魔法科高校の鋼の錬金術師   作:Gussan0

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どうも|д゚)チラッ

続き書けたで候。

遅くなってすみません。

ぶっちゃけバトルの展開が全く思いつきませんでした。

でも、やっとある程度形にできたので投稿します。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第五十八話 新人戦 モノリス・コード 決勝トーナメント 決勝戦②

エドは三体のゴーレムに囲まれていた。

 

それもかつての鎧姿のアルと同じ造形で。

 

 

(……こいつも自分の魂の一部を他者に移す事が出来るってのか?)

 

 

エドの弟、アルフォンス・エルリックはかつて肉体と魂の結合を一度解かれたことから、魂が離れやすくなっている。

 

そのため、錬成陣を描いた手袋を装着し、自分の魂の一部を他者に移して相手を意のままに操る錬金術を得意としていた。

 

 

(子孫なら……使えても不思議じゃねえか……)

 

 

魔法師の素質は、遺伝や血筋から先天的に備わっている。

 

子孫のアルも、先祖のアルの体質を受け継いでいると仮定すれば、同じように使えていてもおかしくはなかった。

 

基本的に魔法を使うには、長期間の修練と座学が必要になってくるが、キチンとした訓練を積めば使い手によっては若くして一流の魔法師となれる。

 

エドの相手となっているアルフォンス・ロクベルは、まさしく一流の魔法師であった。

 

 

「「「いくよっ!!」」」

 

 

「ちっ!?」

 

 

エドに三体の特別製ゴーレムが襲いかかる。

 

三体は大きな身体を駆使して、蹴りや拳でそれぞれ攻撃してくるが、エドはそれらの攻撃を受け流しながら、なんとかかわしていく。

 

 

(こいつら!?意外と早えぇ!?)

 

 

三体は巨体に似合わず、俊敏な動きであった。

 

 

「この……調子に乗ってんじゃねえ!!」

 

 

負けじとエドも錬金術を使用し、地面から幾つものトゲを錬成する。

 

 

「「「当たらないよっ!!」」」

 

 

しかし、三体は高く跳躍することでかわす。

 

 

「逃がすかっ!!」

 

 

エドは続けて大量の手を錬成し、ゴーレム達を上から叩き潰そうとする。

 

 

(空中なら身動きは取れねぇ!!)

 

 

「「「甘いよっ!!」」」

 

 

「なにっ!?」

 

 

直後、地面から長い柱が現れ、それらは蛇のようにクネクネと動き回りゴーレム達の周りを旋回する。

 

 

「「「土遁・土道(どこう)ってね……」」」

 

 

そして三体は土で出来た道を素早い身のこなしで跳び移りながら、徐々にエドへと接近していく。

 

 

「「「ふっ!ほっ!はっ!」」」

 

 

「クソが!全く当たらねぇ!!」

 

 

エドも錬金術で対抗するが、三体が惑わせる様に動き回るため、狙いを定められないでいた。

 

それだけじゃない。

 

 

(気配感知も全く反応しねぇ!ゴーレムだから当たり前だけどよ……!!)

 

 

生きている者は、常に気を発している。

 

だが彼らはゴーレム。

 

所謂(いわゆる)人形であるため、気を発してはいない。

 

それ故に動きの先読みも叶わない。

 

そして三体はエドに近付くと、いつの間にかその手に棒のような物を持っていた。

 

 

「「「土遁・土流棒」」」

 

 

「来るかっ!」

 

 

三体はエドの真上へやって来ると、そのまま跳び降り、()()()()()()

 

 

「伸びたっ!?」

 

 

咄嗟にエドは後方へ飛び、棒をかわす。

 

 

「「「傀儡法は結構応用が効いてね……君の錬金術程じゃないけど、こういうことも出来るんだよ!!」」」

 

 

「「「土遁・土流小槍」」」

 

 

「やべっ!?」

 

 

直後、岩でできた小さな槍を地中から無数に出現させるとエドへ向かわせる。

 

エドは土壁を錬成し、小槍を防ぐ。

 

しかしその間にゴーレム三体は素早くエドに接近し、その長いリーチを利用して棒術で果敢に攻めていく。

 

 

「くっ!?」

 

 

エドは後ろに下がりつつ紙一重で棒をかわしながら、なんとか三体の猛攻を凌いでいく……が、かわすのに夢中で、土のぬかるみに足を取られてしまった。

 

 

「しまっ!?」

 

 

「「「隙ありだよっ!!」」」

 

 

その隙を見逃すアルフォンスではない。

 

一体が前に出て、棒をさらに前へと伸ばした。

 

エドに勢いよく棒が迫るが……

 

 

「ナメんじゃ……ねえ!!!!」

 

 

エドはそのまま後ろに倒れるように、ブリッジをして攻撃をかわした。

 

 

「「「へぇ」」」

 

 

そして素早い身のこなしで態勢を立て直すと、三体のゴーレム達を再度視界に入れる。

 

 

「埒が明かねぇ……」

 

 

(このまま錬金術でチマチマ攻撃してても、全く意味がねぇな……)

 

 

エドがチラリと周りを見渡すと、達也が一条との距離を徐々に詰めていた。

 

 

「……時間もねぇし、もう接近戦で速攻で終わらせるしかねぇ」

 

 

(そうと決まれば……やる事は一つだ)

 

 

エドは両手を合わせると、右手をなぞる。

 

すると義手のパーツ部分が伸び、鋼の甲剣のような形となった。

 

それを見たアルフォンスは驚く。

 

 

「「「君、機械鎧(オートメイル)だったのか……」」」

 

 

「ああ。なんなら、左足も機械鎧(オートメイル)だ」

 

 

「「「そうだったのか……でもだからって、手加減はしないよ?」」」

 

 

「いらねぇよ。どうせ勝つのはオレだからな」

 

 

「「「大きく出たね」」」

 

 

「……悪りぃが、遊びはここまでだ。ここからは、全力で行かせてもらうぜ!!」

 

 

そしてエドは勢いよく、三体のゴーレムへと突っ込んだ。




アルフォンス君は、土遁の使い手で忍者の弟子です。

ちなみに、あともう一つ属性使うことできます。

では、また( `・∀・´)ノ

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