イロジカル・ゲーム-The girl of match merchant-   作:職員M

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第十五話 革新的核心

 ニュボーの市場は今日も活気にあふれていた。高値は常に更新を続け、抱えきれなくなった負債を処分できずにニュボーを去る者も後を絶たない。時価という恐ろしい概念を投資対象とする狂気もまた、ここにはあるのだ。

 

 二人は役所から比較的近い、港から離れた市場の一角へと訪れる。

 

「相変わらず胡散臭っ!」

 

 中心の市場から幾ばくか離れているとはいえ、非常に活況な市場に来てリンゴは真っ先にその一言を発した。

 

「色々ピカピカしていて眩しいですね」

 

「宝石の反射はあんまり好みでもないんだがな」

 

「メアリさんの情報ってどこで得られるんでしょうか……?」

 

「それもあるんだが、その前に一つ買い物と洒落こもう」

 

「……? 何を買うんですか?」

 

「メアリちゃんへの貢物さ」

 

 またもや何かを画策するリンゴの笑みの真意を、ハルはこの時まだ汲めずにいた。

 

 

 

 

 

――――――――――

 

「金粉300グラム。こっちの相場ではどのくらい?」

 

「300クローネだな。値段交渉に応じるつもりはない」

 

「あんまりお金持ってないの。ちょっとだけまけてよ」

 

「あぁ!? ガキがここに何の用事だ!」

 

 いきりだつ男にリンゴは平然と笑って答える。

 

「いやぁ、ついこないだ名高きメアリ海賊団と仲良しこよしになったもんだからついでにニュボーの街でも観光しようと思ったんだけど、この感じじゃあんまり魅力的な投資先でもなさそうだな……」

 

 その瞬間、男の顔色が変わり、急に猫なで声になった。

 

「や、やだなぁお客さん! こんなのニュボーでは挨拶みたいなもんですぜ! 本当のところは300グラムなら30クローネです」

 

「ほう」

 

「その代わりメアリ様にはこのラースム商店の名前の口利きを是非!」

 

「考えておくね。とりあえず300グラムお願い」

 

「はいただいま!」

 

 

 

 

「……相当怖がられているんですね、メアリ海賊団って」

 

「もしくはそこまでして気に入られたいかだ。とにかく私の噂がここまで広まっていなくて助かった。赤頭巾と赤眼なんかデンマークでも割と珍しいからな」

 

「ここは運送屋さんの通り道から外れていますからね」

 

 ラームス商店というこれまた胡散臭い店を後にしながら、リンゴは手に入れたばかりの袋に入った金粉を楽しげに揺らす。

 

「さて、30クローネで良い貢物ができるぞ」

 

「貢物って。一体何をするつもりなんですか?」

 

「見てりゃ分かる。ただ、メアリちゃんは金目のものをご所望らしい」

 

「まさか……」

 

 ハルは運送屋のイェンスから貰った果実にまだ手を付けていないリンゴを思い出し、嫌な予感に胸を苛ませたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

「完っ全に思い通りでしたよおおおおおおおおおお!!」

 

「どうした? ハルの方もそろそろ乾く頃だ。入念に上塗りするんだぞ」

 

 役所に戻ってきたリンゴは、建物近くの雪に埋めていた二つの林檎を取り出すと、容器に入れた金粉に雪を混ぜて溶かし、カミラに言って持ってきてもらったハケを使って一心不乱に赤い果実を金色に染め上げていた。

 

「それを金目のものって言いながらメアリさんに接近するつもりですよね!? そうですよね!?」

 

「他に方法があるか? あ、ニュボー役所に頼るってのは無しな。一番現実的じゃない」

 

「こんなの詐欺じゃないですかぁ……」

 

「なに、詐欺ってのはこれを商品ですっつって誰かに売りつけた時に発する犯罪だ。こいつは何も売る目的で使うわけじゃない。……そもそも貢物って概念自体がおかしいんだよ。この世界は自由市場が原則だろ?」

 

「そうかもしれませんけど」

 

「だったら己の正義に従った方が私は気持ちいい」

 

 そう言うとハルから目を離して再び金粉を塗りたくり始めた。そのリンゴを見て、ハルも溜息をひとつつくと、自分の分の林檎にも金粉を塗り始めたのだった。

 

 

 

 

 

 

「あの子が見つかったって? 確かリンゴとか言ったっけ?」

 

「仰るとおりです総長。ニュボーの役所近くでの目撃情報があったと」

 

「それなら海岸近くの市場は確認しなくていいねぇ。見つけたらなるべく穏便に私の前に連れて来て。痛めつけたりしたら容赦しないとも伝えて」

 

「かしこまりました!」

 

