名探偵ミューズ   作:sunlight

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解決編です。
上手く書けたかコメントをお願いします。



暗闇寺幽霊事件 解決編

「どういうこと? 今の蝋燭リレーが4人だと成り立たないって」

「そこのところもうちょっと詳しく教えてよ。」

 

さっきの発言に穂乃果と凛が疑問を持ち真姫に聞いた。

 

「ああ、だから、つまりーー…」

 

真姫が説明しようとすると「待った!」と花陽が止めた。

 

「真姫ちゃん… この話をした方がみんなが理解しやすいかもしれない……」

花陽が言うと「この話って?」とみんなが花陽を見た。

 

 

「うん… この話は私がネットで読んだ怪談なんだけどね。東京のある大学の山岳部に伝わっていた実話だっていう話…」

 

(((ゴクッ……)))

 

みんなが息を飲んだ。

花陽は話し始めた。

 

 

 

 

 

 

昔、ある冬山で5人の山岳部員が吹雪にまかれて道を見失ったんだって、そのうちの1人は運悪く落石で頭を砕かれて死んでしまって、残りの4人で死体を背負って必死に寒さを凌ぐ場所を探し回ったそうなんだ…

4人の山岳部員たちは吹雪の中歩いていると幸運にも山小屋を見つけたんだ。

助かるかもしれない、そう思って山小屋の中に入ったんだ。

ところが山小屋は無人で電気も暖房も食糧もなく真っ暗闇でお互いの顔すらわからない中、今度は寒さと疲労で襲ってくる眠気と戦うハメになったんだ…

 

 

「おいっ…寝るな! 寝たら最後だぞ!」

「ダ、ダメよ… このままじゃ……いつか…寝てしまうわ……」

 

 

全員が諦めかけたその時、その中の1人にナイスアイデアが浮かんだんだ。

 

「……そうだ! こうしよう……」

 

その人は自分の考えを全員に話した。

 

「全員が四隅に座るんだ! それで立ち上がって隅にいる人のところに行き肩を叩いて起こすんだ! これを繰り返してぐるぐる回れば自分の番が回ってくるまでほんの少しは眠れるだろうし、起きたら今度は次の人に繋ぐっていう義務感で立ち上がれる‼︎ 朝までそうやって頑張り続ければ助かるかもしれない……!」

 

その人が説明すると、

 

「………いいですね!」

「やってみよう!」

 

全員が納得した。

4人の部員たちは遭難者の遺体を部屋の中央に置いて四隅に座った。

そして、何も見えない山小屋の中で肩を叩き合いなんとか吹雪がやむ夜明け前まで頑張り続けて、彼らは無事に下山したんだけどね……

 

 

 

 

花陽の話が終わると「あっ!」と絵里が声をあげた。

花陽は続けた。

 

「そう… ところが、その中の一人が気づいちゃったんだよ! この肩叩きリレーの不自然さにね……!」

 

 

「あっ‼︎ それって確かにあり得ない‼︎」

 

 

穂乃果も分かったようだ、一人ポカンとしているのは凛だ。

 

「え? どこがおかしいの? この話…」

凛が聞くと「気づかないの⁉︎」と真姫が凛に言った。

 

「え… いや、だってさ…… 4人が隅にいてぐるぐる回って肩を叩き合ってるだけでしょ? それのどこがあり得ないの?」

 

凛が聞くと花陽が解説する。

 

「いい? 凛ちゃん。 ここでよーく頭に思い浮かべてよ、この時の山小屋の状況…」

 

凛は花陽に言われた通りに思い浮かべた。

 

「山小屋の四隅にそれぞれ一人ずつ部屋の中央には仲間の遺体…… 山小屋の中はすぐ隣の人の顔すら見えないほど真っ暗だ!」

 

凛は頑張ってイメージする。

 

「そして、まず1人目が壁伝いに移動して2人目の肩を叩く…。叩かれた2人目は立ち上がってそこに1人目が入れ替わりに座る…… そして2人目はそのまま壁伝いに3人目のところへ行き肩を叩く…… 同じように3人目は立ち上がって今度は4人目の肩を叩きに行く…」

 

花陽は話を一度止めて凛の方を見た。

 

「さて、ここで凛ちゃんに問題です! 4人目は一体誰の肩を叩くでしょう?」

 

花陽の問題に凛が答えた。

 

「え? そんなの簡単でしょ? 4人しかいないんだからぐるっと回って……」

凛はそこまでいうと「え?」と言葉を詰まらせた。

 

 

「凛ちゃんも気づいたみたいだね…」

 

花陽が凛に言った。

 

 

 

 

 

 

 

「だ……誰も…いない……!」

 

 

 

 

 

 

 

ようやく理解できた凛が震える声で言った。

 

 

