どなたか自動投稿の仕方教えてくださいませんか?
「『さあ! いよいよ《
「『いやー、これは展開の読めない一戦っすよ。 《クイーンヴェール女学園》では生徒会長でもあり、序列一位でもある実力は確かなシルヴィア・リューネハイム選手はここまで圧勝で、次の試合もその様に流れが進むのかと思えば、対する比企谷八幡選手は無名であるにも関わらずここまでの試合は全て一瞬で決着をつけているっすからねー』」
そのアナウンスが流れると同時に俺は目の前の女性と向き合う。
艶やかな紫色の髪に息を呑むほど整った顔立ち、華やかで圧倒的な存在感は流石は世界の歌姫様と言わざるをえない。
すると、突然シルヴィア・リューネハイムはこちらにくすりと微笑んできた。
「ふふっ、君が比企谷君かぁ」
「何だ?」
俺はそう仏教面でそう問い返す。
だが、そんな顔とは裏腹に内心では、
(や、やめろよ、そんな素敵な笑顔を向けられたらか、勘違いしちまうだろ)
と、心臓をバックンバックンと言わせていた。
そんな状況で何とかポーカーフェイスを保っていると、歌姫様はまるでこちらの心を見透かしているかのように笑みを浮かべ、
「そんな硬くならないでもいいよ、少し君に興味が湧いたから話しかけただけ」
「・・・世界の歌姫様が俺みたいなぼっちに何の興味が?」
「君が《六花》に編入するって時に少しだけ気になってはいたんだけど、まさかここまで勝ち上がってくるほどの実力者だったなんてね」
「買いかぶり過ぎじゃないのか?」
「ふふっ、そうじゃないと思うけどね・・・それじゃ、時間もないことだし続きは試合終わりでいいかな?」
「あ、ああ?」
唐突の美少女からの誘いに俺の脳はキャパオーバーとなり、思わず生返事をしてしまう。
その美少女であるリューネハイムは「じゃあ、約束ね?」と言いながら片手を上げ、それに応じてポカーンとしていた俺も慌てて片手を上げる。
これは実況に準備が整ったと合図をするためだ。
「『両者準備が整った様です! それでは《王竜星武祭》準決勝第二試合開始です!!』」
「『漣』!」
俺は開始と同時に後ろへと飛び、前方へと小規模の波を生み出す。
この波自体に攻撃力はないが、低コストで長時間持続しやすいので今までの試合でも使ってこれからのコンボを決めて試合を有利に進めてきたが・・・流石に準決勝ともなると格が違う。
「守護の証たる光の壁よ 周囲へと展開し 迫る全ての厄災を退けて」
それだけのフレーズの短い歌でリューネハイムの周りには光の壁が展開され、俺の『漣』の影響を本人へ与えるのが難しくなってしまった。
(・・・さて、どうやって攻略するかな)
俺はそう思案しながら、障壁を破るべく次の技を繰り出した
これはもう一話続きます