 下がった部下を見て満足そうに笑いながら、港に停めた愛する船『ガド・リニアル号』の甲板で髪を風に揺らせていた。これまで自分に対して恐れないばかりか、顔を近づけるような挑発的なことをする商人などは一人たりとも現れなかった。

 だからこそ、興味がわいたのだ。一体何を考えていて、自分はどう見られているのか。

 

「さぁ商売の時間だよ。ニュボーを皮切りにフュン島を食い尽くす!!」

 

 メアリは作業中の海賊どもに声を掛けると、それに呼応するように大勢の男が声を上げた。

 

「そう言えばあのマッチ屋、面白いことを言っていたな……」

 

 ふとリンゴとの会話を思い出す。プロの商人から見て、このビジネスが破綻するとか何とか。

 

「ま、次現れたらゆっくり話を聞いてあげよう。少なくとも仲間が一人増えると思えば悪いことなんか何も無いさ。ひひひひひっ!」

 

 

――――――――――

 

 

「リンゴさん、この辺りってメアリさんと会ったバーの近くですよね? 近いところって危ないんじゃないですか?」

 

「私が逃亡してから5日。そろそろ捜索範囲を役所の近くにするはずだ。わざわざ髑髏の刺青入れてるいかにもっぽい奴にマッチ売ってやったんだからなァ」

 

 一通り作業を終えた二人は、金色になった林檎をそれぞれの外套に隠し持ちながら最初にメアリと遭遇したバー付近の広場を歩いていた。

 

「なるほど! 隠れ蓑になるんですね」

 

「その隙を利用させてもらってメアリちゃんの情報を入手しようってわけさ」

 

「飲み屋さんには情報が集まるんでしたよね。行くんですか?」

 

「そうだ。運送屋もよく寄る場所だしな。あとでちょっと顔は出そうと思う。前オーダーしたやつ結局飲めてなかったし、侘びも兼ねてもう一回頼もうか」

 

「はい!」

 

 相変わらず周りの空気は悪く、二人は自然と手をつないで歩いていた。当然のことながらこんな場所には自分たちと同年代の女子などいるはずもなく、通るたびに怪訝な顔を向けられるのであった。

 

「……ハル」

 

「はい」

 

「しっかり手をつないでいるんだぞ? 絶対に離すな」

 

「リンゴさん……!!」

 

 

 

「もし私がビビりすぎて気絶したら役所まで運ぶのはハルの役割だぞ?」

 

「一瞬すごくカッコよく見えましちゃいました」

 

「保険は大事さ。いつの時でもな」

 

「じゃ、じゃあもし私が気絶したら……?」

 

「その時は私が責任持って役所まで運ぶよ。できれば」

 

「やっぱりカッコいい……!」

 

 

 そんな時だった。

 

 

「よぉおちびさん方。こんなところで何油売ってるんだい?」

 

 話しかけてきたのはあらゆる加工を施した宝石を体中に巻きつけた、体長2メートルほどはありそうな珍妙な大男だった。

 

「い、いやぁちょっとばかり観光……て感じで?」

 

 そのあまりにも奇妙な出で立ちに思わず言葉に詰まるリンゴ。

 

「観光!? なかなかおもしれえセンスしてんなあんた。ここは不毛の街だぜ? 悪いこと言わねぇからオンナノコは街に帰るこったな」

 

「見た目によらず良い人なんだね」

 

「はっはっは! 見た目とやらの宝石はステータスみたいなもんだからなあ!」

 

「それ全部ニュボーで買ったの?」

 

「そうだぞ? 何でもバルト海沿岸で採れた琥珀らしい」

 

「どこが輸入するんだろうねぇ」

 

「そりゃメアリ海賊団様に決まってるだろう? 」

 

 怪訝な顔をしながら大男は答える。

 

「やっぱりこの宝石類を流してるのはメアリ海賊団か。……親切なおじさん、良い事教えておいてあげるよ。高価なものばかりが流通した市場は寿命が短くなる。宝石も良いけどインフラは抑えておかないと、ね」

 

 ニッコリと笑いながら言うリンゴに、大男は些か戸惑った様子を見せた。

 

「あ、あんまり聞きなれねぇ言葉だが……。なんせ、要するに身の回りちゃんと固めろってことが言いてぇのか?」

 

「その通り! それじゃこれ。忠告のお礼に」

 

 まだ戸惑ったままの彼にリンゴは、マッチをひと箱渡した。

 

「マッチ? 何だって今マッチなんだよ」

 

「それは私の契りみたいなもんだからあんまり気にしないで。要らなかったら捨ててもいいし。ただ、私はそのマッチを渡した相手は絶対忘れない。良い事あるかもよ?」

 

「そんなら価値あるじゃねぇか! 俺もあんたの言う事、頭の片隅には置いておくぜ!」

 

