三門市に引っ越しました   作:ライト/メモ

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八神視点


誘導する選択肢

 

 

 「こんにちは」

 

 

 玉狛支部へ訪れると最初に出迎えてくれたのは雷神丸だった。別名カピバライダーの陽太郎くんは、珍しく雷神丸の後ろから駆けてきて「よぉ」と片手を挙げて挨拶してくる。

 

 その姿が悠一に似ていて笑いを誘うのだが、挨拶はちゃんと返してほしい。

 

 

「陽太郎くん、こんにちは。挨拶は大事だよ」

 

 

 膝を折って目線を合わせて注意すると、陽太郎くんは腕を組んで唇を尖らせる。本人はさっきので挨拶したと思っているからだろう。

 

 

「ム……」

 

「陽太郎くんに『こんにちは』って返してもらえないと悲しいな~」

 

「それはイカン! れいちゃん、こんにちは」

 

「はい、こんにちは」

 

 

 にっこりと笑顔で『こんにちは』を返すと、陽太郎くんもにっこり笑った。

 最近は生意気盛りらしいけど、たまに素直だから可愛いんだよなぁ。

 

 

「雷神丸もこんにちは」

 

「───こんにちはってちゃんといってるぞ。えらい」

 

「うん、陽太郎くんも雷神丸もよく出来ました」

 

 

 雷神丸の言いたいことを察した陽太郎くんが翻訳してくれて、胸を張る陽太郎くんと雷神丸の両方をなでなでした。うんうん、可愛い。

 

 

「あ、玲さん! 待ってたよ~」

 

「栞ちゃんこんにちは」

 

「はーい、こんにちは」

 

「しおりちゃんもえらいぞ」

 

「?」

 

「そうだね、じゃあなでなでしてあげよう!」

 

 

 立ち上がって栞ちゃんの頭を撫でる。

 綺麗なストレートで羨ましいけど、せっかく整えてあるのだから崩さないようそっと手を離す。

 

 男性も女性も整えた髪を乱されるのは嫌がるものだ。

 私は好きな方で、悠一もあまり気にしないタイプだから。それに悠一の手は気持ち良いし、なんか安心するから好きだ。あっちもそう思ってくれてたらいいな。

 

 

「よく分かんないけど、三雲くんたちなら応接室に通しといたよ。すぐにお茶とお菓子持ってくね! なんと、今日は抹茶餡のたい焼き!」

 

「ありがとう栞ちゃん! 大好き!」

 

「アタシも大好きだよ~!」

 

 

 2人でギューッとし合っていると、栞ちゃんの肩越しに烏丸くんと目が合った。そして(おもむろ)にスマホを取り出してシャッター音。

 

 行動の意味が分からず栞ちゃんとハグしたまま怪訝に思っていると、私のスマホが短く震えた。栞ちゃんから離れて画面を開くと悠一から『俺の方が大好きだから! 浮気、ダメ、絶対』という文面が送られてきている。

 烏丸くん、何してんの。とりあえず『浮気なんかするかバーカ! 私だって悠一が一番だよ』って返信した。

 

 栞ちゃんはお茶の用意に行ってしまったので、ポーカーフェイスの烏丸くんへ挨拶する。ちょっぴりジト目になるのはご愛嬌だ。

 

 

「……烏丸くん、こんにちは」

 

「こんにちは。撫でますか?」

 

「陽太郎くん、私の代わりに烏丸くんをなでなでしてくれるかな? 私は三雲くんたちとお話があるから」

 

「まかせろ」

 

 

 正義のカピバライダーさんに悪戯の化身とりまるを任せて、私は応接室へ向かった。

 

 中に入ると3人が制服姿でタブレットを覗きながら意見を出し合っている最中だった。次のランク戦に備えている光景が微笑ましい。

 

 3人が私に気づいて挨拶をしてくれたので、口元に笑みを浮かべたまま挨拶を返す。私がソファーに座るとタイミングよく栞ちゃんが茶菓子を運んできた。

 

 

「栞ちゃん、機密事項を話すからちょっとの間部屋を閉め切っていいかな?」

 

「はーい」

 

 

 一緒に戸締まりを確認して、応接室から出て行った栞ちゃん。申し訳ないが扉にも鍵を掛けさせていだたく。ないとは思うけど玉狛支部には捕虜がいるし、幼い陽太郎くんから情報が伝わるのは避けたい。

 

 きっちりと密室を作る私に空閑くんは目を細め、緊張で冷や汗をかいている三雲くんと雨取ちゃん。脅かすようで申し訳ないが、それだけ今日の本題は重要なのだ。

 

 

「……よし、始めよう」

 

「は、はい」

 

「フム」

 

「えっと」

 

 

 背筋を伸ばして緊張する新人2人に、出来るだけリラックスしてもらえるよう笑みを送り、鞄から出した1枚の契約書を空閑くんの前に置く。

 

