彰「唐突にヤベェだけ言うの止めろよバカ、で?何がヤバイんだ?」
作「お気に入り件数がもうちょいで90超える」
彰「流石シンフォギア補正」
作「んでもってアンケートの投票数が感想と活動報告のコメント合わせて三つとも同数になっちゃった」
彰「どうすんのそれ?このまま投票数に変化無かったら絶対面倒なことになるぞ?」
作「そうならないことを祈るしかないが、俺的には2番が競り勝って欲しくない」
彰「何で」
作「お前にヒロイン用意できる自信無い」
彰「………………頑張れ」
作「ですよね~」(白目
「どぉぉらぁぁぁあ‼‼」ブォォン‼
「フン‼」ガキィン‼
「てりゃぁぁあ‼」ズシャァ‼
「温い‼」ジャララララ‼
『カ=ディンギル』を賭けた決戦は本来ならば四人の逆月達が有利となる筈だが、如何せん急増のチームで尚且つ風鳴翼と雪音クリスは一度逆月にこっぴどく叩きのめされた過去があるので共闘どころかフィーネ共々この場で倒そうとしているので
「ハァァァァァ‼‼」斬‼
「その程度、喰らうと思わぬことだ」ギィン!
「あっぶね⁉」バッ‼
「喰らえぇぇ‼」←ミサイル大量発射
「手緩い‼」←自分の分はきっちり撃墜
「だぁから俺も狙ってんじゃねぇよ⁉」←瓦礫を飛ばして迎撃
このように逆月は中々攻撃に移れず、時折立花響が動くタイミングに合わせてフィーネに一撃浴びせようと奮闘していた
え?ソレ以外のフィーネを狙ってすらいないときはどうしてるのかって?普通に二人に狙われてますが?
最早この戦場での勢力図が
お陰さまで逆月の消耗度合いはこの中でトップに立てる程だろう、そんな状態であっても逆月の狙いは最初から変わらず
(クソがッ‼あの小娘共マトモにフィーネを狙いすらしやがらねぇ、こうなったら予定変更だ………
『カ=ディンギル』一点狙い、ソレこそが逆月がわざわざこの戦いに乗り込んだ理由、元々サンジェルマンからも『カ=ディンギル』を破壊するように頼まれていた事もあり、それだけ済ませたら後はさっさと退散するつもりでいたにも関わらずフィーネを狙って意識をフィーネのみに向けようとしても必ず自分も狙ってくるあの二人に此方も堪忍袋が破れたのだろう、普段ならあまりやらない強行策に出ることにしたのだ
そうは言ってもそれをするには前門のフィーネと後門の風鳴&雪音を突破する必要があるので容易いことでは無い、寧ろどうやっても追撃が来る想像しか出来ず身動き出来ないのが実状だ
(そもそも誰かと共闘なんざ俺のキャラじゃねぇ‼計略策略謀略で絡め取って捩じ伏せる、それが俺のスタンスだろうが……本当ならフィーネのついでに塔を狙うように誘導するつもりだったが、計画変更だ)「あの小娘二人を交わしフィーネも回避しながら『カ=ディンギル』へし折ってやる‼」バガン‼
あの三人――というより風鳴と雪音――が矢避けにすら使えないと判断し、仕方無く独断での強行突破に移行すると直ぐ様加速、一目散に『カ=ディンギル』の根元を目指し走り出した
「狙いはカ=ディンギルか……だが無駄だ‼貴様の【
フィーネが他の三人を相手取りながらそう叫ぶが逆月は全く聞こうともせず
「ハナから一回で壊れるとは思ってないさ、俺の狙いは………ッ‼」メキメキベキベキ‼‼
右腕の骨が砕けそうなほど力を込め斧剣を振りかざすと、ニヤリと何時もの真っ黒い笑みを浮かべ
「最初からコイツを倒壊させる事なんだってぇの‼‼」ブォォン‼‼
斧剣を塔の根元地面スレスレの位置のある側面に叩き付けた、だがやはり相当頑丈なのか一撃では傷はつかなかったが僅かに凹みが出来ていた、つまり
「凹むってことは当然壊せるってことにもなる、だったら続行あるのみだ‼」
逆月のやろうとしていることは実に単純な作戦で、ジェンガの要領で『カ=ディンギル』の下部を破壊し脆くする、その後は重量を抑えきれなくなった塔その物が勝手に倒壊していくだけ、それだけで逆月の目的は達成されるという訳だ、当然その結果周囲への被害は想像を絶するものだろうがこの男ならこう言うだろう
――だから?と
元よりこの男はサンジェルマンから頼まれたからこの事件に首を突っ込んだだけで、本当なら関わる理由など何一つ無いのだから周りに被害が出ようが一切お構い無し、それがこの男のクズ野郎な所です
まぁ事はそう単純に済む筈もなく
「フン‼」ビシュッ‼
「がッ⁉」
フィーネが僅かな隙を見つけ放った鎖は見事に逆月の心臓を捉え
「他愛ない…………死ぬが良い‼」斬‼