「そう! …にもかかわらず4人目は『誰か』の肩を叩き…… その『誰か』はまた1人目の肩を叩きそれは夜明け前まで続いたーー… わかる通りこの話のオチは部屋の中央で死んでいる人がその『誰か』となって肩叩きリレーの穴を埋めて仲間を助けた…ってことになってるんだけどね…」

 

花陽の説明が終わると真姫が暗闇寺を見上げながら凛に言った。

 

「今の話とまったく同じことがこの暗闇寺の蝋燭リレーで起こっていたのよ……!」

 

凛は息を飲んだ。

 

「本来なら絵里が抜けて誰もいないはずの角で4人目の凛は『誰か』に蝋燭を渡してその『誰か』は穂乃果に蝋燭を渡していたのよ……!」

 

凛の顔からサーッと血の気が引いた。

 

「じ…じゃあ…凛が蝋燭を渡したあの白い手は…まさか……!」

 

凛はあの白い手を思い出して震えだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう、幽霊の手だった………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわーーーーーっっっっっっっっ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫? みんな…」

 

驚いて大声を出して抱き合って震えている5人に希が聞いた。

 

「の、希! 驚かさないでよ!」

「びっくりしたじゃん‼︎」

 

希がいきなり声をかけて穂乃果たちを脅かしたので、みんなは震えながら希に怒る。

 

そんなことを気にせずに希が口を開く。

 

「参拝客が言っていたシチュエーションと同じや! その参拝客も4人でこの暗闇寺でまったく同じ蝋燭リレーをしたんや。その時も4人では回れないんやって事に気付かないで、それで全部終わった後にで気づいたんやって……」

 

希が真剣な顔をして続けた。

 

「その蝋燭を受け取っていた手のひとつが幽霊の手だったってことに…」

 

みんなの顔が真っ青になった。

 

「嘘……」

「どうしよう〜〜〜…… こんなところで肝試しなんてするんじゃなかった〜」

「う〜〜ん… とうとう本物の幽霊を見ちゃったんだね私たち‼︎」

「あり得ない…… 幽霊なんているわけがない……」

 

 

花陽、凛、穂乃果、絵里がそれぞれの反応を示しているなかで真姫は暗闇寺の廊下をじっと見ていた。

 

 

「ねえ……、もう一度この暗闇寺を調べてみない?」

 

 

真姫が全員に提案した。

 

 

「ダメよ‼︎」

「こ、こんな寺、怖くて無理だよ〜……!」

 

 

全員が猛反対した。

 

 

「この世に幽霊がいるなんてどうも私は信じられないのよ。だから何かトリックがあるはずよ。この暗闇寺にね…」

 

 

真姫が暗闇寺を見上げた。

 

 

「ウチは賛成や……」

 

 

希が震えた声で言った。

 

 

「それなら穂乃果も行く!」

「じ、じゃあ、私も!」

「凛も行くにゃ〜…!」

 

 

希の声を始めに穂乃果たちも行く気になったようだ。1人震えて反対しているのは絵里だ。

 

 

「わ、私は行かないわよ! ここで待ってるから……!」

 

 

断固として行かないと言い張る絵里に穂乃果たちは一緒に調べる事を諦め絵里に暗闇寺の入り口で待っているように言った。

絵里を残し穂乃果、真姫、凛、花陽、希の5人は暗闇寺に入って行った。

 

 

 

 

 

暗闇寺に入ると穂乃果が4人を呼び止め提案をした。

 

 

「二手に分かれて調べよう。入り口から入って左側からは私と真姫ちゃんが調べるよ。希ちゃんと花陽ちゃんと凛ちゃんは右側から調べてもらえる?」

 

 

穂乃果の提案に全員が賛成し、穂乃果と真姫は左側に、希と花陽と凛は右側に歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

ギシ… ギシ… ギシ…

 

 

 

 

床の軋む音がするなか穂乃果たちは携帯電話の灯を頼りに真っ暗な廊下を調べ始めた。

 

 

「壁には変な仕掛けはないね。」

 

 

穂乃果が暗闇寺の廊下の壁を触って調べながら呟いた。

 

 

「床にも抜け穴みたいなものはないわよ…」

 

 

真姫は床を調べていた。

2人が調べていると反対側から調べていた花陽たちがやってきた。

 

 

「なんか仕掛けや抜け穴見つかった?」

「こっち側からは何も…」

 

 

穂乃果が聞くと花陽が首を振った。

 

 

「そっち側はどうだった?」

「何もなかったわよ…」

 

 

希の問いに真姫が答える。

 

 

「うーん、壁に隠し扉とか床に抜け穴とかがあったら幽霊のトリックの説明は簡単に出来るんだけど…」

 

 

穂乃果が首を捻った。

 

 

「とりあえず、一度、入り口に戻ろうよ。おいてきた絵里ちゃんも心配だし…」

 

 

凛がそう言うと全員が入り口に向かった。

 

 

 

 

 

 

「あっ! やっと、出てきた! もーすごく怖かったのよ〜」

 

 

暗闇寺から出てくると絵里が穂乃果に抱きつきながら言った。しかし、抱きついている手が震えているあたり1人でいるのは本当に怖かったのだろう。

みんなが絵里を宥めているなか、真姫は1人だけ蝋燭リレーの事を考えていた。

 

 

(そう… 幽霊なんているわけがないわ。 でも、4人でこの蝋燭リレーが成立するなんてあり得ない。だとすると、見落としているところに仕掛けが…? 天井とか?)

