IS-アンチテーゼ-   作:アンチテーゼ

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今回はおまけです。
内容としては、
ドイツ編あとがき、モブキャラ解説、オリジナルIS解説、オリジナル兵器解説
になります。


おまけ ドイツ編のあれこれ

 

 

 ☆あとがき ドイツ編を終わって

 

 いつもあとがきの場所には次回予告を載せてるもので、ちゃんとしたあとがきははじめてですね。

 ハーメルンの機能に文庫本みたいにPDF出力をしてくれる、というのがあったのでやってみると、うっっっすい本1冊とおなじくらいにはなりました。

 という訳で「あとがき」なんて書いてみた次第です。

 

 前置きはこのへんにして。

 とにもかくにも、まずは! ここまでお読みいただいた読者の皆さん、本当にありがとうございます。

 学園もヒロインズも出ないというのに、ここまで読んでくれるなんて……逆に理由を聞いてみたいですね笑。でもほんとにありがたいです。

 IS学園の外の話を書きたいなぁ、いろんなISを出したいなぁ、なんて妄想して趣味全開ではじめた「IS -アンチテーゼ-」。

 書き始めた時は不安でいっぱいでしたが、なんとか第一章ドイツ編を終了できました。

 これもひとえに、読んでくれる方々、お気に入りしてくれる方々、そして感想や評価をくれる方々のおかげです。

 

 さて、ドイツ編を振り返ってみてなのですが、勘のいい方はお気づきかも知れません。

 ドイツ編の主人公は実はエリスと砕次郎ではないんです。僕の中ではドイツ編の主人公はフランツィスカ・リッター少尉なんですね。

 来週からの中国編ではもう少しアンチテーゼにも主人公らしくしてもらうつもりですが……。

 お察しの通り、フランツィスカはこの後もたびたび登場します。

 アンチテーゼと出会った彼女がこれからどう変わっていくのか? そういったところにも注目してもらえるとありがたいです。

 

 あとあれですね。

 名前付きのモブキャラが多いですねぇ。モブなのにそれなりの名前がついてるもんで、ちょっとキャラがややこしくなっちゃたかもしれませんね。

 ただでさえクラリッサ以外はオリジナルキャラしかいないのに……。

 そこでこの後、

「もう出てこないだろうから忘れちゃっていいよ!」

 なモブキャラを紹介してます。

 とはいえただ忘れられるのもかわいそうですので、彼らの裏設定なんかも発表しておきます。

 それを読んで「いや知るか、そんなことw」と思ってもらえると僕の計画通りです。

 

 長くなりましたがこんなところです。

 第一章が終わり、と言ってもどうも今の構想のままで行くと全部で20章くらいになりそうなんですよね。

 なので皆様、これからもなにとぞ宜しくお願いいたします。

 

 最後に。

 感想などいただけると僕は踊りあがって喜びます。

 ましてや、お褒めの言葉などいただくと水揚げされたマグロのごとくのたうちます。

 厳しい意見をいただけるとそれだけで自分の糧になります。

 どんなに短くてもけっこうです。もしも、お心にふれたシーンがありましたら、ぜひ一報くださるとありがたいです。

 それでは! 第二章、おたのしみに!

 

 以下はモブキャラ、モブ兵器、IS解説などです。

 

 

 

 ☆モブキャラ解説

 

 〇ボリス・ドナート(第一話)

 本編の初登場人物という栄誉あるモブ。

 美人の妻と息子がいる。

 カンデア軍港基地の警備兵だったが、諸々の責任の押しつけあいの結果、泥をかぶって退職に。

 テレビでアンチテーゼの映像を見て、こいつのせいでクビになった! と妻にぼやいたが、

「なら感謝しなくちゃね。おかげで週末はキャンプに行けるわ」

 と言われてしまった。

 

 〇アイスを買った子供(第一話)

 通称、ボク。

 名前のない正統派のモブ。

 20年後、彼は信頼できる4人の部下とともに、若くしてアイスキャンディー会社の社長となる。そしてその決してあきらめない粘り強さと相手のスキを逃さず食らいつく手法で業界のトップに君臨し、「アイスキャンディーの狼」と呼ばれることになるのだが、それはまた別のお話。

 

 〇ロミルダ・ジンメル(第二話)

 それなりの活躍をした彼女だが、なぜかモブ扱いになっている異色のモブ。

 なぜなら当初の予定では、ロミルダは「エリスにすでにやられている」だけの登場人物のはずだったのだ。

 第二話の更新が遅れたり、いきなり前後編になったりしたのも、3割くらいは彼女がまじめに戦いはじめちゃったせい。

 ちなみに、ボリスと後述のガットとは同郷の幼なじみ。

 事件後、病院に見舞いに来たガットに「結婚してあげる」と言い放ち、めでたく新婚さんとなった。

 テディベアの収集が趣味。

 子供の時の夢はお嫁さんとケーキ屋さん。

 

