戦姫絶拳シンフォギアF   作:病んでるくらいが一番

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引き続きパヴァリア三人娘視点からです。


#54『番犬ネフィリム』

「プロジェクトDEUS()。神の意思に沿い、人類に勝手気ままにくびきを打ち込んだ、傲慢なる神を降ろそうとしている。その依代が流のはずよ」

 

 サンジェルマンは説明をしているが、どうしても()()()()()があるため、その顔はあまり自信に満ち溢れていない。

 

「あーしはイマイチ分からないんだけど、なんで依代なんて必要なの? フィーネの時代にはいたんでしょ? 神って」

 

 伝承では神という存在は確かにこの世界に存在したはずだ。いなければフィーネが躍起になって、バラルの呪詛を解き放とうとなどしない。

 

「そこまではわからない……というよりも、知っていた人物が軒並み死んでしまったのよね」

 

「サンジェルマンが潜ませていたスパイというのは?」

 

「革命の礎となったわ」

 

 彼女達がよく使う言葉によって、その人物は既にこの世にいないことを理解する。

 

「どうやって流がその依代だとわかったワケダ?」

 

「まず脈々と続いていたプロジェクトDは終了しているわ。プロジェクトDの最後の生き残りである、轟という苗字の二人組が十年くらい前に死亡したことによってね」

 

「轟? 確か流の前の苗字だったかしら?」

 

「そう。そしてプロジェクトDの関係者は全てノイズによって殺されている。轟夫妻もそうだし、他の関係者も全てが灰に消えている」

 

 カリオストロとプレラーティの頭の中に『ソロモンの杖』が思い浮かんだが、二人ともすぐにその考えは違うことに気がつく。ソロモンの杖が覚醒したのはここ数年であり、それまではソロモンの杖は起動すらしていなかった。

 

「それはおかしいワケダ。何故ならアルカノイズではなく、ノイズを操るにはあの杖以外に方法はないはずなワケダ」

 

「そう。通常の方法ならありえない。神が統一言語でノイズに命令したと言うのが有力ね。それの根拠として、これを見てほしい」

 

 錬金術で映像のようなものが開始すると、そこには流が映っていた。

 カリオストロは何かがわかった風な仕草をしてから、サンジェルマンの肩を優しく叩いた。その仕草の意味はサンジェルマンには分からないが、何となくイラッとした。

 

「サンジェルマン……わかるけど、あまりストーキングをしているとバレるわよ?」

 

「革命に必要なことだからしただけだ! そのようなことは無い」

 

 サンジェルマンは叫んだ後、すぐに映像を開始した。その映像は飛行型ノイズに乗った流が、イグナイトの暴走に巻き込まれた時の映像だった。

 飛行型ノイズは真っ直ぐ進んでいたのに、いきなり流を落として攻撃しようとしたあと、ピタリと動きを止めたと思ったら旋回を始めた。

 

「これが何よ」

 

「この時の流はキャロルとシンフォギア装者が戦っているところに向かおうとしていた。だが、何らかの原因で暴走し、彼の行動パターンとは違う状態(装者を襲う)に移行した。聖遺物に意識を飲み込まれたと私は考えているわ。問題はそこではないの。何故いきなりノイズが杖の主である彼を攻撃しようとしたのか」

 

「暴走しようとしていた奴が自分を止めるために、ノイズに命令したワケダな。杖の融合症例なら口に出さなくても、命令はできる可能性が高いワケダ」

 

 プレラーティは一番可能性のあることを口にする。杖の主を攻撃したのなら、杖の主が命令したと考えるのが自然だろう。

 

「それならば何故攻撃を止めた?」

 

「聖遺物の意思に乗っ取られたのなら、その意思が命令したんじゃないの?」

 

「普通ならそう思うだろう。だけど……この映像では確認出来ないけど、その場面を目で見ればカリオストロもプレラーティも分かったかもしれないわね」

 

「なにが?」

 

「この時、ノイズが攻撃をやめる一瞬前に、彼の体の中に巨大な生命エネルギーが入り込んだのを私は確認したわ」

 

 ちょうど奏が流の中に入り、ノイズが無駄死しないように命令した場面で映像が止まった。

 二人は映像を見ても特にそれといった光景を見ることができない。サンジェルマンは続ける。

 

「私はこう考えたの。彼は精神生命体を使役していて、その存在が彼の代わりに、ノイズを退かせたのではないか? とね。以前彼に会った時も、彼はそれっぽい者を連れていた……気がするわ」

 

 二人はサンジェルマンがいきなりぶっ飛んだことを言い出したので、もしかして仕事を任せすぎて頭がおかしくなったのでは? と少しだけ考えてしまった。局長が使えないので、サンジェルマンが何もかもやっている事は、結社では公然の事実なのだ。

 

