人の名前を間違う雪ノ下はまちがっている   作:生物産業

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9話 夏休み、森で、熊さんに、出会った

「夏休み、森で、熊さんに、出会った」

「不吉なこと言わないでちょうだい」

「いや、不満も言いたくなるでしょ。なんで貴重な夏休みを、こんなIT社会に反抗している大自然で過ごさないといけないのさ」

「貴方が罪を犯したからよ。女性の名誉は軽くないの」

 

 夏休みに入り、秋太は軽井沢に連行された。男女比がおかしくなるという理由から八幡も無理やり連れてきた。

 彼を家から引っ張り出すのがとても苦労したが、「水着がいっぱい」という悪魔のささやきで、彼を連れだすことに成功した。所詮、男は皆同じ。

 

「テニスコートがある。お金持ちはホント、考えることが一緒。どうせ作るなら、サッカー場でも作ってほしい」

「貴方、サッカーなんてやるの?」

「ただ言ってみただけ」

 

 ハアーと呆れた雪乃は、秋太を連れて別荘の中に入る。すでに到着していた陽乃とめぐりは、楽しく談笑していた。

 八幡は一人部屋の隅で座っているが、結衣が元気に話しかけている。

 

「無駄に広い」

 

 いったい何人泊まれるんだというほど、別荘は広かった。二階奥には扉がいくつも見え、少なくともこの場にいるメンバー一人一人に部屋を与えても問題ないことが分かる。

 

「今日は自由行動。外でテニスをするもよし、秋太を苛めるのもよし」

「姉乃さんを川に沈めるのもよし」

 

 陽乃の軽口に秋太が素早く応戦する。

 少しばかり言い争ったのだが、めぐりが仲裁に入って、戦いは終了した。

 

「でもちょっと悔しいなー。秋太くん、私の誘いは断ったのに、はるさんの誘いに乗っちゃうなんて」

「めぐり先輩、情報に大きな誤りがありますね。俺が承諾したのは姉乃さんじゃなくて、妹。ちょっとwitに富んだ掛け合いをしたら、問題になってしまって」

「はるさんは水着に釣られたって言っていたけど……」

「本気で、あのおバカさんを沈めてこようかな」

 

 雪乃に無駄に絡んでいる魔王。いつか絶対ぶっ飛ばすと心に誓い、「明日あれを沈めますんで許してください」とめぐりに謝った。

 ダメだよ~とめぐりが止めるが、秋太は微笑みながら首を横に振るだけだった。

 

「さて、ちょっと仕事しますかね」

 

 ぐっと背伸びして、「あそこ借ります」と適当な部屋を指さして、そこに向かった。

 陽乃がつまらないと不満を垂れたが、「自由にしろって言ったじゃん?」の一言で、去っていった。

 秋太に倣えの八幡は「じゃあ、俺も」と同じように部屋に消えていく。旅行に来たはずなのに団体行動がとれない男勢がそこには居た。

 

 それから一時間ほど作業に打ち込んでいると、こんこんと部屋の扉がノックされる。

 どうぞと促すと、意外な人物がいた。

 

「お、おう……」

 

 八幡だった。

 ボッチのエリートを公言する彼が、自ら秋太の部屋を訪れる。

 秋太の灰色の脳細胞が嫌な未来を予感した。

 

「まさか……告白? ご、ごめん、俺、男に興味ないから」

「違ぇよ。なに、俺ってそんな奴だと思われてたの? 俺は健全な男子だから」

「ガハマちゃんの胸とかガン見してるもんね。あらやだ、八幡いやらしい」

「やめて、ホントやめてっ! 由比ヶ浜も最近、俺に対して遠慮がなくなってきてるからっ」

「元々、遠慮なんてないでしょ? ヒッキーキモいを定型句のように使ってるし」

「……実はだな」

「無理やり話を逸らしたね」

「実はだな。秋田に作って欲しいものがあるんだ」

 

 そう言って、自分の携帯を八幡は差し出した。

 

「……八幡、犯罪だよ?」

「ば、ばか、違ぇから。これはあれだよ、あれ、そう! 友人の頼みだから仕方なく……」

「八幡の大親友である俺が頼んでいないから、その理論は崩れる」

「なんで俺の友達がお前しかいないことになってんだよ。言っておくけど俺には戸塚という天使が」

「天使って友達じゃないし。へぇーでも戸塚さんか。写真の八幡が顔を赤くして可愛さ半減してるけど、それでも十分可愛いね」

 

 八幡が差し出した携帯の画面には美少女と八幡のツーショットが映し出されていた。

 

「……男だけどな」

 

 秋太の手が完全に止まる。

 壊れたブリキのぎぎぎと嫌な音が立ったかのように、秋太はぎこちなく八幡の方に顔を上げる。

 分かる、その気持ち、凄い分かるぞと八幡が深々と頷いた。

 