 〇ガット・ベッケンハーク(第一話、第二話 名前のみ)

 なんと本編では名前しか出てこない(しかも2回だけ)という究極のモブ。

 ボリス、ロミルダとは幼なじみ。

 彼を知るものは、口を揃えて彼はバカだと言う。だが彼のことが嫌いな者は1人もいない。ただの1人も。

 長らくロミルダに片想い(?)していたが、このたびついに思いが成就。病院でプロポーズをOKしてもらった時、その場でぶっ倒れベッドをひとつ増やすハメになった。

 その後、警備兵の仕事を辞め田舎に帰り、ロミルダとともに実家のケーキ屋を継いだ。

 

 〇エーベルト・ガスタ(第二話~第五話)

 頑固なジジイを書きたいと思ってたのにいつの間にか過保護のおじいちゃんになっていた。でも好き。大好きなキャラ。

 きっと親方という言葉が良く似合う。

 ISの世界でもISを認めていない人々もきっといるだろう、と妄想したのがこの小説の路線をシリアスに決めたきっかけなので、エーベルトの行動は自分の中でも絶対に必要なイベントだったと思います。

 意外にもお酒は飲めない。

 

 〇ユリアンとブルーノ(第二話、第三話)

 エーベルトの部下2人組。

 この2人は実はたいした裏設定は何も無い、という不遇のモブ。でも本来モブとはそういうものなので真のモブと言った方がいいかもしれない。

 でもせっかくなので適当な設定を考えてみる。

 ユリアンは甘いものが好きで、最近彼女に太ったと言われて傷ついた。

 ブルーノは酒好きで、休みの日に熱燗の日本酒をボイルソーセージとともにいただくのが最近のブーム。

 

 〇黒ウサギ隊(シュヴァルツハーゼ)の新人隊員 (第六話)

 最初の構想では、クラリッサにエレオノーレについていろいろ教えてもらうのはモニカの役だった。ところがモニカが想像以上にイヤなやつに仕上がってしまい、そんな人間を黒ウサギ隊に在籍させるのはさすがに気が引けてしまったわけで。

 結果、新たなモブとして彼女が登場したのだが、名前が無いことからもわかるようにほんとになんの設定もない。シン・モブ。

 とりあえず、百合の気配がする。

 ソバカスとかあるんだけど、将来的にどんどん綺麗になっていく子のイメージ。

 

 〇リーゼ・アッカーマン(第六話)

 番犬部隊(ヴァイスヴァハフント)でエレオノーレの部下。階級はクラリッサと同じ大尉。エレオノーレが部隊を作った時からの最初期メンバーだった。

 笑った顔はネコを思わせるらしく、本人も割と気ままな性格で猫っぽい。細く垂らしたツインテールが特徴。

 よく死んだフリで隊の仲間をからかっていたが、まさかそれがエレオノーレの役に立つ時が来るとは思っていなかった、とのこと。

 軍を退いてからは新たな名前と経歴を得て、ラスベガスで暮らし始めたらしい。

 まさか初めて書いたツインテールキャラが、わずか十数行で出番が終了になるとは思わなかった。

 ツインテール好きなんですけどね。髪型も怪獣も。

 

 

 

 

 ☆オリジナルIS解説

 

 〇オブディシアン・クローネ(ロミルダ機)

 

 分類:

 第二世代、汎用型を中遠距離型に改造。

 

 名前:

 ドイツ語「黒曜石の王冠」

 

 待機形態:

 左手のチェーンアクセサリー

 

 カラーリング:

 フレックターン迷彩、各所に濃い赤のアクセント。ちなみに右脚つけねにクマさんのステッカーが貼られている。

 

 外見:

 全体的に四角張ったシルエット。ISの中では大きい部類。両ショルダーアーマーにウェポンラックがあるが、ロミルダは使用していない。

 

 武装:

 高出力レーザーライフル「TDGゾイガー」

 サブマシンガン「シュヴァイツァー」

 試作型プラズマカノン

 フレシェットミサイル「バーストレイン」

 投擲ナイフ

 

 装甲:

 ルナーズメタル合板装甲(プロトタイプ)

 

 詳細:

 ドイツの第二世代IS。

 ドイツのISの中ではかなり扱いやすいが、その分これといった特徴もない。

 機動性は第二世代の中でも良い方なのだが、装甲が試作型のままなので耐久力に難がある。

 普段は新装備の試験機および練習機として使われている。

 ロミルダは中遠距離型にカスタムして使用。

 シュヴァイツァーとゾイガー以外にも武装はあったが、けっきょく使われることはなかった。

 

