……まぁ短いですが、どーぞ。
~1年後~
急に時間が流れましたが、今日は私達の卒業式です。
八幡「なんかあっという間に卒業式を迎えた気がするんだが……」
八幡君も時間がすごく速く進んだことに違和感を覚えていますが……、指摘してはいけない気がします。なので気のせいということにしておきましょう。
由輝子「気のせいでしょう」
八幡「そうか…」
そんな他愛のない会話をしながら私達は学校に向かいます。
立花「よう、比企谷、剣」
相模「おはよー、由輝子ちゃんに比企谷」
八幡「ああ、おはよう」
由輝子「おはようございます、相模さん、立花君」
登校中に相模さんと立花君に会ったので挨拶する。……何故でしょう。学校でいつも会ってるはずなのに久しぶりに感じます。特に立花君は…。………これ以上は触れない方がよさそうですね。
~教室~
葉山「おはよう、4人共」
八幡&立花「おはようさん、葉山」
相模「おはよー、葉山君」
由輝子「おはようございます、葉山君」
葉山「なんか…時間の流れが速い気がするな。気がついたら俺達も卒業だし」
葉山君も私達と同じことを考えていたのですね。
由輝子「年をとると時間がたつのが速く感じるのと同じでしょう」
立花「いや、俺達まだ高校生だから…」
相模「まぁ、今日卒業するけどね」
~講堂~
『在校生代表、一色いろは』
そういえば一色さんは2年でも生徒会長になってましたね。今度は自分の意思で。
なりたての頃と比べて彼女はすっかりと生徒会長らしくなりました。……まぁ何故か奉仕部に遊びに来ていましたが……。
~そして~
雪ノ下さんの答辞も終わり、すべてのプログラムが終了しました。
いよいよこの学校ともお別れですね…。そう考えると感慨深いですね。何人かは涙ぐんでいますね。別れが悲しいのか送辞に感動したのか…、色々ありますね。
~部室~
結衣「この部室に来るのも今日で最後かぁ…」
八幡「そうだな」
小町「4人がいなくなりますから、小町寂しくなります」
由輝子「小町さんは奉仕部を続けるのですか?」
小町「はい!もちろんです!」
雪乃「ならこの部室をお願いね。私物は持ち帰らせてもらうけれど」
いろは「ええ~、なんでですか~」
八幡「いや、当たり前だろ…」
小町「でも小町1人だとこの部活が廃部になりませんかね?」
雪乃「それなら平塚先生に掛け合って再び顧問をしてもらえるから大丈夫よ」
由輝子「それに小町さんの友人に頼んで入ってもらうのもいいと思いますよ。これからは小町さんの奉仕部ですから小町さんのやり方でやっていけばいいんです」
いろは「わたしもたまに様子を見に行くからね」
八幡「俺も行くぞ。小町が心配だからな」
結衣「相変わらずのシスコンっぷりだ……」
由輝子「まぁOB、OGとして部活の様子を見に行くぐらいは普通のことですよ」
結衣「そうだね!あたしも時々遊びに来るよ!」
雪乃「私は……頻繁に行くのは難しそうね」
由輝子「確か…海外の大学に進学でしたっけ?」
雪乃「ええ」
八幡「まさか雪ノ下が海外留学するとはな」
雪乃「中学の頃も留学していたし、珍しいことではないわ。私は私のやり方で姉さんを越えてみせるわ」
雪ノ下さんはいつでも陽乃さんに対抗心剥き出しですね。姉の背中を追いかけてばかりだと陽乃さんは言ってましたが、彼女も色々な出会い、経験によって考えが変わったのでしょう。
八幡「俺と由輝子はそろそろ行くわ。この後バイトがあるんでな」
由輝子「もうそんな時間でしたか」
結衣「ヒッキーがバイト!?」
雪乃「どういう心境の変化かしら?」
八幡「これからのことを考えるとある程度軍資金が必要だからな」
小町「お兄ちゃん、結構前からバイトしてたよね」
結衣「そうなんだ」
由輝子「3年にあがる前からやってますよ。私と同じところで」
八幡「受験もあるから週2とかそんな感じたが、終わってからは週4でやってるぞ」
八幡君も働くことの必要さを覚えてしまいましたからね。本人は専業主婦を諦めていないようですが…
八幡「じゃあな」
由輝子「またいずれ会いましょう」
こうして私達の高校生活は幕を閉じました。
4月からは八幡君と同じ大学でキャンパスライフです。
私と八幡君は無事に同じ大学に進学することができました。他にも戸塚君や仲町さんも同じ大学に行くそうです。……八幡君は戸塚君が同じ大学だと知って嬉しそうでしたね。
なんにせよ大学がとても楽しみです。
今回で高校編は終了です。
大学編も書くと思いますが、いつ書けるかわかりませんが、思いつきしたいで投稿します。
それでは。
この小説の登場人物である佐野美咲がヒロインの√を現在考え中ですが……。
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見たい
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なくてもいい
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そんなことより原作キャラの√がよか!