そして愛の嵐が吹き荒れる。デュエルスタンバイ!
――――見た感じ、平塚先生の出血はそこまで多くない。
となると、心肺停止状態の原因は、外傷によるショックだと思われる。
(まずは。傷口を塞がないとな)
先生の傷口に触れて、生命エネルギーを送り込み、自己回復機能を促す。
眩い光と供に血管が修復され、続いて臓器と腹部の破損個所が塞がっていった。
これが俺の超能力の一つ、治癒力(ヒーリング)である。
「す、すごー! ヒッキーすごー!」
後ろで、馬鹿っぽい声が聞こえた。ヒッキーって俺の事かい。
さて、輸血は後でするとして……次は心肺機能の回復だが。
三人娘が必死に心肺蘇生法を行ったおかげで、比較的に平塚先生のダメージは少ない。
(それにしても)
この規模の飛行機ならAED(自動体外式除細動器)が設置されていてもおかしくないはずだ。
だが、ここにいるクラスメートの三人娘は、手動の心肺蘇生法を行っていた。
「お前ら、AEDは使ったのか?」
尋ねると、三人娘が顔を見合わせる。
その後、赤ブチ眼鏡の女子が恐る恐る口を開いた。
「それが……壊れてるみたいで。だから手動でやってたんだよね」
「壊れてる?」
「他にも……電子機器が軒並み故障してるみたい。スマホとかも」
「……マジでか?」
ポケットから、スマホを取り出し確認してみると、俺のも故障していた。
(こ、小町の写真がぁ~~~~!!)
俺が撮り溜めた、1000枚を超える小町の写真データがパァになっていた。
まぁ、大半は自宅のパソコンにデータを保存しておいてるけども。
それにしても惜しい事をした。ショックだぜ。
しかし……電子機器の故障か。
ジェット機が墜落したのにも関係があるのかもしれない。
「おっと、今はそんな事を気にしてる場合じゃないな」
今は平塚先生を治す事だけ考えよう。
だが、ADEが使えないとなると……うーん。少し問題が。
「どうしたの?」
陽乃が少し焦った様子で声をかけてくる。
平塚先生が心配なのだろう。
「いや、問題無い」
うん。仕方が無いよな。今は非常事態だもんね。
細かい事を気にするわけにはいかないもんなぁ。
――ぷち、ぷち、ぷち。
ってなわけで、平塚先生の白いブラウスのボタンを外していった。
「へ、変態だー!?」
後ろでお団子が悲鳴を上げ、他の女子たちも軽蔑し切った視線を向けてくる。
「ちげーよ! 俺がAED代わりになるから、肌を露出させる必要があるだけだ!」
「……ふ~~~ん」
慌てて弁解するが、陽乃が上方から冷たい目で見下してくる。
俺は悪くねぇ! こんなの絶対おかしいよ!
「ええい、ままよ!」
躊躇せず、ブラジャーも外した。
ぽろん、と平塚先生の豊満な乳房が飛び出す。
(OH……! アメェィズィング……!)
それは大いなる美峰ジャパニーズ・フジヤマ。
こんな光景を見たら、俺の股間もエベレストになっちゃうよ!
しかし、意外と綺麗な乳首の色をしてらっしゃいますね。アラサーとは思えません。
ほっほっほっほっ。これは平塚先生への評価を改める必要がありそうですねぇ。
※実際にAEDを使う場合、ブラを外すかどうかは、指導者によって意見が分かれるそうです。
「……………………」
「はっ!?」
陽乃が無言で絶対零度のオーラをぶつけてくる。
な、なんだこのプレッシャーは!? こいつ人間か!?
いかんいかん、今は雑念は無用だ。続けていくぜ!
「うおりゃああああああああ!」
――もにゅううん!
男らしく、平塚先生の豊かな双丘を鷲掴みする。
そして、電気ショーック!
――びくん!
平塚先生の身体が跳ね上がる。
これぞ、パイロキネシスを応用したサイキック式AED!
