IS-アンチテーゼ-   作:アンチテーゼ

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第八話 史上最強の師匠の弟子(シォン メイファン)

 ◇

 

 

 

 中国 河北省 

 

 生命を強く感じさせる色濃い木々。荒々しく露出した岩肌。夏の日差しに輝く、深緑と灰白で彩られた山々。

 大陸ゆえの雄大な光景を間近に望む、とある裾野(すその)に、その道場はあった。

 外観だけなら、道場と言うより屋敷や寺院と言ったほうがいいかもしれない。正面には荘厳(そうごん)な大門がそびえ、(へい)に囲まれた巨大な敷地は、東京ドームがすっぽり収まってしまいそうなほどの広大さだ。

 歴史を感じさせつつも美しく保たれた建物は、全体が朱に塗られている。特に正面大門は、染料が色あせた今もなお、周囲の緑と対比され強烈な存在感を放っている。

 その大門の前に一台の黒い車が停まった。『ロールスロイスファントムⅨ』。言わずと知れた超高級車、ロールスロイスファントムの最新モデルである。

 郊外の武術道場にはどう考えても似つかわしくないその高級車を、一人の男が柔和(にゅうわ)な笑みを浮かべながら出迎えた。

 縁の太い眼鏡をかけた男の顔には、うっすらと笑いジワが刻まれている。黒々とした短髪や真直ぐな姿勢から若々しい印象を受けるが、実年齢は40代後半といったところだろうか。

 ゆったりとした白い武術道衣をゆらしながら、男はにこにこと微笑んでいる。

 と、いきなり後部座席のドアが、ロールスロイスにふさわしくない乱暴さでバァンと開いた。そしてその中から、男めがけて何かが弾丸のように飛び出した。

 

「しぃぃーーーふぅぅーーー!!」

 

 背後の山々に反響するほどの大声を出しながら突っ込んできたそれを、男は両手で受け止めるとそのまま三回転して勢いを殺し、ふわりと着地させる。

 

「師父! いま帰ったでありますよ!」

 

 こちらを見上げパァッと笑顔を咲かせるそれに、いや少女に、男はやさしく答えた。

 

「はい、お疲れさまでした。おかえりなさい美煌(メイファン)

 

「ただいまであります!」

 

 元気に答える少女は、まるでおもいきり尻尾をふる小型犬のようだ。

 ダークグリーンの短パンに黒いタンクトップ、そこに薄いピンクのジャケットを重ねたラフな服装からも、少女の活発さがうかがえる。

 

 少女の名は熊 美煌(シォン メイファン)

 若干14歳にして、統派劉勁流八極拳(とうはりゅうけいりゅうはっきょくけん)の次期継承者に最も近いといわれている武術の天才であり、純近接格闘型IS『金虎(ジンフー)』の操縦者、そして中国の国家代表候補生である。

 凄まじい肩書きを有する彼女だが、師との再会を喜ぶ姿は普通の子供と変わらない。むしろその無邪気さから実年齢よりも幼く見えるほどだ。

 

 長い三つ編みをぴょんぴょんと揺らしながら男のまわりを跳ね回る美煌(メイファン)。男の方も、そんな彼女を目を細めて眺めている。

 その様子はとても微笑ましく、誰もがおもわず頬をゆるめてしまうようなやさしい光景だった。

 

 だが、その場にいるもう一人の人間には、そんななごやかな雰囲気はまったく無かった。

 もう一人とは言うまでもなくロールスロイスを運転してきた人物である。

 静かにドアを開け、運転席から出てきたのは、目つきの鋭いスーツ姿の女性。年齢は20代後半だろうか。エッジの鋭い眼鏡からのぞく切れ長の目は、男の柔らかいまなざしと見事に対称的だ。

 

「あなたもお疲れさまでした。ここまで運転してくるのは大変だったでしょう。わざわざありがとうございます、(ヤン)管理官」

 

 男が女性――楊 麗々(ヤン レイレイ)に声をかける。

 

「お気になさらずとも結構です。これも候補生管理官の仕事のうちですので」

 

 ひどくぶっきらぼうな返答だったが、別に怒っているわけではない。生来こういう、なにかにイラついているように見えてしまう気質の持ち主なのだ。

 

「しかし初めてではないですか? あなた自ら美煌(メイファン)を送ってくださるなんて」

 

 男が首をかしげる。

 彼女はその言葉通り、中国の国家代表候補生管理官である。何人か存在する候補生たちと上層部をつなぐ重要ポジションであり、本来なら運転手のような雑務をしている暇などない多忙な人物なのである。

 にもかかわらず、片道6時間を超える山道を運転してきたということは――

 

「なにかあったんですね。この子に関わることで」

 

