個性『桃球』   作:猫好き

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今回はvs爆豪と、vs物間の2本です。戦闘シーンを書きましたけど、こんな感じでいいでしょうか?不安でしかないです。まあ今の気持ちは

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今更ですがこの作品はオリジナルのコピーより大幅に強化されてます。実際のゲームでは出来ないこともあるのでご注意ください。


八月道場にお泊まり②

私は多くの歓声の中闘技場のステージへの降り立った。それだけで観客の声が更に大きくなる。

 

「さあ。今日の挑戦者は私と同じ雄英高校から5人の猛者達が受けてくれるみたいだよ。そのあとは勿論皆んなからの挑戦も待っているからどんどん応募してね。」

 

私はここで闘技場の主として、週に1回挑戦者達と戦っている。私が負けた事があるのは父と母の2人だけ…2人共本気で戦うと、私では手も足も出ずに終わることもしばしば…

 

本当に両親に勝てる気がしない。

 

「さて、誰から戦うのかな?別に5対1でもいいけど?」

 

「さっさと勝負しろよ!変身女!」

 

最初の相手は爆豪君ね。いつもの2倍くらいの目力で私を睨んでいるようだけど怖くは感じなかった。あれか?ホーム効果って奴かな?

 

「いいよ。前みたいに寝かせる事はしないから安心して戦えばいいよ。」

 

「ふざけんなよ!」

 

他の4人は加勢する構えはしてこなかった。つまり爆豪君と1対1か…ならあの個性でいいか…他の4人が少し下がった事をスタートの合図に試合が開始された。

 

先に仕掛けてきたのはやはり爆豪君だった。個性を使い真っ直ぐ私に向けて距離を縮めてきた。私は素早くある個性を発動させる。

 

爆豪は何かを感じたらしく左に大きく避けた。その瞬間爆豪君が通ろうとした場所から大量の水が噴き出していた。

 

私が発動させたのは『ウォーター』。水を自由に操る事が出来る個性てある。この予備動作もない攻撃を避けるとは中々やるようだけど、1発で終わるなんて思ってないよね?

 

「ちっ。ふさんなよ三下が!」

 

かわしながら私に近づいて来ているね。普通だと近づくことすら出来ない人も多いのに…私の攻撃を完全に見切って緩急をつけて移動しているね。

 

やはり戦闘センスというか勘がすごいな。

 

「これでも喰らいやがれ!」

 

水の噴水を避けきって私に直接攻撃をしてきた。でもまだまだ甘いね。攻撃してくるところに水の壁を張る。それだけで爆豪君の攻撃を完全に封じ、その壁から爆豪君に向けて水が飛び出すも持ち前の運動神経というか個性使いで見事に躱す。

 

「そうこれが君の弱さ。爆破の個性も水の中じゃ威力は抑えられる。つまりきみにこの個性は攻略できない。」

 

「クソが!勝手に吠えてろよ!この変身女!」

 

私は『ウォーター』の個性を解消して普通の状態に戻る。爆豪君はその場で構えはするものの責めてはこなかった。先程の事も頭にあるのか、不意打ちでも当たらないと理解したのだろうか?

 

いや、あの目はまだ諦めていないな。

 

「どうする?このまま続ける?」

 

「…ちっ。認めてやる!だが!最後に立つのは!この俺だ!」

 

私もさっさと決着をつけるために違う個性を発動させる。その個性とは『バブル』。攻撃性は全くないが拘束や救助者を運ぶのに便利な個性だ。

 

その泡に触れば触れたものをまるでコーティングするように包み込む。勿論それ自体を操る事も可能。その結果…

 

「くそ!離しやがれ!」

 

見事にシャボン玉に囚われた爆豪君の完成。普通のシャボン玉なら熱さとか寒さに弱かったり、ちょっとした衝撃で壊れるがこれはそんな事はない。

 

「じゃあ。母にしごかれてくるといいよ。」

 

私は爆豪君をそのまま自分で開けあ亀裂の中に入れる。閉じる前に『ぜってぇ殺す』とか聞こえたきがするけど、爆豪君それ母の前で言うのは死亡フラグだよ。

 

爆豪君が更に強くなって帰ってくることを確信しつつ、残る4人を見る。さて、誰が当たるのかな?