電流や電圧を、AEDと同レベルに調節した電力を発生させたのだ!
「さらにいいいいいィィィィィィィ!!」
――――ズキュウゥゥゥゥゥゥゥンッッッ!!
馬乗りになったまま、ダイナミックに平塚先生の唇を奪う。
気道の確保と心臓マッサージを念動力で行い、口部から空気を送り込み、呼吸器を刺激する。
同時に、脳や臓器に発生したダメージを探りながら、ナノレベルの念動メスを入れて修復していく。
これぞ――――サイキック式・心肺蘇生法!!
この優れた所は、救助者が体勢を入れ替えずに、全ての救命活動を行える事にある。
離れた場所から念動力を使用するよりも、できるだけ患部に接近して行う方が精度が上がる。
ゆえに、心臓や脳に近い場所に接触する事が望ましい。同時に手動の蘇生法を行えればなお良い。
だから乳房を掴む事も、馬乗りになってキスをする事も、全てが理に適っているのだ。
適っているのだが…………。
「「「「………………うわぁ」」」」
オーディエンスはどん引きである。
傍目からは、変態が気絶してる女に馬乗りになり、露わなおっぱいを揉みながら、無理矢理キスをしているようにしか見えないのだ……それが問題である。
「ム……ムム…………ふもっ!!????」
どうやら、平塚先生が気付いたようだ。
よかった、よかった。さて、問題はこの後だ。何せ、キス&おっぱい揉みだからネ。
なぁ小町よぅ、お兄ちゃん悲しい。人生って不条理だよなぁ…………。
「っっっきゃあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~!?」
――――ゴギャアアアアアアアンンンンン!!
甲高い悲鳴と供に、躊躇の無い『衝撃のファーストブリット』が炸裂した。
だいたい8メートルぐらい吹っ飛ばされた。
これで怪物に負けたとか、嘘やん……。ゴリラだって余裕でしょ……。
「そ、そそそそ、そうか。比企谷が助けてくれたのか!」
バーサーク状態だった平塚先生だが、やっと落ち着いてくれたようだ。未だに挙動不審だが。
羞恥のせいで顔はトマトの様に紅い。こちらと視線が重なる度に、すごい勢いで顔を跳ね逸らされる。思春期の乙女か。
「し、しかし、それならもっと早く言いたまえ!」
言おうとしたじゃん! でも聞いてくれなかったじゃん!
まさかあの後に、『撃滅』と『抹殺』まで出してくるなんて! 酷いわっ!
「でも……本当に良かったぁぁぁ……うえええ~~~~~~ん」
お団子の女子が、泣きながら平塚先生に抱きつく。
赤ブチと金髪も平塚先生を囲い、その回復を喜んでいる。
陽乃も安堵した様子だ。優しい瞳で、その光景を見つめていた。
「こ、こら由比ヶ浜。もう……仕方の無い奴だな」
さすがは平塚先生。
普段は、皆からからかわれているが、やっぱり愛されている。
やはり彼女は、総武高校にとって必要な人なのだ。
平塚先生の指示で、俺と先生の二人だけで話をする事になった。
三人娘と陽乃が去った機内は、暗く静まり返り、先程の喧騒が嘘のようだ。
二人してヌルいコーヒーを啜りながら、窓の外を眺める。
視線の先では、葉山が指示を出しながら、2年生をどうにか纏めているようだ。
ただ、中には不満そうな連中もおり、集団のストレスは相当溜まっているように見える。
「それにしても。超能力か……」
穏やかな沈黙を先に破ったのは、平塚先生だった。
「以前、屋上で話をした事を覚えているか?」
「……ええ」
「あの時、君が語った『秘密』とは、そういう事だったんだな」
その通り。あの時は感染病に例えたが、俺の秘密はサイキッカーである事だ。
