シルヴァリオシリーズ短編集   作:ライアン

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アペンドはアシュナギ、ヘリオスさんの三人にスポットですってよみなさん!!!
しかもアルテミスパッケージ発売ですってよ!!!

というわけで久しぶりの更新です。
相も変わらずのギャグ空間です。シズルさんのキャラ崩壊度高めなのでご注意を。
今回の話で多分一番不憫なのはレズ忍者ことサヤ・キリガクレ


アマツ女子会

 アマツ

 

 それは新西暦における貴種の証。今は天に輝く第二太陽となった大和の血を引く者達の総称である。彼らは皆多様な分野で優れた才覚を示し、特に近年生み出された人間兵器たるエスペラントとして高い適性を示す事で知られている。そんな彼ら、いや彼女達にはその他にもある共通事項がある。それは……

 

「さあ、それではコレよりアマツ女子会を開催する!皆こぞって己の愛と想い人について語るが良い!」

 

 ドンなどと言う効果音が聞こえてくるかのように堂々とした様子で軍事帝国アドラーのNo.2である女傑チトセ・朧・アマツがそんな事を告げた。

 

「わーパチパチーパチパチー」

 

 そんな主の発言を聞いて従者であるサヤ・キリガクレは死んだ目をしながら紙ふぶきを撒き散らして、拍手を行い必死に場を盛り上げようとする。

 

「…………ええっと」

 

ナギサ・奏・アマツはわけがわからないといった様子で戸惑い

 

「………激務のあまりについに壊れちゃったのかしら」

 

 なんといっても裁剣天秤の隊長でこの国の実質的なNo2だものね、などとシズル・潮・アマツは痛ましいものを見る目で見つめ(ちなみにチトセは彼女にそういう目で見られると何故か無性に腹が立つ、流石の私も男にゼファーを寝取られたりはしていないぞと言いたくなる、とは本人の弁である)

 

「え、ええっと私みたいなパチモンが来て良かったんですか……?」

 

 戸惑った様子でカナエ・淡・アマツはそんな風にびくびくとしながら呟き

 

「帰らせてもらおう」

 

 付き合ってられんと言わんばかりにアオイ・漣・アマツは席を立とうとした。

 

「おいコラ待てアオイ、何を帰ろうとしている」

 

「国家の行く末に関する重要な会合と聞いて来てみればわけのわからない与太話。このような茶番になど付き合っていられん」

 

「おいおい、何を言っているんだ。これは国家の行く末に関する極めて重要な事だぞアリエス隊長アオイ・漣・アマツ中将殿」

 

 呆れきった様子のアオイに対してチトセはそんな風に自信満々に手を掲げながら告げる

 

「特別外交官たるアシュレイ・ホライゾン殿と我らが親類にしてアドラーの国民たるナギサ・奏・アマツの仲の進展具合、極めて重要な事だとは思わんか」

 

「へ?」

 

 突如として自分と愛しいアッシュへと矛先が向いたことでナギサは呆けたようにポカーンと口を空ける。

 

「何せホライゾン殿はスフィア到達者、今の情勢をひっくり返すような王冠の所持者と言っても過言ではない。彼の人格を疑っているわけではないが、それでも国としては我が国の人間と強い結びつき(・・・・・・・・・・・・)があったほうが安心できるというものだろう。そうら理解できただろう、ことが我がアドラーの行く末に関わる案件だという事が」

 

 アシュレイ・ホライゾンは現在アドラーにおいて最大級の警戒と最高クラスの待遇が用意されており、総統であるヴァルゼライドからもくれぐれも礼を失することがないようにという厳命が下されている。既にそれなりの付き合いがあり、その人となりを把握しているチトセらは何も本気でアッシュが野心を抱き、現在の情勢をひっくり返しにかかることを危惧しているわけではない。

 だがそれはそれとして地位や名誉に金や女といったなんらかの首輪を繋いでおかないと不安になるのが国家と人の性というもの。当人の個人的好意によってのみ成立している関係というのは逆にいうとその好意が消滅してしまえば崩壊する危険性を孕んでいるという事でもあるのだ。私人間ならばともかく国家としてはそういったリスクは極力避けたい。無償で働く聖人よりも何を求めているかが明確な俗物の方が国としては扱いやすいものなのだ。アッシュもその辺の機微は察しているのだろう、特に報酬や地位を固辞するという事はあまりせずに素直に受け取っていた。

 そして、だからこそあてがったハニートラップの進展具合を確かめることはすなわち列記とした国家の行く末へと関わるものだと、チトセはそう述べているのだ。

 

「……なるほど、一理ある。だがならば奏より聞けばいいだけのこと、各々思い人と愛について語るというのはなんだ?」

 