 

 

真姫はそう思ったがすぐに首を振った。

 

 

(いや、そんな面倒くさい仕掛けを作って見ず知らずの人を脅かす人なんているわけがない。となると… もっと単純に考えるべきなのかしら?)

 

 

真姫は最初から考え直した。

 

 

(絵里が抜けたから最初の角には誰もいない… 入り口には絵里がいるわけだからこっそり誰かが入り口から入って加わるのは無理ね… )

 

 

 

 

「ん? 待って」

 

 

 

 

真姫は頭に何か引っかかった。そして次の瞬間!

 

 

(あ! そうか! そう言う事だったのね!)

 

 

真姫の頭にイナズマのような衝撃が走り全ての謎の真相が一本の線に繋がった!

 

 

 

 

(なるほど… やっぱり幽霊なんていなかったのね。このトリックが可能なのは1人しかいないわ!)

 

 

 

 

 

 

「みんなちょっと良い?」

 

 

幽霊騒動の真相がわかった真姫が4人に呼びかける。

 

 

「どうしたの?」

 

 

穂乃果が聞くと真姫は答えた。

 

 

「何もかもわかったのよ、私…」

 

 

真姫はフッと軽く笑った。

 

 

「幽霊の正体ーー… それとそいつがどうやって化けて出たのかもね!」

 

 

「ええっ!」

 

 

真姫の告白に真姫以外の全員が驚く。

 

 

「ま、真姫‼︎ 貴女は本当は霊能者だったの⁉︎」

 

 

絵里が聞くとズコッと真姫がこけた。

真姫は立ち上がり「違うわよ!」と絵里に行った。

 

 

「そう言う事じゃなくてこの『暗闇寺幽霊事件』に隠されたトリックが分かったのよ!」

 

 

真姫が言うと4人は驚いた顔になった。

 

 

「ト、トリックってどんな……?」

 

 

花陽が真姫に聞いた。

 

 

「トリックって言ってもそんな大袈裟なトリックではないわ。ちょっとした心理的盲点をついた『目くらまし』に過ぎないのよ」

真姫は4人を見て続けた。

 

 

「しかも、私の考えが正しければそれが可能だった人間は1人しかいないわ、

そもそもこの事件はもっと単純に考えるべきだったのよ。何しろこのトリックを仕掛けた『幽霊』は私たち6人の中にいるんだから」

 

 

真姫が言うと絵里が「じゃあ、犯人は凛! 貴女ね!」と絵里が凛を指差した。指差された凛は必死に違うと言う。

 

「り、凛は何もしてないにゃ! ただ真姫ちゃんから受け取った蝋燭を次の穂乃果ちゃん… じゃなくて… 曲がり角の向こうで待っていた相手に歩いて行って渡しただけだにゃ! それで44秒数えて角の向こうに移ってそれを3回繰り返して…「おかしいのはそこよ」……え?」

 

 

真姫は凛を見て言った。

 

 

「そもそもその3回が変なのよ」

 

 

「どういうこと?」

 

 

花陽か真姫に聞いた。

真姫は説明を始める。

 

 

「仮に絵里の代わりに幽霊が加わって5人でこの蝋燭リレーをやったとして、同じルールで穂乃果が最初の場所に戻ってくるまで蝋燭リレーを続けると、本来は凛が次の『誰か』に蝋燭を渡す機会は4回になるはずなのよ。これは、簡単なパズルトリックよ。私たちの中で誰かが一人二役をしていたのよ。そしてその犯人は……」

 

 

真姫は犯人を指差した。

 

 

 

 

 

 

 

「穂乃果! 貴女しかいないわ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

「え〜〜⁉︎ わ、私?」

 

 

穂乃果が驚くと真姫が軽く笑った。

 

 

「まだ、しらを切るの? 貴女がしたことは全部見抜けているのよ。」

 

 

真姫が挑戦的な顔をした。

 

 

「それなら、説明してや……」

 

 

まだよく分かっていない希たちが真姫に言った。

 

 

「いいわよ。穂乃果が取った行動はこうよ! まず、最初の角で絵里が穂乃果に蝋燭を渡す。その時、絵里は怖くなったからと言っているのを聞いて、穂乃果は咄嗟に4人でもこの蝋燭リレーができるようにちょっとイタズラを仕掛けようと考えた。」