「うんうん。あ、そうだ! あと一つ聞きたいことがあるんだけど……」

 

 

 

 

 

――――――――――

 

「この辺じゃなかったのかい?」

 

「あの野郎、もしかしたら俺たちの目を紛らわせる為にわざと見つかったのか?」

 

「まさか。たかが商人にそこまで回る頭があるか」

 

「あの子を甘く見ちゃダメだよ? ユーリ」

 

 ギロリと睨みつけるメアリに、睨まれた方の男は直ぐ様萎縮する。

 

「はっ! すんませんっした総長!」

 

「またあのバーで待つのもありかねぇ。案外ひょっこり現れてくれるかも知れないし」

 

「総長がそう仰るなら! 俺らはもう少しこの辺りを探しますんで」

 

「ご苦労。私の気が変わればまたその時言う」

 

 二人の海賊を携えてメアリがバーに戻る為に踵を返したその時――

 

「あー。……もしかして、私たちをご所望で?」

 

「違っていたら嬉しいです……」

 

 正しく求めてた二人。否、厳密には一人が、今メアリの前でヘラヘラと挨拶する。一瞬喜色を浮かべたメアリだったが、それはすぐ警戒に変わる。

 

「ちょうど探してたところだよ。私の船においで? そこなら自警団の連中も来ないだろうしね」

 

「勘弁してくれよメアリちゃん」

 

 挑発たっぷりに、リンゴはメアリに向かって言葉を投げ掛けた。

 

「この街に自警団みたいな勢力なんか無いことくらい、分かってるくせにぃ」

 

「へえぇ。何も固めずにのこのこ挨拶しにやって来てくれたってわけか。面白い」

 

「こっちも割と飽き性でな。ずーっとコソコソ逃げ回りながら商売する質でもないんだわ」

 

 警戒は解かずに真顔のまま、それでいて眼光は獲物を狙うそれで見つめながらメアリはリンゴのすぐ傍にまで迫る。

 

「それで?」

 

「あんたに貢物を持ってきた」

 

 その視線を受け止め、尚且つ挑戦的な眼を返すリンゴは、口元に不敵な笑みを浮かべる。正しくいつも見慣れた光景だったが、それはどこか緊張感を帯びているようにも見えた。

 

「ニュボーで商売をしたい熱意は分かった。だけどその前にもうちょっと私に付き合ってもらえる?」

 

 貢物が何かとすら問わずにそう言うメアリに、リンゴは少し慌てた様子を見せる。

 

「こいつを渡して商売に戻らせるって方法は、無い?」

 

 黙ったままニヤリと笑うメアリを見たリンゴは、今度こそ口の端を限界まで上げてメアリに詰め寄った。正確に言えば、メアリとほぼゼロ距離まで顔を近づけた。

 

「それでこそここの統治者、キャプテン・メアリだ。さぁ私を連れてけ!」

 

 

 

 

「あわわわわ……」

 

 その様子を黙って見ていたハルは、思わず慌てた声をあげたのであった。

 

 

 

 

 メアリとその従者に取り囲まれるようにして、ふたりの少女はしっかり手を繋いだまま港まで連れられていた。海が見えてきた辺りで、同時に倉庫一つ分くらいは楽に載せられそうな巨大な船が目に入り、リンゴは目を丸くする。

 

「ご立派な船をお持ちで。仮に私がオーデンセの英雄とやらなら、あんたのことはニュボーの英傑とでも呼ばせてもらおうか?」

 

「生憎その手のお世辞には慣れててね」

 

「お世辞じゃないさ。ハコの大きさは規模の象徴だ。このまま上手くいきゃ、世界にも進出できるだろうさ」

 

「あんたはそれを否定したろう?」

 

「もちろん。市場の作り方が圧倒的に素人だったからなァ」

 

 あたかも全てを見透かしたかのような瞳をメアリに真っ直ぐ向け、やはり口元は笑みを浮かべる。リンゴにとっては正に唯一と言っても過言ではない市場形成に関する助言と、その解決策という切り札は身の安全が保証されるまでは取っておきたい。が、"持っている"と示すことだけが重要なのだ。

 

「あんたのその言葉がどうにも気になってねぇ。私はその答えを聞くまでは船から降ろさないつもりだよ?」

 

「ご勝手に。私はあんまり長引かせるつもりもないけど」

 

「だったらさっさと話したらどうだい?」

 

 軽くイラついた様子を見せるメアリに、リンゴは思い通りと言わんばかりの表情を浮かべた。

 

「まぁま、私だってニュボーで商売したいんだしさ。貢物くらい受け取ってくれよ」

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 ホームへと帰ってきたメアリは、それを誇示すべく船に残っていた仲間へと大声を張り上げる。

 