「ええ、その通りです。詳しいことは中で話しますが、このことは国家機密レベルの話だとお考え下さい、(リュウ)さん」

 

 (ヤン)は厳しい表情で男に告げた。

 男の名は劉 瑛樵(リュウ エイショウ)

 統派劉勁流八極拳(とうはりゅうけいりゅうはっきょくけん)の正統継承者、瑛樵(えいしょう)流総合武術道場の三代目師範。美煌(メイファン)の師であり、徒手空拳の戦闘では中国で五本の指に入ると言われている達人であった。

 

 

 

 ◇

 

 

 

「おお、帰ったか美煌(メイファン)。また組手の相手を頼むぞ」

 

「ただいまであります、師兄! 手加減はしないでありますよ!」

 

「おかえりなさい、メイ姉! 震脚のコツを教えてもらう約束、忘れてませんよね!」

 

「ただいまであります、小狼(シャオラン)! もちろん覚えてるでありますよ。夕飯の後いっしょに練習するであります!」

 

 道場の中に入ると、稽古の途中だった美煌(メイファン)の兄弟弟子、姉妹弟子が次々と声をかけてきた。美煌(メイファン)はそのすべてに「ただいまであります!」と元気よく返事をしていく。

 現在、瑛樵(えいしょう)流総合武術道場には200人近い門下生がいるが、放っておくと美煌(メイファン)はその全員にあいさつをしに行きそうな気配であった。

 それでは日が暮れてしまう、と(リュウ)(ヤン)の二人は美煌(メイファン)を引きずって談話室まで連れていくのだった。

 

「しばらくこの部屋には誰も近づけないように。あなた達も中の会話を聞いてはいけません。いいですね」

 

 (リュウ)は数人の師範代にそう言いつけると、静かに談話室の扉を閉めた。そして(ヤン)を四人掛けの丸テーブルにかけさせ、自分はその正面に座る。

 

「それで、話とはなんですか? 美煌(メイファン)になにかあったんですか」

 

「いえ、(シォン)候補生になにかあったわけではありません。これからなにか起きるかもしれない、という話です」

 

 二人の横にちょこんと座った美煌(メイファン)をちらりと見た後、(ヤン)は話を続ける。

 

「結論から申し上げますと、『アンチテーゼ』が中国に来ている可能性があります」

 

「アンチテーゼ……ですか。すみません、こんなへんぴなところで暮らしていますと、どうも世事に(うと)くなってしまいまして。少し説明をいただきたいのですが」

 

 (リュウ)が申し訳なさそうに頭を下げた。

 (ヤン)は、「いえ」と首を振る。

 

「こちらこそ説明不足でした。六日前、ドイツで行われた新型ISの発表イベントを何者かが襲撃しました。自らを『アンチテーゼ』と呼称したそのテロリストは全世界のISを破壊すると宣言。実際にドイツの第二世代を一機破壊して行方をくらましました」

 

「ISの破壊、ということはアンチテーゼのほうもISを?」

 

「はい。それも第三世代と思われる、極めて高性能の機体です」

 

「ああー、それで機密扱いですか。なるほどなるほど」

 

 うんうん、とうなずく(リュウ)

 その横では美煌(メイファン)がクエスチョンマークを4つほどくっつけて、訳知り顔の二人を交互に見ている。

 

「その通りです。テロリストがISを所持しているなど、本来あってはならないことですから。すぐに報道管制がしかれましたが、いくつかの局のカメラがその様子を中継してしまい、ついこの間まで大騒ぎになっていました」

 

 その言葉に(リュウ)は不思議そうな顔をした。

 

「ついこの間まで、と言いますと、もう下火になっているのですか? ことがことですし、もっと大事になっているのかと思いましたが」

 

「簡単なことです。『アンチテーゼは無事メンバー全員が拘束された』。すぐにそういう報道を行いました。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「おやおや。つまりこの事件は表向きはもう終わっているわけですか」

 

「はい。すでに終わった事件であれば、大衆の興味をそらすのはさほど難しいことではありませんので。しかし実際には、いまだにアンチテーゼの行方はわからないままです」

 

「それが今、中国に来ていると」

 

「あくまで可能性ですが」

 

 (ヤン)がクイと眼鏡を指で押し上げる。

 その横では美煌(メイファン)が頭から湯気をふいているのだが、おそらく(ヤン)の目には映っていない。

 

「先日ドイツ政府から通達がありました。アンチテーゼが強奪した機器のひとつから偶然発信された信号をキャッチした、と。場所は我々の領海内だったそうです」

 

 ふうむ、と(リュウ)は腕組みをする。

 

「ちょっと偶然ってのが引っ掛かりますね。上層部はその()()を鵜呑みにされたので?」

 