「人類の神秘だ。肌とかゆっきー並みだよ」

「戸塚は、戸塚って性別だから。人類の神秘というのも間違いじゃない」

「え、でも、じゃあ、これを俺にどうしろと? いくら俺でも男を女に変えるなんて無理だよ?」

「お前に頼みたいのは加工だ。天使戸塚にこの服を着させてほしい」

 

 八幡が画面を操作すると、メイド服が現れた。なぜそんな写真を収めているのか、非常に気にはなったが、秋太はぐっとこらえて八幡の話を聞く。

 

「戸塚の許可は取ってある。さすがに自分で着るのは恥ずかしいらしいが、写真が加工される分には問題ないらしい。俺の真摯な説得の賜物だな」

「土下座ね」

 

 八幡に男としてのプライドはない。八幡ならやるだろうと口にしたが、案の定、八幡は面白いように顔に出した。

 

「ちなみに写真の用途は? 流石に自家発電に使われるとなると、躊躇うんだけど」

「生々しいから止めろ。ただ戸塚に頼まれたんだよ。お前のことをちらっと話したら、凄そうだねって。だから僕もやってみたいなんて言い出すんだ。俺はあの笑顔を守りたい」

 

 ニヤける八幡を本気で気味が悪いと思ったが、ただならぬ熱意に負け、画像の編集を承諾する。

 不毛な時間が開始された。

 

「なあ」

 

 八幡がきょろきょろと視線を変えながら、秋太に話しかけた。秋太は画像をいじくりながら、八幡に答える。

 

「なに?」

「お前、雪ノ下のことどう思ってんの?」

 

 キーを打つ指がゆっくりになっていき、そして止まった。秋太は八幡の方に視線を移す。

 

「まさかの恋バナですか?」

「違ぇよ。ただ、なんだ、単純な興味っていうか……」

「八幡がゆっきーに惚れるのは一向に構わないよ? 俺とゆっきーは別にそんな関係じゃないし」

「だから、違ぇよ。雪ノ下のことは、なんつーか、同じ部活の人間として気になるというか」

 

 八幡がぶっきらぼうに答える。そしてその時、部屋の扉の前で何かぶつかる音がした。八幡は首を傾げたが、気のせいかと秋太の方に視線を移す。秋太はちらりとドアの方を向いた後、はぁーと呆れるようにため息を漏らした。その様子に八幡はさらに首を傾げることになる。

 

「うーん、八幡はさ、自分よりも優れた人間が自分より前を歩いていたらどうする?」

「そりゃー真似するだろ。度合いにもよるだろうけど、真似できるなら、そのレールを歩いていけば人生は簡単だからな」

「そ。たぶん、ゆっきーはそのレールを歩いてきたんだと思う。幸いと言っていいか、不幸と言っていいか、真似できるだけの才能もあったから」

 

 秋太が本当につまらなさそうに、まるで雪乃をバカにしているかのようにそういった。

 少なくとも八幡にはそう思えてならなかった。

 ただそれは、同じ部活仲間で雪乃に対して尊敬の念すら抱いている八幡にとって容認できるものではなかった。すぐさま反論に出る。

 

「別に良いだろ。成功が約束されているなら」

「まあね。悪いとは思わないし、良いことだと思う。本人が納得してればだけどね」

「雪ノ下は納得してないのか?」

「してないから奉仕部をやってるんだよ。初めて話した時はそうでもなかったけど、今は分かる。ただ姉と違うものが欲しかっただけなんだ」

「そりゃあ、何から何まで同じって訳にもいかないだろ。雪ノ下とお姉さんは違う人間なんだから」

「そう。実に単純なこと。違う人間なんだ。だからゆっきーにはゆっきーにしかないものがすでにある。姉乃さんにもゆっきーとは違うものがある。それはどう頑張っても手に入らないもの」

 

 秋太の言葉には呆れが混じっている。至極当然のことがなぜ分からないのかと。

 

「……お前は、雪ノ下が嫌いなのか?」

「うじうじしているところはね。あの負けず嫌いは好きだよ。話してて楽しいし」

 

 罵倒は勘弁だけどと小さく秋太は笑う。

 

「全部が全部好きになるなんてことはない。全部が全部同じになるわけでもない。ただの一つで十分なのに、全部を求める。なかなか強欲だよね。でもゆっきーはそれが分からない。分かっていれば、自分を知らないとか情けないことは言わない」

「お前は雪ノ下に厳しいんだな。だからアドバイスはしないのか?」

 

 首を横にふるふると振る。

 