「―――――ッ‼」ブシュァァァァァ‼‼
そのまま逆袈裟に引き裂かれ、右肩と首が別たれる状態にさせられてしまった
(まっず……ッ⁉…………そうか、あの鎧俺の右腕と同じ聖遺物………だから俺の体にダメージが……‼……ダメだ、油断してたから出力を攻撃よりにし過ぎて………再生が………意識が、薄れ……………)
さしもの逆月彰と言えど攻撃を警戒していなければ所詮若造、されるがままにフィーネにやられ倒れ行こうとするが、薄れ行く意識の中でまだ成すべき事があるのか『右腕の鎖に手をかけ』
(せめて…………この鎖を…………解かないと…………再生が………遅く……………あ、もう無理耐えられん)バタン
鎖を緩めようと力を込めた瞬間ブツンと電源が切れる音が聞こえそのまま前のめりに倒れる逆月、その様を半ば呆然と見詰めていた三人
「そんな…………ッ⁉」
「あれほどの手練れでもこうも容易く討たれるとは……」
「……………ッ‼」ギリィ‼
あまりにも無惨な死に様見せられ顔を青くさせる立花、自らが苦戦した男があっさり討ち取られた事実が信じられず、それでも尚それが出来たフィーネの実力を改めて実感した風鳴、そしてそんな逆月の最後を見て何かの決意を固めたのか真っ直ぐにフィーネと『カ=ディンギル』を睨み付ける雪音、そんな三人を余裕そうな表情で見つめるフィーネ
「案ずるな………直ぐにお前達もあぁなる、だがその前に月が穿たれる様を拝ませてやろう……もう間もなくカ=ディンギルの主砲は放たれる、我が悲願成就の時は近い‼」
高らかにそう宣言し忌々しそうに月を睨み付けるフィーネ、そんなフィーネの言葉に今一度気持ちを切り替えて
「そんな事、絶対させない‼」
「先程まではあの男に気をとられ太刀筋が鈍っていたが、此よりは真なる風鳴の剣………受けてもらおう‼」
「これ以上犠牲は出させねぇ………勝負だフィーネ‼」
「……………来い‼小娘共‼‼」
――――三人の装者とフィーネの戦いは第二ラウンドへと移行し、次第に戦いは激化の一途を辿っていく
そしてその中で雪音は『カ=ディンギル』第一射を絶唱による決死の迎撃で月への直撃をどうにか防ぐが、バックファイアと主砲の直撃を受けたことにより甚大なるダメージを負い森の中へと墜落していった
そして風鳴も又、暴走を始めた立花を抑えた後単騎でフィーネと戦うが真の狙いである『カ=ディンギル』をフィーネからの妨害で一時仕損じたかに思われたが、相討ちでどうにか破壊に成功、二人の犠牲をもってフィーネの宿願は此処に潰えた事となった
――――だがフィーネはまだ諦めないだろう、この場でフィーネと最後まで決着をつけなければ必ず何処かで同じ事をする筈、だが唯一無事な立花は茫然自失森に落ちた雪音と塔の頂上付近に倒れているであろう風鳴の安否は不明、恐らく無事ではないだろう
そして心臓を貫かれ体を引き裂かれた逆月彰は
「……………………………」
未だ傷が癒えず意識も飛んだままとなっていた、最早絶望的なこの状況、しかし落胆することなかれ
――――古来より正義の味方という者達は危機に瀕したその瞬間にこそ真の力を発揮し覚醒するものなのだ、それはこの場に(腹黒い目的があるけどとりあえず)居た逆月彰も例外ではなく
「………………………」チャラ
――――右腕の鎖がほんの少しだけ解けていた、それこそ全部巻かれていた時から『四分の一』程の長さが自由となっていたのだ
「…………………………」ドクン
――――少女の歌には血が流れている、そして男の咆哮には魂が宿っている
例え歌を紡げなくとも、戦場に立つ正当なる大義が無くとも男が戦う理由なぞ女が戦う理由と同じく綺麗な物ではない、結局のところ男が戦う理由なんてものは何時の時代でも―――
『何かを求める欲求』でしかないのだから―――――
え~前書きでも書いた通り実はこの作品でアンケートを取っています、アンケート内容は活動報告に書いてありますがこちらでも一応書いておきます
Q:逆月彰にヒロインをつけるべきか否か(現状ヒロインをつける予定はありません)
1:このままヒロイン無しで
2:ヒロイン有りで
3:寧ろコイツ殺せるキャラ出して(殆ど構成終わってます)
現在それぞれ1票入ってる同票の状態となっています、是非アンケートの参加お待ちしています、投票は活動報告の『英雄絶唱シンフォギアのヒロインについて』迄お願いします(もし感想の方に書いてもカウントはします)