「そこはほれ、他人ののろけ話をひたすら聞いているだけだとストレスが貯まるだけだろう?故に各々語る事でその辺の帳尻を合わせようというわけだ」

 

 嘘である。この漢女、単に自分が惚気たいだけである。そもそもこの女子会自体が中々進展しない事に業をにやして、ガッツリと思い人の心を掴んでいるナギサのあざとさを参考にしようという何時になく殊勝な考えの下行なったものである。……気づくのにずいぶん時間がかかった気もするが。

 

「まあ、というわけで趣旨はわかっただろう、というわけで改めてアマツ女子会をこれより開催する!皆のものふるって参加するのだ!!!」

 

「わーパチパチーパチパチ」

 

 そんなチトセの開催宣言を聞き、従者たるサヤ・キリガクレは遠い目を浮かべて紙ふぶきを撒き散らしながら拍手を行なう。思い人の口から嫌いな男に対する惚気を聞かされるという彼女にとっては拷問以外の何者でもない時間だが、それでも必死に主のために場を盛り上げようとする彼女は従者の鑑といえよう。

 これでレズでさえなければ言う事はないのだが、レズでなかった場合チトセにこれほど深い忠誠を誓っていたかは不明なので世の中ままならないものである。

 

「というわけで発起人たる私から口火を切らせてもらうとしよう、私が愛しているのは無論我が愛しの狼ゼファー……」

 

「趣味が悪いな」

 

「悪いわね」

 

「こ、好みは人それぞれですから……」

 

「あ、あれで結構良い人なんですよ!私も恋人にしたいかって言われたら絶対に嫌だってなりますけど……」

 

 ばっさりと切り捨てるアオイとシズル(チトセも彼女達に男の趣味がどうこうは言われたくないだろう)、なんとかフォローしようとするもはや別人のカナエ、フォローを入れつつも男としてはノーサンキュー(彼女の場合はそもそもアッシュ以外はどれだけ優良物件だろうがノーサンキューだろうが)とバッサリと切って捨てるナギサ、そんな親戚達の様子にチトセは不満げに口を尖らせる

 

「むぅ、あいつの良さがわからないとはどいつもこいつも見る目がない」

 

 見る目が無いのはどう考えてもチトセなのだがその辺は他も大概なのでもはやこれはアマツの背負った宿業なのかもしれない。やるときはやるが普段は駄目人間の生きた見本のようなゼファー、恋愛感情を抱くことが全く想像できない鋼の英雄、死の間際に婚約者の事を一切考えずに英雄への畏敬の念で埋め尽くされた男、改めて見ると層々たる面子である。

 

「ふん、まあ良い。これ以上ライバルが増える必要はないからな。ふふふ、あいつの良さは私が知っていれば良い」

 

 他の人がどれだけ酷く言おうと、私は彼の良い所知っているもんね!そんな完全に手遅れな発言をするチトセにシズルとアオイはうわぁ……と言った様子を見せる。何度も言うがチトセも男の趣味に関しては彼女達にだけはとやかく言われたくないだろう

 

「それじゃあ次は私ね、うふふふ私の愛しい彼は……」

 

 そうしてシズルは恍惚とした様子で語ろうとするが

 

「あ、言っておいてなんだがお前の話は参考にならなそうだ」

 

 そんなシズルをチトセはばっさりと切って捨てる。

 

「なんでよ!私この中じゃ明確な既婚者よ!!!自覚すらしていない子や、ようやく自覚して熱心にアプローチをしている子や、何時までも友人以上恋人未満みたいな関係の部分でうろうろしていたりする子と違って明確に愛する人と結ばれているのよ!」

 

「いや、確かにそうなのだが……なんだろうな、所詮男に恋人を寝取られた女の話だ参考にするのはやめておけ、などという天からの声がどこからともなく聞こえて来てだな……」

 

 そんなチトセの発言にシズルの眼鏡がピシリと割れて

 

「ね、寝取られてなんかないわよ!た、確かに帰ってきたらなにかというと総統閣下の素晴らしさを延々と語ってくるし、そんな様子にこの間ついに業を煮やして「もしも私と総統閣下どちらかしか助けられない状況だったらどうするの?」って聞いたら「もちろん君さ!総統閣下なら僕如きが何かするまでもなく自力でどうにか出来るに決まっているからね!」って答えたから、それじゃあ私と総統閣下どっちが大事って聞いたら答えるまでにしばらく間があったけどそれでも「そんなのもちろん君に決まっているじゃないかシズル」って答えてくれたんだから!!!」

 

「あ、いや、その、なんというかすまん……」

 

 号泣し出したシズルを他所にチトセは思わぬ地雷を踏んでしまったと流石に悪いことをしたなとなり、とりあえず部下に介抱を任せて仕切りなおす。

 

「ごほん、とまあちょうど麗しのヴァルゼライド総統閣下の話になったわけだしせっかくだ、アオイ貴様の話を聞くとしよう」

 

