読んで頂き、ありがとうございます。
おはようございます。昨日から峰田実になりました青年Aです。
昨日の不貞寝から約半日。朝です。現在、部屋の掃除中です。
今日は峰田母上に起こして頂き、朝御飯を頂きました。美味しゅう御座いました。
青年時代は、早く親から離れ独り暮らしだったため、ちゃんとした朝御飯を食べるという行為は久しく、とても感動しました。
峰田母上、ありがとう。これから頑張れる気がします。
しかし、まあ朝から驚きました。朝の会話の中で「今日は日課のランニングに行かなかったのね。どこか悪いの?」などと言われたときは。
え?こいつ、毎日ランニングなんてしてるん?マジで?
疑問が浮かびながらも咄嗟に「部屋の掃除したかったから体力を残したかったんだ。」と答えました。
まあ、そのせいで朝から部屋の掃除中です。
だがしかし、ナイス判断だったようで峰田実の日記を発見。それにより現在の年齢が4才だと判明。日記から普段何をしていたかも判明。日記の始め数ページは驚くことに個性をどう伸ばそうか思案している文が見つかった。
さらにランニングコースの自作地図。何かのチェックポイントだろうか?ハートマークがいくつか書かれている。
真面目なのかオープン変態なのか分からない。とりあえず読み進めていく。
「・・・・・・どうしようもねぇ。」
日記を読み進めたら・・・まあ酷かった。
○月○○日
今日は○○ちゃんのパンツが見えた!いちご柄が輝いて見えたぜ!
○月○●日
今日は先生に抱かれながらお昼寝した。ふへへ、感触がサイコーだぜ!どこのかは書かないけどな!心の思い出だぜ!
○月○×日
今日は園までの歩道橋でエロいお姉さん発見!お姉さんの後ろにダッシュ!下から見上げた!・・・天国かここは!だけどお姉さんにばれた!怒られると思ったら「ダ・メ・だ・ぞ(ハート)」って感じに言われた。サイコーだった!また会いてーよー!おねーさーん!オイラ背が低いの嫌だけど低いままの方が良いかも!
うん、まあそんな感じの内容。絶対に峰田母上には見せられない。
というわけで見せられない部分はビリッとしてポイである。
さて、ギリギリ見られても大丈夫な所はこんなもんかな?
将来の夢。トレーニングメニュー。ラストは
○月○日
夢が出来た!オイラ、ヒーローになりてぇ!そんでモテてえ!
○月△日
とりあえず走って体力をつける。先ずはそこからだ。
○月○△日
走ってたらお宝を見つけた!その辺を探したら他にもあった!朝のランニングは欠かせなくなった!ずっとやるぜ!
○月××日
今日はヒミコって可愛い娘にナンパされた!オイラにチュウしたいって言ってきた!オイラと同じくらいの年かな?まったくマセてやがるぜ。まあ当然受け入れたぜ。
オイラ初チュウのせいで舞い上がっちまったのかな?気がついたら公園のベンチで寝てた。
くっそー!初チュウしたのを覚えてないなんて!悔しいぜ!それにしても今日は何で体が動かし難いんだ?風邪ひいたかもしれない。早めに寝よう。
そう。ラストは初チュウの思い出だぜ。
まったく初々しくて笑えるよ。
アハハハハハハハ!
自分は笑いながらベッドにダイブし、蒲団を被って・・・・・・
思いっきり叫んだ。
「笑えるかチクショーが!!峰田のくせに!峰田のくせに!!!どういうことだ!リア充か?リア充なのか?!それともToらぶる体質なのか?!さっきビリっとしてポイした話だってよ!ぶっちゃけ、ちょっと羨ましかったわ!
自分がガキの頃なんてこんなの体験したことないぞ!大人になってからはもっと無いわ!!なんなんだ、なんなんだよ!このクソヤローが!!!」
叫んだ!めっちゃ叫んだ!そして何かが自分の中でナニかが弾け飛び・・・決意した。
「はっ、アハハ。そうかい。そうかよ。分かったよ。自分だってなぁ・・・自分だってヒーロー目指してやんよ・・・でよー、ヒーローになって、お前が羨ましくて羨ましくて泣き叫ぶくらいにモテてやんよ!!!」
この決意は既に峰田になっている自分がいるため、何の意味も持たないことに気がついたのは10年以上経ってからである。
そして峰田の性格に自分が近づいてしまっているということに青年Aは気付いていなかった。
「チクショー!絶対になってやるー!」
ヒーローを目指す回でした。
明日からかなり忙しくなります。土日に更新出来たらします。