 

「……うん?」

 

「"雇用契約"?」

 

 

 予想はしていたが空閑くん、漢字があまり読めないようだ。隣から三雲くんが読み上げて「ふーん」と納得している。

 

 

「今の君の目的は、三雲くんたちとA級部隊を目指し遠征部隊入りを目標としているだろう?」

 

「うん。チカのお兄さんと友達、あとレプリカをさがす」

 

「それが終わったら、どうする?」

 

 

 私の問い掛けに息を呑んだのは、三雲くんと雨取ちゃんだった。しかし口を出さず、空閑くんの言葉をしっかりと待つ。

 

 当の空閑くんは、腕を組み右手を顎に添えて「うーん……」と考え始めた。

 

 

「それは終わってみないとわからん」

 

「──そう」

 

 

 なんてことはない、という風に答えた空閑くんに、哀しさを抱いた。

 

 これから話すのは、おそらく空閑くんにとっては周囲の恩着せがましい行いなのかもしれない。

 

 

「空閑くん、ボーダーと正式な契約を結んでほしい。目的を終えても、君の力を今後も貸してほしいんだ。ボーダー組織はまだまだ発展途上でどう成長するかは、はっきりと言えない。けれど、先日の口約束よりも紙面の契約がこの世界では有効だ」

 

「そうなのか? でもキドさんはウソついてなかったよ?」

 

「確かに城戸司令は嘘を吐かなかった。けど、組織の頭が代わったら? 近界(ネイバーフッド)でも有り得る話でしょ。『それは前指揮官が約束したことで己ではない』って」

 

「ナルホド。じゃあ紙だとずっと効果があるんだ」

 

「絶対というわけではないけれど、殆どの物はね。こちらの世界での生活と安全の保証をボーダーがすること、が主な契約だよ。表向きはね」

 

「表向きって……じゃあ、裏があるんですね」

 

「ウマい話にはワケがあるってよく言うだろオサム。で、おれは戦闘以外になにをすればいいの?」

 

 

 ニヤリと挑発的に口角を上げる空閑くん。私もそれに合わせて笑みを浮かべるのだけど、本当に空閑くんって交渉事が苦手なんだなぁ。

 

 契約書の真ん中より下辺りの文を指差して、三雲くんと雨取ちゃんに読んでもらう。

 

 

「そこに書いてあるのを簡単に要約すると、空閑くんに出してもらうのは、戦闘能力と情報、そして再生医療への協力」

 

「いりょう?」

 

 

 首を傾げた空閑くんに頷くと、雨取ちゃんが慌てて口を開いた。

 

 

「えっと、それって実験、体とかですか……?」

 

「えっ!?」

 

 

 驚いた三雲くんがもう一度文面に視線を落とし、それから睨むように眉間に皺を寄せて私を見た。わー、予想通りの展開。

 

 三者三様の反応を認めて、私は鞄の書類ケースからもう一枚を取り出し、テーブルに置いた。

 それから3人の目をしっかりと見つめ、最後に空閑くんと目を合わせる。

 

 

「空閑くんの命を、私たちボーダーに救わせて下さい」

 

「!?」

 

「それって!?」

 

「……レイさんがウソついてないってわかるけど、イミがよくわからん」

 

 

 驚く2人と、だんだんと話に着いてこれなくなってきたらしい空閑くん。

 出来るだけ分かり易い説明を心掛けて、私は重要機密であり本題でもある再生医療について話し出した。と言っても、私もきちんと理解している訳ではないので、説明できるのは概要くらいなんだけどね。

 

 空閑くんにこれから提示する(協力してもらう)のは、再生医療と組織工学(ティッシュエンジニアリング)を組み合わせた治療だ。

 

 再生医療は──空閑くんは除くとして──広く知られたものだと思う。病や事故で機能出来なくなった臓器などを自己細胞や同種細胞から培養・再生して移植する、ということが一般的に知られた医療行為だろう。

 

 組織工学(ティッシュエンジニアリング)も細胞を使用するが、加えて工学的な技術や材料、システムを用いる。「生きた細胞」「マトリックス」「生理活性物質」の3つを上手く組み合わせて高性能の人工臓器・組織を作り出す考え方だ。

 

 前者は体内で通常は起こらない治癒を起こさせるもの。後者は体外で器官または組織を再生するもの、と慣用的に区別されている。

 

 しかし、これらは未確立な医療技術であり、完璧な治療では()()()()

 

 細胞を採取してからの培養を必要とするが、時間が掛かる上に目的の細胞へと分化誘導が不十分であったり、人体へ影響の少ない生体材料が適切ではなく症状が悪化したり、と成功例が少なかったのだ。

 

 

「や、やっぱり人体実験じゃないですか!!」

 