「……すまなかった」
「えっ?」
突然、平塚先生が深々と頭を下げた。
数秒経っても頭を上げてくれないので、こちらが焦ってしまう。
「飛行機の墜落を防いでくれた君を……明かせない秘密を暴露してまで我々を助けてくれた君を……理不尽に罵倒される君を……私は助けてあげる事が出来なかった」
「そんな」
そんな事を気に病んでいたのか。
教師にだって出来る事は限度があるだろう。気にする必要は無い。
「それどころか……恩人の君に恐怖すらした」
「……っ」
それは確かに感じていた事だ。
あの瞬間、俺を見つめる平塚先生の瞳は、驚愕と恐怖に染まっていた。
確かに、悲しみで胸が痛んだ。だが……。
「それは仕方無いです。あんなモノを見せられたら、誰だってびびります」
できる限り明るい声で、気にしていないように振舞ってみせる。
「すまないっ……!」
だが、そんな俺のフォローも、今の平塚先生には意味が無かったようだ。
平塚先生は、俯いたまま肩と声を震わせ始めた。
「何が……君の味方になるだっ。絶対に裏切らないだ。わ、私は……私は、情けないっ……!」
ぽろり、と一滴の涙が落ちた。
堪らなくなって、叫んでしまう。
「平塚先生は悪くないっ! あなたは良い教師ですよ!」
「教師……か」
平塚先生が、やっと頭を上げた。
しかし顔を見られるのが嫌なのか、こちらに背を向けたままだ。
「私は教師である事に誇りを持っていた。いや、胸を張れる教師であろうと努力してきたつもりだ。けれど……思い上がっていた」
「そんな事は……」
「いや! 違くはない!」
平塚先生が、俺の言葉を遮るように振り返った。
その目は真っ赤で、目尻からは涙が溢れている。
「分かっていたさ! 私は結局、愚かで未熟な理想主義者でしかない!」
不謹慎だが、俺はそんな彼女の姿を美しいと思ってしまった。
全力で生きて、全力でぶつかって、全力で後悔した人にしか流せない涙。
こんな風に泣ける彼女を、痛ましく、羨ましく、そして愛しく思う。
そして何よりも。これ以上、悲しませたくないと思った。
「――――いいじゃないですか。愚かな理想主義者でも」
「えっ?」
平塚先生が、驚いたようにこちらを見つめる。
そのまま俺の顔を見て、何故か更に驚いたようだ。
そうか。珍しく俺は微笑んでいるんだな。
「悔しいけど、あなたみたいな人がいるから、俺は人間が嫌いになれないんだ。いいんです。綺麗な夢をずっと見ていてください。その夢を信じ続けてください。そして、俺にしてくれたように、誰かに手を差し伸べてあげてください。その優しさで――ずっと生徒達を包んであげてください」
平塚先生が、何かを語ろうとし、出来ずに沈黙する。
察したのだろう。
この後に告げる――別れの言葉を。
「でも、でも……君だって……君だって私の生徒じゃないか」
彼女は台詞を絞り出すが、その声は弱々しく、今にも消えてしまいそうだった。
「俺の事は忘れるべきです」
「なん……だって?」
きっと俺は残酷な事を言っているのかもしれない。
でも、それが一番良い方法だ。
彼女の人生において、俺は不必要な異物。
その存在は、彼女が許容できる不幸のキャパシティを超えている。
「それが、あなたの幸せです」
「そんな、そんな事を言うなよぉ……!」
再び、先生の瞳から、ボロボロと涙が溢れ出す。
頼むから、泣かないでくれ。先生。
「比企谷八幡なんて奴はいなかった。それでいいんです」
先生は、嗚咽しながら顔を手で覆っている。
その隙に、彼女の頭部に手をかざし、記憶を――――。
「止めろおおおおおおおおおっ!!」
――――どんっ!!