「もちろんそんな都合のいい話を丸ごと信じたりはしません。ただ、現在中国とドイツはかなり深いところでの友好関係を築いています。日本で候補生同士の軽いいざこざはありましたが、その程度で国家間の関係性に大きな変化はありません。であれば、情報源が多少不明瞭(ふめいりょう)でも警戒するに越したことはない、との結論に至った次第です」

 

「なるほど、それで私と美煌(メイファン)にも注意しておけと」

 

「その通りです」

 

「あのぅ、師父、(ヤン)さん……」

 

 ここで会話にまったくついてこれていなかった美煌(メイファン)がとうとう音を上げた。

 

「自分、難しい話はあまり得意ではないのでありますが……ここにいなきゃダメでありますか?」

 

 (ヤン)がジロリと美煌(メイファン)をにらむ。

 

「うっ……」

 

 普段のそれからさらに鋭さを増した視線に、美煌(メイファン)は思わず萎縮(いしゅく)してしまう。

 

(シォン)代表候補生、これはあなたを守るための話です。今の発言は少しばかり思慮に欠けます。自分の立場と状況について、もっときちんと認識しなさい」

 

「で、ですが……」

 

「二度同じことを言わせないように」

 

「う……はい……」

 

 虎どころか子猫のように縮こまってしまった美煌(メイファン)。それを見て、(リュウ)が笑いながら助け舟を出す。

 

「ま、ま、そのくらいにしてあげて下さい。お話は十分理解しましたので、美煌(メイファン)にはあとでしっかりと伝えておきますから」

 

「しかし、これは本人の――」

 

「実を言うと、ちょうど私にも内密にお話したいことがあったんです。アンチテーゼ(こっち)については具体的な話が長くなりそうですし、先に話しておきたいのですが」

 

 鋭いナイフのような視線と柔らかい水のような眼差(まなざ)しがぶつかる。

 結果は(リュウ)の勝ち。水はナイフでは切れない。

 (ヤン)もこの二人とはそこそこ長い付き合いだ。(リュウ)過保護モード(この状態)になった時の頑固さはいやというほど知っていた。

 

「……わかりました。(リュウ)さんの話をうかがいます」

 

「だそうですよ、美煌(メイファン)。兄弟たちに元気な姿を見せてあげて来て下さい」

 

「は、はいっ! 感謝であります、師父! (ヤン)さん!」

 

 ペコリと頭を下げたあと扉を開け嬉しそうに走っていく美煌(メイファン)を、(リュウ)はにこやかに見送った。

 

「相変わらず(シォン)代表候補生に甘すぎます」

 

 扉を閉めてテーブルに戻ってきた(リュウ)を、(ヤン)は冷めた目で見ながら言った。

 

「まったく、自分も同感ですよ。どうしてこう甘やかしてしまうんでしょうね」

 

 (リュウ)は笑いながら答えた。

 だが、ふと、それまで微笑みを浮かべていた(リュウ)が、遠くを見つめるような目つきになる。

 

「あれからもうすぐ8年になりますね。政府(あなたがた)美煌(メイファン)を連れてきたあの日から」

 

 8年前の夏、突然連れてこられた幼い少女。政府の人間は、この子に(リュウ)の武術を教えてほしいと言ってきた。

 少女の名前は熊 美煌《シォン・メイファン》であるということ、年齢は7歳だということ。彼らはそれしか教えてはくれなかった。

 

「あの子はもうすぐ15歳です。ほんとうにいい子に育ってくれました。血はつながってはいませんが、本物の娘のように思っています」

 

「……私から見ても、時々お二人が本当の親子のように見えるときがあります」

 

「はは、嬉しいですね。……でもね。そうやってだんだんと成長していくあの子を見ていると、考えずにはいられないんです」

 

 (ヤン)に向けられた瞳が暗くなった。それは世界の闇を知っている者の瞳。

 

「あの子が誰から、いや()()()()()()()()()……」

 

 吸い込まれそうな漆黒の瞳が、じっと(ヤン)を見つめる。

 

「あの子はまだ子供です。身体が完成するには早すぎる。それなのに、内功も外功も、大人の倍の強さで練れてしまいます。この道場にも美煌(メイファン)に勝てる者は数えるほどしかいません。もっと端的に言いましょうか」

 

 (リュウ)が眼鏡を外し、そっと机に置いた。

 

「あの子の強さは人間から離れすぎています」

 

 (リュウ)の瞳に映った自分自身と目が合った時、(ヤン)はまるで水中にいるかのような息苦しさに襲われた。

 

「8年前のあの日、あなたはとても悲しそうな、そして何かに(いきどお)っているような、そんな目で美煌(メイファン)を見ていました。あなたはすべてを知っている。そうでしょう?」

 

