情報好きな少女の青春はまちがっている   作:銅英雄

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21話目です。


私と合同企画

生徒会選挙が終わって数日後

 

コンコン

 

雪乃「どうぞ」

 

いろは「先輩~。やばいですぅ~」

 

八幡「は?」

 

いろは「やばいです、やばいです、超やばいですぅ~」

 

やばいと連呼している一色さんがこちらに詰め寄ってきました。

 

由輝子「何がやばいんですか?」

 

いろは「それが……」

 

一色さんは私達に事情を説明しました。

 

結衣「クリスマスイベント?」

 

いろは「はい…。海浜総合高校ってとこと合同で、お年寄りと子供相手のイベントなんですけど」

 

生徒会長としての初仕事が合同イベント……荷が重いですね。

 

八幡「それで、その企画は誰が言い出したんだ?」

 

いろは「向こうからですよー。わたしから言うはずありません」

 

八幡「だろうな…」

 

いろは「でも、そんなの断るに決まってるじゃないですか~。私もクリスマスは予定ありますし」

 

結衣「断るに決まってるんだ…」

 

由輝子「私的な理由ですね」

 

いろは「でも平塚先生がやれって…」

 

八幡「やっぱあの人が一枚噛んでるのか…」

 

平塚先生も何か考えあってのことでしょう。

 

いろは「それで始めたものの、上手くいかなくて…」

 

八幡「他校と一緒じゃそんなもんだろ」

 

由輝子「そうですね、簡単ではないと思います。城廻先輩には相談したんですか?」

 

いろは「え、え~と…何て言うか…、そう!受験生に迷惑かけるわけにはいかないじゃないですか!」

 

城廻先輩が苦手みたいですね…。

 

いろは「もう先輩達しか頼れないんですよ~」

 

八幡「とは言ってもな…」

 

結衣「なんとかしてあげたいけど…」

 

由輝子「それって今日からやった方がいいんですか?」

 

いろは「はい、できればすぐにでも手伝ってほしいんですけど…どうかしたんですか?」

 

雪乃「先程奉仕部に依頼が入ってきたの」

 

いろは「ええー!じゃあどうすればいいんですか!?」

 

私達が他に依頼が入っているのを聞いて唸る一色さん。

 

初めての仕事から人に頼るのは余りいいことではありませんが…

 

由輝子「雪ノ下さん、先程きた依頼は2人で人手は足りると思います。私と八幡君で一色さんを手伝いますので雪ノ下さん達はこの依頼が続くようならそちらが終わり次第2人にもお願いしたいのですが、雪ノ下さんはそれでいいですか?」

 

雪乃「そうね、お願いしてもいいかしら」

 

八幡「わかった、そっちもがんばれよ」

 

結衣「うん!ヒッキーとユッキーもがんばってね!」

 

由輝子「はい、では早速行きましょう」

 

いろは「ありがとうございます、剣先輩、比企谷先輩」

 

 

~そして~

 

いろは「お疲れ様で~す」

 

海浜側は雑談で盛り上がっていますが、うちの生徒会は肩身が狭そうにしています。

 

???「やぁいろはちゃん、そちらは?」

 

いろは「うちのヘルプさん達です」

 

玉縄「僕は玉縄、海浜総合の生徒会長なんだ。よろしく」

 

八幡「はぁ…」

 

由輝子「よろしくお願いします」

 

玉縄「お互いリスペクトできるパートナーシップを築いてシナジー効果を生んでいけるように頑張ろう!」

 

……一色さんが私達に泣きついてきた理由がわかってきました。

 

さて、どうしましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、かなり短いですがここまでです。

次回もよろしくお願いします。

この小説の登場人物である佐野美咲がヒロインの√を現在考え中ですが……。

  • 見たい
  • なくてもいい
  • そんなことより原作キャラの√がよか!

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