 

 

真姫は穂乃果を見て続けた。

 

 

「まず、絵里を暗闇寺の入り口階段前で待つように言って、その後、絵里から受け取った蝋燭を次の花陽に渡した後、本当なら花陽がいたこの位置で待たないといけないのに、穂乃果は元いた位置まで絵里に気付かないように戻って一回りして凛からの蝋燭が届くのを待ったのよ」

 

 

「「「「あっ‼︎」」」」

 

 

全員が気づいたらしく声をあげる。

真姫は続けた。

 

 

「そして、今度は凛から蝋燭を受け取ると、2つ先の角に待っている花陽に蝋燭を渡し、またひとつバックして今度は最初に花陽がいた位置で凛を待つ… それを同じように繰り返すと、あたかも1人誰もいない筈の『誰か』が加わっていたかのように、最後まで蝋燭リレーは何の滞りもなく繋がっていく…」

 

 

真姫がそこまで言うと、「ちょっと待って!」と穂乃果が真姫の言葉を遮った。

 

 

「言いたいことは分かったけどさ。そのトリックは私じゃなくても最後の凛ちゃんにもできるじゃん? ほら、最初に受け取った時に凛ちゃんが2区画進むのさ!」

 

 

「それはできないわ!」

 

 

真姫が穂乃果の言葉を否定した。

 

 

「なぜなら、入り口で絵里が蝋燭リレーの様子を見ているんだからね! 凛が次の『誰か』に蝋燭を渡さずに2区画進もうとしたらすぐにバレてしまうわ!」

 

 

真姫は一息置いて続けた。

 

 

「つまり… このパズルトリックを実行できたのは穂乃果ーー… 第一走者の貴女しかいないということよ…!」

 

 

真姫がいうと穂乃果は黙って俯いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フ、フフフ…… あはははははは!」

 

 

穂乃果は大笑いをし始めた。

 

 

 

 

 

 

 

「いや〜 バレちゃった 流石だよ真姫ちゃん! 最初からあんまり怖がってなかったもんな〜! それならこんな単純なトリックなんてすぐにバレちゃうもんね⁉︎」

 

 

大笑いした後穂乃果は笑顔で言った。

 

 

「ひどいにゃ! 穂乃果ちゃん! 凛たちのこと騙したのにゃ⁉︎」

「ほ・の・か〜〜〜〜‼︎」

 

 

凛と絵里が穂乃果に食ってかかるのを見て真姫が軽く笑った。

 

 

「私が心理トリックって言ったのはまさにそう言う事なのよ、恐れや思い込みは冷静な推理力を奪ってしまうわ。だから、ちょっと考えれば誰でも見抜けたトリックにみんな騙されてしまったのよ。希が言ってた参拝客もきっと第一走者が同じトリックを使ったのよ」

 

 

真姫はそう言うと穂乃果を見た。

 

 

「まあ、さすが穂乃果ね… なかなかの心理トリックと言いたいところだけど……」

 

 

真姫は穂乃果を呆れた目で見た。

 

 

「いくら幽霊の出る寺だからといって仲間を驚かして面白がるなんて悪趣味がすぎるわよ?」

 

 

真姫が言うと、

 

 

「そうよ! 穂乃果! 覚悟しなさい!」

「ひどい穂乃果ちゃんにはお仕置きにゃ〜!」

「悪い子にはワシワシMaxや!」

 

 

全員が穂乃果に攻撃体制を取った。

 

 

「わー! ごめんなさい! ちょっと悪ふざけをしただけで…」

 

 

穂乃果が言っても、

 

 

「「「「「問答無用‼︎」」」」」

 

 

全員が穂乃果を取り囲むと

 

 

「ギャーーーーーーーーーーーー!!!!」

 

 

穂乃果の悲鳴が暗闇寺に響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、『暗闇寺には夜になると少女の悲鳴が聞こえる』と言う新しい噂が生まれたという……

 

 

 

 

 

 

 

 

ー次回予告ー

音ノ木坂学園の近くにある美術館に甲冑の鎧を身につけた中世の騎士が美術館内を深夜に歩き回ると言う噂を聞いたμ’sの9人。噂が本当かを確かめるべく美術館に行ったらその美術館とオーナーと館長が美術館の閉鎖の問題で揉めていた。噂が本当か確かめるために穂乃果たちは手分けして美術館の中を楽しみながら聞き込みをしているうちにこの美術館にある複雑な事情を知っていく。

さらに、その美術館のオーナーが美術館にある絵になぞらえて殺されてしまう。そして、犯行現場を撮っていた防犯カメラに映っていたのは噂にあった中世の騎士⁉︎ 摩訶不思議な美術館殺人事件、μ’sの9人がこの謎に挑む!

 

 

 




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