まあ、タイミングの問題ですよ。
体力測定で原作通りに緑谷が指の一本のみに個性を使い、力を込めて球を投げ「まだ動けます。」って言った時にはシビれたねぇ。
測定が終わると緑谷は保健室行きになりました。自分らは着替えて教室へ。教室に入ると黒板には『机の上に資料を各自持ち帰って読んでおくように。以上、帰ってよし。』とあった。
皆さんリアクション的には、ぽかーんとしてた。
そんなところ来たのが矢吹だった。
「失礼します。峰田君いますか?あっ、峰田君。こっちのクラスも終わってるみたいだね。一緒に帰ろうよ。」
これで皆さん帰る空気になりました。で、今は帰ってる途中なわけで。
あ、今日矢吹の家に行っていいか?
「えっ、来てくれるの!?あっ、でも待って!部屋を片付けないと!」
・・・何故にそんな赤い顔になる?いや、理由は知りたくないから聞かないけどね。
「ちょっ、ちょっと待っててね!先に帰って部屋を片付けるから!」
おい待て!ちょっとララさんに作って欲しいモノがあるだけだから!矢吹の部屋には行かないから!
「え、そうなの?・・・そっか。少し残念だなぁ。」
おいやめろ。その子犬のように寂しいアピールの顔になるなよ。ぶっちゃけ矢吹の部屋には行きたいけど行きたくないのだ。何故なら昔遊びに行った時に部屋はフローラルな香りに包まれ、行ったことないけど女子の部屋ってこんな感じかな?とか思ってしまったのだ。男子の部屋で。・・・悲しかった。
ちなみにララさんの部屋にも入ったことあるよ。でもね、何か機械類がいっぱいあってね・・・全く女子してなかったんだ。ちょっと切なかった。
「まいっか。峰田君が来るだけでも嬉しいし。」
いや、もう本当に何で自分への信頼度高ぇんだよ。自分何したんや?謎である。
なんやかんやと話している家にもう着いてしまった。流石徒歩10分である。
さて、この後自分は後悔した。何故一言電話をして自分が行っても構わないかと聞いて貰わなかったのだろうかと。何故なら・・・
「ただいまー。姉さんいるー?」
「はいはーい!おかえり~スギル~!あ、実ちゃんだー!どうしたのー?」
元気に弟である矢吹を迎えに出てきたのが矢吹ララさんであるのだが
「ちょっ、姉さん何て格好してるの!」
ララさんが裸々さんしてて、とっても素敵でした。だがまあ、その後自分は
「ゴフッ!」
「ああ、峰田君しっかり!」
吐血と鼻血と耳血を出してぶっ倒れました。
・・・ナイスバディです。ララさん。
嘘ついた。やっぱ後悔してないです。
「いや~ごめんね。実ちゃん。」
いえ、こちらこそ申し訳ありません。責任取って結婚します。
「あはははは。じゃあ、貰い手がなかったらお願いするね~。」
くぅ~ララさん最高やで!ちなみに本気で結婚したいほど美しい人なので割りと本心である。
「ところでスギルから聞いたけど、何か作ってほしかったんだって?」
あ、うっす。結構長めに効く煙玉と自分そっくりのバルーンっす。出来れば一瞬で空気が入るやつ。
「そっかー。うん、それなら出来るよ。30分くらいかな。」
言ったそばからララさんはパソコンを打ちだし作業を始めた。ちなみに現在ララさんの部屋です。機械類がいっぱい置いてます。昔はアイテム類を作っては特許を取得し売ってたようだが、色々あって止めたらしい。今はスギルのために思い付いたサポートアイテムを試験的に作っては、「うーん、スギルは使わないかなぁ」などが理由でオークションで売ってしまってるようです。
しかしまあ、色々あるなぁ。
「ん?あ、その辺はオークション出して買い手がついたから触らないようにねー。」
うっす。でも、この見た目タンク二つとガスマスクのセットは何すか?組み合わせをしただけに見えるんすけど?
「あ~それね。『大量ガス作成ちゃん』だよ。タンクにガスの元を入れるとタンク内の仕掛けが勝手に計算して外の空気を原料に元のガスの100倍の量を出すの。」
え?なにそれスゲー。
「まあ、少し失敗して5倍にしか出来なかったんだー。飽きちゃったから設計図だけ改善して、それは売っちゃったの。明日発送するんだー。」
いや、5倍でもスゲーんすけど。こっちの針が付いてるやつは?こっちのタンク?は透明っすね。
「それは通常の3倍早く輸血できる『輸っ血くん』の予定だったものだよ。いやー、モーターを逆回転に設置しちゃって『献血ちゃん』になっちゃった。」
え、それはつまり通常の3倍早く血を吸うモノになっちゃったんすか?
「そうなんだよねー。いやー、てへぺろって感じだね。それも明日発送なんだー。」
買い手がいたんすね。
「だよー。医療関係なのかな?緊急の時には血って早く調達しないとだからねー。」
あ~なるほどなのか?てゆーか通常の3倍早く血を抜くってヤバい気がするのですが。
「うん?うーん、多分大丈夫だよ。」
なんだろうこの姉弟。根拠のない信頼やら自信やらがあるところが似ている。流石、姉弟である。
「さてと、あとは『何でも作レール君』に任せて、最後は実ちゃんの身体データだねー。じゃ、脱いでねー。」
はいはい・・・・・はい?
「え?だって実ちゃんそっくりのバルーン作るんでしょ?身体データが無いと作れないよ。」
え?あれ?確かにその通りですが・・・
「じゃあ、そっちの台に乗ってねー。パンツ履いてていいよ。」
お立ち台でパンツのみ!?ちょっ、それは何かに目覚めそうなんですけど・・
困惑していると突然部屋のドアが開いて
「それはダメだよ!」
救世主スギルが入ってきた。お茶菓子とジュースを乗せたおぼんを持ちながら。
おお、矢吹!
「そろそろ持っていこうかなと思ってお茶菓子とジュースを用意してる間になんてことをしようとしてるの。」
だよな。流石に女子部屋・・・と言えないような部屋でも女性の前でパンツのみの格好になるなんて・・・
「まったく恥ずかしいよ。ちゃんと作るなら全裸でデータを取らないと意味がないでしょ!!」
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
悪化した!!!
「そっかそっかー。そうだよね。ちゃんとしたの作るなら全裸だったね。失敗失敗。」
何も失敗してないっす!おいコラ矢吹!何作るか知らんやろ!何て事をいいやがる!
「え?知ってるよ?峰田君そっくりのバルーンでしょ?姉さんが台所で色々用意してる間に会話が聴けるようにワイヤレスヘッドホンくれてるから。」
無駄にハイテク!!
「それよりほら、時間もないし早く脱がないと。」
おい、にじりよって来るな。
「実ちゃん。大丈夫だよー。データ流出だけはしないようにデータロックはしておくから。」
いや、そこが心配なのではなく!ちょっ、ララさんまで来ないでください! あっ、ちょっ、マジで・・・
「そこまでクオリティ求めてないからーー!!」
魂の叫びが矢吹家にこだました。
え?その後?うん、まあ死守はしたよ。ただまあ
「あ、姉さん。データはこっちでも見れるようにしておいてね。」
「うん、いいよー。」
なんて会話が聞こえた気がするが自分は気にしないようにしました。・・・色々あるからね。
というわけで、峰田君にサポートアイテム追加。
最近ヤバいね。普段のストレスが。書いてると多少なりとも癒される。
溜めちゃだめ!ストレス!
じゃないと、私みたいになるよ。円形脱mo。