 目の前の男から、真っ黒な気配がゆっくりにじみ出す。

 濁った水に引きずり込もうとするような暗い殺気――。

 それにあてられて息も絶え絶えだというのに、それでも(ヤン)(リュウ)の瞳から目をそらすことができない。

 

「お答え……すること…は……で、できません」

 

 (ヤン)はカラカラに乾いたのどからわずかな空気を絞り出し、なんとかそう言った。

 このまま(リュウ)が殺気を放ち続ければ、それだけで自分は死ぬかもしれない。

 そう考えた瞬間、(リュウ)の殺気が消えた。

 

「っ……はぁ、はっ、はっ……」

 

 荒い息遣いで、崩れ落ちるように椅子にもたれかかる(ヤン)

 

「すみません。感情にまかせて大人げないことをしてしまいました。私もまだまだ修業が足りませんね」

 

 (リュウ)は静かに立ち上がると、深呼吸する(ヤン)に背を向けた。

 

「あなたがそういう立場の人間であることは理解しています。美煌(メイファン)の出生について私に話せることが無いということも。ただ、あの子はまだ不安定だ。肉体は強靭でも心がそれに追いついていない」

 

 (リュウ)の視線の先には棚に飾られたいくつかの写真立てがあった。

 ゆっくりと棚の方へ歩き、その中から笑顔で写る美煌(メイファン)の写真を手に取る。

 

「あの子は今、自分の強さに疑問と不安を持ち始めています。なんのために力を使うべきなのか、あの子の中でまだ答えは出ていないんです。

 ですから、私はあの子をIS操縦者にすることには反対でした。指針(ししん)なく過大な力を手にすれば、待っているのは修羅の道と悲しみだけです。

 私はあの子にそんな思いはさせたくない」

 

 背を向けた(リュウ)の表情はわからない。だが、(ヤン)はその言葉から、(リュウ)自身の後悔のようなものを感じていた。

 

「ですからね、(ヤン)さん。あなた方があの子を道具扱いすることは絶対に許しませんよ。例えあの子がどんな出自であろうとも、ね」

 

「……もちろんです」

 

 「美煌(メイファン)はあなたがたの役に立ちたいとISを受け入れています。今はまだそれでもかまいません。ですがこれだけは忠告しておきます。いつかあの子が自分の進むべき道を求めて自由を願った時、もしその邪魔をするのであれば――」

 

 (リュウ)が写真をそっと棚の上に戻す。

 

「私は持てる力のすべてを使ってあなたがたの敵になりますよ」

 

 (ヤン)はごくりと唾を飲み込んだ。静かに告げられたその言葉が、まるで首にそえられた大鎌のように恐ろしく思えた。

 

 ポーーーン ポーーーン

 

 突然鳴り響いた時計の音に、(ヤン)の体がビクッと跳ねる。

 

「おや、もう昼食の時間ですか。どうです? あなたも皆と一緒に食べていきませんか?」

 

 そう言って振り返った(リュウ)の目は、もういつもの優しい目だった。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 案内された食堂では、200人の門下生が全員で昼食の用意をしていた。

 

「ご飯はいつも全員で食べるんです。共に学び、共に暮らす家族のようなものですから。日本では『おなじ釜の飯を食う』と言うそうですね」

 

 嬉しそうに話す(リュウ)からは、やはり先ほどまでの凄みは微塵(みじん)も感じられない。

 だが(ヤン)はあらためて、目の前の人物が、素手で簡単に人の命を奪うことのできる男なのだと実感していた。

 

 ――ただでさえアンチテーゼという危険因子が存在する今、この人まで敵にまわすのは絶対に避けたい

 

 深刻な表情で考え込む(ヤン)。いつにもまして険しいその目つきに、八宝菜の大皿を運んできた少年が(おび)える。

 そんな少年を気づかうように、(リュウ)は明るく声をかける。

 

「おお、今日は八宝菜(パーパオツァイ)ですか。美味しそうですね。小狼(シャオラン)も手伝ったんですか?」

 

「は、はい!」

 

「それはいい。小狼は武術の才能はともかく、料理の才能はすばらしいですからね」

 

「そんなぁ、師父ー!」

 

 二人のやりとりにまわりから笑い声があがる。

 笑いあう門下生たち。和やかな空気。まさに団らんの食卓であった。

 だがやはり、(ヤン)一人だけは厳しい顔のままであった。

 

 ――私はこんなところでのんきに昼食を食べていていいのだろうか

 

 アンチテーゼは今どこで何をしているのか。それを考えると彼女はどうしてものんきに食事をする気にはなれなかったのである。

 けっきょく皆が食べ始めた後も、(ヤン)は目の前に置かれた山盛りの八宝菜をひたすら神妙な顔でにらみ続けているだけであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回「のんきな作戦会議(ランチタイムミーティング)

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