「まぁ、そうとも言うのだけど。話は最後まで聞くものだよ三雲くん」

 

 

 憤る三雲くんを宥めて、説明を続ける。

 

 今までは成功例が少なく、ほとんど机上の理論とまで認識されていた技術だ。

 

 されど、そこで我々の世界には近年まで未発見だった、万能とも言えるエネルギーが()()ことが解る。

 

 

「……もしかして、トリオン……?」

 

「正解だよ雨取ちゃん。そう、そのトリオンは肉体にも建物にも電気にも置換出来たんだ」

 

 

 トリオンエネルギーは可能性の塊だった。細胞の培養効率を上げ、電気信号に置換することで分化誘導が成功し、トリオン体を造る要領で自然な形で人体へと馴染む生体材料となる。

 

 ボーダーが表舞台に出てきたのは約4年前だ。組織自体はもっと古くからあったらしいがトリオン体や武器の技術は近界(ネイバーフッド)の模倣で、専門的な開発・研究も近界民(ネイバー)を招き入れての依存したものだった。それに革新を齎したのが、こちらの世界の技術知識を持った鬼怒田さんである。

 

 近界(ネイバーフッド)には驚いたことに"科学"や"医療"という分野がない。基本的に何かあれば万能なトリオンエネルギーを代用しているからだと思われる。建物や機材が全てトリオン構造だったり、人体に病や怪我があってもトリオン体で補助していたりする。空閑くんの今の体がそうであるように。

 

 ファンタジー的に言えば、科学よりも魔法が発達している世界だろうか。

 

 

「じゃあ、レプリカがこっちに空閑を連れてきたのは」

 

「生身の治療をするなら近界(ネイバーフッド)より可能性があったからだろうね」

 

 

 捜せば生身の治癒が可能なトリガーがあるのかもしれない。しかし、見つかる確率は低く、国に属さない余所者へそう簡単に使用してくれないだろう。

 そう考えると、過去のデータ(空閑有吾さんの時分)より医療技術が発達していることを見越して、こちらにやってきたと思われる。

 

 

「へ~、レプリカがそんなことを考えていたとは」

 

「空閑は知らなかったのか?」

 

「おれは親父を生き返らせることが目的だったからな。でも、それはムリなんでしょ?」

 

「今のところは、かな」

 

 

 空閑くんの鋭い視線に、私は首を縦に振った。

 

 説明した医療技術上では『全身が灰になって消えた』人間を元に戻すなんて出来ないと思われる。少なくとも私が聞いた範囲の技術では無理だ。

 

 しかしオカルト的観点から言えば、(ブラック)トリガーになること=死、ではないらしい。灰になる為に肉体的な死を迎えているが、精神的には生きている。だからトリガーの性能が魂の性質を顕しているのだと言う。

 

 

「細かいことは解らない。この説を出した学者は別に霊感があるわけではないし、魂という曖昧なモノを見たという人間はボーダー内にはいないからね」

 

「……ふーん」

 

 

 現在も身に着けている指輪に視線を落とした空閑くんの感情は読み取れなかった。トリオン体である前に、空閑くんは感情を隠すことに慣れ過ぎているのだ。

 日本という比較的平和な国に暮らしている同年代の子供なら、もっと感情の浮き沈みがあるのに。果たして、空閑くんは父親を失った時泣けたのだろうか。

 

 急に胸が切なくなって、無性に悠一を抱きしめたくなった。

 

 悠一の詳しい過去は知らない。でも親と師と友人を亡くしたことは、少しだけ話してくれて知っている。その時の悠一に、空閑くんは似ていると思った。

 

 悠一は泣かなかった。泣いて悲嘆に暮れるよりも、未来()をみることを選んだんだ。強い人だと思うのに、何故だか私は彼を迷子のように感じたのを覚えている。

 

 空閑くんはどうだろう。唯一無二の味方である保護者を失った時、戦争中に心を剥き出しに出来る環境があったならば話は違う。けれども、それならば空閑くんの顔はもっと感情を露わにしているはずだ。それとも、抑揚を抑えたレプリカさんと接するうちに感情を排してしまったのだろうか。

 

 私が空閑くんに言えることは、きっと少ない。

 

 

「話の終着点としては、私が空閑くんの肉体を治したいからボーダーと正式契約を結んでほしいということだよ。対外的にはボーダーの特殊治療技術の成功例を増やすことが理由だけどね。

 それと、分かっていると思うが、一般的にトリオンエネルギーはまだ知られていないからこの治療はボーダー組織の重要機密。漏らせば尋問と記憶操作と……まぁ、罰金では済まないかな。

 ちなみにエンジニアの中には数人、この治療で手足とか臓器を取り戻して現在も後遺症なく過ごしている」

 

「え……あっ、城戸司令とか忍田本部長とか鬼怒田さんのサインがありますけど、上層部が空閑を認めたってことですか?」

 

