とあるポケモントレーナーのお話 (凍結)   作:ミストラル0

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今回登場するポケモンは実際にヒビキとしてゲームプレイ中に発見したポケモンです。その2、3日前くらいにも別のセーブデータでとあるポケモンを見つけてます。そっちも何れ出す予定です。


バトルシャトー~コウジンタウン 色違いのポケモン

あれから1週間ほどヒビキとセレナはバトルシャトーに通いつめ、それぞれマーキスとマーショネスへと登り詰めていた。その間に7番道路でバルビート、イルミーゼ、コアヒルー、ドーブル、グレッグル、ハネッコ、ペロッパフ、シュシュプを捕まえていたのだが、そこでヒビキは珍しいポケモンと遭遇していた。それは4日前のこと・・・・

 

「ん?オレンジの花のフラべべか」

 

フラべべは生息地によって花の色が違うポケモンで、オレンジ色と白色の花のフラべべは珍しい方ではあれど、それだけなら特別ヒビキの目を引くポケモンではなかったのだが・・・・

 

「んん?何かこのフラべべ、他と違うような・・・・」

 

気になったヒビキはポケモン図鑑のフラべべとそのフラべべを見比べてみる。

 

「目と下半身が蒼い?」

 

そう、通常のフラべべの目は黒色、下半身は緑色なのに対し、このフラべべの色は蒼色だったのだ。

 

「こいつ、特異個体(色違い)か!?」

 

色違いのポケモンはゲームでは1/4096という非常に低い確率で出現するポケモンで、その希少さは伝説ポケモン並みである。最近ではひかるおまもりとグローバルリンクによる国際孵化により1/683まで確率を上げることも出来るようになったが、それでも希少なことには変わり無い。そんな希少なポケモンの一匹がいた。

 

「~♪」

 

しかし、そのフラべべは戦闘を仕掛けてくるでも、慌てて逃げるのでもなく、ヒビキの周りをぐるぐると踊りながら回っている。

 

「何だ、こいつ?」

 

「もしかしてその子、ヒビキに遊んでほしいんじゃない?」

 

セレナがそう言うと、フラべべはうんうんと肯定するように頷き、「早く早く!」とヒビキの服の袖を引っ張る。

 

「そんな慌てなくても遊んでやるから」

 

「ふふっ、せっかちな子ね」

 

その後、フラべべはすっかりヒビキになついてしまい、ヒビキの手持ちに加わることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーキスとマーショネスに陞爵した二人の現在の手持ちは・・・・

 

ヒビキ

シャワーズ♀Lv.38

リザードン♂Lv.38

ゲッコウガ♂Lv.38

ルカリオ♂Lv.32

ヒトツキ♂Lv.30

フラエッテ♀Lv.22☆(橙の花の色違い)

 

セレナ

ブリガロン♂Lv.36

ニャオニクス♀Lv.34

ファイアロー♀Lv.35

サーナイト♀Lv34

マリルリ♀Lv.33

タブンネ♀Lv.33

 

パソコンに他にも控えのポケモンもいるが、こんなメンバー構成だ。またマーキスになりヒビキはビオラに再戦を挑まれ、その時はビオラのアメモースとビビヨンに加えバタフリーなどを加えていたが、再びノコッチで返り討ちにしていた。このせいかビオラはヒビキのノコッチが少しトラウマになりつつある。まあ、3匹とも虫・飛行タイプでノコッチの【げんしのちから】のいい餌食だったんだとか(しかも3回とも能力アップあり)。

 

「やり過ぎたな」

 

「そうね・・・・」

 

明らかに二人のポケモンのレベルはバッジ一つのトレーナーの持つものではない。それを聞いた多くの挑戦者達も絶句していたそうな。

 

「そろそろ次の町いくか」

 

このままではジム戦が舐めプになると懸念したヒビキとセレナはバトルシャトーを出て一度コボクタウンの地繋ぎの洞窟へと向かうことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地繋ぎの洞窟はコボクタウンとショウヨウシティ、コウジンタウンを繋ぐエの字状の洞窟だ。しかし、ショウヨウシティへ行く道には大きな岩と穴が道を塞いでおり、現在は工事中なんだとか(ザクロはおそらく個人のポケモンで【そらをとぶ】をしてきたのではないかた思われる)。そこで、ヒビキ達は遠回りになるがもう1つの入り口からコウジンタウンからショウヨウシティへと抜ける必要があった。

 

「ついでにこの洞窟のポケモンも捕まえるか」

 

「ここにはどんなポケモンが出るの?」

 

「ここは洞窟では定番のズバットにゴニョニョ、アサナンに珍しいのでいえばキバゴかな?」

 

「やっぱりポケモン図鑑要らずね」

 

ヒビキはあっさりキバゴを見つけてゲットし、残る3匹も捕まえ洞窟を抜けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地繋ぎの洞窟を抜けた二人はそのままコウジンタウンへ向かいながらフワンテ、タツベイ、ハブネーク、ザングース、コジョフー、マーイーカ、キャモメ、スバメを捕まえていた。そして途中とあるポケモンと遭遇した。そのポケモンは災いの前触れとも呼ばれていたアブソルというポケモンだった。

 

「アブソルだと!?」

 

アブソルは悪タイプのポケモンの中でも物理攻撃攻撃力がトップクラスのポケモンでホウエンの四天王の一人カゲツもエースとして起用しているポケモンだ。しかし、かつては災いの象徴とも呼ばれたこのポケモンは滅多に人前に姿を現さないことでも有名で、災いを報せに現れる事例から災いを呼ぶポケモンと長らく勘違いされてきた。

 

「こいつはゲットしなきゃな・・・・」

 

そう思ってヒビキが勝負を仕掛けようとするが、アブソルはヒビキ達に背を向け、コウジンタウンの方へと駆けていく。だが、アブソルは何故かヒビキ達が見えなくなる前に足を止め振り返る。

 

「ついてこいってことか?」

 

「みたいね」

 

二人がコウジンタウンまでアブソルを追うと、アブソルはコウジンタウンの東にある9番道路へと続くゲートの上で二人を待っていた。

 

「この先にあるのって確か・・・・」

 

「輝きの洞窟。そこで何かあったってことか」

 

二人はもしもに備えポケモンセンターで準備を整えると輝きの洞窟のある9番道路へ向かうのであった。




という訳で色違いポケモン登場です。
まさか、あんなとこで出るとは思わなかった・・・・

続いては化石の名所・輝きの洞窟です。

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