英雄絶唱シンフォギア   作:猿仮面

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作「ん~…………」

彰「何悩んでんだ作者?この先の展開だって大体決まってんだろ?」

作「いや小説の話ではなくてな?」

彰「じゃあ何で悩んでんだ?」

作「いやな?FG◯でエル◯ラドのバー◯ーカーを手に入れたけどどうやって使ってこうかなってこと、何かこのキャラも出してぇなぁとか思って」
彰「これ以上はややこしくなるからやめんか【射殺す百頭】‼」

作「チニャ⁉」デレッデレッデーン


惨状の公園血戦(誤字じゃなくてコレマジ)

「さぁてと、とりあえず第一候補はあの鎧女で………次はあっちの青色と橙色を潰すか」ブオン‼

 

当初はこのばか騒ぎの主犯をとっちめるだけの筈が犯人探しが面倒になったのかとりあえず殲滅に思考が確定したこの男、やはり只の野蛮人である。

 

「な…………何だアイツ?一瞬でノイズが消し飛びやがった………だとッ⁉」

 

「あの男、まさか『シンフォギア』を纏っているのか?」

 

「えッ⁉で……でも可笑しいですよ『翼さん』‼確かシンフォギアって男の人は使えないって話じゃ⁉」

 

各々違った反応を示す三人だが、共通点は逆月に対して警戒をしている点である、それでもこの男のやることには何一つ変更は無く

 

「ほんじゃま、いっちょド派手に……………‼」ミキミキミキ‼バゴン‼

 

産まれながらにして天に与えられたその強靭等という言葉では生温い肉の塊に力を――特に脚部――加えていき、その影響から地面が徐々に陥没しているが一切お構い無しと言わんばかりに全身の全身の筋肉を励起させていく逆月、そして

 

「殺ってやりますかねぇ‼‼」ドガァァァン‼

 

ロケットめいて射出、その目標は当初の予定通りの―――

 

「狙いは此方かよクソッタレッ‼」ガシャッ!

 

鎧の少女目掛けて一直線に突撃しているが、対する少女もそこまで慌てている素振りもなく

 

(まぁ良いさ、流石に当初とは予定が狂っちまったがあの『絶唱』を受けるよりかはマシだろうし、此処は適当にあしらってさっさと引き上げるとすっか)

 

あくまで彼女の中では絶唱〉謎の闖入者、となっているのか軽く受け流せばそれで済むと考えていたのだろう、だがその考えは大いなる間違いであった

 

「そぉら、さっさ………と………ッ⁉」

「さっさと………何だって?」←既に斧剣を振り抜く体勢になっている

 

彼女の頭では自分の前に車で後数秒はかかるであろうと推測していた――少女と逆月の最初の距離は約十五M程――のだが、現実は逆月が突貫したかと思えば既に眼前で攻撃体勢を整えているという状況、その危険性に今漸く彼女は気づいたのだ―――――『本来ならば遠距離で戦う彼女だからこその絶望感』

 

「まずッ‼」バッ‼

 

「今更距離を開けても時既に時間切れってなぁ‼抉り飛ばせ【射殺す百頭(ナインライブス)】ゥゥゥゥ‼‼」ズゴン‼

 

そう、肉体が密着するほどの零距離での斧剣から放たれる怒濤の九連続斬撃、斧剣その物の全長が身長190㎝の逆月よりも更に大きい2m50㎝、そして刃渡りが一番太いところでも95㎝もある超巨大な得物、当然コレほどの質量なのだからその重みも桁違いの質量となる―――その重さ約1,5t、普通の人間が片手で振るえる質量では無い、だが逆月彰の右腕はこの斧剣【射殺す百頭】を振るうことに特化した特別製、骨格や筋肉だけではなく神経までもが特注品なのだ、そんな怪物人間の腕から放たれる【暴力】という名の暴風、その中の始めからいたが最後

 

「―――――――――――ッ‼‼⁉⁉」←予想を遥かに上回る衝撃と激痛に声すら出せなくなった状態(というか半分喰らった時点で顔面蒼白)

 

「オォォォォォォォッラァァァァァァァァッ‼‼」←ラスト九撃前にして更に大きく振りかぶってます

 

――――肉片にならないこと自体が奇跡に等しいだろう、だがそこは外道逆月彰当然こんなこんな程度で終わらせるはずもなく、今度は野球のバッターめいた構えをとり

 

「ハァイ人生に別れを告げなぁぁ‼‼」ゴッシャァァ‼‼

 

「ゴッハァッ⁉⁉」

 

そのままフルスイング、当然避けれる筈もなくそのまま吸い込まれるように直撃、一直線に向こうに見える林に消えていった

 

〈―――――バッガァァァァァァン‼

 