「うん。他にも空閑くんを近界民(ネイバー)と知らないけど、事情ある肉体の持ち主だと認めた医療部署から治療許可を貰ったよ」

 

 

 話を理解している三雲くんと雨取ちゃんの顔色が明るくなる。純粋に友人を助けられる可能性を喜んでいるからだ。

 

 対する空閑くんは、眉間に皺を寄せて口を一文字に噤んでいる。それに私は苦笑し、提示していた書類たちを回収する。

 

 

「別に今からサインしてほしいわけじゃないよ。こういうのは保護者(レプリカさん)と一緒に考えた方が良い。その時に詳細な治療内容を改めて医師が説明してくれる」

 

「空閑……」

 

「なんだよオサム。気にすんなって。うん、レイさんの言う通りあいつと考えてみるよ」

 

「そう、だな! A級を目指す理由がまた増えただけだ」

 

「わ、わたしも頑張るよ!」

 

 

 眉間の皺を解いた空閑くんがニッと笑えば、三雲くんの口角も上がり、雨取ちゃんも言葉の通り小さく拳を作って気合いを入れていた。

 

 中学生って可愛いなぁ。私が中学生の時って……いやいや! 止めとこう。高校生活が一番楽しかった。悠一がいたから──やっぱり、大好きだ。

 

 ちょっとだけ思考が逸れたけど、一つ気になることがあったんだった。

 空閑くんが答えてくれるかは不明だけど。

 

 

「空閑くん、君の黒トリガーについて訊いても良いかな?」

 

 

 私の問いに、空閑くんは警戒心と好戦的な色を瞳に宿し、ゆっくりと頷いた。

 

 

「以前、三輪隊が君と戦闘してトリガーを学習されたと報告していた。その学習能力はレプリカさんがいたからかい?」

 

「……ま、いっか。ちがうよ。親父の黒トリガーに元々ある性能で、おれ1人でもコピーできる。レプリカが居た方が速くて楽だけどね」

 

「──そう」

 

「なんで? ケーヤクしてないからまた襲う予定でもあんの?」

 

「いや、そんな予定はないよ。君を敵に回すメリットはないし、城戸司令も空閑くんをボーダー隊員として治療許可を認めてくれたからね。

 私が訊ねた理由は……私の好奇心ってことにしてほしいな」

 

 

 考えを隠す為の笑顔を作ったら、玉狛第二は「うっ……」と怯んだ。空閑くんには嘘と解っているだろうが、今のところ彼らに話すべきではない内容だ。

 

 手を付けず冷めてしまった湯呑みを手に持ち、ゆっくりと中身を喉へ流す。思っていたより渇いていた。

 三雲くんたちも思い出したように湯呑みに手を伸ばす。

 

 

「うん、さすが栞ちゃんだ。美味しい」

 

 

 私の好みをリサーチしている栞ちゃんに感謝する。夕飯が近いからミニたい焼きだけど、小腹を満たすには十分だ。程良い甘さにほんのりとお茶の香ばしさを舌に感じて、今度こそ自然な笑みが浮かぶ。

 

 

「じゃあ、その代わりにおれと10本勝負のランク戦してよ」

 

 

 気を取り直した空閑くんの申し込みに、口内のたい焼きを咀嚼して脳内で予定を確認する。

 

 10本勝負は職員になってからめったにやっていなかった。空閑くんと10本勝負をするとして、時間はどれだけ必要か。

 

 

「レイさんの朝の訓練の時にやろうよ」

 

 

 正直、瞬殺される気がするのだが。しかし、見るからに私の方が実力は下なのにこうして申し込んできてくれたのだ。断る理由もない。

 

 お茶とたい焼きを完食し、頷いてソファーから立ち上がった。

 

 

「いいよ。じゃあ、明日の朝5時に本部のランク戦ロビーに集合ね。あ、私の連絡先は雨取ちゃんに教えてもらって」

 

 

 密室状態を解いて扉の鍵を外す。

 

 書類の入った鞄をしっかりと持ち、応接室を出て行く。きっと、私がいない方が色々と3人で話せるだろう。

 

 医者が困るのは『治ろうとしない患者』だ。

 

 三雲くんと雨取ちゃんを同席させたのは、漢字が読めない空閑くんの補助の為だけじゃない。

 2人がこれから少しでも空閑くんに"生きたい"と思わせ、説得してくれることを願ってのことだった。

 

 結局は、空閑くん次第だけどさ。

 

 

 




 ・再生医療と組織工学
医学は分野が広く深すぎる為、ちっぽけな脳しか持たない作者にはさっぱりです。調べれば調べるほど、医学者って凄い、くらいしか感想が出ませんでした。作中についてはふ~んわりと「空閑を助ける手段があるよー」と捉えていただければ十分だと思います。

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