女子校LIFE   作:HonoRin

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お久しぶりですHonoRinです。
前回は夏に投稿したのに、すっかり冬になってしまいました笑
今年もよろしくお願いしますm(_ _)m
相変わらずゆっくりペースで書いていきますのでよろしくお願いします笑

では本編どうぞ!


勉強会

私は大好きなリュウヤと勉強会をしている。

なぜ私と2人きりで勉強会をするのかは謎なのだが…。

まあ私にとってはすごくラッキーな事だから良いんだけども。

 

 

しばらく集中して勉強をしていたが、だんだん集中力が切れてきた。

私は頬杖をついて教科書をパラパラとめくって見ていた。

しばらく経って何か前に視線を感じ、顔を上げるとリュウヤとバッチリ目が合った。

すかさず私は「え?何?」と言った。

するとリュウヤは顔を赤くして目線を下に向けた。

私は、私の顔に何かいけないものが付いているのかと思い、すぐに鏡を見た。

…しかし何も付いていない。

私はだんだんリュウヤの様子がおかしい事に気がついてきた。

 

 

 

 

私はしばらく経ってからリュウヤに

「何かあった?熱でもあるの?」

と聞いた。

するとリュウヤは「いや何も…」と言ったが、それっきり言葉が無くなってしまった。

私はなんだか気まずくなってきてしまい、なんとかリュウヤと普通に過ごせるように話題を探した。

そして私が口を開こうとした時、リュウヤが突然こちらをしっかり見た。

しかも姿勢まで正して、何か重大な発表でもあるかのような眼差しだ。

すかさず私も姿勢を正しくして、「なな、何でしょう?」と少し噛んでしまったが言った。

 

リュウヤは私の目をしっかり見て、掠れた声でこう言った。

 

「…この100円でジュースを買ってきてくれませんかっ」

 

「…はい???!」

 

「いや、喉が乾いてしまって…」

 

「…え」

 

パシリかよ、ついにこの人私をパシリに使いやがったよ、自分で買いに行けよ…と思った。

しかし好きな先輩にパシリに使われるのはまあ許せるかな?と思い、私は少し戸惑いながら近くの自動販売機でジュースを買ってきた。

 

リュウヤの家に戻ると、リュウヤの部屋はドアが閉まっていた。

鍵はさすがにかかっていないため、ノックをしてから入った。

するとリュウヤがそこに居なく、その代わり私がさっきまで座っていた席に私宛の手紙が置いてあった。

その手紙を見てみると、こう書いてあった。

 

〝好きです。付き合って下さい。〟

 

私はしばらく信じられなくて、その手紙を置いて頬をつねったり目を擦ったりしてその文字を見た。

とりあえず私は椅子に座り、その手紙を机に置き深呼吸をした。

そしてもう一度その手紙を見ると、紙の裏側にも何か文字がある事に気付いた。

それは、こう書いてあった。

 

〝ちなみにあなたが僕を好きなのは前から知ってました、すみません。〟

 

私はそれを見た瞬間顔が赤くなってしまい、それと同時に涙が出てきた。

これは喜びの涙なのか恥ずかしさの涙なのか分からなくなってしまった。

 

そしてしばらく経ってリュウヤがどこに行ったのか気になり、この家に居る事は確実な為涙声で「リュウヤぁぁ!!」と叫んだ。

するとリュウヤは近くにあったカーテンの後ろから出てきた。

リュウヤは私のことを終始見ていた様で、クスクスと笑いながらこちらに来た。

私は恥ずかしさのあまり、リュウヤの尻を軽く蹴ってから

「私も好きじゃぁぁぁ!!」

と叫んだ。

リュウヤは笑いながら私を抱きしめた。

私はそのまま照れて動けなくなっていると、リュウヤが小声で「愛してる」と言ったため、また更に顔が赤くなってしまった。

それに気付いたリュウヤが

「おいおい、顔赤いぞ?」

と言ったため、私は恥ずかしくなって抱きしめられた腕をサッとすり抜けて尻を蹴った(笑)。

リュウヤは痛がりながら「なんかごめんって(笑)」と言った。

 

それからしばらく雑談をしながら勉強をして1日が終わった。

私は家に帰っても今日の事が夢のように感じ、ドキドキしてしばらく寝れなかった。




あらー、やっとカップル成立ですよ、やっとですね…(笑)
ついにユキちゃんリア充に…
あぁ、私はいつその日が来るのやら…(笑)

ということでまた、
次回もお楽しみに!

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