(ダイヤのAってマガジン見てた頃は見てたけど御幸がキャプテンになったぐらいで忙しくなって見なくなったんだよな…)
一応内容は調べながら書きますが捏造とか出てくるかもしれません申し訳。後一応無いようにはしますが誤字あったら教えてくれたら嬉しいです。
最初に片岡一鉄から能力テストを始めたのは失敗だったと気づくのは157kmのストレートの後静まり返ったブルペンに一鉄と同じ一年生の声が聞こえてからだった。
「お、おい。今年の一年でピッチャーこいつ以外使われないんじゃ…」 「あー俺別のポジション希望しようかな」 「もうだめだぁ、おしまいだぁ」 「うわ、こいつの身体から出てるの何だ?オーラ?」
(特別なのは僕だけじゃなかった。)
降谷という男以外は完全にマウンドに立つ気が失せていた。
監督達もざわついていた。圧倒的な投球に呑まれていた太田部長や高島副部長も一年生の言葉を聞き、これでは青道投手陣の人材不足が更に加速してしまうのでは。そう思い監督の方を向くと有り得ない光景が広がっていた。
ニヤリと確かに笑っていた。どれほどの勝利を積み重ねても、負けては意味がないと言い都大会で優勝した時も、ニコリともしなかった男が笑っていた。
「か、監督。よかったのですか?一年生達がやる気を失いかけてますが…」
「構わん。一鉄の投球を見ただけで心が折れ、投手としての自信を無くすような奴はいずれピンチになった時に耐えられん。それに一鉄の投球を見て、闘志を燃やす奴がこれからは必要になる。」
「それは、確かにそうですが…」
納得のいかない顔をしている太田部長を置いて、投手の能力テストは順調に進む。
「よし!投手としての能力テストは、これで終わりだ!他のやつらの能力テストをやっている間に、バッターとしての能力も見る!」
「「「はいっ!」」」
「では、高島副部長…」
「はい、わかりました。データを取り後ほどお見せします。」
そう言って片岡監督と太田部長は内野手の能力テストに向かっていった。(インパクト弱かったかな?)
全くそんなことは無いのだが見当違いの事を真剣に考えている男を放って。
所変わってBグラウンドバッターボックスに、一年投手陣は集まっていた。マウンドにいるお世辞にも背が高いとは言えない、2年生が肩を温めているのを見ながら素振りを始めた。
「よーし。俺がお前らのバッティングピッチャーをする川上だ。よろしくな」 「「「しゃす!!」」」
「10球川上君に投げてもらいます。変化球ありでどれだけ打てるかを見させてもらうわ。じゃあ降谷君から始めてくれる?」
「「「はいっ!」」」
降谷がバッターボックスに入って10球打ち終わった後、やたらと俺の方を見てくる。見てくるというか睨まれてる気がする。怖いぞ
でも、10球か。見た限りそんなに球も速くないし変化球もそこまでだな。これなら…
「…鉄!一鉄!次お前だぞ!ボケーっとして何してるんだよ!」
「お?悪い悪い。 すいません!片岡一鉄です!お願いします!」
ザッザッと足を固めるために、バッターボックスを掘りながらバットでベースをコンコンと叩く。シャァ!と気合を入れてバットを構える。180cmを超える身長で、ドンと腰を構えるのではなく自然体でバッターボックスに立つ。それはまるでマウンドのピッチャーを挑発しているようだった。
どこに投げても俺は打つぞ…と。
少しムッとしながらも、構えられた内角低めにストレートを投げる。それは要求どおりにミットに向かい…消えた。
少しして後ろの得点板からドンッと鳴り後ろを見ると、見事にバックスクリーンに直撃していたボールが落ちるところだった。
10球中8球ホームラン。
残りの2球もフェンス直撃。
---彼は『マウンドの王様』ではなく『野球の王様』と呼ばれる所以がそこにはあった。
---マウンドでバッターの膝を折り、心を折り。
---バッターボックスで投手の心を折り、相手チームを跪かせる。
---圧倒的なまでの野球センス。
---人の上を行き努力を嘲笑い。
---味方からすれば頼もしく、敵からすれば恐ろしい。
---天才などの言葉では表せない程の才能
---まさしく『野球の王様』
あ、一応これは本編とはほとんど関係ないです。
幕間ですね。川上の代わりにベンチ入りする為の話です。
ノリ…すまんな
ほんとに次は来週の月曜に更新します。じゃ
(活動報告の方も見てくれるとありがたいです。)