火の国・・・といっても今は乱立する国々でも中堅でしかない普通の国です。
ナルト原作の火の国の5分の1有れば良いくらいの国です。
私がマスターと一緒に居たときは、もっとに小さかったですけどね。
で、私達は今、大名の家臣達から質問攻めを喰らっています。
何ができるのか、雇ったメリット、誰に使えていた等。
忍がまだ一般的に山賊や海賊崩れなので信用が無いですね。
「騒々しい。何事だ?」
「お、お館様!!」
「・・・ほぉ、忍か。これは面白いものが来たな。」
「・・・このハゲがここの主ですか。」
ドゴン サッ
「国主様に暴言吐くな七実!!」
「あらやだ。でも巫女も殴って畳を痛めるのはいけないんじゃないかしら。」
「す、すみません。この阿呆どもが。」
「カハハハハ!!いや、愉快だ。気に入った。で、何ができる?」
「この人数ですから敵の攪乱と山賊をぶちのめしたりですかね。」
「良い。初めに実力を確認したい。隣国の地図でも作ってもらおうか。」
「「「は!!」」」
「よろしいのですか?父上。」
「何がだ?」
「忍の件です。」
「新九郎、この火の国だけでなく周辺国でなぜ戦が無いかわかるか?」
「4年前の大戦の傷が癒えてないからではないのですか?」
「表面上はどこの国もそう言っているがな・・・本当は忍と名乗る山賊、海賊の異常な戦闘能力に侍が返り討ちにあい、どこも戦どころではないのだ。」
「では大戦も。」
「単なるパフォーマンスにすぎん。火の国とその周辺は豊かな土地と水に恵まれている。それ故に人口も多く、山賊も多い。・・・その根城を崩すのに正確な情報が必要だ。それができるかどうかを試したのだ。」
「そうでございましたか。」
「千手とうちは・・・歴史がある部族が急激に力を増している。何とかこれを吸収できれば良いのだがな。」
「さて、地図といっても、既に(ナルトの)世界の細かい地図は有りますからある程度精度を落とした写しを渡しましょう。」
「「「意義無ーし。」」」
「さて、どう売り込みましょうかね。このままだと使い潰されますよね。かわいいボクは出世したいですよ。」
「土地が貰えれば色々できますので痩せた土地でも貰い、小さな里を作りましょう。」
「七実にしては良い意見じゃん。」
「してはは余計ですよ巫女。」
「「・・・。」・。」
「男どもも意義無しのようですね。それでいきましょう!!」
その後約1年間細々した仕事を続け小さな忍(山賊)の根城を攻略したことにより小さな社がある15反程の土地が与えられましたが、やはり痩せていて農業をしても6石いくかいかないかくらいでした。