ただいま峰田で奮闘中。   作:とろろ~

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大変遅くなりました。
本当に亀更新で申し訳ありません。


10話

「はん?何で俺らが、んなもんすんだよ。」

「そうか。しないならさせてやんよ。」

 

 

 

 

 

 

 

さて、ついついイラしまい、カッとなって

 

 

 

 

 

 

圧勝してしまいました。

 

「なんだコリャ!取れねぇ?!う、動けねぇ!」

 

峰田実の技、その名もグレープラッシュ。

正直自分汚いことをしたと思います。中坊共を相手に大人げなかった。

 

バトルシーンが無い?いやいやバトルっぽいものなんてありませんよ。

まあ、強いて言うなら「させてやんよ。」というセリフ直後にグレープラッシュ!!

 

その中に以前からグレープラッシュに紛れさせて使ってみたら良いのでは?

と思っていた煙玉を今日は持っていたので使用した。

煙で怯んだすきに中坊共の後ろに回って各自の膝裏に蹴りを入れて膝をつかせたくらいかな。

結果、全身にグレープラッシュを受けてた中坊共は膝をつき、手をつき、ついた先にあった玉に触れることで動けなくなりました。終わり。

そして現在、中坊共の格好はリアルorz。残念、綺麗な土下座にならんかった。

 

「てめぇ、ふざけんなよ!卑怯もんが!」

 

・・・え~・・・まさか三人で自分をボコろうとした奴等にそんなこと言われると思わなかった。

それに卑怯も何も個性で喧嘩するんだから全力を尽くさないと下手したら自分が死ぬし。ネットでヒーローの戦闘動画見てると先手必勝って感じなんだよ。全く卑怯ではない。断言できる。

ちなみに自分、全力を出したので頭がかなり痛い。血も出てる。やり過ぎたわぁ。

 

まあ、いいや。中坊なんて無視無視。少女の無事を確認しよう。

 

俯いている少女に近付くと少女は突然顔を上げて自分の腕に抱きついてきた。

 

?!この感触は?!何て大きなおっぱ・・・

 

「いいですね!あなたの個性!是非サンプルを取らせてください!」

 

・・・正直かなり困惑しております。少女に突然抱きつかれ、抱きつかれた感触は大人な感触をしていて、峰田実の個性のサンプルが欲しいとか、もう何がナンだか・・・

 

「私のベイビーの完成には、あなたの個性が必要なのです!是非ともその玉をください!」

 

ベイビーとな?何やらドコかで聞いたような口振り・・この目は、銃なんかに付いてるスコープのような?・・・あっ、これ原作キャラや。好きなキャラだが今はダメだ。

本来出会うであろう雄英高校に入る前に原作キャラに会うとか、原作以外のことが起きたらヤバい。とにかく関わりたくない早くこの場を離れたい。

 

直ぐ少女から離れようとすると

 

「ああ、逃げないでください。お願いします。それください。」

 

またも腕を取られ、とある感触が腕に食い込む挟まれる。

 

おっふ?!ちょっ、勘弁してくださいもっと挟んでください最高です!あぁでも原作・・・関わ・・るのは・・・ダ・・・・・メ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色々と・・・勝てませんでした。

 

 

 

 

 

なんと意志の弱いことか。自分は血の流れる頭から玉をもぎって、玉の特性を話しながら適当な袋に入れて渡した。

 

「なるほど。自分以外にくっつく。何かにくっついた後も自分が触れれば取ることが出来ると。なるほど。何がスイッチで離れるのか・・・・・・」

 

途中から何やらブツブツと言いながら考え始めた。聞こえないが個性の分析をしてるようです。

でも流石だなこの子。全く自分の頭から血が出てるのを気にしない。流石に発明大好きっ子である。もうちょい労って欲しいものだが。

 

ピピピピピピピピ

 

突然、彼女の腕時計から音が鳴り響いた。

 

「あ!母から頼まれていた買い物を忘れてました!失礼します!助けて頂きありがとうございました!」

 

彼女はお礼を言って走って行ってしまった。

 

一応助けられたって思ってたのね・・・あれ?この状況どうしよう。

彼女を助けられたし、ケガも大したことなかったが被害者な立ち位置の彼女がいないと、個性を使って拘束しちゃった中坊共の説明をヒーローやら警察にどう説明したらいいんだ?

 

と悩んでいたら

 

「遅ればせながら・・・」

 

突然、声が聞こえてきた。声のした方を見てみると

 

「俺が来たー!もう安心だぜ、小僧ども!!」

 

声の主は紫のコスチュームに特徴的な頭の玉。顔も半分マスクで隠れている・・・というか峰田だ。漫画『ヒーローアカデミア』で峰田実のヒーローコスチュームを着た自分より背の高い峰田がいた。

 

・・・・・・嫌な予感しかしない。

 

「よう、息k・・・」

 

あー!あー!聞こえない。自分は何も聞こえない!

 

「うむ。まあ、普段の俺からは想像出来ないかも知れないが認めとけ。」

 

くっ!嫌だ認めない!こんなんがヒーローだなんて!

 

「安心しろ。フリーのサイドキックだから。」

 

そっかぁ、サイドキックならヒーローじゃないから安心だね。とか!ならねぇよ!サイドキックもヒーローだからね!!

 

「全く我が息子ながら頭がよくて嫌になるね。」

 

あっ!息子って聞こえちゃったよ!最悪だよ!

 

「まあ、落ち着け。落ち着かないとコレをネットに流出させる。」

 

そんなこと言いながら峰田父上は携帯の画面を見せてきた。そこには何と、先程腕を取られていた峰田実の姿が。というか今は自分だけども。

その表情は目が血走って見開かれ、鼻の下は伸びて、口からはヨダレが出ている。まさに漫画で峰田実が変態的なことを考えていた時の表情そのままである。

 

・・・ふっ、そんなもの関係ないね。だがまあ・・・

 

自分は足を折り畳んで膝をつき正座をし、頭を地面につけて言った。

 

 

 

「何でも聞き入れさせて頂きます。お父樣。」

 

 

 

 

 




戦闘シーンを期待されていた方、本当に申し訳ない。戦闘シーンを書くのが苦手で。
USJ編までに頑張って覚えます。

そして明かされた峰田父上の職業。
捏造して申し訳ありません。
タグに捏造設定と追加致しました。


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