ドラゴンボールの6つ集まっているところに向かおうとする悟空
しかし、レーダーを付けながら外へ出ると沙英が言い出す
沙英:これって、やまぶき高校じゃない!?
悟空:やまぶき高校ってどこだ?
沙英:えっとね、このアパートの前にある建物がそうだよ……ゆの、つまり悟空さんの体の主が通ってる学校だよ
悟空:へぇ~そうなんかぁ……んで、ドラゴンボールはそこにあるわけだな
宮子:みたいだね
ヒロ:でも何故やまぶき高校なのかしら……誰かいるのかしら
悟空:………いるみてぇだな、気を感じる……めっちゃ悪ぃ気だ……戦いになるこたぁまちげぇねぇ
宮子:どうするの?ゆのっち
悟空:行くしかねぇ、この体でどこまでやれっかはわからねぇが、幸いスーパーサイヤ人にはなれっからな、何とかなるさ
悟空は鼻を指でこすった
沙英:気をつけなよゆの
悟空:おう、それからヒロ!メシあんがとな!
ヒロ:……あ、いえいえ……えっと、悟空だったかしら……?
悟空:ああ、でもゆのって呼んでくれ!おめぇたちにとっちゃそうだかんなぁ
宮子:ゆのっちの声で言われるとちょっと違和感ありますな
悟空:へへっ、新鮮だろ?
沙英:新鮮というか、違和感というか
その時屋上から何かが光る
悟空:やべぇ!伏せろーーーーーっ!!!
悟空は手をバッとして皆を伏せさせる
皆は悟空の言ったとおり伏せる
すると、細い気功波が地面に当たった
悟空:誰だっ!
しかし、姿は見せず
悟空:くそぉ、姿は見せねぇ気か……ちょっくら行ってくる!
宮子:ゆのっち!学校行くなら制服着ないと
悟空:い!?
悟空は宮子に連れられゆのの部屋へ
そして制服を着せられる
もちろん、目隠しされた
悟空:なんか、下んとこスースーすっぞ……スカートってなぁてぇへんだなぁ
宮子:ゆのっちファイ!
沙英:いや、悟空……フフッ……ゆの、頑張ってきなよ
ヒロ:ゆのさん、待ってるわよ
悟空:…………
悟空は一旦立ち止まった
しばらくすると振り向きニッコリ笑った
その顔は、まさしくゆのだった
ゆの:宮ちゃん、沙英さん、ヒロさん……ありがとうございます、行ってきます!!
宮子:ゆのっち
沙英:ゆの
ヒロ:ゆのさん
そして、再び前を向く
悟空:じゃあ、行ってくっかんな!
悟空は部屋を後にした
宮子:今、ゆのっちだったよ
沙英:……さっきはゆのの記憶の方が強かったのかな
ヒロ:………謎ね……でもそうなのかも
そして、悟空はやまぶき高校へと足を踏み入れる
はたしてドラゴンボールを集めている敵とは誰なのか!!