思いっきり、突き飛ばされた。
「今、消そうとしたな! 私の中の君の記憶を消そうとしたなっ!! なんでそんな事をするんだっ! 馬鹿あああああああっ!!」
半狂乱になりながら、平塚先生は泣き叫んだ。
驚愕する。俺が精神操作……記憶の改ざんを出来る事は知らないはずだ。
それなのに気付いたというのか……勘というのも馬鹿にできない。
「そ、そうだ! 君が、社会で生きていく方法だって……きっとあるはずだ! 手順を踏んで話せば、きっと君の事を保護してくれる人もいる! いや、私が探してみせる!」
どうにかして、先生は俺との決別を拒否しようとしている。
どうして……ここまでしてくれるのだろう。
教師としての意地か。人間としての意地か。母性本能か。それとも……。
いや……何にせよ、俺の行く道は変わらない。
そして、俺の道に彼女を連れていくわけにはいかない。
「また例え話ですいませんが、少なくとも、虎の放し飼いは日本では認められていないでしょう。牙を抜かれ、首輪をつけられ、徹底的に無力化されて、初めてその在り方が許される。いや、それでも許されないかもしれない。俺はそうまでして、社会的立場を得ようとは思わないんです」
「だ……だけどぉ……比企谷ぁ……!」
「俺は、自由が良い。その代償が――――孤独だったとしても」
「そんなの……そんなの……! 君が救われないじゃないかあああぁぁぁッッッ!!」
平塚先生が、がっくりと地に臥し慟哭する。
綺麗な黒髪と、端整な顔をぐしゃぐしゃにして。
ありがとう、先生。こんな俺の為に泣いてくれて。
ごめんなさい。あなたの心に傷跡を残してしまって。
「少しの間ですが、あなたの生徒でいられて良かったです」
「ひ、比企谷」
「今日まで、ありがとうございました」
「待て……行くな比企谷っ!」
「さようなら平塚先生。お元気で」
「――――あああ、ああああぁぁぁ…………ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!」
「陽乃か」
「…………っ」
搭乗口の傍で、陽乃が俯いて座り込んでいた。
その横顔は暗い。どうやら、先程のやり取りを聞いていたようだ。
「覗き見はよくないぞ」
「…………ごめん」
ずいぶん素直だな。なにか皮肉の一つでも言われると思ったが。
「比企谷くん。君は……強いね」
「…………? まぁ、サイキッカーだしな」
突然、陽乃が変な事を言い出した。
「そういう事じゃないよ。心の話」
「いや……そんなことねぇだろ」
「君は孤独を恐れないじゃない」
俺は望んで孤独を選んでるわけじゃない。
本当はぼっちとかは嫌だ。でも仕方無いから、そうしてるだけだ。
「んな事ないだろ。小町とか超大切よ? 嫁に行ったら超泣くよ?」
「そうかな。君は大切な人の為だったら、どこまでも自分を犠牲にする気がする。全てを失っても。そんな力を持ってるくせに、自分の欲を満たさない」
「………………」
「自分の幸福を諦めているから、何も望まないし、どんな不条理だって許せちゃうんだね」
そう言って、陽乃は寂しそうに笑った。
「…………まぁ、そうかもしれないな」
陽乃の言葉を否定するつもりは無い。
俺は多くを望まない。俺が何かを望めば、誰かを不幸にしてしまう。
だからただ、静かに生きていたい。その為に力を使い続けるだけだ。
まぁ、時には……人助けくらいはするかもしれんが。
「で、それを言ってどうしたい?」
「だよね……どうしたいんだろうね。私」
「は?」
「……はぁ。反則だよ君は。本当」
陽乃は謎の台詞を吐くと、そっぽを向いてしまった。
これ以上、会話を続ける気はなさそうだった。
「うわっ、化物だっ!」
飛行機から降りると、聞きなれた罵声が聞こえてくる。バリエーション増やせよな。
俺に気付いた多くの者達は、すぐに岩や障害物の陰に隠れたようだ。