ほんの少し間を開けても聞こえてくる木々を薙ぎ倒す音、恐らくは中で何本か道連れにして漸く止まったのだろう、そしてダンプカーがフルスロットルで突っ込んでくる衝撃を合計九回もあの体に受けたのだ、即死していなくても内蔵も殆ど破裂しているだろう、つまりは――――死んだも同然という事だ

 

「さぁてと、お次は向こうのガキ二人とおまけの大人二人かな?」←あんだけやったのに汗かいてません

 

そんな惨状をやらかした当人なのに、全く意に介してる素振りもなく次の獲物を品定めし始める逆月、最早人間というより只の蛮族である

 

「ッ‼ハァァァァ‼‼」バッ‼

 

「「翼(ちゃん)さん⁉」」「よせ翼‼危険だ‼」

 

その殺気に当てられたのか勇敢にも立ち向かっていく剣の少女、周りの制止も聞かずに向かってくる様は勇敢と言うにはあまりにも無謀が過ぎ、その様は言わば死地に赴く兵士が如し

 

「へぇ?自分から殺されに来たのか?殊勝な心掛けだ、ならお望み通り殺してやるよ………」ズシャァ

 

相手が向かってくるならば敢えて迎え撃ち、逆に動かないならば身体能力にものを言わせて奇襲を仕掛ける、それが逆月彰の基本先方だがそれは裏を返すとこういう事にもなる、つまり………

 

「そぉら………ッ‼」←斧剣を大きく振りかぶり

 

『正直に言えば武器を使わなくても相手を封殺する術など幾らでもある』という事だ、相手が人間であるならば尚のこと手段を選びやすくなる

 

「よっとォォォォオ‼」ブン‼‼←斧剣を剣の少女目掛けてぶん投げましたコイツ

 

「何ッ⁉」

 

流石に逆月の行動が読めなかったのか一瞬硬直するも後方に味方がいることを思い出し、どういう原理か剣を大剣に変形させこれを辛くも防いだ、だがそれが原因で『視界が遮られてしまった』のだが、それこそが

 

「ハァイ素直な分かりやすい模範解答ありがとよ、でもまぁその剣可変機能付きとは予想できなかったが、まぁ此処までは予定通りだ」←拳を握り締めてボディーブローの体勢

 

「ッ⁉貴様何時の間に懐に⁉」←これは流石に予想外で完全に硬直

 

逆月彰の策略でもあった、本来の彼の筋書きはこうだ

『斧剣を彼女に投げつけ、それを見た彼女は最初は避けようとするが味方が後方にいることに気づいき咄嗟にあの剣でそれを防ぐ、元々防げるギリギリの速度で投げてるからそこは問題ではなく、コレによって彼女の視界は封じられてしまうのでそこを突いて一気に懐に潜り込む』

そして潜り込んだその後は

 

「今更気付いても手遅れだぁぁぁ‼」←右脇腹目掛けて全力のブロー

 

当然その距離はほぼ零距離、その中で狙いやすいボディーの一撃、避けれる筈もなく

 

〈ズドン‼‼

 

「ガハッ‼」

 

為す術もなく諸にその一撃を受けてしまった、それもボディーの中でも一番の急所の一つ『肝臓』への一撃だったのが更にマズイ

 

「――――――ッ⁉」←痛みに慣れている雰囲気だが肝臓へのダメージは初なのか悶絶している

 

「あぁらら~苦しそうに蹲っちゃってまぁまぁ、これじゃあこっから先は楽しめそうもねぇな…………しゃあない」←懐から徐に取り出した『ピンの付いた円柱状の物体』

 

「いかんッ‼全員伏せろ‼」

 

赤シャツの男が逆月の取り出した物体にいち早く気付き注意を促すが時既に遅く

 

「ハァイ、今宵はコレにて御開きよっと♪」←ピンを引き抜き、そのまま『フラッシュバン』を地面に投げ捨て

 

バン‼という音と共に発せられる強烈な閃光と高音、その場にいた面子は剣の少女を除き皆光に視界を奪われるが、投げた本人である逆月だけはちゃっかりサングラスと耳栓をしており、その隙を突いてさっさと逃げ出していた、汚いな流石クソ逆月汚い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――今夜の一件が引き金となり、今後逆月彰と彼ら『特異災害対策機動部二課』との長きにわたる因縁の始まりとなるのだが、この時居合わせた面々がこの事を知るのはまだ先の話である




~唐突な作者の言い訳コーナー~

Qシンフォギアに只の斧剣でダメージって負わせられるんですか?

Aハイ、本来ならば無理ですが逆月の扱う斧剣は聖遺物由来の物なのでしっかりダメージになります

Q素手で殴ってるのにSAKIMORIが苦しそうなのは何でですか?

Aそれは逆月が右腕で殴ったからです、彼の右腕は聖遺物が宿っているので例え素手でもシンフォギアの防護を貫通してダメージを通せるので非常に危険です、因みにやろうと思えばノイズも殴り殺せます

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