 

「それが『八月道場』の次期当主だなんて呆れるね。」

 

挑発してきたのは物間君。そうか君はB組だったね。私の個性が水と泡の2つしか無いと思っているみたい。

 

「あら?これでもプロヒーロー達に勝ってるのだけと?君はそのヒーロー達より強いというの?見た所体を鍛えているわけでもなさそうだけど?」

 

「俺の個性はチート級なんだよ!おめぇなんかじゃ勝てねぇよ。」

 

最初の挨拶の時とは全く違うキャラになってるな。もしかして、戦闘に入ると人格が変わる人なのかもしれないね。

 

他の3人はその場から動かない。またしても1対1か相手の個性は分からないけど、油断しなければ勝てると思う。

 

「どうしたの?攻めないと勝てないのに攻撃して来ないの?」

 

「ちっ何故個性が発動しない!」

 

何故なら相手の個性が発動していないから…それ自体が嘘の場合もあるけど、あの焦りようは本当に発動していないらしい。…ああ、おそらく彼の個性が分かった気がする。

 

「ああ、君の個性『コピー』ね。生憎だけど、その個性と私じゃ相性最悪というか『コピー』すら出来ないよ。」

 

「どういう意味だ!」

 

物間君の個性は一見強く感じるが、実は大きな欠点がある。それは…

 

「同じ『コピー』や元は素の状態である『憑依』なんかとじゃ個性は発動しないよ。つまり、君では私に勝てない。とんだ見掛け倒しの個性だね。」

 

私の個性はまだはっきりと分かってないが、前にコピーヒーロー『カラリオ』と対決した時、コピー出来なかったことを考えると私の個性は『憑依』に近いのかな?

 

「なら他の個性で戦えばいいだけだ!」

 

私の個性を止め、真っ直ぐ私に向かってきた。体が銀色に帯びているね。A組の個性では見かけなかった個性だからB組の個性か…まるで切島君と同じような個性だね。

 

「一応言っておくけど…いつから私の個性が2つだけだと思った?私は君と同じ系列の個性だとさっき言ったばっかりなのにね。」

 

私はまだ動かない。もう既に個性を憑依させているから。後はタイミングを見て…

 

「これでも喰らいやがれ!」

 

左右に避けて戻る。それは物間君の攻撃が壮大に外れ物間君の背後を取る事に成功することを示唆していた。後は普通に杖で殴る。

 

「甘い。甘すぎね。そんな中途半端なコピーでは君の攻撃は当たらないし、私の攻撃が当たってしまうよ?」

 

「くそが!」

 

今回私が憑依したのは『ミラー』。こちらもあまり攻撃に向いていない個性で、どちらかというと防御系個性である。

 

その後も何度も突進してくるのを見事なタイミングで左右に避け続ける。しかし、緩急も無ければフェイントもない。ただ真っ直ぐに殴ることしかしてない。

 

こいつもまた個性に頼りすぎた事が招いた結果だ。

 

「ちっならこれはどうだ!」

 

幾度かの交差の後個性を変えてきた。体から電気を帯びているところから見ると上鳴君の個性もコピーしたらしい。

 

でも残念だね。それも私に通じない。

 

「くらいやがれ!」

 

ド派手な放電をしてきたが、私はタイミングを見てジャンプする。そう。ただ地面に放電しているだけなら、その間地面にいなければいいだけになってしまう。

 

それに本家もそんだけ放電すればああ(アホ顔に)なっなのだ。コピーしてもそれは変わらず物間君の顔がアホ顔になった。

 

「君は個性についてもっと知っておかないといけないよ。後は己自身で戦う術を知っておかないと、今回の二の舞になるよ。」

 

すっかりアホ顔になっている物間君を、爆豪君と同じ『バブル』で他の場所に飛ばす。飛ばした先は『ケン道場』と呼ばれる所。

 

そこに飛ばした理由は、そこにいる人は全てプロヒーローにも劣らない()()()の集団だからだ。そこで己を鍛えてくれることを願いながら、次の試合を待つ事にした。




物間君の口調が掴みづらい。なんか爆豪と同じようになっちゃったけど、これでいいかと諦めている私がいる。

次回謎の女瑠璃と轟戦です。次回で瑠璃の正体も皆さん分かるでしょう。一応後書きの所に書いておきますけどね。

今回のお泊まり会に来ているA組以外をコピーしたらこうなる?異論は認める。(瑠璃はヒント)

物間 寧人→コピー
鉄哲 徹鐡→メタル
拳藤 一佳→ストーン(ロボボ)
発目 明 →スカ
○○ 瑠璃→分身

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