第9話です!
突然の
「あいつらバカだろ!? ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホ過ぎるぞ!!」
敵連合というやつらが来たことにみんなは信じられないものを見ているようだった。しかし、毒島はみんなとは別のことを考えていた
「(三人体制のはずなのにオールマイトがいない事。これは重大な問題だ。あの人がいないだけで士気の上がり具合が違うからだ…
そして敵の数だ。広場にしか今はいないがそこだけでもざっと200人はいる…。他の災害エリアにもいると考えても不思議じゃない
それに敵連合の内、あのモヤのやつ、手のやつ、巨体の大男の三人以外はおそらく個性を持て余したチンピラの寄せ集めだ。あのチンピラ達を俺達生徒にぶつけるつもりか?)」
「この状況で良く落ち着いていられるな。轟は…」
「落ち着いてんのはお前もだろ毒島。お前ならこの状況どう見る?」
冷静じゃないと大事なことを見落とすからな
「今考えてたが…全身から黒いモヤみたいな奴から敵が出てきたよな?おそらく黒いモヤの個性は
同じ異形型の障子や蛙水なんかが可愛いと思えるほど不気味なやつだ…本当にあれ人間か?
「
「こっちの今の戦力は相澤先生と13号のプロヒーロー二人。俺達を含めるヒーローの卵が21人。敵はそれ以上の数。
緊急時のセンサーが妨害されているなら電波も同じだろうから仮に今携帯電話を持ってたとしても学校に連絡は無理だな」
「敵が何の目的で襲撃したのかも分からないし、あの個性のせいで俺達は避難すら困難だ。戦闘に参加して先生のサポートを出来りゃいいんだが…俺らはまだ仮免すら持っていない」
せっかくの救助訓練がまさかの敵襲来でおじゃんになったな…
俺と轟が分析しながら話していると、峰田、切島、上鳴が…
「おい!!早く逃げようぜ!!」
「どんだけ落ち着いてんだ!?冷静かッお前ら!」
「大物か!?さすが才能マンか!!」
ここまで大掛かりなことをしくるんだ。何か大きな目的があるはずだ…
あと上鳴…お前は少し黙れ
「13号!!生徒達を避難させろ!!学校に電話試せ!雄英のセキュリティセンサーの対策も頭にある相手だ。電波系の個性が妨害している可能性が最も高い。上鳴!お前も個性で連絡できるか試せ!」
「ッ!ウッス!」
「相澤先生は?まさか貴方一人で戦うつもりですか!?あの数じゃいくら個性を消すと言っても!!
イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ。正面での戦闘は…」
「一芸だけじゃヒーローは務まらん。13号!生徒達を任せたぞ!」
「させませんよ」
黒いモヤの敵がA組の退路を塞ぐ
「初めまして、私は黒霧。所属は敵連合。僭越ながら、この度ヒーローの巣窟・・・雄英高校に入らせて頂いたのは・・・平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思いまして…私の役割は」
話の途中に切島と爆豪が黒霧に攻撃する
「むやみに攻撃するな!二人とも!!」
「ダメだ!どきなさい二人とも!」
俺と13号が止めるが遅かった。13号は自分の個性である【ブラックホール】で敵を吸い込もうと腕を前に付き出すが、敵と彼の間には攻撃してしまった爆豪と切島がいて使えない
「散らして
嬲り
殺す」
「クソッタレが!!」
––––––––火災ゾーン
黒モヤに吸い込まれて、視界が真っ黒になりついた場所は周りが暑い場所だった
「ここは…火災ゾーンか?」
周りは色々なものが燃えている火災ゾーンだ。この場所は主に火災に対してあらゆるとこを学ぶために作られた
あの黒霧とか言うやつ…確か【嬲り殺す】とか言ってたな
