「愛情」が貰えなかった男の物語。   作:幻想入り専門家

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最近、あまりにも書いてなかったので。書いてみました。
出来れば見ていただけると嬉しいです!

では、どうぞ!


幻想郷へようこそ〜ー

「虐め」…それは相手を痛めつける行為である。そしてそれを大人は止めていた。……だが、偶に教師や隣人、又は親が行う場合がある。

 

ー……それを人は「幼児虐待」と言った。

 

ー……だが、それを止めてくれる人がいなかったら?友達からも、知り合いからも、家族からも。

 

「……そんなこと、、俺には、耐えられない。」

 

そして、足で地面を蹴飛ばし崖から飛び降りた。次の人生が良くなると信じて、、。

 

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ー第1章ー全てから拒絶された男ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゔっ、、、頭が、、」

 

ひどい頭痛で目が覚めた。あまりにも痛い為か、周りがぼやけて見えていた。そして、ゆっくりと視界が戻ってくる。

 

「どこだ、?ここ」

 

周りに見えるのは、「霧」だけだった。そしてその霧は晴れる事なくずっと曇っていた。

 

「おーい!、誰かいないか!…ーーッ"!?」

 

先程の頭痛が強くなり、立てなくなる。

 

「ぐゔっ!!ああ"っ!!」

 

頭が殴られた様に痛い・痛い・痛い・、、。涙を流しながら頭を掴む。

 

……そうした瞬間だった。

 

「ッ"!?、、夢、?、」

 

目の前が明るくなり、全く知らない場所にいた。

 

「一体どうなってるんだ、、?、良くわから、、、!?」

 

そう、"全く"知らない場所にいたのだ。自分の家とも違う。

知人の家とも違う場所に…。

 

「ハハッ、夢なら覚めてくれ。頼むから。な?」

 

怖いという感情ではない。色々あり過ぎて可笑しくなっただけだった。そして夢じゃ無いか確認する為にある行動をとる。

 

「ふにーー…イダッ!」

 

痛かった。

 

「じゃあ、夢じゃないのか。どこなんだ?ここ。」

 

広くも狭くもない和室。明らかに誰か住んでいる感じだ。(部屋の電気ついてるし。)

 

自分の右腕には包帯が巻き付けられていて、布団の上で座っている事が分かった。

 

「ままぁ、兎に角誰かいないか呼んでみないとだな。、おーい!誰かいませんかー!」

 

「はーい!今行くわよ〜!」

 

とても透き通っていて、美しく声が帰ってきた。少し、ドキッとしながら女性を待つ。

 

「(綺麗な声だなぁ。誰が来るんだろ、、。)」

 

シュッ、、。

 

「ああ、起きたのね。おはよう。」

 

……そこにいたのは般若のお面を掛けた女の子がいた。

 

「え?、、はぁ、おはようございます、、?。」

 

混乱している。とても混乱している。絶対に顔が綺麗な女の子がお面をして話をするのはどうかと思う!っていうより話してると吹き出しそうなんだけど!?

 

「…あら?私の事を見ても逃げないなんて凄い度胸ね?。」

 

腕を組みながらそう言う少女は、近付いてくる。

別に自分は何の度胸も必要がない。逆に、近づけば近づく程、ドキドキが強くなっていた。

 

「……ふぅ…ふぅ…はぁ、…、」

 

 

突如…お面の内側から声が聞こえる。その音は近づくたびに大きく強くなっていることが分かった。

 

「大丈夫ですか?。」

 

近寄って来る少女にそう言う。

 

「……えっ?……あっ、、な、なんでも無いわよ!?、」

 

お面越しからでも照れているのがわかる反応をした。(耳も赤くなって居た。)

 

「本当に大丈夫ですか?、、」

 

俺は顔が赤い人には必ずある行動を取る。理由は熱が無いか確認する為だからだ。

 

スッ、、コツン。

 

ーー…俺は仮面を取り、額に自分のを当てた。ーー

 

「ーーッ”!?!!」

 

「ー…良かった。熱はなくて。、、。」

 

まさか、この言葉をかけただけであんな事になりなどこの時の俺は知る由もなかった、、。

 

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「……暇ねぇ、、。」

 

彼女の名前は博麗霊夢、一応この幻想郷を守る人物だ。他にも何人かはいるが今は気にしないでいいだろう。

 

「あ、パトロールするのを忘れてた、。」

 

彼女はいつも昼ごろになるとパトロールをする。それは彼女の仕事でもあるからだ。基本、博麗の巫女は「人」と「妖怪」の秩序を守る事。だが、彼女の場合は暇だからの方が多い。

 

「…うーん、、今日はなんか勘が「行け」って言っている気がするのよねぇ、、。」

 

