今回は、穂乃果視点で進みます。かなり短いです。
私こと、高坂穂乃果は、今、幼馴染を始めとした8人の友人たちに囲まれて困っています。
「穂乃果、また、1人で事件を解決したんですか⁉︎」
「酷いよ。穂乃果ちゃん! 私たちも、解決に携わりたかったのに」
「事件が、起きたら、1人で解決しないでみんなで協力して解決するって決めたでしょ!」
こんな風に、みんなに責められています。
「だ、だって、仕方ないじゃん、事件は早く解決しないといけないし…」
私が言っても。
「相談するくらいの時間はあるでしょ‼︎」
「1人でまた、良いとこ全部持っていって」
「抜け駆けは穂乃果の得意技だからね〜」
矢継ぎ早に私に詰め寄る8人を説得出来る言葉が思いつかないので、私は、
「今度からは、ちゃんとみんなと一緒に解決するよ!」
と言うことしかできなかった。
みんなは、まだ納得いってないような顔をしていたけど、「破ったらパン食べるの1ヶ月禁止やで。」という希ちゃんの一言で落ち着いた。
紹介が遅ましたが、私たちは、高校生探偵団と人からは呼ばれている者たちです。
何故こう呼ばれるかは、学校で起きたある事件をたまたま居合わせた、この9人が解き明かしたことがきっかけなんだけど、それは、また別のお話だ。
それ事件を解決して以来、噂はどんどん広まり、私たちはいつの間にかそう呼ばれるようになった。
だけど、「探偵団と言われるだけだと、嫌よ。」という、メンバーの1人であるにこちゃんの言葉により、私たちは探偵団の名前をみんな音楽が好きだからという理由で9人の音楽の女神を意味する「μ's」という名前に決めた。
名前が決まった後は、私たちμ'sの噂を聞いていろいろな事件が私たちのところに次々に舞い込んでくるようになった。
そのことが理由で、漫画とかでよくあり現実ではありえないとおもっていたけど、警察の人にも何人か知り合いが出来てしまった。
今では、私たちと知り合いになった警察の人たちの方から、「この事件を解決して欲しい」と頼まれるようになるまでになってしまった。
私たちは、これからたくさんの事件に巻き込まれるハメになっていくだろう。
でも、私たちは、どんな謎も事件も解き明かしてみせる‼︎
そして、次の事件は、もう、すぐそばに近づいていた。
次回予告
海未ちゃんの両親に誘われて穂乃果とことりの海未の幼馴染トリオは、街に新しく出来た、船が料理を運んでくることで人気の料亭である、流水亭に、やってくる、しかし、その店で、穂乃果たちの隣の部屋で食事をしていた、3人の大学生の1人が殺害されてしまう。一緒に来ていた、大学生2人には、完璧なアリバイがあった。穂乃果、ことり、海未の3人が完璧なアリバイを崩し事件解決に挑む!
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