「何度も言っているが私の総統閣下に対する思いは忠誠であって、そういった感情ではない。貴様は何度言えば理解するのだ」

 

「お前こそ何度言ったら理解するのだ、バレンタインの日になると総統閣下に贈られるチョコの多さに何時も怒りを露にしてその日一日機嫌が悪いと専らの噂だぞ。兵士の間では漣中将に報告がある場合はバレンタインの日だけは絶対に避けろ、なんて事が囁かれている位だ」

 

「単に閣下のようなお立場の方が手作りのチョコなどというものを果たして食べられるのかどうか、その程度の事も考えられぬ無知蒙昧共の多さにほとほと呆れているだけに過ぎん。己が好意をただただ伝えたい、などという身勝手な想いばかりで肝心の相手の迷惑を考えられていない輩があまりに多すぎる」

 

 国家の頂点に位置するヴァルゼライドが食べるものは毒殺の危険性を避けるために厳重なチェックが施されている。当然ながら手作りのチョコなどといった何が入っているかすら定かでないものをヴァルゼライドの口に入れられるわけがない、必然贈られたチョコは処分される事となる。無情かもしれないが、これが有名人へと大量に贈られるチョコの末路である。

 

「そうかそうか、そういうことにしておいてやろう。それでいずれ自覚する日が来たらその時はそれ見たことかと盛大にからかってやるからな」

 

「有り得ん日を勝手に夢想しているが良い、流石の私も妄想までも制限しようとは思わない。そのような愚想を事実のように広めた日には然るべき対処をさせてもらうが」

 

 そんな何時ものように心温まるやり取りを繰り広げる二人にナギサは曖昧に笑って誤魔化し、カナエはすっかり脅えきっていた。

 

「で、お前の方はどうなのだカナエ?」

 

「え、ええええええ、わ、私ですか?私はその、そんなえり好みできるような立場じゃないっていうか、そもそも私はアマツを名乗るのがおこがましいパチモノですし、挙句それに気づかずに自分が選ばれし人間なんだって勘違いしてやりたい放題やっていたもう本当に息を吸っているのかさえ、おこがましい塵屑なので、そんな私なんかに好きになられらたらその人も迷惑だろうし、もうそんなの本当に恐れ多いです!」

 

 自虐全開でカナエ・淡・アマツはそんな風に告げる。その自虐っぷりと言ったらもうなんというか見ていて痛々しいくらいである。今の彼女の自分への認識は師を逆恨みしたことに気が付いたどこぞの不死身の異名を持つ元魔王軍不死騎団長のような有様である。

 

「あ、あのカナエさんってこんな感じの人でしたっけ、昔はなんというかもっとこう……」

 

 あーはっはっは愚民共よ跪くがいいなどとリアルに発言していたまさしくいかにもテンプレ悪役令嬢と言った感じの親戚の様子を思い浮かべつつナギサは訝しがる

 

「そ、その事は言わないでくださいーーーーーもう本当にあの頃の私は何を考えて生きていたんでしょうか、恥知らずにも程があります!もう本当に勘違いが痛々しすぎて憐れでならないっていうか、直視に耐えない有様だったんで!ああ、こんな私が視界に入ってしまってごめんなさいごめんなさい!」

 

「あ、あの落ち着いてください……いや、本当に何があったんですか?」

 

 もはや別人と化したその姿にナギサは困惑する

 

「ふふふ、ヴァルゼライド閣下の誠心誠意の言葉が届いてな、彼女は心を入れ替えたのだ」

 

 やはりあの方は素晴らしいお方だなどと己が主を誇るようにアオイは得意気な顔で告げる。やはり彼女は彼女でなんというか大概ずれている人である。

 

「はい、ヴァルゼライド総統閣下はこんな哀れな塵屑も見捨てずに懇切丁寧にこんなアホでもわかるように丁寧にそれまでの私が如何に痛々しい勘違い女だったのかを教えてくださったんです!もう、本当に頭が上がりません、というか視界に入ることすらおこがましいです!!!」

 

「閣下は厳しいお方ではあるが、決して狭量でも無慈悲でもない、貴殿のその心を入れ替えた様子には閣下もお喜びであろう」

 

「は、はいいいいいいいい光栄ですうううううううう!!!」

 

 そんな様子にナギサ・奏・アマツとチトセ・朧・アマツは静かにドンびくのであった。

 

「そのじゃあ明確に好きっていうのはなくてもこの人素敵だな~と想うような人とかはいないんですか?」

 

 話題を逸らすようにそう問いかけてきたナギサの言葉に対して

 

「え、えっと……私なんかが言っていいのかって想うんですけど……その、アッシュさんって素敵な方ですよね、優しいですし。あ、あくまで一般論として述べているだけであってそもそもアッシュさんはナギサさんととってもお似合いですから付き合いたいとかそういうんじゃないですけど!」

