天龍の改変者   作:

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第3話

〜レオンside〜

 

俺が産まれてから三年が経った。覇気は家の中なら人数がわかるようになったのと片腕だけだけど纏うことができるようになったよ。覇王色の覇気は使用人を気絶されることができたけど1番修行しづらい。良かったことは両親は相変わらずの奴隷任せなことだ。滅多に会うことはない。その代わり、おじいちゃんがよく来てくれて一緒に話したりしてくれる。そういえば、話したり歩けるようになったからこの間初めて奴隷達と行ったんだけど、ここはマリージョアの中心みたいだ。まぁ、最高位の家系なんだからあたりまえなのかな? あ、それと家が無駄に大きかったよ。

 

 

 

【レオンの部屋にて】

 

 

 

「おじいちゃん。そういえばなんで父上と母上は他の天竜人と口調や奴隷の扱い方が同じなのに、おじいちゃんだけは違うの?」

 

 

 

「それはの。本来天竜人は下々人民と呼ばれる人たちと同じなんじゃよ。」

 

 

 

「そうなんだー。何で父上と母上と言っていることが違うの?下々人民達とは違うんじゃなの?」

 

ん?何でそんな考え方をしているんだ?原作ではドフラミンゴの父親のドンキホーテ・ホーミング聖だけじゃないのか?

 

 

 

「そうじゃの〜。少し早いが、もう伝えても良い頃かのまず、その考え方は我らディアノスの家系が作ってしまった一族最大の恥なのじゃよ。」

 

レオンはこの歳では、とても賢い。将来もしかしたらこの状況を、変えてくれるかもしれないの。真実もきっとわかってくれることを信じるしかないの。

 

 

 

「ど、どういうことなの?」

 

原作と何かが違う。まだ出て来ていない裏設定みたいなものがあったのか!?

 

 

 

「今から800年前世界政府が設立されたのは聞いておるの?その時20カ国の王達が協力して作り上げた末裔が天竜人じゃ。でもこれには真実とは少し違っとるのじゃ。正確には1ヶ国の王が先導して19ヶ国の王達を纏め上げて世界政府を作ったのじゃ。その1ヶ国の王の末裔が“ディアノス聖”なのじゃよ。ともかく、わしら一族がもっと徹底的に纏め上げることができたのなら今の全現状はなかったのじゃよ。じゃからレオンは下々人民と天竜人に違いはないことを心に刻んでおいて欲しいのじゃ」

 

そんなことがあったのか。俺の家系は何気にすごいんだな。まぁ、最高位だから当たり前か。

 

 

 

「わかった!でも何で父上と母上はそのことを教えてくれなかったの?それに何で世界政府は違う情報を世界に伝えているの?」

 

おじいちゃんがこんな考え方をしているのになんでだ?喋り方も他の天竜人と同じだし。どういうことだ?。

 

 

「それはの。真実をバカ息子とバカ妻には教えておらんからの。世界政府は違うほうが都合が良いからじゃろうの。最上位の天竜人以外にさらに上がいたと世界に伝われば天竜人達の立場がひっくり返る可能性があるからの。この真実を知る世界政府の上層部はわしらディアノスの一族のことを天竜人じゃなく、“天龍人”と呼んでおるの。そういうこともあって、世界的には、ディアノス一族は立場上最高位の天竜人としてマリージョアの中心のここに住んでおるのじゃよ」

 

天龍人‼︎⁈すごくかっこいい‼︎…あ、おじいちゃんが心配そうな顔してる…あ、この事について心配なのか。

 

 

 

「そうなんだ。わかった。天竜人と下々人民の差別は絶対にしない事と、この事を誰にも言わない事を誓うよ。」

 

これで安心してくれたと思う。とりあえず今は覇気の練習を第一に筋トレも始めて行こうかな。あ、悪魔の実を集めよう‼︎もしかしたら、使う時が来るかもしれない‼︎

 

 

 

「おじいちゃん!この間、読んだ本で出てきた悪魔の実を集めたいんだけどダメかな‼︎⁉︎」

 

頼む‼︎了承してくれ‼︎‼︎

 

 

 

「わかった。知り合いの天竜人のコレクターに頼んでみよう。せっかくの可愛い孫の頼『大変です‼︎‼︎‼︎レオン聖様の父上様、母上様のディノアス聖様とディノアス宮様を乗せた船が嵐による津波に飲まれて沈みました‼︎‼︎』・・・なんじゃと‼︎⁉︎」

 

 

 

……早速災難に飲まれそうです。

 


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