 二人だって詳しくは見ようとしてなかったが、彼を見た時違和感は感じなかった。サンジェルマンの方がそういったものに精通しているのは分かるが。

 

「それは飛躍しすぎよ。生命エネルギーが内部に入り込んだのは、イマイチ分からないけど、サンジェルマンが言ったんじゃない。そういった存在との交信はもう出来ないって」

 

「バラルの呪詛を解放しない限り、統一言語が使えるようにならない限り、幽霊との会話は無理だと言ったのはサンジェルマンなワケダ」

 

「そう、そこに行き着く。霊との会話は統一言語がなければ出来ない。だけど、彼は何も無い空間と会話をしたり、いきなり吹き飛んだりしていたらしいのよ。これは彼の家に出入りしている、リディアンの一般生徒に暗示をかけて答えさせたわ。えっと板場という子ね。彼は高い確率で統一言語が話せるのよ。ノイズが不自然に行動を変えるのはそれのせいだと思っているわ」

 

 カリオストロもプレラーティも段々分かってきた。流は本当にこの世界にとって例外的な存在であることに。まず統一言語を使える可能性がある存在はこの世にいない。一番可能性があるのはフィーネだったからだ。その彼女ですら、月を破壊しないと使えるようにはならない。

 それを調べることは、神の力を使って神の遺跡を乗っ取ろうとしている結社の目的から考えたら、とても自然なことだ。

 

 だが、あまりにもサンジェルマンが彼に傾倒し過ぎているとも感じた。何故そこまで彼が神の依代でなければならないのか。そこが分からなかった。

 

「元々彼がいなくても出来る計画だったわよね? イレギュラーなら潰した方がいいんじゃないの? 仲間にするっていうなら良いんだけど、彼って無理じゃない」

 

「あれは駄目女を自ら増やして離れられない駄目男なワケダな。今はまだ装者達は屑になっていないが、屑になったとしても甲斐甲斐しく世話をするのが目に見えるワケダ」

 

「私もおかしいと思っている。何故か考えて一応答えは出ている。彼はなにをするにも周りを巻き込まず、独力で達成しようと足掻くわ。フィーネの仲間になったこともあったようだけど…………それを知った後から、()()()()()()()()()()? と思ってしまって」

 

 

 そこで二人は完全に理解した。どうしてサンジェルマンがイマイチ煮え切らない理論を展開していたのか。

 

 局長、アダム・ヴァイスハウプトは何を考えているのかがわからない。今は彼がいないと、人類の解放というサンジェルマンの願いが出来ないので、しょうがなく彼がトップにいる。そして彼がもし神に成り代わった場合、本当に人類の解放を行うかがわからない。

 その点、流の方が幾分か信用できるのだろう。彼はここにいる三人を裏切ることがあっても、シンフォギア装者を捨てることはありえないと、彼の情報を見ていれば思うことが出来る。

 

 もし彼が神の依代ならば、アダムよりも適性が高いことになり、唯一の不安要素であるアダムの心の内を無視(を捨てることが)できるのだ。付き合いが浅い流よりも、心の内を信用されていない男、アダム・ヴァイスハウプト。

 

「……なーる。局長の代わりが務まる人がいるから、あの胡散臭い男から鞍替えしたいわけね」

 

「今までたらたら言っていたワケダが、それで納得がいったワケダ」

 

 どこかで寛いでいるアダム・ヴァイスハウプトはくしゃみをしただろう。まーた誰かが自分を無能だと非難していると感じながら。

 

「局長は膨大な魔力量を誇っているわ。でも、彼もデュランダルを覚醒させれば無限のエネルギーを取り出せる。彼ならば局長の代わりになるのではないか、もしかしたらそれ以上の適任者なのではないか? そう思ってしまったら、彼から目を離すのが怖くなってしまって」

 

「局長のような胡散臭い男よりも、扱いやすそうな童貞の子を見つけて、もしその子が壊れてしまったら困るものね。いいわ、私も全力でフォローしてあ・げ・る」

 

「それでサンジェルマンの負荷が減るなら協力するワケダ……彼なら楽しくない事を押しつけられそうなワケダな」

 

 サンジェルマンはやはりこの二人に話して、二人を仲間に引き入れて本当に良かったと改めて思った。プレラーティの最後の言葉は、小声だったため誰にも聞こえなかっただろう。

 

 

 

 

 

「そういえば依代が流って言った時に少し不安げにしていたのは何でなの?」

 

「……私が手にいれた情報では、神の依代は神を迎え入れるために設計されている。だから、人間の魂ではあの体には負荷がかかるらしく……その、体が弱い人間になってしまうと聞いていたのよ。自分では歩けないくらい弱るはずなのだけれど」

 

「おい、それって流は絶対に当てはまってないじゃねえか!」

 