「餌持って帰ってきたぞ!!!」

 

 おおおお!と船が揺れるほどの声量でその声に応え、否応にも船員ないし仲間の多さを痛感させられる。

 

「ガド・リニアル号へようこそ」

 

「暖かい歓迎だ。感謝する」

 

「本題に入る前にラム酒でもどうだい?」

 

「海賊らしいな。ま、酒は好きだからいくらでも出してくれ」

 

「飽きるまで飲ませてあげる……」

 

 

 

 

 客室の立派なソファに案内された二人は挨拶代わりにラム酒に口を付け、リンゴはわざわざ自ら見つかった理由の説明を始めた。

 

「そろそろメアリちゃんが寂しがってる頃だと思ったから、こっちから会いに来たんだが正解だったな」

 

「ああその通りだ。あんたを我がメアリ海賊団に入れたいくらいには入れ込んだんだよ。その胆力だけでも充分いい買い物だ。最近は覚悟の無い奴が多くてねぇ」

 

「なるほど。さぞかし勢力は広いと見たが、デンマークのどれだけ支配したんだ?」

 

「いや、完璧に支配したのはニュボーだけさ。内陸部はもちろんコペンハーゲンに至っちゃ拠点すら確保できていない。もう少しここで稼いだら向こうにも進出するつもりだけど」

 

「……それなら尚の事、私の話は役に立ちそうだな」

 

 まだ引っ張るリンゴに、メアリはそれまでと異なる冷たい視線を浴びせる。

 

「それはそうと、あんたはちょっとばかり気になる程度の商人に過ぎない。ここで商売をしたいんなら払ってもらおうか。貢物を」

 

「ああ、そうだったな。あんまりにも時間が経ちすぎたんで忘れてたよ。ほら、これだ」

 

 そう言うと、リンゴは懐から二つの金色に輝く林檎を取り出し、足を組んだまま客室に設置されたテーブルに放った。瞬間、メアリは目にも止まらぬスピードでその林檎を短刀で貫き、そのままギロリとリンゴを睨む。

 

「皮肉のつもりか? 金の果実なんか存在する訳無いだろ。しかも自分と同じ名前の……」

 

「おっと。嘘は付いてないぜ? メアリちゃんは金物が好物だって聞いたしなァ」

 

 

 

 

「……巫山戯るな!!」

 

 地獄の底から聞こえるような低い声でメアリは唸る。しかし――

 

 

 

 

「……巫山戯てんのはおめぇだ」 

 

――メアリと同じような覇気を纏ったリンゴはメアリに肉薄する。

 

「商人をナメるな。こんなクソみてぇな市場で支配できるとでも思ってたのか!?」

 

「聞かせてもらおうじゃないか。私の計画が破たんする理由ってやつを!」

 

 

 

 

「全ての商品は市場価格に引っ張られる。このニュボーでも同じことが言える。おめぇは琥珀を中心とした宝石をここの目玉にしていたようだが、それが何を呼び起こすか分かるか?」

 

「あ?」

 

「衣・食・住。生活のインフラだ。人生生きていくにゃ無くてはならない最低限度の物品だな。こいつらがおめぇのせいで最低限の価格でいられなくなる」

 

 一転して冷静な態度で、リンゴは続ける。

 

「ニュボーは宝石の街と知られるようになったとして、誰かそこに住むか? 宝石商でなけりゃ旨みもない市場しか有しないこの街に?」

 

「馬鹿な。ここは海の街だ。我々は食糧だって」

 

「さァて。海の街から輸入している内陸部のオーデンセの魚より価格が高くてもか?」

 

「……」

 

「おめぇが支配してからどれだけの人間がこの街を去った? インフラを支える商人の数はどれだけ減った? 反対に宝石売はどれだけ増えた? そしてその内どれだけの数が偽物を売ってるか把握してるか?」

 

 徐々にその温度は増して行き、ほとんど叩きつけるようにリンゴは言った。

 

「私のニセモノの林檎をよくぞ見破ったよメアリちゃん。それだったらおめぇが支配した地域のご自慢の物品も本物かどうか見極めるべきだなァ!」

 

「あいつら、そんなマネを……!?」

 

()()()()って思い込みこそが私が最も警告したかったことだメアリちゃん」

 

 全くもって、力で支配した市場というものは自由競争市場からは程遠い。権力者への挫折に加え、市場参加者の全員が全員、()()()()()()商品の販売を始める。

 

「へぇ。だったらどうすればいいんだ?」

 

「簡単だよメアリちゃん。実に簡単だ」

 

 

 

 

 それは、メアリをもってしても軽く寒気を覚えるような笑みを浮かべ――

 

「ニュボーを支配しろ」

 

 それでいて、実に軽快に笑うリンゴなのであった。


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