ピンクのおっさんとホイみっ♪   作:せーや lv71

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UAが9500に届きそう記念

みなさんいつもご愛読ありがとうございます


突発短編 がんばれフェンブレン

VSヒム

 

 「前から思ってたんだが、お前地味じゃね?」

 「なぬ?」

 「もっと個性を出して自己主張しろよ」

 「いや十分尖ってるじゃろ!いきなりなにを言い出すか!?」

 「尖り属性はハーシャと被ってるじゃねーか。アイツよりは控え目だから目立たねえし。いっそのこと凶器攻撃を活かした残虐バトルを売りにしてみるか」

 『へっへっへ、ワシは血しぶきと弱いものイジメがどわ~~~いすきなのだあああ』

 「ハイ、言ってみ」

 「ドコの悪魔超人か!!ワシは誇り高きハドラー特選隊の一人!弱いものをいたぶる事などせぬわ!!」

 「ま、そらそうだよな」

 「ええい失礼なやつめ」

 

 「じゃ本題に入るがこのスペシャルファイティングポーズ改案をだな、俺とお前で…」(荒ぶるそげぶポーズ)

 「いや、いい結構だ」

 

 「…個性か」

 

 

 VSシグマ

 

 「はっほっ、むフェンブレンかどうした?」

 「お前こそどうした?室内を飛び跳ねおって」

 「ブロックにしろアルビナスにしろ高速移動系のメンバーが多いのでな。せめて跳躍だけは負けたくないので秘密特訓をしていたのだ」

 (バッタのマネかと思った)

 「やはり特選隊を名乗る以上は個性を活かさねばな」

 ぐっはあ!!タイムリーな事を…。

 「せめて人と話すときくらい飛び跳ねるのを止めんかい」

 スッ(人参)

 「お前俺をバカにしてるのか」

 ソソクサ パシッ

 「そういいつつ嬉しそうにひったくって後ろを向くな」

 「あ、バカ後ろに立つな!」

 パッカーン!!!

「ぐわああああーーーーーッ!!!」

 掴みかかろうとすると後ろ蹴りを喰らって壁にめり込んだ。

 「悪い、ついクセで」

 「やっぱり馬じゃねーか!!」

 

 「よい子のみんな、お馬さんは後ろ足で蹴るクセを持っていることがあるので後ろに立っちゃいけないぞ。シグマとの約束だ」

 「いいから抜けーーー!!壁に刺さって動かん!!」

 

 

 VSブロック

 

 「ぶろ~~~~~む」

 「個性…お前に相談しても仕方ないか」

 「ぶろむ」(ムッキー)

 「げ」

 がっし びたーん!びたーん!びたーん!びたーん!

 「ぬわああああーーー!!足を掴んで振り回すなああああ!!!」

 「退屈してるのかしら?生まれ持った力を持て余しているのね。お姉ちゃん心配だわ」

 「ワシの心配もしろおおおおお!アルビナアアアアアス!!!」

 「ぶろ~~~~~む」(上空にブン投げ)

 「ゲェーーーこの体勢は!!?」

 「ぶろ~~~~~む!!」(キン肉ドライバー!!)

 「この前ジャンプを見せたかいがあったな」

 「お前のせいかヒムウウウウ!!ぎゃあああああああ!!!」

 

 「あれハーシャ?フェンブレン見なかったか?」

 「ブロックと一緒に『伝説の聖剣』ごっこしてたわよ」

 「ふーん、意外と面倒見がいいんだな」

 

 しばらく地面から抜けませんでした。

 

 「ぶろ~~~~~む」(ディム○ース)

 「ぐわああああーーーーーッ!!!」

 

 

 VSハーシャ

 

 「個性ねー私が居なければ丁度よかったかもね。アルビナスと閃熱呪文(ギラ)で被ることもなければ、アンタと刃物で被ることもなかったろうし」

 「そんなつもりはなかったのだが」

 「ふふん。でも私にはハドラー様の妻としてのオンリーワンのポジションがあるんですもの。いっそ寿退職してハドラー様と『幸せ家族計画』でも…キャー!!!」

 

 「おっと手と口が滑りました」

 サウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードルサウザンドニードル

 「「ぐわああああーーーーーッ!!!」」

 「またちょっかいを出しに来たわねアルビナス!!」

 「ハドラー様に対して装備されもしないヤッパ者が寝言をほざいているようでしてね。目覚ましに日光でも浴びてきたらいかがです?」

 「十分日焼けはしたわ。あー女としての魅力が磨かれちゃったなー。ハドラー様に押し倒されちゃうわー」

 「自意識過剰もそこまで来るといっそ哀れですね。ハドラー様は貴女に興味はなくってよ。武器として使われもしなかったのが良い証拠ですわ」

 「ハッ、ハドラー様は武器としてではなく生涯のパートナーとして私を欲したのよ。死が二人を分かつまで、いえ死しても魂を共にするために。ああ、なんてロマンチックなんでしょう」

 「…道具にロマンなど要りませんよ。まあ剣としての本懐を遂げられぬ以上、薄っぺらい代償行為にすがる気持ちは理解できなくもありませんが。所詮は消耗品の道具ですか」

 「と、消耗品の駒が何か言っております」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「「何よ!!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フェンブレンですが職場の空気が最悪です

 

 「「キー!!!」」

 

 

 「「極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!極大閃熱呪文(べギラゴン)!!!」」

 

 「ワシを巻き込むなあああああああああああ!!!」

 

 

 

 

 

 ハドラー様

 

 背後から閃光やら熱風やらが間断なく吹きすさいでいるがワシ知らんもん。

 必死こいて逃げ出したわ。痴話げんかで生後間もない命を散らしてたまるか。

 「む、フェンブレンか」

 「ハ、ハドラー様」

 圧倒的な威圧感を携えて其の主は立っていた。鍛え上げた揺るぎのない肉体はいっそ美しさをも感じさせる。金属の肉体にはない強さがある意味羨ましくあるのだ。

 「鍛錬は怠っておらぬな。良きことだ」

 我らが秘かに特訓をしている事もお見通しか。ワシも心は皆と同じ、この素晴らしき強者である主と共に勇者を打倒し最強の頂へ立つこと。真に武人の本懐よな。

 「プロテインはしっかり取れよ。お前は線が細いからな。わっはっはっはっは」

 「…これさえなければいい上司なのだが…」

 オリハルコンに筋肉が付くのか?

 

 ポリポリ

 「フェンブレンー食うか?プロテインクッキー、体にいいぞ」

 「何食っとんのじゃああああ!!ヒムうゥゥゥゥ!!?」

 

 ポリポリ

 「人参味、美味」

 「シグマアアアアッァァァァ!!!お前もかあああああ!!!」

 

 ポリポリポリポリ

 「コラーゲン入り」

 「お肌に良いのよねーー」

 「ねー」

 「アルビナアアアス!!ハーシャアアァァ!!仲直り良かったねえええ!!!」

 

 ポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリ

 「ぶろ~~~~~む!」(ノーモーションベアハッグ)

 「ぐわああああーーーーーッ!!!」

 「ブロック!食べながらじゃれ付くのは止めなさい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「どうしてこうアクの強すぎる仲間ばっかなんだ…気に入らね…」

 「ホイお前の分。ハッカ味、好物だったよな」

 

 ポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリ

 「…まあ悪くないか」




大魔宮(バーンパレス)の日常は大体こんな感じ

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