 カリオストロが久しぶりに男の声でブチ切れた瞬間だった。

 

 

 **********

 

 

 カリオストロとプレラーティが呆れ返ったあと、キャロルがもし負けた場合に備えて、ある場所に来ていた。

 

「これが神が使ったとされている星間飛行船なのね」

 

「何故反重力が発生しているのか、見てみても全く分からないワケダな」

 

「シンフォギアでも、錬金術でもない異端技術が使われているのでしょうね。遺跡の奪取でこのフロンティアは使えないの?」

 

 フロンティアは遠隔で月を操作できるようなので、カリオストロが言う通り、それが出来るのではないか? と思える。

 

「今回の強襲して必要な情報だけ抜き取るのなら、問題ないのだけど、もしフロンティアを乗っ取ろうとしたら、門番にフロンティアごと食べられてしまうわ」

 

「食べられる? 性的に?」

 

「ウブなサンジェルマンに下ネタはやめた方がいいワケダ」

 

「その程度なら問題ないわよ……最近少しだけ私を生易しい目で見てくるけど、何かしら?」

 

「なんでも」

 

「ワケダな」

 

 二人は元々サンジェルマンだから付いてきているのに、サンジェルマンはアダムに頭を下げていて気に食わなかった。魔力量で錬金術をゴリ押ししている存在だったが、その魔力量は脅威的な量だったから、今まではトップとして居座ってきた。だが、今まではサンジェルマンはすげ替えるなんて考える子ではないのに、今は考えている。サンジェルマンの成長に二人は内心喜んでいた。口に出したらきっとお仕置きされるだろうが。

 

「そういえば、門番って?」

 

「ちょうど来たわ」

 

 国連からデータを盗み取り、フロンティアを座標を手に入れると、その場所に三人はテレポートしてきた。そして話しながら制御室へ向かっていると、地面が盛り上がり、響の腕を食べた時くらいの大きさのネフィリムが出てきた。

 

「ガウ! ガウガウ! ウウウ!!」

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

「「「犬!?」」」

 

 ネフィリムがまるで犬ような吠え方をして、犬っぽい仕草をしている。流が()()で躾た結果だ。

 

「ちょっとカリオストロ。フロンティアの門番ってネフィリムの事よね? なんで犬っぽい感じで吠えてるわけ?」

 

「これは少し予想外なワケダ。面白すぎるワケダ!」

 

「そこまでは分からないわ。きっとS.O.N.G.の誰かが躾たのでしょう。フロンティアの動力源はネフィリムの心臓を使われているはずだから、至る所からネフィリムが出てくるわ!」

 

 サンジェルマンが話していると、地面が変形し始めたので、三人はそこから飛び退いた。すると、地面に口が出来て、三人を食そうとしたが上手く避けられた。

 

「複数、体を作ることも可能なのね! そーれ!」

 

「この程度なら問題ないワケダな!」

 

「そうね。一体一体潰しながら向いましょう」

 

 三人は錬金術を発動させた、どんどん出現してくる犬っぽい土塊から出来たネフィリムを殺していく。

 

 

 知性のないと言われていて、人間を殺すだけの機械なはずのノイズが、人を慮れるようになっていたのなら、ネフィリムはどうなっているのか。元々本能的なものはネフィリムにはあった。アニメで暴走響にビビって逃げたりしていたことから分かるだろう。

 

 今のネフィリムの内心を言葉に表すなら、『怖い』だった。自分の心臓がある方へ、敵対者が少しずつ近づいてきている。自分の体を作り、迎撃しようとしてもすぐに殺されてしまう。心臓を取り込んで体を作ったとしても、多分負けてしまうだろう。

 それでも自棄になってフロンティアを融合させないのは、今ネフィリムの心臓はジェネレータールームに露出しておらず、ジェネレータールームの結晶の奥深くに収納されている。そして自分よりも強いシンフォギア装者や流、そしてあの赤髪の男(弦十郎)がいるからだ。

 

 ネフィリムの今出来ることは、S.O.N.G.からネフィリムを訓練でボコボコに出来るシンフォギア装者、訳の分からない人間、そして聖遺物人間を待つことだった。

 

 

 **********

 

 

 フロンティアが襲撃されてすぐ、S.O.N.G.に緊急救援要請が届いた。フロンティアから差出人はネフィリムでその要請が届いた。

 フロンティアは国連の管理区域に一応しているため、S.O.N.G.は日々監視はしていない。だが、救援要請が来たなら別だろう。しかもネフィリムから直接来たのなら、重大な問題が起きたはずだ。

 装者や流やS.O.N.G.のOTONAはネフィリムを簡単に倒しているが、異端技術がなければ普通なら勝てない相手だ。

 

 フロンティアが管理しているチャンネルを開くと、現在三人の錬金術師に襲撃されていることがわかった。

 