 

 ピクリと反応したナギサの様子を鋭敏に察知したカナエは慌ててそんな風に付け加える、するとナギサは満面の笑顔を浮かべて

 

「えへへへ、そうですよね。普通に考えたら(・・・・・・・)そう思いますよね」

 

「は、はい、あんな優しくてカッコよくて情熱的で誠実な男性を恋人に出来るなんて女の子だったら誰だって憧れますよ~~~」

 

(チョロイな)

 

(とことん腹芸に向いているタイプではないな)

 

(チョロイですわね)

 

 チトセにアオイ、そしてシズルの介抱を終えて戻ってきたサヤはそんなウカレポンチを冷めた目で眺める。

 

「ふむ、それでは今回の本題だ、さあ思う存分にそのホライゾン殿について語るが良い。具体的には如何にして彼をああも見事なまでに篭絡したのか!その辺の方法について詳しく!詳細に!!!」

 

 クワッと目を見開きながらそんな事を告げるチトセにナギサは慌てる

 

「そ、そんな事言われても……べ、別に私は何か特別なことをしたわけじゃないですし……」

 

 どうやら彼女にとっては愛する男のためなら物理法則を超越するトンチキに喧嘩を売ったりすることも、衆人環視の前で私が誰よりも好きなのは今此処にいる貴方だからとか告げたりすることなども特別な行為ではないようである。

 

「ならば質問の仕方を変えよう、近々バレンタインデーなわけだがその時どのようなチョコを贈るつもりだ。やはりアレか、自分にチョコを塗りたくって私がチョコレートだから美味しく食・べ・て・ね等でもする気か?」

 

 昨年自分が実行したバレンタインデーのプレゼントの方法を思い浮かべながらそんな事を告げる。当然ながらそれを見たゼファーは脱兎の如く一目散に逃げ出し、チョコを塗りたくった状態のチトセがそれを追走するという状態が発生した。そんな追いかけっこをした二人がアドラーきっての精鋭部隊裁剣天秤の隊長と副隊長なのだからこの国はもう駄目なのかもしれない。

 

「そ、そんな恥ずかしいことするわけないじゃないですかーーーーーーど、どのようなって言われてもその……ふ、普通に手作りのチョコを贈ろうかなって……」

 

 いじらしく両手の指をいじいじと突き合わせながら、アヤやミステルに比べると美味しくないかもしれないけど等とか細い声でナギサは告げる。とことんあざとい子である。

 

「ば、馬鹿な……そんなオーソドックスなやり方であれほどまでに篭絡しきったというのか……」

 

 むしろ気を衒ったやり方ではなく小細工抜きの真っ向勝負だからこそ心をつかめたといえるのだが、チトセはそれに気づいていなかった。戦争や政治においては凡そ天才と言っていい女傑もこと恋愛に関してはずぶの素人である。最もナギサの方にしても百戦錬磨の達人というわけではないのだが……

 

(いや、あるいはこれこそがゼファーの求めていた恥じらいという奴なのか……?)

 

 いじいじと指をいじって頬を赤らめているあざとい生き物を見てチトセはそんな天啓を受けたような衝撃を味わっていた

 

「そうか……なるほどな、そうとわかればやり方を変えるとしよう!ふははは力押しが駄目な相手には搦め手を使う!戦いにおける常套手段であったな!!」

 

 答えは得たとでも言わんばかりの晴れやかな笑顔でチトセはそう告げる

 

「そうとわかれば改めて作戦を練り直さねばな!感謝するぞ!!!それではさらばだ、早急にそのための情報を改めて集めねばならぬからな!!!」

 

 サヤよその手の方面の資料を買って来いなどと告げて高笑いを挙げながらそうしてチトセ・朧・アマツはその場を離れる

 

「え、えっと……」

 

「これで解散……という事でしょうか?」

 

「どうやらそういうことらしい、全くもって身勝手な奴だ」

 

 そんな風にため息をした後にナギサの方を見据えて

 

「何にせよ、仲睦まじいようで結構なことだ。今後ともホライゾン殿と良好な関係を維持することは国は貴殿に望む」

 

「お、お幸せに~~~~」

 

 そういって退出していく二人を見送った後に

 

「ゼファーさん……大丈夫かなぁ」

 

 そんな恩人ともいえる知人の事を心配する言葉をナギサ・奏・アマツはポツリとつぶやくのだった。

 

 後日何かを勘違いしたように、私だって女の子なんだよ等と潤んだ瞳で見つめてきたりするチトセという不気味な光景にゼファーは恐怖で震えが止まらなくなるのだが、それは余談である。




女子会(女子と言える年齢はナギサちゃんだけ)

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