コシミズサチコは自動人形   作:ゆっくり霊沙

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約15年

修業を始めて15年・・・輿水幸子は一般的に中忍クラスの5大性質の忍術を試行錯誤しながら一部を手に入れ、変化の術も扱えるようになり、カラクリ的な部分を隠すのには困らなくなった。

 

「次はコントロールですかね。傀儡の術を使いたいですし。・・・と、その前にメンテナンスをしませんといけませんね!!かわいいボクはマスターの手が無くても自力で体を直せますからね。」

 

身体がこんなになって数年は様々な事に戸惑った。

 

いくら走っても疲れない体、かといって強い衝撃があると腕が取れたり壊れたり・・・食事は食べてもそれはチャクラを作るために体内で燃焼され、水も取りますが、油を飲む生活はボクじゃなきゃ無理ですね。

 

かわいいボクには夢がありますから・・・。

 

原作が始まり、ナルトが終わるまで見てみたいという夢が・・・。

 

「おーい、聞いてますか?ご飯食べますよ?」

 

「あ、手伝います!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マスターは35歳・・・最近はシワが目立ち始めたが、美容意識はなく、研究に全力を注いでいた。

 

今マスターは武器と私のコピー作品を作っていた。

 

「銃ねー。まぁ私にかかればこの通りですよ。」

 

食事が終わり、雑談タイムとなる。

 

15年でかわいいボクが作られた拠点とはお別れし、辺境の島で暮らしていた。

 

マスターが言うには資源が豊富で素晴らしい立地らしい。

 

まぁ波の国ですがね。

 

そうそう、波の国で思い出しましたが、うちはは現在同士討ちで数が減っている衰退期に入ったと聞いていますので、もう200年位したらうちはとして一族が復活するんじゃないですかね・・・。

 

「この銃ですが、かわいい私はあなたに言われた物を作ってみましたけど、威力が足りないので、弾丸は土遁で作製し、水遁と雷遁で水素を発生させ、火遁で着火させるようにしましたよ!!元素は良いですね。色々研究が捗りましたよ。」

 

「ふ、風遁は?」

 

「これに関してはゴミみたいに使い勝手が悪かったんでやめました。」

 

「えぇ・・・。」

 

刀語の炎刀・銃について話したのが4年前なので、時間が結構かかりましたが、作ってくれました。

 

「もうちょい肉体のアップデートをしてほしいのですが・・・。」

 

「背中のチャクラ糸を操るカスタムで容量限界ですよ。これ以上は無理なので自力で何とかしてくださいね。」

 

「訓練するしかありませんね。」

 

傀儡の術ができるようになるのが先か、はたまたマスターの寿命が尽きるのが先か、私のコピーができるのが先か・・・。

 

「かわいければ良いってのは15歳には捨てましたがね。」


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