「みんないいか。まだキャロルとの決着がついていない時に、新手の敵が現れた。そしてそのキャロルは流が説得……に行ったんだよな?」

 

「ええ。これが成功すればキャロルとはこれ以上戦わなくて済むはずよ」

 

 弦十郎は何かの間違えではないかと了子に聞き直すが、やはり説得に行ったようだ。弦十郎はあの息子は何をやってんだ! と叫びたくなるが、司令官として良くないので我慢する。あとで息子と本気のスパーリングをしてストレスを解消することを思い浮かんだ。

 

「流先輩って戦う以外の方法を取るんですね……痛い!」

 

「当たり前だろ。何アホな事言ってんだ」

 

「今のは響が悪いと思う」

 

 響の言葉にクリスが頭を一発叩いて怒る。だが、クリスも含めて流はとりあえずぶん殴る人間である事はわかっている。響を叩いたが今回は未来の判定はセーフだった。

 

「だが、キャロルの意思は相当硬かったはず。説得など出来るのだろうか」

 

「それは彼に任せておけばいいのよ。どうせ私たちを止めた時のように、何かしらを知っているのでしょうし」

 

「問題は……やり過ぎないか」

 

「やり過ぎるデスか?」

 

「また女が増える……そしたら流がいない時の食事から、世話の全てを私がやることになってるから、これ以上は無理。やっぱり分身の習得は急務」

 

 調のおさんどん事情は割と切羽詰まっていたようだ。流は調理中に分身を使ったり、高速移動を使って動いているから余裕があるが、調はまだその域には至っていない。

 魔法少女事変が終わったあと、調は数日緒川とどこかへ行っていたとか。

 

「大丈夫デスよ。流だって、あんな()()()()ロリっこに手を出そうとしませんって」

 

 胸のないという発言の時に、切歌の胸が大きく揺れた。最近の切歌の成長は芳しいのに、何故自分は変わらないのだろうと調は内心キレそうだった。

 

「あのロリは精神年齢高いんだよ切ちゃん」

 

「ババアなら問題ないデスね!」

 

 またまたのちに、切歌とキャロルは死闘を繰り広げることになるとは、この時誰も予想していな……かったことはない。割と切歌は考えなしに、こんな事も本人に言うので、争いは起こるのだろうなと皆が思った。

あと了子が少しだけ泣きそうだった。

 

(精神年齢ババア……はぁ、結婚したい)

 

 やっと弦十郎と同居し始めた了子の結婚は何時になるのか!

 

 

「お喋りはそこまでだ。キャロルの事もある、出動は四人までとする。誰が行きたい人はいるか?」

 

「あまり活躍できていないので私が行きます。錬金術相手なら、神獣鏡は有効だとわかっていますから」

 

「未来が行くなら私も行きます! 未来は絶対に守ります!」

 

「守りに行くのはフロンティアだよ?」

 

「えっと、フロンティアも未来も守ります!」

 

「ならあと二枠は」

 

「私達で決定デース!」

 

 未来と響、調と切歌がフロンティアに向かうことになった。他の三人はその事を了承して、何かあった時の戦力として待つことになった。

 四人は二基ずつに別れて、ミサイルに乗って向かった。もちろんひびみくとしらきりに分かれている。

 

 

 

 

あの子(サンジェルマン)……どこかで見たことがあるような気がするのよね?」

 

「本当か了子くん」

 

 フロンティアの機能で侵入者達を写している映像を見ていると、了子は不意に呟いた。

 

「ええ、見たことがある気がするのだけど……多分雑魚ね。覚えていないということは」

 

「いや、土塊のネフィリムを吹き飛ばしているところから見て、雑魚ではないと思うが」

 

「なら昔は雑魚だったんじゃないかしら? もしくはどうせ海賊時代にあの子の祖先を見たのでしょうね。あの時は私もはっちゃけてたし」

 

 了子はそれだけ言うと、自分の研究室に戻っていった。了子は今イグナイトのエネルギーを転用して、限定解除に近づける機構を作っている。イグナイトモードは色々不安定すぎるので、あのままを決戦仕様として使うのは危なすぎる。いつ感情が爆発するかわからない所が危なすぎる。

 あと特に息子に負荷がかかるのは頂けない。やっと出来上がった原案をナスターシャにも送って、問題点の指摘をさせようと、了子は頭の中で考えていた。




作者は割とアダムが好きですよ? パヴァリア三人娘の方が好きですけど。
そしてフィーネが協力的ならイグナイトの問題に手を出すと思います。流が怒りを増幅して暴走したわけですし。

あとDeusは北欧のゼウスでも、機械のマキナでもないです。ラテン語でDeusは神という意味なのでそちらで使いました。英語のGodと同じですね。

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