ただいま峰田で奮闘中。   作:とろろ~

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第2話

絶望した。いや、マジで。

こんなことってあるかね?だって、あれよ?同族嫌悪したばかりの相手よ?二次元の世界の住人だよ?あり得ないでしょ!

 

そんなことをずっと考えてボーッとしたのだが、いつの間にか自分は峰田実の部屋にいます。

 

絶望した後のことはあまり覚えていない。誰かにここに連れてこられたのは確かである。

まあ、その誰かとは峰田実の母なのだろうが。

 

とりあえず冷静に今後のことを考えよう。

 

確か峰田はあまり主人公に関わっていない。細々と出演しているが、出てるところはコメディ的な意味合いが強い所である。

 

つまり原作の流れには関わっていないはずである。正直どこで消えても問題ないキャラである。

 

「あれ?それってヤバくない?」

 

この世界はヒーロー飽和社会である。そのため、治安は良いはず。だが『事件が起きたらヒーローが守ってくれる』というだけで事件自体は起こるのだ。

つまりは・・・ヴィランもいっぱい・・・いるわけで。

ということは展開によっては・・・・・・

 

「アカン。下手したら死亡もあり得る。」

 

現在、峰田実は子供である。

僕のヒーローアカデミアという作品に子供時代が描かれているのは主人公付近の人間だけである。峰田実の過去編なんて存在しない。

峰田の少年時代に何があったか、何が起こるか、全く分からない。

 

「・・・どうしようもない。」

 

・・・しかし、何だかんだで峰田だぞ?難関である雄英ヒーロー科に入った一人だぞ?

普通に暮らせば何とかなるはず。よっぽど運が悪くない限り原作通り雄英高校には入れるはずだよな?

 

そんな考えに少しだけ、本当に少しだけ希望が見えてきた。

さて、原作の時間まで生き残る、もとい普通に生活するためにこれからどうしようか?

 

未来に希望が見えた時、人の視界は広くなる。余裕が出来るからだ。そんな時、部屋の机の上にノートが置いてるのが見えた。表紙には

 

『オイラがモテるための10の鉄則。』

 

とあった。

 

・・・・・・せつねぇ。

 

希望が芽生えた心に哀愁も芽生えた。

 

まだ3、4才のはずだよな?何でこんなの書いてるかな。

 

一応、今後峰田になるために中身を確認してみる。

 

 

 

 

1つ、余裕が持てる男になれ!

 

心に余裕が持てない男はモテない!例えば、ダチに彼女が出来たら・・・笑ってダチをヤッちまえ!

 

 

・・・はい、アウトー!!

確かに余裕がある男はカッコ良いがコメントが頭おかしい。

えっ?まさかこんなのがあと9個もあんのか?!

 

驚愕しながらもページを進める。

 

 

2つ、メンタル強い男になれ!

 

メンタルが強ければ勝手に体も強くなる!例えば初恋の女に恋人が出来たら・・・笑って男をヤッちまえ!

 

・・・まさかの同じパターン!!

どうしようか?!思った以上に駄目な奴だった!

 

 

3つ、○○○○が上手い男になれ!

 

そうすりゃよ~女なんて勝手によってくるぜ!げへへへへ!!

 

 

「ふんぬぅ!!」

 

力いっぱいノートを壁に叩きつけた。

 

峰田という男は3、4才にして、オープン過ぎる馬鹿だった!!

 

もうやだ。考えるのは明日からにする。今日は不貞寝します。お休みなさい!!

 




これから続くのだろうか?

適度に亀更新頑張ります。
よろしくお願いします。

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