 

 

 〇シュヴァルツェア・メーヴェ

 

 分類:

 第三世代、高機動格闘型

 

 名前:

 ドイツ語「黒いかもめ」

 

 待機形態:

 鉄十字の胸章

 

 カラーリング:

 レーゲンシリーズ特有の黒い装甲に赤と黄のアクセント。

 

 外見:

 騎士の鎧を思わせる重装甲の機体。名前の由来にもなっている巨大なウィングが特徴的。

 

 武装:

 対物理AICシールド「タンホイザー」

 大剣「シュルトケスナー」

 自動式散弾銃「ロートケールヒェンK9」

 ワイヤーブレード

 高速巡航用ウィング「メーヴェ」

 

 装甲:

 ルナーズメタル・ヘキサ合板装甲(耐熱対レーザー仕様)

 

 詳細:

 レーゲンシリーズの新型として開発された第三世代IS。

 特徴的な大型のスラスターウィングは出力が高く、可動域も広いため機動性が非常に高い。主な戦法はそれを利用した急接近からの格闘戦のため、武装は近接戦闘用のものがほとんど。

 もうひとつの特徴としてAICを利用した盾「タンホイザー」がある。これにより物理兵器のほとんどを無効化できるため、格闘戦をより有利に行える。

 反面、AICそのものに言えることだが、レーザーやビーム兵器にはタンホイザーの効果はない。

 装甲は耐熱仕様であるものの、距離を取られてのレーザー射撃や多方向からの同時攻撃に対しては不利な戦いを強いられてしまう。

 高速巡航用ウィング「メーヴェ」を展開することで、パッケージ交換なしに長距離を高速飛行できる。

 

 

 

 〇フェアリア・カタストロフィ

 

 NO DATA

 

 

 

 ☆オリジナル兵器解説

 

 〇シュヴァイツァー(サブマシンガン)

 軽く小さく、取り回しが楽なサブマシンガン。連射性は高いが威力は低い。主に牽制に使用される。名前はドイツっぽい、という理由でシュヴァイツァー試薬より。

 

 〇高出力レーザーライフル「TDGゾイガー」

 武器メーカー「Technology of Dreams & Guns」、通称TDG開発のすんごいレーザー銃。

 TDG社の設定は結構あるので今後本編でもいろいろと登場するはず。

 余談というレベルではないが、ウルトラマンティガのラストの絶望感と盛り上がりはすごかった。

 

 〇K&Dクラウスラー(オートマチックハンドガン)

 〇K&Dデッドキャンディ(長射程ショットガン)

 ともにK&D社の新商品。細かな性能よりも威力に重きを置いたK&D社らしい銃である。

 K&D社も今後本編に登場するかもしれない。

 

 〇ナタリーCN9(アサルトライフル)

 クラウス社のキャットネイルをもとに、ナタリー・エールがカスタムしたアサルトライフル。けっこうなレア物だが、性能が激的に上がっているという訳では無い。

 ナタリー・エール本人も今後登場するかもしれない。

 

 〇対物理AICシールド「タンホイザー」

 ドイツのISならAICを使わないと! と思い考えた盾。詳しい説明は劇中でしているので省略。

 名前の由来は自分の好きなDSのゲーム「無限航路」の用語。「宇宙の墓場」的なものを指す単語らしい。

 ワーグナーの戯曲「タンホイザー」とは直接的な関連性は無いが、せっかくなので「理に背くもの」という(かなり)無理やりなルビを当ててみた。

 

 〇シュルトケスナー(大剣)

 正直、こんなに活躍するとは思ってなかった。

 どうしてこの名前にしてしまったのか、後悔しかない。

 ドイツ語っぽいというだけで採用せず、もっとカッコイイ由来の単語にすれば良かったと嘆くばかりである。

 気になる方はぜひ「シュルトケスナー もずく」でぐぐってみよう。

 

 〇ロートケールヒェンK9(自動式散弾銃)

 連続して7発まで発射できるオートマチックショットガン。ドイツ軍が開発したもの。散弾は特殊合金で攻撃力はかなり高い反面、その散弾が重すぎて銃のくせに射程はえらく短い。

 「ロートケールヒェン」とはドイツ語でコマドリのこと。あれ、あってますよね?

 なお作者のミリタリー知識は0に等しいため、型番のK9ってなに? と聞かれても、

「うーんなんだろうねぇ。でもなんかあ……かっこいいでしょお」

 としか言えない。

 

 〇極低温バスターソード「グラスコフィン」

 NO DATA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回「金虎(ジンフー)

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