「ゆっきーは強そうに見えて、実は心が酷く弱い。だから、今俺があーだこーだ言えば、簡単に影響されるよ。あの子の根底を支えるものを姉乃さんがボッキリ、バキバキに折ってるからね。俺は別に、あの子に皆の望む雪ノ下雪乃になって欲しいわけじゃない。ただ、自分の立ち位置くらい自分で決めろって思ってるだけ。可愛いからすべてが許されるみたいな痛々しい発言を平然と言うくらいのメンタルになって欲しい」

 

 秋太はちらりと視線をドアの方にやる。

 

「すげぇ上から目線。やっぱ稼いでいるとそういう言葉がでるのかね。俺には無理だわ……お前、雪ノ下の姉ちゃんにそっくりなのな。怖ぇよ」

「……つまり、それは俺に喧嘩を売っていると。ほーう、八幡、俺は喧嘩は高く買う男だよ」

「ば、なんでそんな話になっちゃうわけ? 褒めてんだよ」

「八幡、良いことを教えてやろう。雪ノ下陽乃と似ているという発言は、お前地球人じゃないだろと同程度の差別発言だ。辞書を引いてみろ、雪ノ下陽乃の下に、人の尊厳を失くす言葉って書いてあるぞ」

「ねえよ。お前、どんだけあの人嫌いなんだよ」

「言葉で言い表せない自分が憎いっ!」

 

 八幡は、秋太にここまで言わせる陽乃に恐怖した。以降、絶対に関わらないと心に誓う。

 怖さからか、八幡は話を元に戻した。

 

「結局、お前は雪ノ下のことどう思ってるの?」

 

 秋太は止めていた手を再び動かす。そして、パソコンを見ながら楽しそうに言った。

 

「ポンコツ」

「お前、凄ぇな。あの雪ノ下にそんなこと言えるなんて」

「八幡の知る“雪ノ下”と俺の知る“ゆっきー”は違うってことだよ。人は見方を変えれば別人に見えるから。だからあの雪ノ下陽乃に惚れるバカな男がこの世に存在する」

 

 最後の部分だけ本当に苦々しく言う。本心を見抜けと叫んでいるようにも、八幡には見えた。

 

「よし、できた。こんな感じ?」

 

 完成と同時に、八幡が食い入るように画面を見た。そして画面上を舐めるように見まわした後、小さく首を横に振る。

 

「いや、これはダメだ。戸塚はもっと清楚なんだ」

「ならこう?」

「んーいや、良いんだが。それはスカートが長すぎる。清楚の中に隠されたエロ――」

「…………」

「本気で引くのマジで止めて」

「いや、俺何してんのかなって。なんか悲しくなってきた」

 

 それからああだこうだ言いながら二人の作業は終了した。

 編集した画像を八幡の携帯に送り付ける。

 

「マイエンジェル彩加」

 

 キャラが崩壊し、画面にキスしかねない八幡。変態の扉を開けさせてしまった秋太は、その光景を見てかなり後悔している。

 

 自分は翼を与えただけ。別世界に飛び立ったのは八幡自身。そう納得して、秋太はそっと部屋を出た。紅潮した八幡をみるのは限界だったようだ。

 秋太は精神的に疲労し、「人はなぜ人を愛するのか」と哲学の道に足を進めてしまった。

 

 ◆

 

「あら珍しく元気がないのね?」

 

 広間のソファーに腰を掛けている美少女、雪乃。

 

(髪が少し濡れてる。テニスでもして掻いた汗を流したのかな?)

 

 ごく自然に隣に座ると、女性特有の良い香りが秋太の鼻に入ってきた。

 雪乃も雪乃で、自然に隣に座った秋太に特に文句も言うことなく、普通に寛いでいる。

 

「道を誤った友人を諭すことができなかった。むしろ開けてはいけない扉を開けてしまったよ」

「……とりあえず、寝なさい」

 

 雪乃は少しスペースを開けて、秋太が横になれるようにした。ごろんと上体を倒し、雪乃の横で秋太は小さくなる。

 

「何してたの?」

「姉さんが無理やり外に引っ張って行ってテニスよ。由比ヶ浜さんたちはまだやってると思うわ。私は少し疲れたから、早めに上がって、シャワーを浴びたの」

「なるほど、それでこの匂い。女子って凄いよね。俺が同じシャンプー使っても、この感じはでないなー」

「立派なセクハラだから止めなさい」

「褒めてるんだよ。絶賛してる」

「例え褒め言葉でも、セクハラになることは覚えておきなさい。と・く・に、女性の身体的特徴を述べるのはマナー違反よ」

「そう? ならこれからゆっきーを説明するときは、特に何の特徴もない平凡な子って言うことにするよ」

 

 雪乃がムッとする。それはそれで嫌なのだが、争い続けても面倒になるので、そのまま聞き流した。

 

