やはり俺の妹が可愛いのは間違っていない。 作:詩音〈シオン〉
それでは、スタートです!
一話目
四月のある日。台所でいつもどうり料理を作っていると、
どん!!という天井が揺れた
「へいへい、ちょっと待ってろ」
どんどんどん!!と天井がゆれるが、俺は適当にあしらい、料理を続ける。
ーーーはぁ〜.....どうしてこうなったかねぇ〜.....ホントに.....
俺達の家庭環境について、少し話さして欲しい。
俺の名前は比企谷八幡。高校一年生。
妹の名前は比企谷紗霧。中学二年生。
俺と紗霧で兄妹二人暮らし。
二人暮らしの理由は単純に、両親が他界したからだ。
あと、他の諸事情もあるがそれはまたの機会に。
そして、俺の妹紗霧はほとんど部屋から出ない。引きこもりというやつだ。そして、当たり前に学校には行っていない。
俺は料理を作り終えて、盆に載せて妹の部屋に運ぶ。
俺は二階の妹の部屋の扉の前まで行き、軽くノックをし
「紗霧、メシ持ってきたぞ」
返事は返ってこない。これはいつも同じことだ
「ここに置いとくから、ちゃんと食えよ」
俺はあるメモをくまのぬいぐるみにつける。
単純なメッセージ
ーーー部屋から出てきてくれないか?
それが今の俺の、たった一つの願いだった
ここから少し俺の話をさせてほしい。俺は単純に家庭環境ほとんどを一人でやっている。その中で、俺と紗霧二人で暮らすために必要なのは金銭的な面だった。
俺は自室の扉を開け、椅子に座りパソコンを立ちあげる
「さぁ〜ってと」
俺はいわゆる小説家。ラノベ作家というやつだ。
中学一年に新人最優秀賞を受賞して電撃デビュー。
俺はいらい学業と小説家、そして家事という三つを切り盛りしている。
ペンネームは、ハチ。考えるのがめんどくさいのもありほとんど本名。
俺はパソコンのネット評判を見ることにした。現在新シリーズの新刊で『仮面』という新刊を発売した。
ネット評判を見ると
『人間の悪い部分がすごいなw』
『さすがハチ面白いw』
『ちょいちょい小ネタ挟むのおもろいなw』
評判はなかなか良く、五十万部を突破したみたいだしな。
俺は一安心し、もう少しコメントを見ていると、
『エロマンガ先生の絵がないのが意外』
『イラストがないの少し残念だったかな』
「ま、だろーな」
この”エロマンガ先生”とは俺の専属イラストレーター。
絵の才能があり、俺との相性は抜群だと言われている。
俺のファンの層は俺のファン三割、エロマンガ先生のファン三割俺達四割と言った感じのファンの層だ。
まぁ、書いてくれるイラストは満足する絵ばかりが来るから文句はない、文句はないがひとつ言わせてもらえば絵が少し大胆、悪くいえばエロいのだ。
だから、今回のシリーズのようなシリアスものはエロマンガ先生には向いていないのだ
「ま、今回はエロマンガ先生のイラスト向きじゃないしな」
俺はそっとパソコンを閉じ、新刊を見に行きつけの書店に向かった
紗霧でした!
Twitterにどの妹だして欲しいとか、送って貰えると嬉しいです!
あと、感想も欲しいですw
読んでくださった方ありがとうございます!