ただ血気盛んな奴らは、俺にどうにか一矢報いたいようだ。何も恨まれる事はしてないが。
固い表情で、事態を見つめる陽乃から距離を取る。
「あっ……!」
何か言いたそうに陽乃が見つめてくるが、ここはシカトするに限る。
俺の仲間だと思われたら、陽乃はここで生きていくのが辛くなるだろう。
そもそも、彼女とは友人ですらない。三時間程前に会っただけの相手だ。
「ここから消えろ!」
「……痛っ」
誰かが投げた石が、背中に当たった。
振り返ると、アホ顔をした奴が、怯えたように茂みの中に逃げ込んだ。
ムカついたが、いちいち騒ぐのも馬鹿馬鹿しい。とっとと、ここから立ち去るのが吉だ。
しかしアホ共は、俺が反撃しないのを見て調子に乗ったのか、どんどん物を投げてきた。
総数は十五人程度か。石だの、瓶だの、スパナだの。危ないっつーの。
「失せろっ!」
「目がキモい!」
「この化物が!」
「どうせ、墜落もお前が仕組んだんだろ!」
あ、なるほど。そういう認識が広まっているわけか。
確かに、原因不明の墜落事故だ。超常的な存在である俺を疑う気持ちも分かる。
それと、謎の怪物とやらのせいで、攻撃的になっているのかもしれない。
(まぁ、俺がいなくなれば解決する事か。はいはい。いま失せますよーっと)
にしても、化物か。やっぱり傷つくぜ。
――ぞくり、と。何か嫌な予感がして、陽乃の方に目をやる。
(!!?)
陽乃は薄ら笑いを浮かべながら、アホ集団の後方に忍び寄っていた。
そして、その手には2メートル程の鉄パイプを持っている。
その目はイッている。完全にヤバいスイッチが入っている。
何故か俺の味方をしてくれるようだが、このままではいけない。
仕方なく、念動力でも使って、アホ共を軽くビビらせてやろうかと思った時――――。
「止めろ、この馬鹿者どもがあああああっっっ!!」
力強い怒声が、森の中に響き渡る。
声の方向に振り返ると、大岩の上に誰かがいる。
それは、白衣をはためかせ、眼光鋭く仁王立ちする平塚先生だった。
その気合に気圧されたのか、アホ共が狼藉を止める。
さすがは平塚先生。千葉県最強との噂は本当なのかもしれない。
「とうっ!」
平塚先生はヒーローのように、大岩から飛び降りる。
そして、真っ直ぐ俺の方に向かって来る。
何か文句でも言いたいのだろうか。それとも一発殴る気なのだろうか。
(き、気まずい……!!)
だが平塚先生は、俺の困惑など、どこ吹く風だ。
先程のやり取りの事など忘れてしまったのか、堂々と眼前に立つ。
そして、決意を瞳に宿し――――とんでもない事を言い放った。
「比企谷、決めたよ。私は――――教師を辞める!」
「――――は?」
何を言っているんだこの人は。
教師を辞める? 何で? どうして? あっ、脳障害かな? オペをミスったかな?
呆気に取られる俺や周囲を無視して、平塚先生は力強く語り続ける。
「私は……もう公平な大人を止める。不特定多数の生徒の味方である事を止める。君を永遠に失いそうになって……確かな自分の気持ちに気が付いたんだ」
「えっ、えっ…………えっ?」
さっきから、俺の頭は混乱しっぱなしだ。
どういう状況? この人は何を言いたいわけ?
「ふぅ……はぁ……よしっ!」
平塚先生は深呼吸した後、謎の気合を入れる。
真っ赤になった顔と、潤んだ熱っぽい瞳でこちらを見つめ、
そして――――止めの爆弾を投下した。
「今の私は……君だけの味方だ! 八幡……私は君を愛しているぞッ!!」
「はああああああああああっっっ!?」
――――何言ってんの、この人おおおおぉぉぉぉぉぉぉ!?
平塚、教師やめるってよ!!
なんかとんでもない事になってきました。
勝手にキャラと筆が走り出す。渡先生のキャラぢから凄いなぁ。
※感想いつも楽しく読ませてもらっています。感謝。