それにオールマイトの抹殺か…
あいつらに勝算があるのか?オールマイトに勝つ勝算が…
だとしたらあの脳みその大男が怪しいな
「毒島ー!」
声がした方へ視線を向けると尾白がこっちに走って来ていた。だが、尾白の後ろに敵がいるのだが尾白は気付いていない
「尾白!伏せろ!!」
「へ?うわ!?」
尾白の背後にいた敵を毒で作った籠手で顔面を殴りきった。その間に尾白は慌てて避け、俺の近くにいた敵を尻尾をしならせ叩きつけて倒した
「危ないじゃないか!顔無くなるかと思ったよ!!」
「伏せろって言っただろ?」
「言ってから殴るまでが短いんだよ!ヒヤヒヤしたよ」
尾白と話しているうちにいつの間にか大勢の敵に囲まれていた
「さーってと。どうすっかな?」
「どうするって戦うしかないじゃないか」
「まぁそうだよな!やるぞ!行けるよな?尾白!!」
「あぁ!」
–––––土砂ゾーン
「子ども一人に情けないなあんたら…大人だろ?しっかりしろよ」
大半が土でビルが埋まっている土砂ゾーンで轟の氷で身動きが取ることができないでいた
「(オールマイトを殺すか…単純な話じゃない。相手は用意周到な奴らだ。こんなチンピラみたいなやつらが殺せるはずが無い)」
「(毒島が言ってたのはさっき俺たちを飛ばした黒霧、体に複数の手をつけている男、そして脳みそが剥き出しの大男)」
確証はないが恐らく、毒島が言っていたこの三人が厄介だと認識する
だが、まだ情報が足りないな
なら俺のやることは…
「あのオールマイトを殺れるっつう根拠…策って何だ?」
こうして凍らせた敵から情報を引き出すこと
「(クソ親父を見返すまで俺はこんな所で…ましてやこんな連中に構ってる時間はねぇんだ。それに…勝って超えたい奴もできたんだからな)」
戦闘訓練で負けるまで自分の実力を過信していた
それでも、左側の炎を使わない。当面の目標は毒島に勝ち超える事だ
–––––山岳ゾーン
「うぉ!?マジ今三途の川見えた!!何なんだよ、こいつらは!!どうなってんだよォ!!?」
「上鳴!あんた電気男じゃん。バリバリっとやっちゃってよ」
「戦闘訓練の時、見てただろ!?俺達ペアだったじゃねぇか!つーか、八百万!俺にも武器くれ!!」
上鳴の個性である【帯電】は自分に纏う事しかできないため放電は出来るが操れるわけではない
この場で上鳴が全力放電すれば敵を一網打尽にする事ができるが、やってしまった場合…八百万と耳郎の二人を巻き込んでしまう
「わかったか!?二人とも!今の俺は頼りになんねーの!だから二人とも頼りにしてるぜ!!」
「男のくせにうだうだと」
耳郎は女二人に頼ろうとする情けない上鳴を見て呆れていた
「さっきバスの中で毒島さんに言われた攻撃を試してみては?ワイヤーはお作りいたしましたのでどうぞ」
「そう言えばそうだった!!毒島から言われた事やってみるか」
上鳴は八百万に作ってもらったワイヤーをもらいワイヤーごと身体全体に電気を纏わせる上鳴
「よっしゃあぁぁ!!いくぜ!」
周りを取り囲んでいる敵に電撃を纏わせたワイヤーを当てながら気絶させていく上鳴
「なっ、あいつ急に!」
「ヤロォ!?」
取り囲んでいた敵が次々と倒れていき30人ほどいた敵は
全員気絶した
「凄いじゃん!ん?上鳴?」
「うぇ〜〜〜い」
「凄いのですが…色々と台無しですわね。特に顔が…」
上鳴の個性である【帯電】はワット数が許容オーバーすると脳がショートし一時的にアホになると言うデメリットがある。アホになった上鳴は小さい子供が書いた落書きのような顔になっていた
––––まだ戦いは始まったばかりだ
次回は毒島VS能無を書こうと思います
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