個性が毒のヒーローアカデミア   作:バックス

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投稿遅れて申し訳ありません!

これからなるべく早く投稿できるよう頑張ります


U S J
第7話 気になる侵入者


翌日。途中で会った耳郎と二人で登校していると、雄英の校門の前に人集りが出来ていることに気がついた

 

「何だろう、あれ?」

 

「ほとんどの人がカメラとかマイク持ってっから、マスコミの人間なんじゃないか?」

 

「タレコミでもあったのかな?」

 

「いや、多分この人だかりはあの人関係じゃないか?」

 

「ああ、オールマイト先生か」

 

オールマイトもたいへんだなぁ…マスコミや追っ掛けの数が既に異常だ

 

学校に入るにはあの肉壁を乗り越えないと学校に入れない。通る間にどれだけの人間の手を掻い潜らなければならないんだろうと思うと嫌気がする。どうせオールマイトの事を聞きたがるだろうから無視して早く行こう

 

めんどくさいと吐き捨てる耳郎に俺はそうだなと言った

 

このまま待っていてもあのマスコミがいなくなることはないだろうから、突っ切ることにしたのだが…

 

「あっ、雄英の生徒さんですね! "平和の象徴"オールマイトが行う授業の様子はいかがですか!?」

 

案の定こうやってくる為俺は最終手段を取ることにした

 

「耳郎…悪いな。ちょっと我慢してくれ!」ヒョイ

 

「えっ!?」

 

最終手段とは耳郎を抱きかかえて飛ぶ事だった

 

下でマスコミが何か言ってるが気にしない

 

「ふぅ…よし無事着いたな早く行くぞ?耳…郎?」

 

「…///」

 

…なんで顔赤いんだ?熱か?

 

「おい?耳郎?」

 

「な、なんだ?」

 

「早くしないとホームルームに間に合わないぞ?」

 

「わ、分かってる!」

 

「そ、そうか」

 

なんで怒鳴られたんだ?なんかしたかな

 

「(急にお姫様抱っことかするなよ///!!)」

 

俺達が校門に入った後もマスコミはオールマイトについて後から入って来た生徒に群がったり、無断で雄英に入ろうとしてセキュリティに引っかかったり、学校側としては当然の対応に対して不満の声を上げたりとマスコミ関係の人間は碌な人がいないと改めて思った。

 

別にマスコミの全てを否定するつもりはないのだがマスコミがいるから世間は色々な情報を得られるからな。その辺は感謝はして入る

 

やられる側としては堪ったものではないけどな

 

 

教室にやってきた相澤先生が、爆豪と緑谷に昨日の訓練に対する苦言を呈した。爆豪はまた噛みつくかなと思ったが、素直に聞いていた。緑谷だが、まああれは自爆したし、個性をコントロール出来るようにならなければならないことは自分自身がよく分かっているのだろう。その辺も相澤先生に注意されていた

 

「さて、ホームルームなんだがその前に決めないといけない物がある。急で悪いが、今日は君らに…」

 

「「「ゴクッ」」」

 

「学級委員長を決めてもらう。」

 

「「「学校っぽいの来たー!!!」」」

 

意味深な態度と顔だったから、てっきりまたテストか何かかと思ったが杞憂だった。同じように安心した生徒達がほっとしていた。皆一斉に手を上げて我こそはと委員長に立候補する

 

俺は委員長とかは出来ないだろうな…人まとめるの苦手だし

 

「静粛にしたまえ!!」

 

教室の皆が無秩序に騒ぐ中、飯田が大きく声を張り上げ注目を集めた。その声に何事か言っていた生徒達は口を閉ざした

 

「クラスを纏めるための大事なものだぞ!“やりたい者”がやれるモノではないだろう!! 周囲からの信頼あってこそ務まる聖務…!民主主義に則り、真のリーダーを皆で決めるというのなら…これは投票で決めるべき議案!!!」

 

「そびえ立ってんじゃねーか!!何故発案した!!!」

 

全部台無しじゃねぇか…飯田

 

 

なんだかんだあって投票が終わり、得票数が開示された。ほとんどが自分で自分に入れた一票しかない中で複数票を得た奴が二人でた。緑谷と八百万だ。緑谷は自分が一番票を取れると思ってなかったようで、驚きの声をあげていたが結局、話し合いの結果は委員長は緑谷。副委員長は八百万に決まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

午前の授業が終わり昼食の時間

 

「やっと昼だぜぇ〜毒島!メシ行こうぜ!」

 

「悪りぃ!今日一人誘って良いか?」

 

「いいけどよ、誰を呼ぶんだ?」

 

後ろの席まで歩いていき紅白の髪をしたやつを誘う

 

「轟!飯行こうぜ」

 

轟は毎日、一人で食ってるからな

 

「…毒島か?何で俺を誘うんだ?」

 

「そんな事言うなよ。今ならキャンペーンやってるぜ」

 

「…キャンペーン?」

 

「切島が奢ってくれるのさ!」

 

切島には悪いがこれで釣れるはず

 

「なるほど…分かった。なら早く行こう。席に座れなくなる」

 

よし、釣れたな

 

「毒島!?轟!?何勝手に決めてんだよ!畜生!奢るの今日だけだからな!お前ら!」

 

急な無茶振りでも奢ってくれる切島マジいい奴だな

 

今度なんかお返ししよう

 

早く席を確保したい為、俺達はランチラッシュの食堂へと向かう

 

 

ーーーー

 

無事に席を確保できた為、それぞれ席に座った

 

轟は隣で蕎麦を啜っている。蕎麦の種類はシンプルにざる蕎麦だ。ちなみに今日の俺の飯は冷やしたぬきうどんだ

 

「…毒島。何で俺を誘った?」

 

「ん?気分だよ気分。1人よりはいいだろ?」

 

「俺は一人で食べたい派なんだが?」

 

「まぁ偶にはいいじゃねぇか!」

 

轟は「それもそうか…」と呟きながら蕎麦をズルズル啜る。俺もうどんを啜って食べる

 

「やっぱ麺類はうどんだよな!」

 

「…いや蕎麦だろ」

 

「いや違うね轟!コシがあり弾力があるうどんが至高だね!」

 

「…何を言ってる。サッパリした喉ごしで味わい深い蕎麦が麺類の頂点だ」

 

その後、俺と轟、切島、上鳴が麺類について語り合った。ちなみに切島はラーメン、上鳴は冷やし中華が好きらしい

 

その後、突如警報が鳴り生徒の避難誘導の放送が流れる。

校舎内に侵入者が入ってきたが、(ヴィラン)ではなくマスコミだった

 

少しパニックに陥ったが、飯田が非常口の上に乗りみんなを鎮める役割をした為、事態は落ち着いた

 

他の委員決めで緑谷が委員長は飯田が相応しいと言い、委員長が飯田に変更された

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが気になることがあった

 

 

 

あの時マスコミに紛れていた黒い服を着ていて細身のある奴も報道関係のやつだったのだろうか?

 

 

嫌な予感がしながらも俺は午後の授業の準備をした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆さんは麺類は何派ですか?

作者はうどん派です

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