基本的に面倒くさがりやの彼女は余り動こうとしない。誰かに任せっきりの方が多い。…ーじゃあ何故皆んなから好かれているのか?…それは彼女の実力もそうだが、「勘」が理由だ。

 

普通の人の勘は五分五分で当たるが、霊夢の場合、9割の確率で当たる。そして、何より戦闘能力が以上に高いだからだ。

 

「行こうかしらね、、。」

 

勘は霊夢の主な潜在能力だ。だから大体信じていれば当たる。

 

「、、ん?、何アレ?」

 

視線を横にすると、人が倒れているのが見えた。

 

「え"、、死人、?、」

 

少々嫌な顔をしながら近づいて行く、そして顔が見える位置まで行くと、、。

 

 

 

……ー自分の目を疑った。ー……

 

 

 

「お、お、お、男ォォ!?しかもイケメン"!?!」

 

そう、目を疑う程の綺麗な顔をした男が倒れていたのだ。神社の傍で、。

 

「う、あ、、あ、ど、どうしよう、、。理性が、。」

 

手汗がやばい状態で、ゆっくりと男に近づき体を揺すいだが、まだスヤスヤと眠っていて起きなかった。

 

「…しょうがないわよね、、。起きないのが悪いんだし、、。」

 

ゆっくり、ゆっくりと、近づく。そして男の手に触れた。

 

「(うわぁぁぁぁ〜〜!!!触れちゃったァア"!!!)」

 

二度と触れる事の無かった「男」の手。しかも、今まで見た事無い位の綺麗な顔立ちをした男の手。彼女は自分の理性を封じ込めるだけで精一杯になった。

 

「(…ーフンッ!!……私には……やるべき事が、あるのよ!)」

 

…それを、力づくで押し込める。

 

「はあ、はあ、はあ、、ふぅ。、、さて、、どうしようかしらね?、。」

 

「(力づくで神社まで持って行く?、。でも、、)」

 

博麗神社は、かなりの人が集まる。そして稀に賢者まで現れるとなると些か危ないのだ。

 

「(、あっ、そうだ!。この人が起きるまで待てば良い話よね。アイツが来ても追い払えば良いし。)」

 

よし!、と言う顔をしながら浮遊させ神社の中に入って行った、、。

 

ooooo

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、、そういう訳で、、。連れてこられたらしいのだが、。

 

「ーーは〜い!アーン♡」

 

……ど・う・し・て・こ・う・な・っ・た・?

 

腕も使えてる。足も首も全て動くんだ、。だが、何故だ?口元に料理が運ばれるのは?、。嬉しく無い訳では無い!。自分の感情は恥ずかしさしか無い!!。

 

……ん?、、なんでこうなったかって?。、教えてやるよ、。そう……

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ーーこれは、回想に入る前の出来事の話。ーー

 

 

 

 

 

 

スッ、コツン

 

「えっ、、、、」

 

頭に当てられた一つの感触。その光景に私は見覚えがあった。ーーそれは…本。

 

前、魔理沙が持って来た、…一つの本。名前は少女漫画というらしい。私は、その内容の一つを思い出す。

 

内容は、少女が熱を出し、知り合いの男性が見舞いに来るシーンだった。男性は無言のまま近づきーー

 

……額を当てた。……、そう。今と似たような形で、。

 

……私は、そのシーンが一番好きだった。自分もこんな事されて見たいと思った。、だけど、無理だとも分かってた。自分は「醜い」と、分かっていたから、。

 

…その無理だった事が、今、起きている。しかも里の人達よりも綺麗な顔立ち男性が、私に対して、。

 

そう分かった瞬間。…私は「壊れた。」

 

、、、、、

 

「……う、ん、」

「……嬢、さ、」

「……お嬢、さん、」

 

「……お嬢さん!!」

 

「………」

 

「どうしたんだ、、一体、?。」

 

俺は、座り込んでからピクリともしない女の子に声を掛け続けていた。だが、、

 

「………」

 

ー…全く、動か無かない。

 

「うーん、、どうした、ら、ん?。」

 

…筈、だった、。

 

「ん、んん、、。あ、あ、。」

 

突然に目を開けた。そして、よく見ていなかった俺は今気付く。

 

「(び、び、美人!!??マジかよ!?)」

 

…その顔立ちに惚れている時だった。

 

「(、と、兎に角。こえ…"ガバッ!"!??)」

 

…突如。女の子に抱き着かれた。、何が起きたか、、それは直ぐには理解が出来なかった。

 

「だぁーい好き!!お兄ちゃん!♡」

 

「、、は、はぁぁぁぁぁああ!!?、、。」

 

…いきなり抱きついた子の名前すら分からない俺。そしてこれが、満面の笑みの女の子との出会いだった、、。

 

To.be.continued…

 


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