もしもボスが大きかったら(たいたんてき)   作:ゆめうつろ

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エピローグ

 

 決戦から一週間、新たにやってきたラッキービーストと共に船で海の向こうに行く準備を終えたかばんを見送りに来たのは大勢のフレンズ達。

 

 だがそこにLBの姿はない。

 

「かばんちゃん、やっぱり行くんだね」

 

「サーバルちゃんが居てくれて……ラッキーさんが居てくれて……みんなが居てくれたから……僕はもう一人で歩いて行ける、だから大丈夫……それにまた……必ずここに戻ってくるよ」

 

 LBが遺したスマートピストルやジャンプキットなど、今のかばんなら並のセルリアン相手なら簡単に逃げ切れる。

 

「だから、またねサーバルちゃん」

 

 かばんがそういって船へと乗り込もうとした時、ラッキービーストがやってくる

 

『カバン、ヨカッタ……マニアッタ』

 

「ラッキービーストさん……」

 

『LB-777の『データコア』ダヨ、ソレトコレハアブナクナッタ時ニツカッテネ』

 

 ラッキービーストが何かのデータをかばんが持つパイロット用ヘルメットに転送する。

 

「何から何までありがとうございます……」

 

『イインダヨ、パークガイドノサポートモ、ボクタチノ役目ダカラネ』

 

 そして向かうはキョウシュウエリア、途中こっそり改造バスで追い掛けて来たサーバルやアライグマ達と合流したり、新しいフレンズ達と出会ったり。

 

 そして新たな危機に直面したり……。

 

 

「サーバルちゃん!」

 

 四本足の巨大セルリアンとの戦い、キョウシュウのハンター達と協力しながら立ち向かうも、その最中でサーバルがかばんを庇ってセルリアンに取り込まれてしまう。

 

 しかし移動中のセルリアンの中に飛び込み、ロープで自身をセルリアンから引き出すというアイデアでかばんはサーバルを助け出した。

 

 だがまだピンチは終わっていない、巨大セルリアンは直ぐにかばん達へと向かってくる。

 

 そんな時であった、ラッキービーストの言葉を思い出したかばんがヘルメットのデータを起動する。

 

 セルリアンの位置に被さる様に表示されるのは10カウントとマーカー。

 

そして『タイタンフォール』の文字。

 

 

 

 ――それはまるで星が落ちて来た様で。

 

 巨大セルリアンを真っ二つにへし折り、着地したのは一体の巨人だ。

 

 水色に塗装された機体にはまるで『ソレ』を嵌め込めといわんばかりの穴。

 

 かばんは、LBのデータコアを嵌め込んだ。

 

 するとコアを認識した機体は動き初め。

 

『おはようございます、かばん』

 

「ラッキーさん……!」

 

『2万5000パーツ満足です、プロトコル5:楽しい旅を』

 

 パーク職員『かばん』とサーバル、そしてLBの旅はまだ始まったばっかりだ。





タイタンフォール、プレイして(ダイマ)

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