女子校LIFE   作:HonoRin

3 / 8
お久しぶりです、HonoRinです。
最近は小説を書く時間がなかなか無いですが、今回頑張って投稿しました!(笑)

では本編どうぞ〜


カオル

私は前で一人で歩いている子に気づき、サキちゃんに

「ちょっとあの子寂しそうにしてるから話しかけに行って良い?」と言うと、サキちゃんはもちろんという感じに頷いてくれた。

そして私はその子に話しかけに行った。

 

 

「やっほ~」

と私がその子を気軽に呼んだ。

すると、その子は少し疲れた顔からぱあっと明るい顔になり、私より元気な「やっほ〜」が返ってきた。

 

私は、まず自己紹介をしなければならないと思い、すぐに

「ユキといいます!よろしくね!」

と言った。すると、その子は笑顔で

「よろしく!私は「カオル」っていいます!「カオル」って呼んで良いよ!」

と言ってくれた。

私は今まで自分からなかなか話しかけない方だったため、少し緊張していたが、その返事が返ってきて嬉しくなった。

 

 

その会話が終わると、少し沈黙が続いた。

なので私は、少し焦って話題を探し出し、今日の合宿のことについて話そうと思い、口を開く。

 

「「あのさっ」」

 

(???!)

 

なんと、同時にカオルが同じ言葉を言ったので、私は少し戸惑ったが、面白かったので笑った。カオルも笑っていた。

 

しばらくして笑いが治まったところで、カオルが口を開く。

 

「ユキはさ、今日の夜の自由時間に遊ぶ物って持って来てる?」

 

「うん、トランプ持って来てるよ~」

 

「じゃあさ、あと何人か誘って一緒に遊ぼ?」

 

「もちろん!遊ぼ遊ぼー!」

 

私はその時、ちょうど私もその話をしようと思っていたので、気が合うなぁ〜と思っていた。

 

 

 

クラスの取り組みが終わり、自由時間になっていた。

外は自然が広がっており、空気が良い。しかし、その分都会の様な光が無いので、景色は真っ暗だった。

 

私はカオルの居る部屋にトランプを持って行った。

すると、その行く途中の廊下でバッタリとカオルと会った。

 

「うお!私今からカオルの部屋行こうとしてたんだけど!(笑)」

 

「ええっ!私もユキの部屋に行こうとしてた所だった!(笑)」

 

そんな会話が誰もいない廊下に響き渡った。(笑)

 

 

しばらく経ち、カオルの部屋に5人くらい集まってトランプをしていた。

七並べをしていたのだが、私は七並べが小さい頃から大好きで、勝つ事が多かった。

 

…だが、カオルも七並べは強く、私と接戦だった。

 

 

「あっ、ちょっとそこは出すなよ~!(笑)」

 

「へっへっへ、ラァッキィ~~!(笑)」

 

などと、いかにも女子らしくない言葉遣いで戦っていた。

やっぱり女子校に居るとこんな風に言葉遣いが乱れて来るんだろうなぁ~と思っていたが、私は今更気づく。

 

(私は元々こんな言葉遣いだろーが!笑)

 

そう思いながらトランプをした夜だった。

 

 

 

しばらく経ち、消灯の時間が来そうになったのでカオルに「また明日!」と言って自分の部屋へ戻った。

すると、そこにはサキちゃんが私の布団を占領する様に大胆に寝転がっていた。

 

「ここは私の布団だ~!笑」

 

とサキちゃんが言ったが、よく見ればサキちゃん自身の布団と私の布団を占領していたので、私は

 

「いや体デカ過ぎか!そんな2つも布団いるかぁい!(爆笑)」

 

と言いながらサキちゃんが占領していた私の布団を奪う様に私も寝転がった。(笑)

 

そんなこんなで消灯されてからもギャアギャアとはしゃぎまわり、私達は疲れてそのまま寝てしまった。

 

 

 

 

「チュンチュン…」

 

 

「…?」

 

私は鳥の声がして目を覚ました。すると、昨日はしゃぎまわった後のままで寝ていた事もあり、布団から完全にはみ出して寝ている私とサキちゃんの姿が目に入った。

 

しばらく目を開けて寝転がっていたら、謎の声がした。

 

「おはよー、朝だよ!起きてね!今日も一日頑張ろうね!おはよー、朝だよ!起きt…」

 

その謎の声は、幼稚園児が使う様な目覚まし時計だった。。

私は笑いを堪えながらその目覚ましを止めようとしたが、サキちゃんの方が止める速さが速く、目覚ましのセリフが可哀そうなほど微妙なタイミングで止まった。

 

「いや、セリフ最後まで言わせてやって??!(笑)」

 

と、私の本音が声に出てしまった。

するとサキちゃんはすかさず、

 

「いやいや、ずっとセリフ言わせててもうるさいしこの子も疲れるでしょ?(笑)」

 

と言った。

私はそれを聞いて、ツッコミを入れようと口を開いたが…

 

「この子て…ただの目覚まs…」

 

「それでも命は宿ってるんだ!!!(笑)」

 

と、謎の反撃が来た。(笑)

それを言い終わると同時に私とサキちゃんは吹き出した(笑)。

 

 

 

そんな会話から始まった今日は、昼になっても楽しく、ホテルを出て学校に着いた時も楽しかった一日だった。




次回もおたのしみに!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。