Fate/the weak〜黒髭に愛されし少女〜(一時凍結) 作:道成寺 安珍
最近はリアルのストレスで死にそうです。
一ヶ月に一度の携帯の最新がされた。これでメルトリリス様のボイスがまたきKe……
「……安珍様?」ゴゴゴ
「生きてたらまた!」
エドワード船長に雇って貰ってから数日が経ちました。
まぁ正直言えばキツイですね。
三日に一回は疲労で倒れる位ですから……それで今までで分かった事と言いますと。
まぁ自分の起源が同化と虚弱なので、属性は虚であるのは分かってたりするのですが……
神代クラスの魔力量にそれを使用可能なだけの魔術回路には驚きました。
ですが……私の起源、虚弱なせいで魔力量や魔術回路が多ければ多いほどどうも肉体に起源が影響を及ぼすみたいで……。
もはやスペランカーさんレベルの身体能力と耐久力……はは、何か視界が霞んできました……
そして今現在なのですが、実はエドワード船長へのプレゼントを考えてたりします。
(いっその事、メイド喫茶よろしくフリルのエプロンドレスにカチューシャして奉仕しましょうか? いや今の黒髭さんじゃわからないでしょうから、最悪発砲されるかも……)
ハッキリ言いますと、オタク化したエドワード船長は確かに絡み辛い性格でしたが、ある程度丸くなってたんだなぁと思わずにいられません。
それ位に今の黒髭さんは気分次第で発砲するから、かなりやばいです。
まぁそれ位に常に警戒してると言うことですから、たいした精神力だと思いますが……
とはいえ一人で考えても埒があかないので、他の人に聞くとしますか……
「あのぉ?」
「ん? どうしたお嬢ちゃん?」
「いえ日頃からの感謝をこめて、船長さんに何かお礼がしたいのですが……」
「……何だいそりゃ? それならオネダリとかすりゃあ良いだろ? 男ってのは女に貢ぎたいもんなんだからよ」
「はぁ……」
私は首を捻ります、確かに船員さんが言いたい事は分かるのですが……
そう言うのは恋人とかにするべきで、それに頼むなら二人の思い出になるの品とか、生活に必要最低限の物がいいですし……
そう考えていると、そう言えばエドワード船長って、金目当て見たいな女性は好きでなかった事を思い出しました。
となるとねだったりは余り良くない気がしました。
となると逆に贈り物とかは良いかも知れません。
あっでも贈り物をするくらいのお金がありませんでした。
振り出しに戻ったなぁと落ち込みながら、私はある事を閃きます。
「これ……ですかね?」
私はそうつぶやくと、すぐさま自分の白く長い髪に手を当てます。
元々、魔術師にとって自身の肉体は一線級の触媒となり、昔から髪や目などは魔術を成立させる材料になりやすいとされてきました。
なかでも女性の魔術師は特にそうで、瞳の色は多彩なほど、髪は長いほどよいものだとされています。
実際私の髪はかなり長く質もなかなか良いものです。
正直、他に与えられそうなものは特に思い付きませんし、戦場に向かう夫などに妻が贈り物として渡すものでもありますから……それに多少短くなってもまた伸ばせば問題ないはず……
私は意を決して武器庫のナイフで髪の毛を手頃な量だけ切ります。後はこれを加工してミサンガにしますか……
「あっあのう……船長?」
どうも何時もの事何ですが、私が呼びかけると何故か船長さんには発砲されてしまいます。
と言うのも他の船員さん達もそうなんですが、私は存在感や気配が薄いのか存在を認識されにくいらしく、たいがいこちらから話しかけないと認識されなかったりする見たい何です。
正直何その暗殺スキル、アサシンならかなり需要がある何て思いますが、そのせいで毎度発砲されるのは心臓に悪いです。
「あ? またお前か?」
「あ、はい……」
エドワード船長はため息を吐くと、ジト目で私を見てきます。
「それで、何の用だ……」
「えっと、その……こっこれを!」
私は一生懸命に作ったミサンガをエドワード船長に差し出します。
「────ッ!?……ふ、ふーん、これを俺にねぇ……」
エドワード船長はそう言って受け取ります。
「まぁ、あれだ……一応無下にするのも悪いし受け取ってはやるよ」
私は思わず嬉しくなりよかったと安心して胸をなで下ろしましたました。
「はっはい! ありがとうございます!」
そして私はエドワード船長にそう言ってからその場を後にしました。
今日は気分も言いですし何かご馳走を作るとしましょう。
魚のハンバーグとか作れないか、試すのも良いかも知れません。
そんな事を考えながら、私は台所へと歩いて行くのでした。