「この旅行の目的ってなんだろうね?」

「姉さんの道楽以外の何物でもないでしょう? 貴方、すぐに裏を読むのは止めた方が良いわ。純粋に楽しみたいって思いは人であるなら当然備わっているものよ」

「あれに純粋とか人だからって理論は通用しない」

「人の姉をあれ呼ばわりも、人外扱いするのも止めて欲しいのだけど?」

「俺と姉乃さんの距離感はそんなもんだからしょうがない」

「姉さんとの距離感……。貴方たちって、仲良いのかしら? それとも悪いのかしら?」

「うーん、どうだろう? 少なくともゆっきーたちの仲よりはましじゃない?」

 

 陽乃と雪乃は他者から見て明確に分かるほど仲が悪い。陽乃が雪乃を構い過ぎているのが原因だが、その接し方がいじめっ子のそれなのだ。同じ苦労を味わう秋太からすれば、雪乃が姉を嫌う理由は非常によく分かる。

 

「私は姉さんが嫌いなのかしら?」

「かしらって言われても困るけど、少なくとも好きではないでしょ」

「好きの反対は無関心なんて言葉もあるから、そういう意味で言えば私は姉さんを好きではないのかもしれない」

「無関心ではいられないもんね。何をやっても、必ず前にいるから」

「貴方って、本当に私の心が分かるんじゃないかしら? 盗撮で訴えるわよ」

「なら心の警察を連れてきて。いや、別にゆっきーの心が分かるわけじゃないよ。たぶん、ああいう人を家族に持てば抱える問題だと思う」

 

 兄にしろ、姉にしろ、優秀すぎるというのは困りものだ。子が優秀であれば、親であれば手放しに喜ぶものだが、弟や妹は別だ。

 すぐに負けを認められるような性格であれば、良かったかもしれない。自分の兄は、姉は、優秀なんだと誇らしく思えるから。

 でも、そうではない性格の人間であればどうだろうか? 何をしても先にやった者がいる。しかも自分以上にだ。比べられ落胆され、そして諦められる。

 自分が望んだわけでもないのに、勝手に期待されて諦められるのだ。雪乃はそんな経験を数えきれないくらいしてきた。

 

「諦めれば? って言うのは簡単だよね」

「ええ。でも、それができるような性格ではないの、私」

「俺は越えるべき壁なんて、強いて言えば父親なんだけど、さすがにあれに負けるとは思いたくないな」

「自分の親にすら辛辣なのね」

「親に感謝することなんて、産んでくれたことくらいだ。それもこっちが望んだわけじゃなくて、勝手に合体して作ったんだから、感謝しろってのも中々ふざけた話だよね」

「合体? …………っ! 貴方、そういうのは女性の前では慎むものよ」

「乙女かっ。ちゃんとオブラートに言ったでしょ」

「そ、そうだけど……」

 

 雪乃は顔を真っ赤にしながら、ぷいっと顔を逸らす。見た目と違って中身がちぐはぐな雪乃に秋太は苦笑した。

 

「子作りに関しては脇に置いて、ゆっきーは姉乃さんに勝ちたいの?」

「……勝ちたいのかしら? ――そうね、勝ちたいのね、私」

 

 雪乃からはっきりとした答えを聞いたのは、秋太にとって初めてのことだ。

 

「挑み続ける人生ってのも面白いかもね」

「面白いと思えたことは一度もないのだけど?」

「ゆっきーはまだゲーマーの入り口だね。どんなクソゲーでも、必ず攻略法はあるんだよ。凄く根気が必要だけど、その辛さも楽しくなって来たら真のゲーマー」

「別にゲーマーになりたいわけではないのだけど? でも、そうね。私はまだ足りていなかっただけなのね」

「そう! ゲームオーバーになりながらも、次回のクリアに繋げるのがポイント。一瞬の操作ミスでゲーム機を壊そうと思うこともあるけど、そこをぐっと堪えて挑戦するのが大切」

「例えがあれすぎて、イメージがし辛いけど、要はまだ姉さんに負けたと認めるのは早すぎたということね?」

「そう。例え、負けたとしてもいかにも平静を装って、「あれ、もしかして動揺してない? 何か隠し玉が……」みたいな展開が理想。ゆっきーはすぐ顔に出るから」

 

 なるほどと、なぜか納得する雪乃。彼女は聡明であるが、意外とポンコツなのだ。

 

「まず弱パンチから。ガードを固めて、嫌がらせ」

「そろそろゲームで例えるのを止めてもらえないかしら? 分からないのだけど」

「小さな勝利の積み重ね。しょうもないことでも勝つことに意味がある。それを俺が証明して見せよう」

 

 にっこり笑う秋太に、一瞬だけハッとなった雪乃だが、言われた通りに平静を取り繕った。

 

「なんかゆっきーの顔、キモ」

 

 秋太の顔にクッションを叩きこんだのも、平静であるが故だ。


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